2015/06/03 のログ
ご案内:「食堂」に相楽 満さんが現れました。
相楽 満 > 「メシー、メシっと……」
カツ丼とざるそばを頼み、席につく。
水を一杯入れ、飲み干して一息。

相楽 満 > 「……なんかなんとかなりそうな気がするけど、サイボーグ化とか体入れ替えとか怖い発想多いなココ」
注文した食事が届くのを待ちつつぼやく。
病を抑えるどころか治すことすら可能のようだが、どうにも自分の思う方法と違う。

相楽 満 > 「でも生きられるかもしれないってのはやる気上がるなぁ。ワンチャン死なずに済むのか、これで」
自分の胸に手を当てる。
あのまま生きていたら、このまま動きを止めていたであろう心臓が、今は変わらずそのビートを刻む。
以前は腰から弱り、立ち上がることすら出来なかった体が、今や頼んだ料理を受け取るために立ち上がることも出来る。
受け取った食事を前に、手を合わせて小さく「いただきます」

相楽 満 > 「……うま」
全メニュー制覇もいいが、まずは好物を堪能したい。
だるいトレーニングを乗り越える気力も、まずはおいしい食べ物からだ。

相楽 満 > 「……色んなとこでハデにやらかしてんのな。炎とか氷とか雷とか使える人はかっけーな」
遠くから聞こえる喧騒をBGMに、蕎麦をずるずるとすすりこむ。
この異能に目覚めてから、満腹を感じることがなくなった。
食っても食っても満たされない。
せめて美味いものだけでも、と多くのおいしいものを探っている。

相楽 満 > 「……誰も言わねーだけで、皆命かかってるとかあんのかなー。たぶん俺だけじゃないよな」
食事を終え、手を合わせて小さく「ごちそうさまでした」
食事作法には気を遣っている。
先の短い命だ、こんな自分の血肉となってくれる食材には感謝をしなければならない。

相楽 満 > 「……平和に生きて、平和にメシが食える。ありがたい話だよ」
食器を片付け、食後のコーヒーを頼み、出来上がりを待って受け取る。
再び席に着き、砂糖をこれでもかというほどにブチ込んですすり始める。

相楽 満 > 「平和……平和な。あれから比べりゃ平和そのものだけどよ……」
カップを持つ手を見る。
異能に目覚める前は両手で支えなければ、この重さのコーヒーすら持てなかっただろう。
「……生きられっかな。半端に希望出たのが、むしろつらいかもしれねーんだよな」
いつ消えるともわからぬ異能の力、それに『生かされている』現状。
目に見えぬ死の恐怖が、どこにいるともわからない。

相楽 満 > 「……しみったれた話はやめやめ。メシ食ったし、トレーニングしなきゃな」
コーヒーを飲み干し、カップを返し。
大きな伸びをして食堂を立ち去った。

ご案内:「食堂」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に生ヶ易案子さんが現れました。
生ヶ易案子 > 教室棟のロビーの一角を、一人の女子生徒がぱたぱたと走っていく。
両腕に抱えているのは、数冊の魔導書。
魔導書とはいっても、本格的なそれではない。――魔導書制作実習の授業の、その成果となる提出物だ。各生徒のお手製である。

生ヶ易案子 > 突き当たりでミュールの爪先をつき、勢い余って1回無駄にターン。姿勢を御して右へ。
ここまで急いでいるのにだって、ちゃんとした理由がある。
今日が締切だから、ではない。もちろん今日が締切なのだが、提出物を締切の日に出すのは当たり前のことだ。

生ヶ易案子 > 「とっとっと……」
女子生徒の腕の中の「魔導書」らしきものは……時折、ガタガタと不気味にうごめいている。
……講義を聞かないどころかロクに出席もせず、ごく適当に「完成」させたうえ、ヘタに魔導書であるため、何が起こるかわからないのだ。

生ヶ易案子 > 「とっとと提出しよ! あとは野となれ山となれだ」
この場合野となり山となるのは担当教師の机だが、それは彼女のあずかりしらぬことである。世は全てこともなし。
女子生徒は廊下を走り続けていく。

