公式イベント「後期期末試験」及び「国際異能発現者連絡会議・世界魔術協会査察団派遣」

「後期期末試験」
及び
「国際異能発現者連絡会議・世界魔術協会査察団派遣」
学園都市の一大イベント
期間:2/6~2/13
場所:学園地区・実習地区などの試験会場
参加条件:生徒・教員・連絡会議、魔術協会関係者等

「後期期末試験」概要

「本日より後期期末試験開始となります。
 受験対象の学生は掲示された試験要項を参照し、受験日・会場を確認してください。
 教室棟・演習場が主な試験会場となります。
 レポート提出の場合は期限厳守となります。くれぐれも遅れないようにしてください。
 なお、異能制御試験を受験する際に体調面などで不安のある生徒は保健室にて相談を受けて――」
 ――生徒会広報より通達

 常世島情報通信網や教室前掲示板、各学生寮の掲示板などに後期期末試験開始の告知が掲示された。
 基本的に筆記試験は教室棟、実技試験は演習場で行われる。
 しかし、講義・教師によって試験内容な異なり、試験会場も上記の限りではない。
 かなり特殊な内容の試験も存在するため、試験を受ける際はよく確認を行う必要があるようだ。
 近年では現実の会場にて受ける試験の他に、ネットワーク上で行われる試験も増えてきている。

 実技試験は異能や魔術、特殊能力の制御に主眼が置かれる。
 決してそれらの破壊力や性能の良し悪しを測定することを目的とはしていない。
 ただし、卒業後に怪異や犯罪組織などと戦うような職業につくことを希望する学生を対象とした授業については、戦闘的な試験も行われることもある。
 伝統的な魔術・宗教関係の講義では、儀式・祭儀の演習試験も行われる事が多い。

 試験内容は授業やカリキュラムの内容に応じて異なるが、専攻する学問領域に関する筆記試験、異能や魔術・異世界に関する筆記試験、実技試験、レポート提出などが多い。
 研究をメインとする学生は「学会」での発表も単位として認められる。
 異邦人の場合は「地球」の歴史などについての試験を受ける者が多いようだ。
 異能や魔術の実技試験は能力の高さ・低さを測定するものではなく、それを如何に自らの意志で制御できるかが問われる(授業や講師によっては例外もあり得る)。
 異能や魔術の制御については個人差が大きいため、試験結果如何によってペナルティが加わるわけではない。
 委員会活動や部活動、その他課外活動の働きによって単位を十分に取得している学生については必ずしも試験を受ける必要はない。

PL向け情報

 後期試験開始となります。
 個々人でお好きなように試験を受けていただいて結構です。
 試験形態は筆記・実技・レポート提出などがあります。
 学会等での研究発表も単位として認定されることとします。

 試験期間内に当サイトで遊べなかった場合も、試験については受けたということにしておいていただいて問題ありません。
 試験会場は教室棟・実習地区などに主に設けられますので、ご自由にご設定ください。
 部屋が埋まっている場合は設定自由部屋などもご利用ください。
 試験内容は授業によって異なります。上記の記述を参考にご自由にご設定ください。
 試験結果によってペナルティは基本的に加わらない形になりますが、授業や教師によって補習などもありえるでしょう。

 特に運営側から合否について条件などを提示することはありません。
 各自お好きなように合否判定を行ってください。
 教師などが主催する試験イベントに参加する場合は、その内容に従うようにしてください。

 【噂・風聞・イベント告知用チャット】、wiki内のイベント告知・募集掲示板、あるいは自ら試験内容のwikiページを作成するなど、各自が設定した試験内容の告知を行っていただいても構いません。
 教師PC(あるいはNPC)が主催する試験イベントを行っていただくことも可能です。

 当イベントの目的はPCの能力的な優劣を定めることではありません。
 試験期間という状況を利用し、交流を行っていただければと思います。
 試験中のパプニングなどは特に問題ありませんが、相談無く突如乱入した上で暴れまわるなどの試験の進行が不可能になるような行為はご遠慮ください。
 普通に試験を受けたいというPLがいた場合はそれを優先してください。

