ヨキ

http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/up2/img/toko172.png性別
年齢外見20代半ば
種族獣人
立場教師
異能金属操作
世界異世界

近況

これまでの記録

(無印…人型 / ◆…獣型 / ★…???)
 BBSイベント:デッサン夏期講習会 / 20150730~0813美術室
『どちらへ転んでも最早畜生の道なれば』 / 20150819保健室
【生徒】
『室長補佐代理』「この島のものみな愛し子よ」 / 20150802落第街大通り
東雲七生「『今から起こること』を口外せんと、約束出来るか?」 / 20150805教室(+焔誼玖杜)
焔誼玖杜「何やら、好い匂いのすることであるなあ」 / 20150805教室(+東雲七生)
平岡ユキヱ「君の『真剣』を、不届き者に見せつけてやれ」 / 20150805海の家「竜宮城」
朽木次善「約束しよう。このヨキが、君の砦となることを」 / 20150806美術室
『脚本家(一条ヒビヤ)』「来い、そして拾え。――このたった一つ、ヨキという手掛かりを!」 / 20150808ミラノスカラ劇場跡
織一「犬が一朝一夕で芸術を理解できると思うかね?」 / 20150815美術準備室
日恵野ビアトリクス「このヨキは、彼の教師です」 / 20150818カフェテラス「橘」
【教師】
蓋盛椎月「笑えるときには笑っていろ。大体のことは、やり過ごせる」 / 20150805海の家「竜宮城」
【暴力描写有】「如何様にも評され、そのいずれともつかない女」 / ◆20150806森の奥
獅南蒼二「……ゆえに、異能に特殊性は、ない」 / 20150817第一演習場
サイエル・ミラー「この十年と少し、ヨキは一度も『仕事』をしたことはないぞ」 / 20150817落第街大通り
【その他】
ザデルハイメス『サーペントクラッシャー略してサークラのヒメとか言われたしw』 / ★20150803学生街基幹量子サーバー『ヴァルーシア』
やなぎ「まあ、彼のことだからな。杞憂に過ぎんだろう」 / 20150810カフェテラス「橘」

 

+  2015年7月

設定

プロフィール

美術教師。
人間の生み出す習俗と文化に魅せられ、美しいもの、美しいことを愛する。
常世島を、二元論的な善悪を超越したひとつの秩序と捉えており、人間または異邦人は元より、時として落第街や非合法組織をも庇護する。

自らの基準で美を見出だした事物については、清濁を問わず広く受け入れる。
しかしその美しさが失墜した、あるいは常世島の秩序を懐乱したと判断される場合には、一転して苛烈な非情さを見せる。

愛想に欠けた所作に反して、人付き合いを好む。
交流を尊び、未知の物事に対する好奇心が旺盛。流行にも敏感で、ほとんど不物好きの域に入る。

細身の外見に反し、非常によく食べる大食漢。
肉、野菜、魚、穀物、菓子など、人間と同じ食物を何でも口にする。
「燃費が悪い」らしく、すぐに腹が減るようだ。
自作が売れた記念に食べる、高価なデザートが楽しみのひとつ。

美術について

学園では教師として金工の授業を受け持っているが、例年履修生はあまり多くない。
デッサンや絵画など、金工以外の実技を教えることもある。

その他、芸術学や美学といった座学を担当しており、古典美術から現代の大衆文化まで広く取り上げる。
たちばな学級の非常勤講師として、絵画や造形の指導も行っている。

プライベートでも個人的に彫金を制作しており、好事家に作品が売れることがある。
数は多くなく、収入源というほどにはならない。

異能《金属操作》

(編集中)

特殊能力《獣化》

(編集中)

所持品

拠点

職員室

室内の中ほどに、小奇麗に整理整頓された机がある。
備品のノートパソコン、伝言のメモや付箋、書類ファイル、参考用の書籍がいくつか。
窓辺から魔術教師クオンの「青空教室」を眺めるのが好きらしく、時おりスマートフォンで授業風景を撮る姿が見受けられる。

美術室/美術準備室

(編集中)

アトリエ

研究区に借りている作業場。住宅用の作りではないが、自宅同然に暮らしている。
造形作家として住所を公開しているため、誰でも容易に訪問することが可能。
打ち放しコンクリートの二部屋。入ってすぐの一部屋が工房。奥が私室。
水洗トイレと申し訳程度に設えられた流し、ガスコンロ。風呂はない。

作業場

大きく頑丈な木製の机、床に確保された作業スペース。作りかけの大型作品。
工具、画材、最低限の金工設備。鉄、銅、錫、真鍮、さまざまな素材の椅子やランプやレリーフやアクセサリー。
無数のスケッチ。立て掛けられたキャンバス。こびり付いた粘土の跡。

私室

書き物机に私物のデスクトップパソコン。小ぢんまりとした冷蔵庫やテレビ。大きな本棚と寝台。

 































常世の犬

いくつかの手掛かり

『門』の向こう

山犬の調伏せらること

かつてカミと呼ばれた犬があった。

犬は山を治め、捧げられた娘を骨にして返し、地は潤い、里は富み、長く栄えた。
犬は人前に姿を顕さず、人は山へ立ち入ることなく、人と山との繋がりは畏れの上に保たれた。

時代が変わる。
里に住まう人間はいよいよ増え、世とともに移り変わる。
繰り返し産まれ育つ人々の中からは、畏れと呼ばれる心が失われて久しかった。

やがて空は青黒く冴え渡り、日は光を強め、大地は渇く。
男は痩せ、女は細り、子が絶えた。
かつてカミと呼ばれた犬は、いつしか邪霊と名が変わる。

そしてある日、旅の僧が里を訪れる。
僧は人々の声を聞き入れた。
山へ入り、人々と同じくして痩せた犬と相対した。
その姿は幽鬼に似て、まさに邪霊と呼ぶに相応しかった。

僧の振るった錫杖が、犬を打ち据える。犬は見る間に傷つき、弱った。
その牙が僧の腹を裂いたのは、自らの身を守るために過ぎなかった。
無数の火に照らされた山を降りると、そこには見も知らぬ人々の顔が並んでいた。
犬が人の言葉を解したならば、それらは鬼の一群であった。

鬼の振るった手斧が錆びながらにして閃いたのを、犬は覚えている。


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