生ヶ易案子 > 暴れて逃げようとまでする「魔導書」をぎゅっと抑え込み、女子生徒は全力疾走の呼吸に紛れてため息をつく。
自分は悪くないぞ。そもそも、素人になにかをやらせるなんてことが根本的に危ないのだ。
教育とは、学校とは、なんて非効率的なシステムなんだろう。
この島にはいっぱい天才がいるんだから、天才が得意なことだけやっていればいいのに。自分が、サボりの天才であるように。

生ヶ易案子 > まあ、いいや。
提出しなければそのことで怒られ、提出すれば出来が悪いから怒られる。結果は同じなんだから、それでも提出するなんて自分はすごい。やばい。えらい。
この魔導書を担当教師の机に叩き付け終わったら、ご褒美になにか美味しいものを食べよう!
決意をこめてうんうんと頷いて、女子生徒は職員室の方角へ滑り込んでいく――

ご案内:「ロビー」から生ヶ易案子さんが去りました。
ご案内:「教室」に上泉 和正さんが現れました。
上泉 和正 > (教室に白髪の男性が教壇の椅子に座っている。後ろの黒板には
"エンチャントと材質について(自由講座)"と書かれている。
自由講座というのは受けるかどうかは自由という意味だ。
そして上泉は来るか分からない生徒を待っているのだ)
……しかしもう年じゃのう……立って待つことができんわい

ご案内:「教室」に『室長補佐代理』さんが現れました。
『室長補佐代理』 > 始業チャイムが鳴るきっかり5分前。
その男は現れた。ザンバラ髪を揺らしながら、コツコツと硬質な革靴の靴音を響かせ、教師に一礼だけしてから席につく。
そして、簡素な筆記用具を懐から取り出し、左手にペンを持ち、授業の開始を待つ。

上泉 和正 > おおっよう来てくれた……後、この授業は自由がモットーじゃ
途中退出もOKじゃし興味があれば延長もある。
途中入室もいいんじゃが、まあ入りにくいということもあるじゃろう
(生徒が来てくれたことを心から喜ぶような笑顔で言い椅子から
立った)
では授業を始めるとするかのう。
まず前置きとしてこれはわしの知っている魔術体系においての
話しということを言っておこう。つまり他の魔術体系では違うことが
ある。
では最初にエンチャントとは何か?そこの君に答えてもらおうかな
(そう言うと室長補佐代理に聞いた。もっとも生徒は今の所
一人しかいないのだが)

『室長補佐代理』 > 「付与魔術。道具や武具に魔術的な力を付与し、利用する術と聞き及んでいます」
そう、簡素に回答する。
「魔術体系学的に分類するなら、最も形而上の分類が多い魔術の一つとも聞き及んでいます。東西南北問わず、何処にでもある形の魔術であり、一概かつ一言で言い表すのは難しいかと」

ご案内:「教室」にレイチェルさんが現れました。
レイチェル > 「やれやれ、遅れたぜ」
早足で教室に入ってきた眼帯の少女は、一番後ろの席に
どかっと座ると、クロークを脱いで腕を組み、
黒板の方へ目をやる。今の一言は上泉に対してのものだったらしい。

『室長補佐代理』 > 「教諭。私は魔術師としては旧欧州連合式の古臭い分類ですら、魔種第三階梯の未熟者です。あまりいじめないで頂きたい」
そう、冗談めかして笑い、肩を竦める。
それと同時に、教室に新たに入ってきた人影に一瞥を返し、またすぐに視線を黒板に戻す。

上泉 和正 > その通りじゃ……流派も多くメジャーな魔術とも言える。
後、何を言うか……完璧な答えじゃったぞ>代理
(完璧な答えに満足そうに言う)
だから最初に前置きをさせてもらった。だからわしの授業に
反しているからといって即間違いとは言い切れないんじゃ。
その逆、他で聞いたこととわしの言うことが違っていても
わしが間違っている……とは即言えない
(念を押しているようだった)
っとよう来てくれた……歓迎するぞ>レイチェル
(嫌味ではなく本当に歓迎するようだった)
それじゃあまず銀から説明するかのう
銀は古来より魔を払う金属と言われている。
狼男の弱点としても有名じゃな……
この銀は祝福などいわゆる魔を払うエンチャントと相性が良い。
教会などに置いているだけで祝福がついたとの報告もある

