己が信ずる美の下に Edit

http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/up2/img/toko329.png性別
年齢29歳+α
種族人間/元獣人
立場教師
魔術中級程度の知識/無尽蔵の魔力
異能なし
世界異世界

記録 Edit

生徒 Edit

人見瞳「ふふ、慣れてきた。もう何人増えても驚かんぞ」 / 20190205古書店街「瀛洲」
天導シオン「教師としては、無事に結果を出して進級してもらう方が安心出来るのだがな」 / 20190211浜辺
北条御影「たとえ忘れてしまったとしても、今それを強く強く感じたことは、決して嘘ではない」 / 20190212学生通り
「明日からも、ずっとずっとヨキの友人である君」 / 20200615大時計塔
上総掠二「残念ながら、“女心”などという判りやすい理屈は存在せんよ」 / 20190214ヨキの美術準備室
城之内ありす「……失敬。君が消えてしまうのではないかと思って、つい」 / 20200610ロビー
赤坂薫子「この男は手が付けられぬ、と思ったら、すぐにブロックでも通報でもするがいいさ」 / 20200612風紀委員会本庁
城戸良式「明確であろうと、陰に隠れた不文律であろうと、それは至るところに在る」 / 20200613商店街
シュルヴェステル「それらの『剣を抜く以外に自分の身を護る方法』を、身に着けてはもらえまいかね?」 / 20200614職員室
「たとえそれが、どこかで毒や剣の錆に繋がってしまうとしてもな」 / 20200717異邦人街
黒藤彩子「構わんよ、約束しよう。マルが半分以上取れたら、アビスクレープ」 / 20200616カフェテラス「橘」
九十八幽「幽霊のユウといえばどこかおどろおどろしいが、深遠で美しい意味の文字だ」 / 20200618学生通り
日ノ岡あかね「信じるほかにないんだ、ヨキはな」 / 20200619落第街大通り
「それを辞めたら、ヨキはきっとヨキでは居られなくなってしまう」 / 20200702常世公園
「気を付けて、行ってらっしゃい」 / 20200721歓楽街
カラス「社会勉強というには重すぎるやも知れん……だが必要なのだ、それが」 / 20200621屋上
「何事もそう。熱中するのもいいけれど、時々離れて観察するのも大事」 / 20200813配信チャンネル
(※チャット未参加の方も「ROMとして視聴していた」「コメントを投稿した」「ビデオ通話に参加した」「後日アーカイブ配信を観た」などの形で既知歓迎です)
不凋花ひぐれ「これでヨキらの“秘密”が出来たな」 / 20200624常世公園
雨見風菜「! 雨見君? ……雨見君!」 / 20200625廊下
「それでも、その力を迷わず使えるだけの気持ちを重ね合えるなら」 / 20200828落第街大通り
宵町彼岸「ずっとずっと考え続けて、答えを導き出してくれ」 / 20200626ヨキの美術準備室
「……………………、」 / 20200719スラムの奥(イベント「特殊領域 第一円」
「ここに居る。――ヨキはここに居る!」 / 20200726月下の奈落(イベント「特殊領域 第四円」
(……さようなら) / 20200727ある病院の一室(イベント「特殊領域」その後)
水鏡浬晶「考えて考えて、考え抜いた末に出した結論だ」 / 20200630大時計塔
幌川最中「あははは! ヨキはしぶといぞ。取り憑かれたら最後だ!」 / 20200701展望レストラン「エンピレオ」
日下部理沙「……ふふふ。時が過ぎるのは早いものだ」 / 20200704歓楽街」
山本英治「健やかに楽しみ、悪しきを挫くからこそ、友の前でも誇り高く笑えるというものだ」 / 20200706異邦人街」
マルレーネ「ヨキの前では、己の営みを大袈裟などと思うな」 / 20200715宗教施設群
群千鳥睡蓮「ヨキがヨキで在ろうとするように、君も群千鳥睡蓮で在れ」 / 20200721路地裏
武楽夢十架「存分にぶつかり合うがいい」 / 20200722青垣山
園刃華霧「臆してもいい。ヨキがついてる」 / 20200725路地裏
「『そのどちらも』だよ」 / 20200811常世渋谷中央街
神樹椎苗「たとえ最後には何もかも失われてしまうとしたって、抗うことを止めるな」 / 20200728職員室
阿須賀冬織「――美術の授業を? あはは、大歓迎だとも!」 / 20200810訓練施設
キッド「……必ずや、ヨキは君がぶつけられてきた言葉とは違う、新しい対話へ導いてみせる」 / 20200810教室
ジャム「……卒業式まで我慢出来たら、ヨキの“とっておき”をご馳走してあげる」 / 20200813屋上
サクヤ「不意に懐かしい顔を思い出すことが出来たし……、君という教え子も増えた」 / 20200814図書館
持流童男「『ヨキと共に』――立派なヒーローを目指そうではないかね、持流君」 / 20200815カフェテラス「橘」
「くれぐれも気を付けたまえよ。『それをやったらどうなるか』だ」 / 20200825常世渋谷黒街
マルレーネ
雨見風菜
日月輝
オダ・エルネスト

