2017/05/03 のログ
ご案内:「食堂」に柊 真白さんが現れました。
柊 真白 >  
(昼をやや過ぎた食堂。
 混雑のピークを越えたからか、休日故か。
 人影がまばらな食堂へ、弁当箱を持ってやってくる。
 授業は無いが、忘れたノートを取りに来たついでだ。
 昼を過ぎてしまったのはクラスメイトと話をしていたから。
 学食に来たのに弁当を持っているのは、昨日作った煮物が余っているから。
 席について包みを解く。
 あまり女子らしくない大きさとデザインの弁当箱の蓋を開け――)

……。

(――る直前に動きが止まる。
 おそるおそると言った感じで僅かに蓋を開けて、覗き込む。
 顔をしかめて閉じてしまった。)

――はぁ。

(ため息。
 そのまま弁当を放置し、立ち上がって食券機へ向かう。)

柊 真白 >  
(何を頼むか迷った末、カツカレーのボタンを押す。
 ついでに大盛りのボタンも。
 窓口のおばちゃんに渡せば、程なくして作り置きの無駄に分厚いトンカツが乗ったカレーが丼で出てきた。
 それを持って席に戻る。)

――いただきます。

(手を合わせて一礼。
 スプーンを手に取り、カツごとご飯とカレーを掬って口へ。
 厚みの殆どが湿気た衣だった。
 あまり気にせず、もう一口。)

ご案内:「食堂」にイチゴウさんが現れました。
ご案内:「食堂」に藤巳 陽菜さんが現れました。
イチゴウ > ここは普段多数の生徒達が集う食堂であるが
今日は昼を過ぎたのもあってか人の数は少なめであり
そんな中を白い四足がガチャガチャと
音を立てながら食堂内にやってくる。

「機械にもGW中の自由行動は許されるものなんだな・・・
ま、任務が来たら行かなきゃなんないが。」

そんな感じでゴールデンウィークの
休暇を満喫していると
視界に入る人見知りの影。

「あの人は・・・確か真白だったっけ?」

そうしてその小柄な身体とは不釣り合いな
大きさのカツカレーを食している
少女の元へと近寄っていく。

藤巳 陽菜 > 一か月経って流石に少しずつ慣れてきた蛇の身体を動かして食堂を進む。
今日は何を食べようか?
迷う心を後押しするのは漂ってくるカレーの匂い。
…よし、今日はカレーにしよう。

早速食券を買って渡してカレーを受け取り座る場所を探す。
といってもどこもガラガラ座る場所なんてどこでもいけそうだけれど…。

見渡すとあれは同じ学年の子だ、授業で何回か見たことがある。
勇気を出して近づこうと思ったところに物々しい様子の機械が先に近づいていった。

(なにかしらあのロボット?機械もご飯を食べるのかしら?)

そう離れてない位置から二人?の様子を見守る。

柊 真白 >  
(黙々とカレーを消費していれば、聞こえてくるのは機械の駆動音。
 もはや見なくても発しているものがわかる音だ。)

――なに。

(口の中のカレーを飲み込んでからそちらの方を見る。
 音の発生源は思ったとおりだった。
 何か用でもあるのかと、こちらから声を掛ける。)

……。

(そしてその奥に見える下半身が蛇の少女。
 何度か見たことがあるし、そもそも一度見れば充分過ぎるほどのインパクトがある外見をしていた。
 そちらの方もじいと見る。)

イチゴウ > 何かと聞かれれば
イチゴウは少女の方を見上げて

「やあ。珍しく風紀から
休暇紛いのものを貰ったんでね。
今は特にやる事が無いから
少し喋り相手になってくれないかね?
あと事務的な質問もあるし。」

実にのんびりとした口調で
真白に対しそう返答する。

「それと机の上に弁当があるようだが
なのに何故カツカレーを頼んでるんだ?」

イチゴウはまず真っ先に思った事を
質問として彼女にぶつけてみる。

藤巳 陽菜 > こちらに視線を向けられれば体が固まる。
まさに蛇に睨まれたカエルのような状態だ。
いや、蛇はこちらのはずなのだけれど…

だが、ここで臆していてはいつもと同じここは勇気を出して…。

「…あ、あの。その同じ学年の人よね?
 折角だから一緒に食べてもいいかなって…思ったんだけど。
 横の機械の人と一緒に食べる約束とかしてたのなら…。」

混ざるのは悪いし…
そう言いながら少しずつ声が小さくなっていく。

「あ、本当。弁当も置いてあるのね。えーと…」名前が思い出せない。

「…あなたも学食だけでは足りないから弁当持って来てる人?」

四つ足のロボットの質問に便乗して尋ねる。
多分二人は友人なのだろう。
そういう陽菜の鞄にも四角いふくらみが見える。
恐らくこの中に弁当が入っているのだろう。

柊 真白 >  
別に良いけど。

(彼の言葉に答え、カレーをもう一口。
 いかにもカレーと言った味わいのカレーだ。
 不味くは無いが、びっくりするほど美味しいと言うわけでもない。)

――柊真白。
いいよ、別に。
約束はしてない。

(名前を思い出せない様子の彼女に、自身の名前を告げる。
 ロボットの方とは友人と言う程の深い関係ではない。
 何度か話したことがある、知り合い程度だ。)

食べられなくなってた。

(簡潔に答える。
 見た目より食べる方ではあるが、流石に大盛りのカレーを食べれば充分だ。
 食べ過ぎて体が重くなっても困るし。)

イチゴウ > 「ありがとう。それでは」

そう言うとぴょんっと小ジャンプをして
近くの席に乗る。
そして机に目を向けると
妙に大きなカツカレー。

「キミは小柄なのによく食べるな・・・」

気づけばそんな事を口に出していた。
そんな中不意に横から声が聞こえてくると
顔を声のした方へと向ける。
そこには同じく少女。ただし下半身が
蛇のような形をしている。

「真白の言う通り約束はしてないよ。
たまたま会っただけさ。
何だ、キミは弁当なのか?」

何やら引き気味な少女に対して
フランクな口調で声をかける。

藤巳 陽菜 > 「ああ、そう!思い出した!
 えーと、私は藤巳陽菜。よろしくね。」

思い出した。そういえば確かそんな風な名前で呼ばれていた気がする!
思い出したというか今、知ったに近いけれど。

「食べられなくなってた?
 中身が痛んでたってこと?」

椅子に座りながら尋ねる。
尻尾を横に垂らすスタイルの座り方。

確かにこの時期であるならば汁っ気の多いものがご飯と混ざってカタストロフ。
なんてことも起こるだろう。

「いいえ、私は見ての通りこのカレーも食べるけど…。
 見ての通りの身体だから一杯食べないとすぐお腹が空くのよ。
 えーと…ロボットさんは見た感じ…食べれないわよね…どうして食堂に?」

見たところというか普通にロボットだ。
ここまで動けるロボットは本土では見たことがない。
でもそれでもそのメカメカしい見た目からはご飯を食べれるように思えない。
…それとも中の人がいてその人がご飯を食べるのだろうか?

柊 真白 >  
人より燃費が悪い。

(届出をしている年齢やらなんやらは色々偽装しているが、種族だけは誤魔化しようがない。
 だからそこだけは正直に申請している。
 それを誤魔化さなくて済むのは流石異能と人外の街だと思う。)

よろしく。
――そんな感じ。

(名前を聞いて、頷く。
 カレーを黙々と口に運びつつ、空いた僅かな時間で喋るため、いつもより三割増ほどで口数が少ない。
 とりあえず痛んでいたのかと言う問いに、頷きを返しておいた。)