上泉 和正 > では実習をしてみるかのう……
(どこからか銀の延べ棒を取り出す)
おふた方のうちどちらかにこの銀に炎のエンチャントをつけてもらう
炎は昔から魔を払うと関係あるからのう……
何、安心せい。わしのサポートと道具のサポートがあるからのう

『室長補佐代理』 > 「生憎と、私の専門は召喚でしてね。興味深い実習ではありますが、栄誉は彼女に譲ろうかと」
そういって、左手の中指に嵌めた銀の指輪を見せながら辞退する。
既に銀を魔術媒体として扱っているため、競合を恐れているのかもしれない。

上泉 和正 > ちなみになんと道具のサポートはルビーで行う。
もしエンチャントが上手であればルビーは壊れない。
壊れなかったルビーは持ち帰らせるぞ
(出来るならなと付け加える。あまり期待はしていないらしい)

上泉 和正 > ではそこのおなごにしてもらうかのう
(そうレイチェルを指名する)

『室長補佐代理』 > 「ほう、魔術的な術式が文字通りエンチャントされたルビーですか。成功すれば破格の報酬といえますな」
レイチェル > (エンチャントか、やっぱり勉強になりそうだぜ)
銀の弾丸ならば数えきれない程に使ってきた。
銀に弱い魔物を撃ち倒す為だ。
しかし、エンチャントとなると……経験は全く無かった。

「じゃ、お言葉に甘えてオレがやらせて貰うぜ」
そう口にすると、席を立って、つかつかと上泉の方へと歩み寄る。

上泉 和正 > よしよし……ではこの銀とこのルビーを同じ手で持ってくれ
(右手の銀の延べ棒と左手のルビーを相手に差し出す)
そしたら何か力をルビーを通して銀に送り込むようなイメージを
持つのじゃ……魔法の素養があるのなら魔力をルビーというフィルター
を通して送り込む感覚と言えば良いかのう
(真剣な面持ちで言う)>レイチェル

上泉 和正 > はっはっはっ……そう上手くいかんのが世の中というものじゃよ
>代理
(軽く意味深に笑い言う)

『室長補佐代理』 > 「まぁ、容易く報酬を得られるなら誰も苦労しませんからな」
そう教諭と薄笑いを交わしあいながら、壇上で実習に挑戦するレイチェルの様子を伺う。

レイチェル > 「とりあえずやってみるか……」
差し出された延べ棒とルビーをしっかりと受け取り。
「力をルビーを通して……送り込むぅ? イメージ?」
ものは試しだ。
上泉の言葉を受けて、その通りにやってみるが――

『室長補佐代理』 > 覆い被さるように覗き込み、見学する。
上泉 和正 > (すると小さくではあるが銀の延べ棒に炎が纏われた。
しかしすぐにルビーがピシッといった音を放つと
ともに火は消えてしまうだろう。ルビーはひび割れてしまったのだ)
残念だったのう……壊れてしまったようじゃ。
まあ種明かしをするとそのルビーは粗悪品で値段が安いんじゃ。
そんなルビーに大したエンチャントがつくわけもなく
売ったところで二束三文。あっ勘違いしてくれるなよ?
何も金が惜しかったわけではない。大したエンチャントがつかないから
安全なのじゃ。
(意地悪そうに笑いながら言う)
ちなみにルビーを通して炎のエンチャントがつくように
わしがルビーに付呪した。だから初心者でもエンチャントが
使えたのじゃ……コストがかかるから実戦ではまず使えんぞ?

