2015/06/17 のログ
ご案内:「教室」に龍王院皇牙さんが現れました。
龍王院皇牙 > (眩い白ランが肩で風を切り闊歩する)
(背後に付き従う名も無き生徒会役員達、廊下にいた生徒たちも道を開け、遠巻きに眺める様はさながら現代の大名行列か)
(彼らが向かう先はとある教室、そこで生徒が諍いを起こし、騒ぎになっているとの事だった)

龍王院皇牙 > (白ランの男、龍王院皇牙が教室の戸を開くと、中にいた生徒たちの注目が一斉に集まる)
(人垣の中心にいる人物は二人、いかにもな不良学生と、逆立った髪に燃えるような瞳を持つ少年)

―――また貴様か、炎上寺熱波
(やはり、またしても、この男か――)
(一年が騒ぎを起こしていると聞き、もしやと抱いた直感)
(それは此処に至って確信に変わる)

学内における無許可のCOCバトル(※注1)は禁止されている―――私は、何度もそう言ったはずだが?


※COCバトル 子供達を中心に大流行しているかもしれないカードゲーム、『チャンプ・オブ・コロッセオ』による戦いをCOCバトルと呼称する

龍王院皇牙 > (燃えるような瞳の少年、炎上寺熱波は、龍王院皇牙の登場に対し、不愉快そうな顔を隠そうともしない)
生徒会は、貴様の尻拭いをするための組織ではないのだがね……風紀達も貴様には大層手を焼いているそうじゃないか
(校則違反の取締は主に風紀の管轄、この場における龍王院皇牙の役目、それは違反者に対する裁きを下すことにある)

(だが、生徒の一部から湧き上がるのは抗議の声)
(「熱波君は悪くない」「彼は僕らを助けてくれたんだ」)

龍王院皇牙 > (龍王院の視線が、机の前で俯く不良学生を横目に捉える)
(『鎌瀬犬彦』、素行不良の目立つ、絵に描いたような愚民の一人と記憶している)
(COCバトルではそこそこ鳴らしていたようだが―――所詮は凡人の域を出ない)
(おそらく、生徒たちの言っていることは事実なのだろう、鎌瀬の素行の悪さを考えれば頷ける話だ)
(――だが)

龍王院皇牙 > 小山内君
(龍王院が右手を上げると、傍らに控えていた女生徒が口を開き、条文を読み上げる)
(『校則第213条・所定の場所を除き、学内における無許可のCOCバトルを禁ずる。これを破った場合、十日以内の停学処分とする』)
――聞いての通りだ、如何に猿並みの知能の貴様といえど、理解はできるだろう?

(猿並みと罵られ、怒りの声をあげる炎上寺)
(しかし、それに構うことなく)
鎌瀬犬彦、並びに炎上寺熱波、以上の二人を停学一週間の処分とする
(冷徹な裁き。如何なる事情があろうとも、校則違反の四文字だけは覆らない)

龍王院皇牙 > (抗議の声を無視し、踵を返して教室を後にする龍王院)
(その傍らで、眼鏡の女生徒が密かに耳打ちする)
(「目撃者の証言ですが、バトル中に炎上寺熱波が――――」)

…何?
(伝えられた内容に、龍王院の端正な眉が顰められる)
まさか……奴もまた、カードを制する者…《覇者(ロード)》たる資格の持ち主だと言うのか…!?

龍王院皇牙 > (あのような若輩が、いや、炎上寺熱波が真にあの男の血を引いているのならば、あるいは…)
(思考を巡らす龍王院の胸元で微かな振動、彼は薄く微笑んで、それを手で抑える)
―――…貴様も血が滾るというのか、白竜帝?
(胸元のカードへと、そう語りかけ)
…ふっ、そう焦るな……今はまだ我々が出る幕ではない……奴が真に覇者たる素質の持ち主であるのならば――――

――いずれ、その時は訪れる……必ずな
フフフ………ハハハハハ!!
(哄笑を残し去る、龍王院皇牙)
(いずれ交わり、戦うべき運命――――人はそれを、宿命と呼ぶ)

ご案内:「教室」から龍王院皇牙さんが去りました。
ご案内:「教室」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > ──んー、いぁ、あー……んんんー……。

(午後の授業をあらかた終えて、残る授業は異能を用いた実戦形式の授業だったため、東雲は自習をしていた。
 とは言っても何らかの課題を与えられたわけでもないので、図書館から何冊か借りてきた本を、空き教室で読んでいるだけだが。)

すっげー眠ぃ……。でも寝たらなー、怒られるからなー……。

東雲七生 > 何つーか、もうちょっとこー……分かりやすく書いてくれねかなー。
体の仕組みなんて大体の人は同じなんだからさー……。

(今、目を通しているのは『人体のしくみ』と題された図鑑サイズの本。
 それが学研から出版された児童向け図鑑であることを彼はまだ知らない。)

んぬぬぬぬ……。

ご案内:「教室」に焔誼玖杜さんが現れました。
東雲七生 > だぁーはー……
これなら適当に学生通りでも走ってくりゃ良かった。

(図鑑を開いたまま机の上に置き、右手の人差し指を胸に当てる。)

えーと、心臓から送り出された後はどーみゃくを流れて行って毛細血管まで……行って、そっからじょーみゃくを……
ぬぁぁぁ。

(アウトドア男子の学力なんて所詮この程度、だ。)

焔誼玖杜 > 【そんな少年が頭を抱える教室に、訪問者が現れる】

「……東雲さん?」

【表情こそ変わらないが、その首は僅かに傾げられた。
 空き教室だと思って入ったら知人がいたのだ。
 普通なら多少なり驚くところだろう】

東雲七生 > ぉ?