 試験結果は最終日2/13以降に発表されるものとします。
 発表されたかどうかなどのロールプレイについても各個々人でどうぞ。

「国際異能発現者連絡会議・世界魔術協会査察団派遣」概要

 今回の試験期間前及び試験期間中に、「国際異能発現者連絡会議」(以後「連絡会議」と表記)「世界魔術協会」(以後「魔術協会」と表記)による査察が行われることとなった。
 連絡会議・魔術協会の「本部」からの査察団の派遣であり、こういった形式での査察・視察は異例である。
 特に、魔術協会の本部の置かれたアメリカ合衆国マサチューセッツ州アーカムのミスカトニック大学から、魔術協会幹部の「アリシア・カーター」が魔術協会査察団の代表として派遣されることとなり、話題となっている。
 彼女はセイラム魔女裁判を回避したとある高名な魔術師・妖術師の末裔であり、魔術協会セイラム支部(マサチューセッツ州セイラム)の支部長も務めている。
 彼女に付き添う形でセイラム支部に所属する「魔女」たちが学園内で見かけられることとなるだろう。
 目的としては、常世学園において、生徒へ正しく「異能」や「魔術」の教導・評価が行われているか、常世学園内の「異能者」「魔術師」の権利等が護られているかなどの実態を確認するためであるとされている。
 わざわざ「試験前」「試験中」という学園側が忙しい時期に査察団を派遣する理由は、学園側による隠蔽などを行いにくくするためであると考えられている。

 こういった査察・視察は、連絡会議・魔術協会両団体が常世島に置く「常世島支部」によって、ある程度の間隔で定期的に行われ、学園としても公式に受け入れているものである。
 しかし、今回は異例の時期の実施である。「常世学園支部」を設置していながら、そちらからではなくそれぞれ「本部」から査察団を派遣した理由としては、この査察の意義の重さや、学園への圧力を強めるためと目されている。
 実際に査察団が強権を発動し、学園の機密を暴くような真似ができるわけではないため、今回の査察団の派遣は、常世学園に対する政治的な存在感を示すための示威行為であると言えるだろう。
 常世学園の存在とその建学の精神は、必ずしも両団体の理念と全てが合致するわけではないためである。

 本年の後期期末試験直前の授業、および試験期間中は、授業場所や試験会場に両団体の査察官が現れ、視察を行うことになる。
 授業・試験の妨害等をしないこと、授業・試験中の生徒への不用意な干渉を行わないことなどが予め学園側に誓約されている。そのため、授業・試験そのものへの影響は少ない。
 生徒や教員にとっては、多少の居心地の悪さは生まれる可能性もあるだろう。
 試験後の教員への試験意義などに関する質問を行うことは許可されている。本来そういった質問は一人ひとりの教員に説明させるべきものではなく、学園全体として答えるべきものだが、現場で授業・試験を行う教員に直接話を聞きたいという両団体の希望により、今回のような形式となった。
 生徒に対しても何かしらの質問・ヒアリングが行われる場合があるが、返答を行うかどうかを含めて任意である。断ったとしても生徒に不利益が齎されることはない。
 全ての試験に査察官が派遣されるわけではないため、そういった心配を行う必要のない生徒や教員も少なくない。

 試験期間中に「異能学会」「魔術学会」の学術大会が常世島にて催されていることもあり、両団体からは多くの異能者・魔術師が常世島に集まる時期でもある。
 故に、試験期間中の査察は両団体にとっては極めて利便性が良いと言える。
 連絡会議・魔術協会同士の関係は必ずしも良いものではないため、査察団はそれぞれの団体がそれぞれに派遣するものであり、合同の査察というわけではない。
 連絡会議・魔術協会に所属する生徒・教員は、査察の公平を期すために査察団に参加することはできない。
 なお実際には、両団体に所属する生徒・教員が密かにやり取りを行うこともあり得るだろう。

 想定される査察官からの質問は以下の通りである。あくまで一例であり、これらが全てというわけではない。

 これらの質問にどう答えようと、回答した教員の待遇に影響が及ぶことはない。ただし、その返答内容次第では、両団体と教員個人の関係が悪化、あるいは進展することはあり得る。