上泉 和正 > あっそれと銀の延べ棒は返却してくれ。それは高い
(手を差し出す)>レイチェル

『室長補佐代理』 > 「素材相応の力ということですな。逆にいえば、良い素材を準備し、良い術師に事前に細工を依頼すれば初心者でもある程度は扱いやすくなると?」
上泉 和正 > 今度は暴走のリスクが高まるがの。安全装置をつけたら
今度は効果が低くなる。まあ百パーセントの力を出したければ
腕を上げるしかない
(室長補佐代理の質問に真剣な調子で答える)
それに値段が高いぞ……わしの工房でも販売しとるんじゃが
学割がきくがそれでも高い。金持ちならいけるかもしれんがの
それともなんじゃ。おぬし実は金持ちか?
(からかいながら笑う)

レイチェル > 「付呪ねぇ……なーるほどな、オレみたいな初心者でも
 念じるだけでエンチャントが出来たのはそーいうことか」
延べ棒を上泉に渡すと、腕を組んで、うーんと唸った。
「エンチャントする感覚はなんとなーくだけど、
 分かった……気がするぜ」
そう言って頷くと、席に戻っていった。

上泉 和正 > くれぐれもまだ実戦で使おうとはするなよ?
何事にもリスクが有り初心者はそのリスクを被る可能性が
高いのじゃからな>レイチェル
(真剣な表情でレイチェルに言う)

『室長補佐代理』 > 「私はそれほどでもありませんが、装備として申請すれば公安委員会が認可してくれるかもしれませんねぇ。そうなれば、あとは予算で全部済みますから金持ちとはいえるかもしれません。ま、いずれにせよ腕を上げなければ使えないのだとすれば、知識として知るに留まりそうではありますがね」
そういって、自分も席に戻っていく。

レイチェル > 真剣な表情を見て、静かに頷き。
「分かってるよ。授業で1回実習したくらいで実戦で使おうと
 したりしねーって。その内使いたいとは思ってるけどな」

(……今あいつ公安委員会っつったか?)
ちらり、と室長補佐代理を見やる。

『室長補佐代理』 > レイチェルから一瞥を受ければ、じとりとこちらも目を細めて応じ、笑う。
墨汁が滲みる様な、汚らしい笑みだ。
よくみれば、左腕につけている腕章は公安委員会のものである。

上泉 和正 > 百パーセントの力が使えんだけで六~八割ぐらいの力なら
使えるぞ。後装備としての申請は高くつくし予算オーバー
じゃないかのう……>代理
(勘違いされているかも知れないのでそう説明する)

後、今の場合、素材は二つ使っておる。一つは銀でもう一つは
壊れてしまったがルビーじゃ。ルビーは炎魔術と相性が良い。
(補足して説明する)

宝石なんかは特性が現れ面白いぞ。今度はダイヤモンドを使って
実習してみるかのう……今度も立候補じゃ。早い者勝ちじゃぞ~

レイチェル > 室長補佐代理の笑いを見れば、キッと柳眉を逆立てる。
それから何事もなかったかのように、上泉の方を見て受講を続ける
姿勢をとった。

「オレは今やったし、次は見てることにするぜ」
上泉の方を見たままに、腕組みをしてそんなことを言う。

『室長補佐代理』 > 「予算を出すのは常世財団の胸先三寸ですから、そのあたりはわからないところですねぇ。個人的には、有用とわかれば金に糸目はつけないと思いますがね。資産を投げ打つことに躊躇いがあるのなら、最初からこんな学園はつくらない」
そうくつくつと笑い、興味深そうに目を細める。
そして、辞退を表明しようとしたが……先んじてレイチェルに言われてしまったので、短く嘆息してから壇上に上がる。
「そもそも私は専門が専門なもので、魔力とやらを帯びる事が苦手なんですが……大丈夫ですかねぇ?」

上泉 和正 > では、そこの男子にお願いするかの。何……ただダイヤモンドに
魔力を流しこむだけの簡単な実習じゃ。嘘じゃないぞ
(室長補佐代理の方を見て言う。その後、ダイヤモンドを室長補佐代理に
差し出した)
これは例えるなら電球に電気を流す実験のようなものじゃ。
電池を電球に繋げば誰でも電球に明かりを灯すことができるように
魔力を流しさえすればこのダイヤモンドの付呪を発揮することが
できる。先に言ってしまえばこのダイヤモンドについている付呪は
明かり……つまり光るだけじゃ
(心配をほぐそうと言う)>代理