(名前を呼ばれた気がして振り返れば、)

おお、焔誼じゃん。よっす。
どうかしたのか?ここ、空き教室だぜ、一応。

焔誼玖杜 > 「こんにちは。
 ……多分、東雲さんと同じです。
 次の授業まで時間が空いたので、本を読もうかと」

【様子を見て淡々と答えつつ、自然と隣の席へ移動し腰を下ろす。
 鞄から取り出したのは二冊の本。
 五行思想を記した本と、東洋医学理論の入門書だ】

東雲七生 > なるほどねー。
いや、俺の方はこのまま放課までなんだけどさ。

(実技が2コマ続きなのは別段珍しい事でも無いだろう。
 苦笑しながらも、隣に座った少女が持参した本を盗み見て目を逸らす。内容がさっぱり分かんなかった。)

焔誼玖杜 > 「私はこの後、一般教養の科目があるので。
 一応、年齢としては中学生ですから」

【このような特殊な学校へ編入したとは言え、特殊な内容だけを学んでいれば言い訳ではない。
 ごく一般的な課目も、少女は選択し講義を受けていた。
 そう話をしながら、少年の机にある本に目を向ける】

「……人体のしくみ?」

【生物の科目の勉強だろうか。
 解剖学や生理学などの専門科目は、選択していない様に思えるし、と考え首が傾げられる】

東雲七生 > あー、そうなんだ。
………えっ、中学?年齢的には?

(怪訝そうな顔で少女の顔を見る。
 すっかり同い年だと思い込んでいたが、年下だったなんて。)

あー、これな。
ちょっと色々と個人的な興味でさー、読んでみたは良いけど難しくって。

(机に広げていた本を閉じて表紙を軽く指で叩く。
 繰り返しになるが、児童向けである。)

焔誼玖杜 > 「うん、14歳です。
 ……そういえば、東雲さんは?」

【年齢を話した覚えは、たしかに無かった。
 相手の年齢が少々気になり、たずねてみる】

「そうですか……?
 どこが難しかったんですか?」

【良く見れば児童書である。
 それで難しいとなれば……色々と気になるものだ。色々と】

ご案内:「教室」に蒼穹さんが現れました。
東雲七生 > 俺は15、もうすぐ16だったかなー。
学年一緒だけど、歳は違うってのは普通なんだよな、この学校じゃ。

(すっかり忘れてたぜ、と苦笑しつつ。
 そっか一個下かー、と改めて少女を見る)

え?
いや、それは……はは、情けなくなるから訊かないで……。

(ほとんど大体全部、とは流石に言えなかった。
 それなりにプライドはある。男のプライドだ。)

蒼穹 > (時間は午後。大体昼頃と言って差支えないだろう。己はと言えば授業をさぼって、何処かでジュースでも飲みながら腰を落ち着けようと思ってさ迷い歩き始めた手前、空き教室な筈の部屋に知り合いの顔が見えたので炭酸飲料を片手にがらりと入室して。)

やっほー、こんにちは。お邪魔するよー。
東雲君…と、お知り合いの人…かな?
ご飯はもう済ませた感じ?

(手を振ってずけずけと入り込むのだった。何だか、この部屋に元いる二人は…どちらとも、何だか幼さが残っているというか、そんな気がする。)

焔誼玖杜 > 「ううん、私はまだ14になったばかりだから……二つ下だと思う」

【やっぱり年上だったんだなと思いつつ、変化に乏しい表情で少年の顔を見上げた】

「そう……なら、聞きません」

【何となく察せられた。うん、人体は中々難しいのだ】

「……こんにちは」

【新たに現れた人物に視線を向けると、小さく頭を下げた】

東雲七生 > あれ、蒼穹じゃん。よっすー。
何だよ、お前まで自習……じゃないな、サボりか。
飯なら結構前に食ったよ。

(ジュースなんて飲んでるし、と新たな来訪者へと冷めた視線を送る。
 人が真面目に頭悩ませてるのに、いい気なもんだと。)

ああ、そっか二個下か……。
俺もこないだまで中学だったつもりだけどなー。…はは、同級生なのになんか後輩みたいで可愛いな。

(裏表のない笑顔でそんな事を言った。)

蒼穹 > うん、こんにちはー…。
ええっとー…。
(まじまじ、と黒髪の少女を見つめてみる。何だか、話を振った方が良いのかどうか、分からないが…。何か、自分と同じ邪神の匂いがするような、しない様な…?)

んー、サボリサボリー。
あーそっか。んじゃ、私は一人寂しくカロリーメイトでも食べてよっかなー。
何、二人して読書タイム…?真面目な子、多いね。
(悪びれずに一笑…しようと思ったのだが、片や本を並べる少年少女と、炭酸飲料を握る己…住む場所が違う。頬をかきながら少しだけ困ったように笑った。)

焔誼玖杜 > 「……焔誼玖杜、一年です。
 空き教室で本を読もうと思ったのですが、偶然」

【言いつつ、隣の少年を見る。
 何らかの神格の気配は感じ取っていたが、それだけならもうなれつつある。
 敵意でも向けられない限り、気にしないことにした】>蒼穹さん

「後輩……東雲先輩?」

【冗談のつもりで言ったが、表情が変わらないため真面目に言ってるのか判断が付き辛いかもしれない】>東雲さん

蒼穹 > あ、どうも。蒼穹《ソラ》だよ。同じく一年。
もしかしたらどっかで会ってたかもね。宜しくー。
珍しい名前だね。下の名前、クトちゃんっていうんだよね?
…真面目だよね。皆。
(やっぱり、そこが気になる。やっぱりこの空間は勉強する空気なのだろうか。何だか彼女の雰囲気も大人しく真面目、のような感じだし。)>焔誼

東雲七生 > そりゃあ俺は真面目だもんよ。
ちゃんと約束だって果たしたからな、7本持ってったろ?