PL向け情報

 「国際異能発現者連絡会議」「魔術協会」の査察団派遣については、ご興味のある方は積極的に利用していただいて構いません。フレーバー的に利用する形でも、話題にする形でもご自由にどうぞ。NPCとしての査察官を、NPC発現機能を用いて動かしていただくことも可能です。
 連絡会議・魔術協会に関係する生徒・教員、その他PCが、両団体に情報を渡したり何かしらの暗躍、潜入調査など行っていただくことも可能ですが、授業や試験の進行を妨害するような行為や、殺人などの重大な犯罪を行うというような行為はご遠慮ください。今回のイベントでは、表向きには両団体の不正などは発覚しなかったという形になります。

 特にこの査察団に関して興味がない、関わりたくないといった場合は、この査察団については無視していただいて構いませんし、授業や試験内に査察官が派遣されていないということで考えていただいて大丈夫です。
 要するに、査察団派遣イベントに関わりたくない利用者は、このイベントに関知する必要はないということです。あくまで利用者の任意の参加になります。

 「国際異能発現者連絡会議」「世界魔術協会」についてはこちらをご参照ください(学外組織以下を参照)。

後期期末試験問題・課題投稿

後期期末試験の試験問題・課題などを書き込むことのできる掲示板です。
本サイトの規約・世界観はお守りいただいた上で、ご自由にお考えください。
試験を受ける際のフックとなるようなものを自由に提供し、利用するといった遊び方を推奨します。
なお、教師PCでなくとも試験問題の投稿が可能です。
生徒PCの場合、お名前はNPCとしての教師名などを考えてご記入ください。下記の構文メモを参考に、PC名簿アドレスなどもご記載ください。

+  構文メモ

掲示板の投稿フォームにおいては、改行がそのまま反映されます。

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を利用する必要はありません(一行コメント内では必要です)。各記事の編集は、それぞれの記事の見出し右側の鉛筆マークをクリックすることで、個別に編集が可能です。
削除を行いたい場合は、該当する記事の記述を編集で削除してください。


よく使用するwiki構文まとめ




+  試験問題・課題リスト


【答案】後期期末試験問題:魔術医療 Edit

とある魔術師だった者【NPC】 (2022-02-06 (日) 21:47:43)

 
【注意:答案】
 
 解く前に見ないこと。



───────────────────────────

・魔力を用いた治療が可能なら、いくら傷を負っても魔力が足りる限り問題無い。
 【偽】
 治癒を受ける側であっても、基本的な治癒魔術は被術者の魔力や体力と言った要素を使用する場合が多い。
 続ける内に魔術の効きは弱くなる可能性がある。 

・魔力を体力に変換出来るのなら、体力は無尽蔵である。
 【偽】
 元より魔力を持たない人間であるなら話は違うが、元々あった魔力が尽き果てることには必ず人体に影響を及ぼす。
 ……そんな都合の良いものはそうそう存在しないだろうね。

・魔術医療を極めたのならば、病院は不要だ。
 【偽】
 ……おい、この解説欄は何のために必要なんだ? 問題考案だけが仕事じゃなかったのか?
 まあいい……一般的な病気を治すのにはとんでもなく高度な術式や費用がかかる。
 つまり、病院のほうが安上がりで人間に最も“効く”ということだよ。 

・人体のあらゆる損傷には魔術医療だけでは補えないものが存在する。
 【真】
 ……同上。
 命とかな。人間は死んだら死ぬだろ?


『“現代医術に関しては一般的な知識しか持たないが、魔術としての治療が可能な魔術師”として正しい行動』
 というのは、前の問題でも行った通常の医療と魔術医療の領分の理解を問題にしている。
 つまり、治癒魔術を持っているからだなんて考える前にさっさと救急車を呼べという問題だな。
 薬を飲ませる系の選択肢は加点。
 下手に治癒魔術を過度に行ったら減点。
 元から弱々しい老いぼれの身体に、あまつさえ気絶してるようなのに命を賦活する類の治癒魔術なんぞかけたら枯れて死にかねんぞ。
 高位の治癒魔術なら一応加点。……学生にそんなもん使えるヤツ居ないがね。……いやこの島なら居るのか……?