『室長補佐代理』 > 「なるほど。それでは早速」
教諭の言葉に従い、銀の指輪をダイヤモンドにつける。
指輪から微かな魔力がダイヤモンドへと伝わっていく。

上泉 和正 > (上泉が言った通りダイヤモンドは光った。
だがただ光るだけではなく虹色の美しい光が
ダイヤモンドから発せられていく
それはダイヤモンドの人を魅了する光がそのまま増幅したかの
ようだった)

上泉 和正 > (そしてしばらくすればダイヤモンドはピシっと言った音と
ともにひび割れ光も消えてしまうだろう)

『室長補佐代理』 > 「ほう、これはまた雅ですな」
柔らかく七色に発光するダイヤモンドをみつめ、素直な賛辞を述べた直後。
ダイヤに稲妻のような瑕瑾が刻まれ、光も消失してしまった。
「残念。もうちょっと見ていたかったんですがね」

上泉 和正 > すまんのう……安物じゃからな。
これは効果が高いと目眩ましに利用できるほど
光が強くなってしまうんじゃ。そんなものを初心者に
扱わせるわけにはいかなくてのう
(申し訳無さそうに言う。上泉自身も美しい光を見ている生徒を
もっと見ていたかったというのもあるのだ)>代理

『室長補佐代理』 > 「いやいや、構いませんよ。しかし、なるほど、それが先ほどおっしゃられた媒体別の相性という奴ですな。ダイヤモンドは光魔術の媒体として優れている、と」
感心するように呟いて、顎に手を当てる。

レイチェル > 「へー、高いダイヤなら目眩ましに使えるのか、便利そーだぜ」
そんな感想を漏らしつつ、ノートを開いてメモをとっている。

上泉 和正 > もちろん、魔術体系が違えば違うことだってあるぞ
後、硬度と関係有るのか防御魔術とも相性が良い
(室長補佐代理の質問に答える)
正確には高いダイヤと良い付呪が必要じゃがな
(レイチェルが勘違いしないように補足説明をする)

『室長補佐代理』 > 「なるほど面白い。宝石学や占術での分類から考えると、パワーストーンをはじめとした輝石を用いた魔術体系を髣髴とさせますな」
西洋ではオーソドックスな魔術の一つである。

レイチェル > 「2つが合わさってようやく、ってとこか。なーるほどな。
 高いダイヤと良い付呪が揃ったら、何度でも光らせることが
 できるのか?」
そう言って、メモをとり続けている。

上泉 和正 > まあ、体系が違えば何から何まで違う……というのは珍しいからの
何かしらの共通点があったりするものじゃよ……
しかしいい感想じゃのう
(嬉しそうに言う。まじめに聞いてくれるのはやはり嬉しいものだ)
>代理

上泉 和正 > 永久にという訳にはいかんが何回も光らせることができる。
ただし電球が許容範囲内の光らせ方をするなら長時間持つが
強い光を発すとなるとすぐに切れてしまうように
付呪も強すぎると付呪がつく物体にも負荷がかかるからの
(レイチェルもまじめに聞いてくれているので上機嫌だ)>レイチェル

『室長補佐代理』 > 「ありがとうございます。しかし、卑しくも魔種第三階梯魔術師として名を連ねる以上、最低限の事をしっているだけですよ。教諭の深謀遠慮とは比ぶるべくもありません」
そういって、苦笑を漏らす。

上泉 和正 > っとそろそろ時間のようじゃ……時が経つのは早いのう……
では今日の講座はここまでとする。
講座に出てくれてありがとう。まじめに聞いてくれてありがとう。
研究区にあるわしの工房にも訪ねてくれるとありがたいぞ
では
(そう言って一礼すると教室の扉を開けて去っていった)

ご案内:「教室」から上泉 和正さんが去りました。
レイチェル > 「また気が向いたら寄るぜ、じーさん」
そう言って返すと、レイチェルはクロークを羽織った。
席を立ち、一度だけ室長代理補佐の方へ一瞥をくれると、
そのまま教室を去っていく――

『室長補佐代理』 > 「ありがとうございました、教諭。非常に為になる素晴らしい授業でした。また次回に期待します」
そういって、軽く手を振って見送り……今度はレイチェルに向き直る。
レイチェルの一瞥をまたじっとりとした黒瞳で見返し……嗤う。
それはもう、愉しそうに。