(大真面目な顔で頷いた。児童向け図鑑を持って。)

ははっ、東雲先輩かぁ。
去年まではそう呼ばれてたけど、来年からまたそう呼ばれるようになんのかなー。

(楽しみだな、と笑みを浮かべて焔誼の冗談に応える)

蒼穹 > ああ、もう最後の一本持って来てくれてたんだ、ありがと!
今度確認しとく。ようやっと、完成だね…使い時なかったけど。
…しゅーる。
(その児童向けの本が色々と台無しにしている気もするが、突っ込まず、目を逸らしてぼそっと呟いた。)

東雲七生 > 持ってったよー。
重い思いして遠出するのからもやっと解放されたぜ。
……なんかすげー骨折りした気分だけど。

(使う機会無かったな、と頷きながら図鑑に視線を落とす)

焔誼玖杜 > 「よろしくお願いします、蒼穹さん」

【見覚えは、言われてみればあるかもしれない。
 そう思いつつ、変わらない表情で答える】

「……真面目」

【とは言うものの少年の方は児童書である。
 なんとも言いづらい状況だった】>蒼穹さん

「…………」

【二人の間にどんなやり取りがあったのかはわからない。
 だから、横で静かに会話を聞いている】

蒼穹 > あっはは、ごめんごめん。
分かった分かった。今度ご飯奢ったげるからそれで勘弁してよ、ね。
…あ、それとも何か別の物が良い?
(宥める様な口調で手で空を切って)>東雲

…う、うん。
(口数が少ない子なのだろうか。どうにも会話が続かない。)
あの…あんまりお喋りは好きじゃない?
それとも、邪魔しちゃっておこってる…?
(無表情というのは、ある種むすっとしているよりも怒っている場合があるんだとか。少しだけ姿勢が低くなった。)
真面目でしょ。…内容は兎も角。
(ほそぼそと呟いて。)>焔誼

東雲七生 > ………そういやさ。
焔誼、何かあったのか?

何つーか、上手く言えないけど。
お前、もっとこう、そそっかしいというか、そんな感じじゃなかったっけ?

(表情の乏しい少女へと、疑問を投げかける。
 少なくとも知り合った初めのころは、もっと感情豊かだったはずだ、と。)

東雲七生 > >蒼穹
むー、飯奢ってくれるならまあ許す。

(まだ納得いかない事は多々あったが。
 それはこの青髪の少女にぶつけても仕方のない事だったので不承不承と言った様子で頷いた。)

けどさ、どーすんだこれから。使うアテあんのか?

焔誼玖杜 > 「……もともと、あまり話すのは得意じゃないので」

【と、蒼穹さんに答えつつ、東雲さんの問いにどう答えればいいかと頭を悩ませる】

「……少し、力を使いすぎて。
 そのせいで、上手く感情表現ができないんです」

【なるべく正直に答えるが、詳しく話すのも説明が難しい。
 表現どころか、感情が動かなくなっているのだが、簡単に説明するならこんなところだろう】

蒼穹 > あっはは、無欲だね。1000円までね。
(ちゃっかりと料金の制限はしつつ。)
うーん、でも大剣ってだけで結構なもんだし。
7本継ぎ足したんなら威力も相当だろうしね。護身用として。
(剣を振るう真似をして。護身用というレベルではない気もするが。)

そう。…確かにそんな雰囲気だとは思ったけどね。
怒ってるんじゃない…よね?
(じーと、見遣って念押しの確認。)

焔誼玖杜 > 「……怒っては、いないです」

【僅かに顔を引いて、首を振る。
 むしろどちらかといえば、申し訳ないくらいではあった】>蒼穹さん

東雲七生 > ぜってー1000円以上の働きをしたと思うんだけど俺。
(ぶつぶつ文句を溢しながらも一応納得はしたようだ。)

ほーん、そっか、力の使い過ぎねえ。
そういう反動もあるのかぁ、なるほどね。
まあ、特に悩みとかある訳でもないんなら安心だな。……無いよな?

(焔誼を見つめ首を傾げる。)

蒼穹 > クトちゃん。
…もしかして、何か怖がってる?
(見据えている故か、そんな僅かに距離を取られたことも気になったようで。ひょっとして…なんて、思って。といっても己が邪神であることを怖がっているのではないだろうが。)>焔誼

あっはは、わーわー。
でもそれでいいらしいじゃん。それに他に何かあったらってさっき言ったよー?
他に何、欲しいのよ。
(にやけ顔で一笑した。だが、彼の言い分は最もだが。)

焔誼玖杜 > 「私の力も、魔術も、精神力を消費しますから。
 ……悩み」

【悩みといわれれば、当然のようにある。
 とはいえ、話して言い事なのかどうか……】

「……いえ、なんでもないです」

【耳がよければ、微かに『路地裏』がどうとか聞えたかもしれない】>東雲さん

「いえ、そんなことは……多分、ありません」

【今現在、なにかを怖がっているという自覚は、無い。
 けれど、先日の路地裏や、時折感じる強い神格の気配。そして己の敵と断ずることの出来る存在の気配。
 それらに感じているものを、以前の自分だったら恐怖としていたかもしれない。
 ……もちろん、目の前の女性に対して恐怖を抱いてはいない。今のところは】>蒼穹さん

東雲七生 > なるほど。
じゃあしばらくゆっくり休んどけよ。
まあ、今の方が顔から火とか出さなそうだけど。

(それでも、何処か物足りないというか、寂しい気がした。)

……ん、無いか。なら、……いいけどさ。
一応ダチなんだから、何かあれば遠慮せず相談してくれよ?

