2017/05/04 のログ
■イチゴウ > 「なるほど。という事はよく動けるのか?」
人間とは違う種族という事は
人間よりも身体能力が高いのが普通であるが
一つにそうも言えないので興味本位で
追加質問してみる。
「ん?単純にここは生徒が多く集まるっぽいから
暇つぶしに来ただけさ、まあ今日は人少ないけど。
それとボクは稼働に植生バイオマスが必要でね
まあつまり食べないと活動し続けられないんだ。」
蛇の身体の少女ーー陽菜の言葉に
対して返答すると共に
地味に自分の仕様にも触れていく。
■藤巳 陽菜 > カレーは飲み物です!と言わんばかりに殆んど噛まずにカレーを食べ進めていく。
つまり、食べるのがかなり早い。獲物を丸のみにする蛇の特性ゆえだろうか?
「他の人より食べる量が多いのって不便よね…。
食費もかかるし…。」
人よりつまり他の人より多い。目の前の少女が人外であるとは思いもよらない。
家からの仕送りと学園の奨学金そして、異能を研究されることへの報奨金。
この三つを貰ってる陽菜はそこまでお金に困っているわけではないがそれでもキツイ。
もう少し落ち着いて、遊んだりする余裕が出来てきたらそれは尚更響くだろう。
「そう、暇つぶしなの。
ロボットだからってずっと働いてる訳じゃないのね。
し、植生バイオ鱒?…なるほどね。」
分からなくてもなるほどと頷く。頭に?は浮かんでいるけど。
なんだろうSF用語だろうか?ロボットだし。
■柊 真白 >
それなりに。
(正直に答える義理もない。
どちらとも取れる言葉を返しておいた。)
お金はあるから別に平気。
両親が遺してくれたし、そんなに使わない。
(対外的には両親の遺産を信頼できる知人に頼んで運用してもらっている、と言うことになっている。
殆ど飲み込むようにカレーを吸い込んでいく彼女を横目で見ながら、しかし蛇だから不思議がったり驚いたりすることもない。
カレーを平らげ、手を合わせて一礼。)
ごちそうさま。
――先、帰る。
課題もやらなきゃいけないし。
(そう言って立ち上がり、空いた器を返却棚へ。
席に戻り、弁当箱を拾って食堂を後にする。)
ご案内:「食堂」から柊 真白さんが去りました。
■イチゴウ > 「課題か、頑張ってくれよ。」
カレーを平らげて去っていく真白を
見送りながら軽くそう声をかける。
そして次に蛇の少女の方を向き
「キミはラミア種・・か?
何だか動きが慣れていないようにも見えるんだが
何かあったのか?」
蛇になっている下半身を見つつそう質問する。
これくらいの大きさのラミア種ならば
もっと軽々しく動いてもいいのだが
目の前の少女は何というか動きが固いように
感じた。
■藤巳 陽菜 > 「遺産って…。」
つまり、彼女の両親は既に…。
ここには色々な境遇の人がいる。だからそんな人も当然いる訳で…。
(私と歳も近いはずなのに…。)
いや、見た目は陽菜よりももう少し年下にも見える。
その少女の持つどことなく固いような凍ったような雰囲気はその経験から来るものなのかもしれない。
「あっ!あの、またね!」
…避けられてはないと思いたい。
思いたいけどやはりこの蛇の身体は人を選ぶ。
鱗が苦手、爬虫類が苦手、テラテラした質感が苦手、そもそも蛇が苦手。
…そんな人も多くいる。もし、彼女がそういう風な類の人ならもう関わらない方が良いかもしれない。
この異能さえなければもっと多くの人と親しくなれたかもしれない。
そんなネガティブな思考に入ってきた君はラミア種かという声。
「違うわ!私は人間よ!」
思わずそのロボットに対して叫ぶ。
どこをどう見ても人には見えない。その自覚が陽菜にはある。
だから、普段ならきっともっと抑えて答えられただろう。今でさえ。今でさえなければ。
少ない食堂の人の視線が陽菜に集まる。その蛇の身体に。
「ッ!」
どこが人間なんだ?周囲からの視線にそんな思いが込められているように感じる。
耐えられない。耐えられない。
「ごめんなさい…。」
逃げるようにその場を後にする。
そのロボットが指摘したように明らかに未だ慣れていない動きで…
…すぐにも転びそうな不安定な動きで
ご案内:「食堂」から藤巳 陽菜さんが去りました。
■イチゴウ > まるで逃げるようにして去っていく
その少女を見れば
「・・・なるほどな、異能暴走の類か。」
椅子にちょこんと佇みながらそっと呟く。
陽菜という少女からは異能パターンが
検出されており恐らく段々彼女を侵食している
といった状況だろうか。
推測なので勿論断定は出来ないが。
1人取り残されたロボットは
何をする訳でもなく
しばらくそこに佇み続ける。
■イチゴウ > 「さて・・・そろそろボクも帰るか。」
ぞろぞろと食堂から人が減り始めると
自身もそれに混じって食堂を後にする。
あらゆる物を受け入れるこのと常世島・・・
その性質ゆえ自分も含めて奇妙なモノが
集っていくのはもはや一つの宿命か。
ご案内:「食堂」からイチゴウさんが去りました。