 
1.命数操作
 説明:対象の命そのものを、自らの魔力をもって形成、補強する。
 メリット:対象の影響をあまり受けず、安定する。最も純粋な治癒と言える。
 デメリット:とても高度。難解。魔力消費も甚大。特定地方では禁呪とされる。すこし“ズレ”ると相手を呪い殺す。

2.体力治癒
 説明:対象の治癒力を、自らの魔力と相手の体力、魔力を賦活し治癒を早める。
 メリット:もっとも簡単。安易。魔力消費もこの中では最も小さい。
 デメリット:対象の状態の影響を強く受ける。治癒限界が最も大きく、範囲が最も狭い。

3.時間逆行
 説明:対象の状態を巻き戻す。時間に抗うわけではなく、生体、損傷にのみ作用させる。
 メリット:時間さえ許すなら万能に近い。
 デメリット:おぞましく高度。真っ当な術式で実行するには難解どころか希少。(知ってるなら教えてくれ)
       魔力消費も凄まじい。また、時間の経ったものは治せない(術式にもよるが)
 


【答案】後期期末試験問題:魔術基礎 Edit

とある魔術師だった者【NPC】 (2022-02-06 (日) 21:27:56)

 
【注意:答案】
 
 解く前に見ないこと。



───────────────────────────

 aの大気魔力要素は純粋なものである。
 bの大気魔力要素は不確定なものが含まれる。
 旧世界であるころから発展し、世界そのものに訴える魔術である純魔術が十全に機能するのは a である。
 

 儀式魔術に使用する魔力量は、触媒に大きく依存する。
 様々な要因を無視し必要とされる量は凡そ75Fl~150Flと概算できる。
 選択肢の中で最も近い選択肢はBである。


 天候操作の魔術は不確定要素が多く、難易度も高い。
 それぞれの選択肢の意味を説明する。
 A:様々な神性や怪異の影響する地。山岳というだけで適正は多少あるが、不安定かつ未知の影響が大きすぎる。
 B:天界や神性に近いからといって天候操作に必要な条件を満たすとは限らない。むしろ、門近辺での魔力の不安定性が危険である。
 C:門より遥かに影響力は薄いものの、異邦人そのものを触媒と出来る可能性はある。しかし人権的、未知の世界への調査を十全に行うこと。
 D:常世島近辺に存在する海底遺跡近辺は異常に降雨関係の天候操作適正が高まる。……原因は不明。

 よって、D>C>A=B。AとBは順不同とする。


・大変容以前の旧魔術世界と比較し、大気の神秘は色濃くなったのですべての魔術は力強くなった。
 【偽】
 魔術は一方向性のものではない。何かが強まれば、何かが弱まる。
 大気が混ざれば神秘は揺らぎ、白日の元に晒された魔術の意味性は変化している。

・異説魔法世界との大気混交により、魔術は行使する場所によっては僅かだが意味合いが揺らぐ。
 【真】
 門や異邦人そのものが、異世界の存在である。それらのまとう魔術論理は異なるもの、また異ならざるものも有り得る。

・異説魔法世界とは魔力の在り様も理論も異なるので、異邦の魔術を学ぶことは無駄だ。
 【偽】
 ……面倒になってきたな……なんでこんな当たり前のことをいちいち書く必要があるんだ? ……金のためか……。
 魔術の学びに底は無いよ。嫌というほど知っているだろう?

・術式を調整することで、大気魔力の属性及び意味の受け取り方を調整し異説魔法世界との大気混交の影響をある程度無視出来る。
 【真】
 上の問題に同じく、異世界の魔術の方式に則れば異世界の魔術を織り為せる。
 逆も同じ。
 この世界に於けるこの世界のやり方でこの世界の魔術を引き出すだけのこと。 
 ……いかんな、当たり前すぎて答えになってない可能性が出てきたぞ……。


 魔術師同士の戦闘を想定する問題。
 
 これに答えは無いよ。
 ただの適性問題だからね。
 考えられるのは3通りほどかな?