(な、と念を押す様に笑いかけた。)

別に何もねーし。
ただ、1000円は流石に足りねーって。もう1000円増やせよ。
(ぶーぶー、納得はしても認めちゃいけない気がしたのだ。)

蒼穹 > …多分かぁ。
まぁまぁ、何かよく分かんないけど。もうちょっと気楽に行こうよ。
私としてはこう、フレンドリーに行きたいからねー。
(けれど、己から見たら、少し自意識過剰なのかもしれないけれど忌避されているような気がして。真っ黒な髪に隠され、一向にかちあわない視線もそれに拍車をかけた。彼女が恐怖を抱いていないにしても…己からは、そう見えてしまうもので。といっても、初対面でこうも馴れ馴れしい方がおかしいのだろうか。)>焔誼

あっはは、本当に?何もないのね…。
ああはいはい、2000円ね。おっけーおっけー。
まぁ、あんなおっきい刀7本だもんね。それくらいは奢るよ。
(やれやれと言った風に肩を竦めるが、気取った風な顔で頷いたのだった。)

焔誼玖杜 > 「そうします。
 私も、今の方が力の制御はしやすいんですけどね」

【とはいえ、物事に感動出来ないというのは自分でも物足りなさを感じはする。
 人見知りに戻るのは困るが、このままというのも……】

「うん、その時はちゃんと、相談します」

【ダチだといわれれば……僅かに表情が変わったかもしれない。見かたによっては微笑んだように見えただろうか。
 けれど、相談できるかといえば……東雲さんを危険に巻き込むようなことはしたくなかった】

「いえ、すみません。
 その、感情表現もですが、感情自体もあまり強く出てくれないので」

【自分でもイマイチ判然としないのだと、視線を合わせて言う。
 上げられた前髪から、鏡のように蒼穹さんを映す黒い瞳が覗いているだろう】

「私も、仲良く出来たらいいと思ってます」

【気楽じゃないかといえば、そうでもないと。
 話し方がぎこちないのは、単純に会話下手なのと、癖のような物だ】

蒼穹 > 謝ることじゃないんだけどね。クールってやつかな。
…あっはは、やっとこっち向いてくれたね。
(視線があったならば、にっこりと、少々見せつける様になるかもしれないが明朗な笑みを浮かべてみようか。実際、拒絶されていなかったという事で嬉しいのもあるのだが。)

そっか、ならまぁ、仲良くしてよね。
お話するの苦手なのは仕方ないさ。そういう子もいるんだし。
(うんうん、と頷いて。その点には深く触れることもなく自己完結した。)

東雲七生 > なら良しっ!
きっと焔誼の他のダチも心配してると思うぜ?
何かあったら、ちゃんと話しとけよ。

(友達は怒らせると怖いぞ、と笑いながら忠告する。)

いっそ俺が食い倒れるまで出させようとも思ったんだけどさ。
まあ学生街とか商店街の学生向けの店なら2000円もあれば腹一杯になるし。

よーし、おごりで飯が食えると思ったらちょっとやる気になって来た!
ついでに軽く走って来て腹減らしとくかな!

(大きく伸びをするついでに席を立つ。
 時計を一瞥するとそのまま扉の方へと歩き出して。)

そんじゃ、俺ちょっと走ってくるわ。
焔誼は授業行くの忘れんなよ!

ご案内:「教室」から東雲七生さんが去りました。
焔誼玖杜 > 「はい、仲良くしてもらえたら、嬉しいです」

【語調は淡々としているものの、そう答えた】>蒼穹


「うん、そうしますし……東雲さんも頼りにしてますから」

【怒らせないように気をつけます、と頷いた】

「うん、また。
 東雲さんも張り切りすぎて怪我しないでくださいね」

【そういいながら、教室を出て行く背中を見送りました】

蒼穹 > おっけ。あっはは、そうだね、2000円で鱈腹食べられるって思うな。
お、いってらっしゃい。
お疲れ様ー…。さて…今月の出費が増えるよ。
(おどろおどろしく、困り顔を浮かべるも、彼の背に手を振って、見送った。)

…とまぁ、お近づきのしるしー…だけど。
読書の邪魔じゃなかったらお話するー?
(ようやっと、何処かの席に腰を落ち着ければ、身を乗り出しつつ。)>焔誼

焔誼玖杜 > 「はい、よかったら。
 私も……もう少し時間ありますから」

【そう言って教室の時計を確認し、頷いた】

蒼穹 > うん、じゃーお話しよっ。
えっと、そうだね…何読んでたの?
(視線を落とし、指差して。彼の児童向けの本は目に映ったが、彼女の本は…。)

焔誼玖杜 > 「これは、五行説の勉強をしようかと思いまして。
 私の使える魔術は消耗が大きいですし、異能の方も制御が難しいので、なにか参考になればと」

【机の上にあるのは『五行思想解説』『東洋医学の教科書』という二冊の本である。
 どちらも図書館の本らしくタグが貼られている】

蒼穹 > 五行って言ったら四大元素の一個足したヤツみたいな感じだよね。
あ、クトちゃん魔術も異能も使えるんだー。
…五行っていうのは魔術でも異能でもないのかな。
(首を傾げて、二冊の本をちらりと見る。)
治療魔法無いと…医学とかも便利だよね。
(とか補足を入れつつ。)