レイチェル > (気色悪ぃ奴……)
クロークを翻し。
そのまま教室を出て行った――

ご案内:「教室」からレイチェルさんが去りました。
『室長補佐代理』 > 去っていくレイチェルの後姿を見送った後、顎に手を当て、静かに一人ごちる。
「時空圧壊《バレットタイム》 レイチェル・ラムレイ……風紀刑事課の鉄砲玉か……まさか、ただ偶然ここに居合わせたというわけでもあるまい。そうなれば……まぁいい。いずれ、話を聞く機会もあるだろう」
そして、踵を返し、その場を後にする。
不気味な微笑だけを残して。

ご案内:「教室」から『室長補佐代理』さんが去りました。
ご案内:「教室」におこんさんが現れました。
おこん > 誰もおらぬであろう? おらぬな? 誰かおるなら三ツ数えるうちに返事の一つでもしてみい。 一ツ、三ツ! よーし!(ささっと無人の教室に飛び込み、素早く、かつ音を立てないように扉を閉める。 目の前には巨大なピアノ…そして周囲には電子楽器やら、なにやら。  ここは音楽室… 学園の生徒が多岐にわたるため選択式ではあるが、音楽の授業ぐらいはあるのだ。 いそいそとピアノに近づき、椅子の上へ。 カバーを開けると、綺麗に整列した白と黒。 にんまりと表情をゆるめ、小さな手を鍵盤の上に乗せて大きく息を吐く。)
おこん > (ゆっくりと指が鍵盤に触れる。 ハンマーが弦を叩き、音を立てる。 ゆっくりと指を動かし、幾つもの音を繋げて音楽を創りだしていく。 そのうち2本の手では飽きたらなくなって、尻尾を1本、もう2本。 尻尾を器用に動かして、奏でる音を増やしていく。 10本の指と9本の尻尾…かろうじて連奏には満たない独奏が始まる頃には、緊張もほぐれて身体がゆらゆらと曲に合わせて動く。  小さな身体と手をいっぱいに使い、届かない所は尻尾で補う。 そうして生み出された曲は、どこかもの寂しい音色を作り出しながらも、表情はうっとりと、夢を見ているかのようで。)
おこん > (曲調も、そして動かす指も尻尾も、どんどんと熱を帯びていく。 頬は紅潮し、とろんとした表情になりながらもまったくもって音が、リズムが乱れることはなく、加速し、強くなっていく。 やがて曲が最高潮に差し掛かろうとした瞬間に、まるで今までのことが嘘であったかのように、手はぴたりと止まった。) やめじゃやめじゃあ!(先ほどまでの表情も雲散霧消、いつもの調子で一声上げると、カバーをかけてフタをする。 白と黒の鍵盤は見えなくなって、ピアノは再びその音を筐体に閉じ込める。 ふすんと鼻を鳴らして椅子の上で胡座をかく。頬杖を突きながら、目の前の黒い、大きなピアノを睨みつけた。) こやつめ、中々にしぶといのう。 相手がモノだとやりとり一つも一苦労じゃわい。(尻尾でピアノをつつきながらぶつぶつ。)
おこん > こやつめ、ひたすらにワシを拒絶しよる…(ひょいと椅子から降りて、ぐるりとピアノの周りを一周。 ぱっと見は何の変哲もないピアノではあるのだけれど、勘のいい人なら、これが「生きている」ことが分かるだろう。 ) おぬしのやり方でワシは話しあおうとしとるんじゃぞ、コラァ! なーにが気に入らんのじゃ!(9本の尻尾をぴんと立てて、指でこんこんとピアノを叩く。) ピアノの中に魂が篭っておるのか、あるいは別の位相に臓物をしまっておるのか、ミミックなのか、他のものなのかわからぬが、ずいぶんと強情なヤツじゃのー。 少なくてもピアノの姿を取っておる以上、音楽で付き合おうとしている…と思いたいが、ふうむ…(自分のアプローチは失敗なのだろうか。 ”これ”は果たして、鍵盤のみで対話する存在なのだろうか。 そこから考え直す必要があるかもしれない。顎に手を当てて、ううむ、と考えこむ。)
おこん > ううーむ、わっからん! まあいずれなんとかなるじゃろ…(ごそごそ。 袖から取り出したのは「取り扱い注意 おこん」と書かれた大きなシール。 それをぺたりとピアノに貼り付ける。) こんだけ注意しといて触るようなヤツは、おそらくこれに”呼ばれた”に違いあるまい。 まー、今のワシでできることはこれくらいか…もう少しなんとかしたかったんじゃがのー。 あーあ、腹は減ったし交尾はしたしじゃ。 なんぞ外でもぶらついてくるかのう。(やれやれ、とため息をついてから部屋を後にする。)
ご案内:「教室」からおこんさんが去りました。
ご案内:「教室」にコゼットさんが現れました。
コゼット > (それから少しの後、教室の扉を開ける人影。)