サクヤ
阿須賀冬織
月夜見真琴
山本英治
誉凧
ハルシャッハ
「いやはや、何でも美味いな……腹を空かしてきて正解だ」 / 20200816BBQ祭り会場

教師 Edit

その他 Edit

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設定 Edit

プロフィール Edit

美術教師。
人間の生み出す習俗と文化に魅せられ、美しいもの、美しいことを愛する。
常世島を、二元論的な善悪を超越したひとつの秩序と捉えており、人間または異邦人は元より、時として落第街や非合法組織をも庇護する。

自らの基準で美を見出だした事物については、清濁を問わず広く受け入れる。
しかしその美しさが失墜した、あるいは常世島の秩序を懐乱したと判断される場合には、一転して苛烈な非情さを見せる。

愛想に欠けた所作に反して、人付き合いを好む。
交流を尊び、未知の物事に対する好奇心が旺盛。流行にも敏感で、ほとんど不物好きの域に入る。

約十五年前、異界から常世島に辿り着いた異邦人。
「《門》を潜る前は犬だった」と称する。

美術について Edit

学園では教師として金工の授業を受け持っているが、例年履修生はあまり多くない。
デッサンや絵画など、金工以外の実技を教えることもある。

その他、芸術学や美学といった座学を担当しており、古典美術から現代の大衆文化まで広く取り上げる。
美術の特別な知識や才がなくとも、着眼点がユニークであったり、〆切を守って真面目に制作を行う者にはきちんと評価を与える。

プライベートでも個人的に彫金を制作しており、好事家に作品が売れることがある。
美術雑誌に小さいながらも掲載されたことがある他、美術館にて個展を開催した経験を持つ。

所持品 Edit

拠点 Edit

職員室 Edit

室内の中ほどに、小奇麗に整理整頓された机がある。
備品のノートパソコン、伝言のメモや付箋、書類ファイル、参考用の書籍がいくつか。

ヨキの美術準備室 Edit

ヨキが雑務を行うための部屋。他の教室の半分ほどの広さの、奥行のある間取り。
左右の壁にずらりと棚が並んでおり、奥にヨキの事務机が置かれている。
棚には画材や工具などの備品や、図書館にも劣らず多彩な美術関係の書籍が保管されている。
各科目の履修生や美術部員たちが、溜まり場として使ったりしているかも知れない。
部屋の前の掲示板には、芸術系のイベントや公募、就職案内など、たくさんの広報物が貼り出されている。

アトリエ Edit

研究区に借りている作業場。住宅用の作りではないが、自宅同然に暮らしている。
造形作家として住所を公開しているため、誰でも容易に訪問することが可能。
打ち放しコンクリートの二部屋。入ってすぐの一部屋が工房。奥が私室。
水洗トイレと申し訳程度に設えられた流し、IHヒーター。風呂はなく、近所の銭湯や職員寮の浴場を使っているようだ。

作業場 Edit

大きく頑丈な木製の机、床に確保された作業スペース。作りかけの大型作品。
工具、画材、最低限の金工設備。鉄、銅、錫、真鍮、さまざまな素材の椅子やランプやレリーフやアクセサリー。
無数のスケッチ。立て掛けられたキャンバス。こびり付いた粘土の跡。

私室 Edit

書き物机に私物のデスクトップパソコン。小ぢんまりとした冷蔵庫やテレビ。服や本が整然と詰まった大きな棚、丈夫な寝台。











常世の犬 Edit

山犬の調伏せらること Edit

かつてカミと呼ばれた犬があった。

犬は山を治め、捧げられた娘を骨にして返し、地は潤い、里は富み、長く栄えた。
犬は人前に姿を顕さず、人は山へ立ち入ることなく、人と山との繋がりは畏れの上に保たれた。

時代が変わる。
里に住まう人間はいよいよ増え、世とともに移り変わる。
繰り返し産まれ育つ人々の中からは、畏れと呼ばれる心が失われて久しかった。

やがて空は青黒く冴え渡り、日は光を強め、大地は渇く。
男は痩せ、女は細り、子が絶えた。
かつてカミと呼ばれた犬は、いつしか邪霊と名が変わる。

そしてある日、旅の僧が里を訪れる。
僧は人々の声を聞き入れた。
山へ入り、人々と同じくして痩せた犬と相対した。
その姿は幽鬼に似て、まさに邪霊と呼ぶに相応しかった。

僧の振るった錫杖が、犬を打ち据える。犬は見る間に傷つき、弱った。
その牙が僧の腹を裂いたのは、自らの身を守るために過ぎなかった。
無数の火に照らされた山を降りると、そこには見も知らぬ人々の顔が並んでいた。
犬が人の言葉を解したならば、それらは鬼の一群であった。

鬼の振るった手斧が錆びながらにして閃いたのを、犬は覚えている……。

雷獣と呼ばれた犬 Edit

ヨキの原型は、とある異世界において信仰されていた名もなき神霊。
豊穣を司り、人々の信仰に応えて里に実りを与えていた。

人間から信仰の証として捧げられていたのは、年若い処女である。
雷獣は捧げられるたび恐れ戦く娘たちを丸呑みにしていたが、やがて大きな転機がやってくる。

ある年に捧げられた娘が雷獣を恐れず、道ならぬ契りを交わし合ってしまったのだ。
娘は犬と交わったために病に伏し、食われることなく痩せ細って死ぬ。

以来、人と通じた雷獣は徐々に神力を失ってゆく。
力を失ったからには里に恵みが齎されることもなくなり、神霊は邪霊と憎まれるようになっていった。

回想 Edit


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Last-modified: 2020-08-29 (土) 22:53:59
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