焔誼玖杜 > 「魔術はちょっとだけですけど……。
 一応、魔術の体系の一つみたいです。
 ただ、元は魔術でも異能でもなくて、自然の捉え方、考え方ですね」

【と、最近知った事を説明し】

「東洋医学は、五行思想と切り離せない関係があるんです。
 人体を陰陽や、五行に関連付けて考えているみたいで」

【合わせて読めば気付ける点もあるかと思いまして。そう付け足す】

「蒼穹さんは、魔術は使ったりするんですか?」

【自分も聞かれたので、気になって問い返してみた】

蒼穹 > …成程、捉え方。だから魔術学とかそんなタイトルじゃなくって思想解説、なんだね。
私そういうのに疎いからさっぱりなんだ。
五行のそれ、何か使ってるの?
(拍子のタイトルに人差し指を置いて彼女を見遣り。)
へー、そうなんだ。
東洋の占いとかまじないとかそんなんらしいけど…。
具体的に関連してるんだね。…やっぱり真面目だね。

私?うん、使う使う。っていうか私は魔術方面ばっかりだよー。
(こくこく頷き。)

焔誼玖杜 > 「いえ、まだ使えるほどには。
 けど理論はわかったので、丁度今使い方を考えているところです」

【首を振りながら答える】

「真面目……ですか。
 そうかもしれないです。一応、自分の命にも関わりますから」

【可能な限りやれることはやっておきたい、それだけなのだが。
 やはりその姿勢は真面目に見えるのかもしれない】

「そうなんですね。
 それじゃあ、異能のようなものはまったく?」

【頷き、続けてたずねる】

蒼穹 > そう、でも、魔術とも違って色々便利そうだね。
…最近物騒だもんね。
自分の身は自分で守れないと、本当やっていけない時代になっちゃったよ。
どうしたものかなぁ…。
(自分の命に係わる、と聞いては少しだけ憂鬱そうな様相を露わにした。)

ああいや、異能もあるんだけど。
なんていうか、応用が効かないシンプルな異能だからね。
攻撃も防御も全部魔術頼りだよ。
(人差し指をふりふりしながら。)

焔誼玖杜 > 「ああ、いえ……私は異能を制御しきれていなくて。
 暴走するとそれこそ、廃人になる可能性もありますから」

【精神を、心を消耗するという事はそういう事なのだ】

「でも、本当に物騒になってるみたい、ですね」

【自分が関わった路地裏以外にも、噂程度に色々と聞いてはいた。
 やはり最低限、身を守れる程度の技術は必要なのかもしれない】

「なるほど、そういうものなんですね。
 魔術を自在に使えるのって、凄いです」

【私はまだ少ししか使えないので、と感心したような言葉を。
 やはり、語調は淡々としているが】

蒼穹 > あれだね、制御が効かない異能っておっそろしいよね。
精神崩壊したり、能力暴走起こして突然変異したり。
私のはそういう事ないからいいんだけど。
廃人になっちゃうって相当…。
(それが、彼女と繋がる炎の神が関わっているかどうかはいざ知らずとしても、暴走しかねないという事は、裏を返せば強力であるという事なのだろう。)

そうだよねー、炎の巨人だの、化け物が出ただの。
…まぁ、そういう混沌としたところなんだろうけどさ、ここは。
(具体例をあげてみる。因みに、己もその混沌の一つなのだろうが。)

ま、シンプルだから暴走もまずしないけど。
あっはは、どうもどうも。クトちゃんは魔術消費大きいからあまり使えないんだったっけ。
(相変わらず、感情表現をあまり含んでいない気がするので、素直に喜ぶべきかどうかも分からず。薄く笑って見せるのみだった。)

ご案内:「教室」に風間蒼介さんが現れました。
風間蒼介 > (ペラい学生かばんをぶらぶらと肩に引っ掛け、さて帰るかどこかブラ付くか珍しく勉強でもするか…と廊下を歩いていると
 空き教室の一つに見知った人と見知らぬ人を見つけ、ひょいっと顔を覗かせて)

おや蒼穹殿…と初めましての人でござるな
勉強会でもしてござるか?
(勉強できるタイプならばあわよくば乗っかってしまおうかなどと邪念を持って声をかけてみる)

焔誼玖杜 > 「そのせいで、今もこうなってますから」

【僅かに肩を落とす】

「そうですね。いい面もたくさんあると思うんですけど……最近は、少し」

【物騒さが目立っているなあ、と、気が重くなる】

「そうなんです。調子が良くても、連続で使うと数回しか持たないので。
 自己暗示や強化の、使いやすい魔術なんですけど」

【使い勝手のいい魔術ではあるのだが、消耗がどうにもつりあわないのが問題だった】

焔誼玖杜 > 「……こんにちは。
 蒼穹さんのお知り合いですか?」

【軽く頭を下げて、新たな人物を見やった】

風間蒼介 > ああ、拙者風間蒼介、一年でござる
蒼穹殿とは強敵と書いてトモと呼ぶ間柄でござるな

主に拙者視点で…
(相関図を作れば矢印が一方向になっているタイプの関係だったが)

蒼穹 > おー、やっほ。
私はサボリだよ。
(新たにやってきた人物に手を振れば、悪びれずにそういう腐った邪神であった。)

そうそう、知り合いっていうか、ちょっと遊んでもらった人っていうか。
(ちらちら、と視線を行き交わせて。因みにこっちから向いた矢印はと言えばそんな感じなようだった。)