「……?誰も居ない…何か音楽が聞こえたから誰かいるのかと思ったけれど…。」
(廊下を歩いていると音がしたものだから、見回りに来たのだが…教室内は蛻の殻だった。)

コゼット > (部屋の明かりを付け、念の為点検をしようと室内に入る。
普段音で溢れるこの部屋も、今はしんと静まり返っている。辺りを見渡すが、特に楽器が使われたような形跡も見られない。
しかし音楽…というより、ピアノの音は確かに聞こえたのだ。…もしかしたら、音楽が聞こえたから音楽室、という先入観が働いているだけで、実際は別の場所から聞こえたのかもしれないが)

コゼット > (と、するなら)

「すれ違いかしら。もしくは……幽霊、とか?」
(普通なら考えは前者に向く。しかしここは異能者の集まる場所だ。そうゆう存在があっても何らおかしくはないだろう。
しかしここに立っている限りでは何の異変も感じない。音楽も流れないし、何かがいる気配もしない。)

コゼット > 「……。うん、ちょっと考え過ぎかな。」

(機材をチェックし終える。異常は見られなかった。これ以上ここに留まる必要はないだろう。
思い違いに首を傾げながらも、音楽室を後にした)

ご案内:「教室」からコゼットさんが去りました。
ご案内:「屋上」にソラさんが現れました。
ソラ > 【屋上で楽しそうにくるくると回る少女が約一名。裸足に絆創膏が一枚貼ってある】
ソラ > 【なにやら絆創膏は濡れている様子で、風に吹かれてあっさり剥がれた。その下に傷のようなものは残っていない】
ご案内:「屋上」に霜月 零さんが現れました。
霜月 零 > 「……おいおい、裸足でんなことしてると足擦り剥くぞー?」
【気だるげに、ソラに声をかけた】

ソラ > 【誰かが来たことに気づくと、笑顔でステップを踏みながら振り向いた。】
霜月 零 > 「よー、始めましてだな。俺は霜月零(しもつきれい)。お宅、名前は?」
ソラ > 【へらっと笑ったまま首をかしげた】
霜月 零 > 「んお?あれ、俺の言ってる事わかってるか?あー、Can you speek Japanese?」
ソラ > 【やはりへらへらと笑いながら見ているだけ。何か話す様子は見られない】
霜月 零 > 「あー…喋れないとかかそれとも話す気がないだけか?せめてジェスチャーでもいいからなんか表現してくれっと助かるんだが」
ソラ > 【くるくると踊るように回りながら零さんの周りを回り始める】
霜月 零 > 「わっかんねぇ…」(少し頭を抱えて)
「言っとくけど、俺ダンスは出来ねーぞ?」

ソラ > 【何かいうわけでもなく楽しそうにくるくる回っている。なにやら肌が濡れているらしく、白いワンピースがぺったりと肌に張り付く】
霜月 零 > 「あーもう。女が濡れ鼠になってんじゃねーよ。ほれ、まあこの程度なら何とかなるか」
【言いながら指を動かすと、服が乾いていくだろう】
「…余計な世話なんなら言ってくれよ、やめっから」

