■概要 穏やかな風が吹く、果てしなく広がる空と無辺の草原。 みずみずしく息づく自然に満ちているものの、動物の気配は一切しない。 爽やかで、静かで、しかしどこかさみしい場所。 たったそれだけの「異界」。
■詳細 常世渋谷付近、および常世島のどこかから不意に「迷い込む」ことがある場所。 発生が確認されたのは今夏から。 どこまで歩いても飛び回っても、どこにも辿り着くことがない。 「出たい」という意志を持てば、空間のゆらぎが生まれ、そこから退出することができる。
意図をもって入場することは難しい。 「空」と「自由」、いずれかの要素に惹かれる心の持ち主が「迷い込み」やすい。 また、同時期に二名が「迷い込んだ」としても出くわすとは限らない。
怪異が巣として生み出した領域「異界」であることは祭祀局の見解からも間違いないが、 主である怪異は討伐済みで、空き家のようなものである。 祭祀局の調査が時折入るものの、危険性は皆無と判断されている。 旧時代の怪異の領域構築術のサンプルとしても、現状は「保存」の意向が示されている。
■余談 時折、大鷲の鳴き声が聴こえるらしい。 時折、大鷲の羽が一枚、舞い落ちてくることがあるらしい。 噂話。
該当異界の発見・開拓を行ったのは、報告上は偶然迷い込んだ一名の風紀委員である。
■PLより 静かな場所です。だいたいフリー。 大規模な破壊とかはご遠慮ください。 |
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