異邦人とか色々許容し過ぎちゃったしこうなってるんだよねー…。
強化魔術使って体力落ちちゃったら世話ないよね…。
継戦も考えれば、尚の事ね。
(といっても、彼女の使う魔術がどんなものか知らないのでそれ以上何とも言えないのだが。)
…もし良かったら、今度使って見せてよ。
(これもお近づきのしるしに、とか何とか。)

焔誼玖杜 > 「……風間さんですね。一年の焔誼玖杜です。
 よろしくお願いします」

【二人の関係性にはツッコミを入れる事無く、淡々と自己紹介し、頭を下げた】

焔誼玖杜 > 「そうなんです。
 なので、少し使い方を工夫しなくちゃいけないと思ってて……」

【この五行関係の本はその為の資料なのだろう】

「はい、機会があれば是非。
 その時は蒼穹さんの魔術も見せてもらえたら嬉しいです」

【と、丁寧に答えて、再び時計を見る。
 ……もうじき講義が始まる時間だった】

「……お二人とも、すみません。
 そろそろ次の授業がありますから、私は」

【そう断りつつ、本を仕舞い立ち上がった】

風間蒼介 > 堂々と言うでござるな…なんかこう神的な視点で勉強でもしてるかと思ったでござるが…
(チッと舌打ち…は脳内でイマジナリィに済ませてあからさまにがっかりとした態度を見せて)

あ、魔術談義系でござるか、その辺は拙者も割かし興味があったり…
っと、すれ違いでござったかな?
同じ学年でござるしいずれまた会うこともあるでござろう
五行関係もちこっとは判るでござるし
(ちょうど今日の分の授業は取り終え後は変えるだけだったので手を振り見送って
 本のタイトルに気付けばそう一言添えて)

蒼穹 > そう、それじゃ。またの機会に見せて。
その時は私のも見せるねっ。
お疲れ様ー。いってらっしゃい。
(手をひらりとひるがえして。これから立ち去るだろう彼女に挨拶と共に振った。)

…クールだね。

蒼穹 > あっはは、私はもう学ぶことあんまりないかな。
まぁそうだね、邪神様的な視点で言うなら禁術の勉強くらいはしてることはしてるかもね。
(何だか失望、若しくは舌打ち的な何かを感じ取ったので、それとなく補足を入れつつ。)

焔誼玖杜 > 「ありがとうございます、わからないところがあれば頼らせてもらいます」

【と、風間さんにお辞儀して、蒼穹さんにも頭を下げる。
 そうすれば、速やかに教室を出て行くだろう。
 時計を見てみれば、講義のコマ割を考えると危うい時間だった】

ご案内:「教室」から焔誼玖杜さんが去りました。
風間蒼介 > 学ぶ事はあまりない…という事は割りと出来るほうだったりするんでござるかな?
(勝手に同じ苦手組と認識したのは不味かっただろうか…と起源を伺うような視線でちろりと見る
 かばんをごそごそと漁れば今夜のおやつの予定だったカロリースティック メガ盛りをそそくさと取り出し貢ぎに入る
 中に圧縮練乳が練りこまれておりこれ一本で1メガカロリーという優れものである)

最近の治安の話でござるかな?
強化魔術だなんだと話しておったようでござるが

蒼穹 > あっはは、これでも一応邪神様だからね。魔術はこの間見た通り、数学は四次方程式暗算で解けるよ。
(にやりと不敵に笑ってみる。それが本当かどうかは分からないけれども。して、なにやら大きめのカロリーメイト的なものが取りだされたなら。顎に手を宛がい暫し思案顔だった。)

そうそう、治安。最近物騒だよねーって。
あと、魔術お互いに見せ合おうかって、そんな話だよー。

風間蒼介 > ………数字で四次元って表現できるんでござるねぇ…
(自分の想像する「勉強できるタイプ」の遥か上をすっ飛んでいくようなレベルだった
 普通に話せるレベルだったのでちょっと神様レベル舐めてた事を認識して滑らかな…剣の達人であろうとも水の流れるような自然さで反応が遅れそうなレベルで机の上に平伏っぽいポーズをとる)

というか拙者と蒼穹殿が知り合った事件こそ物騒な物でござったな……
あれから情報集めてござるが個人だとなかなか…

というか好きでござるなあ、そういう力の見せ合いというの
拙者の場合どこまで見せていいものかとまず悩むでござるからなあ…
少し羨ましいと思うでござるよ

蒼穹 > ごめん。四次方程式と四次元は違うんだ。ソウスケ。落ち着いて。
(ぽかんと口を開けて、何処か呆れた様な表情だった。何だか現実を凌駕したようなポーズだったが…それには触れない。流石ニンジャ。)

ああ、何だっけ。血生臭い事件だったかな。
いやぁ、止めといた方が良いよ。ありゃ確実に面倒臭いタイプだし、何より楽しくなさそうだからさ。

あっはは、そうだね。やっぱり腐っても邪神様だから、そういうの好きなんだ。
…忍者は情報を隠すやり方だからね。あっはは、こればっかは誇らしい、かもね。

風間蒼介 > ……違うんでござるよ?ちょっと四次元って聞こえただけでござるよ?
拙者そこまでは……三角関数も極めすぎてフィーリングで計測してたから数字に起こせんでござるしなあ…
あ、目測で敵地の壁の高さ測るのに使ってたんでござるがね…
(他にも水面から覗く水草を揺らして深さを測るなんて方法もあったが経験則きわまって式など使っていなかった)

とはいえ一度関わってしまったでござるからなあ……
手が届く範囲ならば手を伸ばすのが拙者の信条でござるし
流石に手どころか目も届かない範囲の出来事背負い込むほどではござらんけどね