1.なんとかしようとすごい魔術を閃く。
2.逃げる。
3.……それ意外。

 最初の答えは魔術師に向いていない。
 そのまま戦えば死ぬように問題を作ったからね。
 バカか天才がココだろうな。

 2番は魔術師向きだ。最も理性的な答えだ。
 臆病であること。私はそれが誤ちとは思わんよ。

 3番が問題か。
 ……例えば。
 倒れている味方を助けようとするヤツとかね。
 少なくとも、魔術師には致命的に向いてないだろうよ。
 医者か正義の味方にでもなるといい。


後期期末試験問題:魔術医療 Edit

とある魔術師だった者【NPC】 (2022-02-06 (日) 20:48:32)

 魔術医療について問う。真か偽で答えよ。
・魔力を用いた治療が可能なら、いくら傷を負っても魔力が足りる限り問題無い。
・魔力を体力に変換出来るのなら、体力は無尽蔵である。
・魔術医療を極めたのならば、病院は不要だ。
・人体のあらゆる損傷には魔術医療だけでは補えないものが存在する。


 以下の状況に際して、“現代医術に関しては一般的な知識しか持たないが、魔術としての治療が可能な魔術師”として正しい行動を、理由も含めて説明せよ。
・高齢の男性が倒れており、意識が無い。目に見える出血はなく、目立った外傷も無い。
 胸ポケットに薬が入っている。


 魔術師同士の戦闘を想定する。
 自身が“Bランクまでの基礎的な魔術を全て使える魔術師”とした場合、以下の状況に際して“自ら正しいと思う”行動を答えよ。理由は無くても構わないがあれば評価の対象になる。
・貴方は襲撃の警報と救援要請を受け、現場に駆けつけた。
 現場では味方魔術師と敵魔術師の一騎打ちが行われており、たった今崩折れた味方魔術師が地面に横たわっている。
 貴方は敵魔術師の隙をつき、自ら知り得る中でもっとも強力な魔術――Bランクの炎熱系術式とする――で不意を打って敵魔術師に放つも、それは相手に届くことなく術式を読み取られ無力化された。

・貴方はどう行動すべきか?

:補遺
 Bランクまでの基礎的な魔術を全て使える魔術師、とは平均して比較的優秀な部類に入る。
 魔術の無力化はそう簡単なことではないとする。
 問題文には事実しか書かれていない。味方は味方であり、敵は敵である。その因果関係はここでは問題としないこととする。



問題文作成者


後期期末試験問題:魔術基礎 Edit

とある魔術師だった者【NPC】 (2022-02-06 (日) 20:47:07)


a.大変容以前の旧魔術世界に於ける、大気の魔力要素。
b.大変容以降の新魔術世界に於ける、大気の魔力要素。
 aとbを比べた場合。
 純魔術と呼ばれる魔力そのものを扱う魔術をより高度に扱いやすいのはどちらの大気であるかを理由も含めて説明せよ。


 大変容以降の新魔術世界に於いて、常世島近辺の大気魔力要素下での魔術行使を想定する。
 Bランクの中規模結界構築の儀式魔術を特殊な触媒を使わずに基礎的な魔法陣のみで組み上げた場合、行使に必要な魔力量としてもっとも近いものを以下から選べ。魔力単位は魔術学会が定めたものに準拠する。
 実行者本人の特異適正、異常存在の魔力磁場、異説魔法世界との大気混交、そのすべては考慮しないものとする。
A.5Fl
B.50Fl
C.5Wl
D.1My

:補遺
 Fl→Flask:100Dust。最もよく表れる単位。
 Wl→Well:1000Flask。未熟な魔術師ではそうそう見られない数字。
 My→Myth:1000Well。魔術師単体での達成の不可能を意味する。


 天候を操作する儀式魔術を行使する場合を想定する。
 以下に指定する状況に於いて、術式を行う際に良い影響をもたらすものを効果が大きいものから順に並べよ。
A.青垣山近辺での魔術行使
B.天界の神性の属性を持つ異邦人が降りてきた門の側での魔術行使
C.亜竜の血を引く異邦人の側での魔術行使
D.常世島近辺の海底遺跡付近での魔術行使


 異説魔法世界との大気混交について問う。真か偽で答えよ。
・大変容以前の旧魔術世界と比較し、大気の神秘は色濃くなったのですべての魔術は力強くなった。
・異説魔法世界との大気混交により、魔術は行使する場所によっては僅かだが意味合いが揺らぐ。
・異説魔法世界とは魔力の在り様も理論も異なるので、異邦の魔術を学ぶことは無駄だ。
・術式を調整することで、大気魔力の属性及び意味の受け取り方を調整し異説魔法世界との大気混交の影響をある程度無視出来る。



問題文作成者



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Last-modified: 2022-02-06 (日) 03:45:00
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