ソラ > 【乾いた服を不思議そうに見ながらぱたぱたと袖を振っている】
霜月 零 > 「巫術、つってな。まあ、ちょっとした魔法みてーなもんだよ。水関係はちったぁマシなんだ」
ソラ > 【にっこり笑って再びくるくると回り始めた】
霜月 零 > 「あー…まあ、喜んではくれた、のか?取り敢えず俺はもう行くぞ。テキトーなとこで戻るこった」
ソラ > 【こけた。】
霜月 零 > 「ってオイ!?なんだよいきなり!」
【慌てて助け起こしに近寄る】

ソラ > 【ふらっと起き上がり、首を傾げた。もうくるくるする様子はない】
霜月 零 > 「どうしたってんだいきなり…ったく、怪我はねーか?」
【ささ、と大雑把に体をチェックする】

ソラ > 【怪我らしきものは見られない。相変わらずの笑顔。】
霜月 零 > 「あー…駄目だ、意思疎通が成立しねえ。えっとだな…」
【メモ帳のページを1枚ちぎって、ペンと一緒に渡して】
「筆談できるか?ダメなら首を横に振ってくれると助かるんだが」

ソラ > 【さらさらっと紙にペンを走らせる。予想外に綺麗な文字で「Sola」と書かれている】
霜月 零 > 「おー、Sola…ソラ、か。お前の名前か?」
ソラ > 【変わらないへらへらした笑顔で頷いた】
霜月 零 > 「で、だ。まあ笑ってるのはいいとして、会話が成立しないのは俺としてもやり辛いわけだが、あれか?喋れないとかか?」
ソラ > 【首をかしげて少し思案顔。ペンを持ったまま動かない】
霜月 零 > 「いや、こう、言葉喋れたりしないのか? …と言うか、もしかして自分の名前以外わからない、とか、か?」
ソラ > 【名前、という言葉に反応したのか。再び「Sola」の文字を書く】
霜月 零 > 「…ビンゴ、か?」
ソラ > 【首を傾げた。】
霜月 零 > 「……」(少し考えて)
「……出身は?」

ソラ > 【にっこりと笑う。よく分かっていないことが感じられる】
霜月 零 > 「…年齢は?」
ソラ > 【相変わらずの笑顔。笑ったまま反応がないときは、分かっていないと思っていいだろう】
霜月 零 > 【ああ、こりゃビンゴだ…と頭を抱え】
「……住んでる場所は?」

ソラ > 【首をかしげて笑う。】
霜月 零 > 「…ここに来た経緯は?」
ソラ > !【にっこり笑って天を指差す。上を見れば、星空が目に映るでしょうか】
霜月 零 > 「…空から降ってきました、なんて言ってくれんなよ?」
ソラ > 【考えの読めないへらっとした笑顔。】
霜月 零 > 「あーくそ、考えが読めねぇ…どうしたもんかこれ」
【困り果てた、と言う表情で】

ソラ > 【不思議そうに首を傾げる。相手の困惑の原因が自分だと分かっているのかいないのか。】
霜月 零 > 「誰か何とかしてくれ…」(そんな愚痴を吐きつつ)
「…取り敢えず、何してたんだ?」

ソラ > 【にっこりと笑ってくるりと回……ろうとしてふと足が止まる。不思議そうに首を傾げた】
霜月 零 > 「ん?どうかしたか?」
ソラ > 【なぜかきょとんとしている。】
霜月 零 > 「おーい?」【目の前で手を振ってみる】
ソラ > 【軽く首を傾げた後、笑顔に戻って零さんを見つめた】
霜月 零 > 「…これもうまさか、何してたかすらわかんなくなってるとかじゃないだろうな!?」
ソラ > 【にっこりと笑う。すこし嫌な予感がしてもおかしくない。】
霜月 零 > 「……」(少し顔色が悪くなる
ソラ > 【へらへらと笑ったまま、とっとこ階段を駆け下りて屋上を去っていく】
霜月 零 > 「あ…」
【そのまま、茫然としてそれを見送った】

ご案内:「屋上」からソラさんが去りました。
霜月 零 > 「……あー、俺もどっか行くか」
ご案内:「屋上」から霜月 零さんが去りました。