まあ拙者のとこの場合、里の情報や技術漏らさない限り異能頼りの術理が多いのでさほど問題はないんでござるがね
こう…なるべくなら隠し玉にしておきたいという忍者の習性的な…

蒼穹 > ああうん、空耳だったんだね。…落ち着こう、一旦落ち付こう。
咲いたコスモスコスモス咲いたってヤツだね。ああ、角度計測にも便利だよね。
流石ニンジャ…でも現場に出ていざって時にはそんなの思いつかない気がするよ。
っていうか、敵地に忍び込んだりとか、やっぱりしてたんだね。
(この点も流石ニンジャと言ったところだろうか。何だかヒューモアが多い彼だがちゃんとした忍者の様だ。)

そう、ま、兎に角無理はしない事だよ。
その意識は良い事かもしれないけど、大変な目に遭ったら手遅れだし、ね。
気儘に生きた方が気楽でいいさ…。

不意を打ちたい気持ちは分からないでもないよ。私も一杯隠し玉もってるし。
いざと言う時の切り札!とかかっこいいよね。

風間蒼介 > ああ…いや人間って二次元方向の距離感は鍛えれば身につくんでござるが
縦方向の感覚はなかなか難しい物でござってな?
それでこう距離と大体の角度で高さを求めるという…のでござったが
一度覚えてしまうと、ああ、距離これくらいで角度これくらいで…だいたい高さこれくらいでござるなってショートカット出来上がってしまうんでござるよ……

テロリストの潜伏場所探って誘導してとかそういう仕事もやった事あるでござるよ
ぶっちゃけこの辺漏らしたら父上にめっされるんで詳細は伏すでござるが
(かわいらしい言い方だが実際漏らしたらどうなるか……想像するのはやめよう)

まあそうなんでござるがねえ…拙者たぶん放置したままの方が気楽に生きられん性分にござって
気遣いしてもらってかたじけない
出会いはちと剣呑でござったが蒼穹殿は良い人…というのは邪神相手には失礼にあたるんでござるかねこれ?
(よっワルだねと言った方が褒め言葉になるんでござるかなあ…なんて考えて)

うむ、やはり切り札、必殺技という響きには燃えるでござるね!

蒼穹 > 落ち付こうって言っているよ。
いや、分かるけどね、紙面にかけるのは二次元まで。
三次元の物を書こうとすると無理矢理になって奥行きを気にしなくちゃならなくなる。
けれど紙面は二次元。だからややこしくなっちゃう…多分、そういうことかな。

へー、そんな過去があったんだねー。
…お父さん、御茶目だね。
(察したのか、何なのか。軽く笑ってあまりそこには触れることはしなかった。)

あっはは、良い人だねー。
ああいや、私は正義じゃあないけど善い人では在りたい、かな。今はね。
その点は普通に考えてくれて結構だよっ。

ねー、必殺技とか良いよね。逆転の切り札!とか燃えそうだよね。お互い空気読むことも必要だけど。
(その点はアニメか何かではあるまいし、なのだが。)

風間蒼介 > うむ失礼、拙者ちょっと恥ずかしい出来事あると瞬間的にテンパってしまうようでござる…
(コホンと咳払いして)

ただまあ世界変容から世情も色々変わってござるからなあ
新しい世界の縮図のここで学べば…といった具合でござるな
父上はあらゆる意味で容赦ないでござるからなあ…
両手縛って岩くくりつけて雪解け水で増水した川に蹴りこまれたり…あ、これ懲罰でなく修行でござってな?
(と、ほんのり遠い目を)

ふむ、ならば遠慮なく、蒼穹殿は良い人にござるな
確かに事件に首を突っ込めば面倒はあるでござろうがこのよな出会いもある、ならば一概にマイナスばかりではないでござるよ

派手な構えやエフェクトにロマンはあれど実戦ではモロに欠点でござるからなあ…

蒼穹 > …ああうん、成程、そういうことで。やっと落ち着いたみたいだね。
(一息吐いて、彼を見遣って。)

そうだね。大分と。といっても最近こっち来たからあんまりわかんないけど。
その意味を考えればすっごく広がったよね、世界地図。
そういえば、ソウスケの出身って地球なのかな。
…滝修行っていうか拷問じゃんそれ…ひえー…やるねー…。

あっはは、成程。ポジティブだね。なら…止めはしないけどね。偶然の出会いって言うのはなかなか捨てがたいもので。

あー、それは分かるなぁ。
何だかんだ、威力や効果重視になっちゃうよね…。

蒼穹 > おっと…もうこんな時間かな。さーて、ごめんね。
そろそろ私もここ出るよ。またねー。
(一通り話し終えたら、時計に目を遣って、ふと。炭酸飲料のボトルをゴミ箱に投擲して。それから、手を振って空き教室から出て行った。)

風間蒼介 > 異能や魔術があれば素手でも武装した警官くらいはなんとでも出来てしまうでござるからなあ…
あ、地球の日本育ちでござるよ
まあ隠れ里出身ゆえ若干一般人とは違う世界で生きてござるが

そのおかげで両手に物持ちながら身長より深い川でも渡河できるようになったでござるけどな…
跳べばいいんでござるけど切れる札は多いほうがいいという方針でござって

おっと、いけない話し込んで足を止めてしまったでござるな
それではまた
(蒼穹が立ち上がれば自分も荷物をまとめて立ち上がり、その背を見送れば立ち去り無人の教室が残された)

ご案内:「教室」から蒼穹さんが去りました。
ご案内:「教室」から風間蒼介さんが去りました。
ご案内:「屋上」に鬼道椿さんが現れました。
鬼道椿 > 刀を帯び、鋭い目つきをした少女は今途方に暮れていた
片手には大きなスイカ
とてもとても少女一人では食べきれるようなものではなかった

「やれやれ…祖父さまは何を考えてこんなものを・・・」

ひとまずベンチに座り自分の隣にスイカを置いた
【冷】と書かれたなんとも間抜けな札がスイカに貼られており
触るとひんやりと冷たくなっていた

鬼道椿 > スイカと共に段ボールに入っていた手書きの手紙を眺める
子煩悩な祖父鬼道巌からの贈り物であった

【おじいちゃんより
椿へ、元気にしていますか?おじいちゃんは椿が本土を離れてとても寂しいです。
月和の事はおじいちゃんもとても悲しく思っています。
椿が復讐に走るのも良く分かります
門下生が業魔の返り討ちにあいおじいちゃんも怒りに身を任せ穢れ祓いを行ったことが幾度となくありました
鬼道家にとって鬼の道は堕ちるものではなく歩むものです
始祖様は「人はどれだけ堕ちてしまっても人にしかなれない」
とおっしゃりました。
けどおじいちゃんはそうは思いません。
人の心の中には悪鬼が住んでいます、そのことを忘れないでください。

一つの怒りに全てを焼かれてしまうのは大切なものを失う以上に悲しい事です

学園で友達をたくさん作ってください
退魔士のあり方も世界が変わって変化しました。
退魔士や魔術師同士交友を広げ、椿の道を歩んでください
楽しんではいけないと誰も言ってはいません。

本土に椿が帰って来た時、椿がそれだけ成長しているか楽しみに待っています。

追記;お父さんがお酒を飲みながら椿が居なくなって寂しいと泣いていました
鼻で笑ってやってください 】

鬼のような形相の厳めしい祖父からはとても想像できない
優しい内容の手紙に思わず吹き出してしまう。

友達を作って一緒に食べろ、という事なのだろう

ご案内:「屋上」にビアトリクスさんが現れました。
鬼道椿 > しかしここで問題が生じた
落第街を徘徊し、穢れを切り伏せ続ける椿には…

現在友達と言える存在が居ないのであった!!!!!

「おじい様…まこと申し訳ない…」

ちょっと涙
だって女の子だもん

ビアトリクス > (いつものスケッチをやろうと思って、スケッチブックを抱えて
 屋上に出てきてみればベンチに誰かが座っているのを見つける……)

(帯刀した女と札の貼られたスイカというのは
 奇妙なモノのはびこる常世学園においてもやっぱり妙な取り合わせで
 ついついガン見してしまう)

鬼道椿 > 一人でこれを食べるのは骨だなぁ…と途方に暮れていたところ
ビアトリクスと目が合った

学園内で殺気を振りまき刀を抜こうとするようなことはしない
ここは安全が保障されている、自ら波風を立てる必要はない

が少し気まずい雰囲気になりかけたので声を掛けた

「御機嫌よう、今日は少し熱いな」

隣にスイカを置いていなければ絵になる凛とした和数美人が会釈した

ビアトリクス > 「うおっ」

(間抜けな声を上げてしまった。
 そりゃそんなにまじまじと見ていたら声もかけられる)

「ご……ごきげんよう。
 立派なスイカですね。それ一人で食べるんですか?」

(おずおずと挨拶を返す。雰囲気のある美人である。
 そして何が起こってもおかしくない常世学園……
 今にもガブリとスイカに大口を開けてかぶりついてもおかしくはない。
 そんなことが起こったらちょっと面白いな……と
 めちゃくちゃ失礼な期待の視線を投げかけた)

鬼道椿 > 「良い質問だ、今のままでは確実にそうなってしまう」
凛とした声でさらりとそう言ってのけた

「しかし私としてはそれだけは何とか避けたくてね」
「こうして一人途方に暮れていたところなんだよ…」

「屋上に来れば誰か人でもいるからおすそ分けしようと思ったんだが…」
「今日は人が少ないようだ」

ビアトリクス > 「なんてこった」
(脳内で美人がスイカにまるごとかぶりつく絵が再生される)

(ハンカチで首筋の汗を拭い、冷たそうなスイカを見つめる。
 人と目を合わせてしゃべるのはどうにも苦手だ。
 こうして視線の逃し場所があるのはちょうどいい)

「ちょうど良すぎる陽気に辟易してたところです。
 ぼくでよければご相伴に与りましょうか。
 ……といっても、切り分けるのも一苦労ですねその大きさだと」
(そう控えめながらも主張してみる。
 実際少し暑い。
 屋上ではなく部室でデッサンしてたほうがよかったかもしれないと今更ながらに)

鬼道椿 > 顔を綻ばせる
「地獄に仏とはこのことだな、日も熱い事だ早速食べよう」
そう言ってメモ帳から紙を1ページ切り取るとそれでスイカを切った

「少し多いかもしれんが大丈夫か?」
そう言って切り分けたスイカを手渡す。
じくりと甘い果汁がにじみひんやりとよく冷えていた

自分も大きめのサイズにスイカを切りつけ手に取り一口食べる
「ウン、甘い・・・流石はおじいさまだ」
口の中に広がるさっぱりとした甘いスイカの味に嬉しそうに頷く

ビアトリクス > 「んっ?」
(今のは見間違いだろうか)
「メモ帳の頁ってスイカ切れるほど切れ味抜群でしたっけ……」
(自分の抱えていたスケッチブックをチラと見る。
 当然だがこれでなんか食べ物を切ったことはない)

「どうも……。まあ、多分大丈夫だと思います」
(多分。)
(美人からは少し離れて座り、渡されたスイカに口をつける。
 よく冷えている。おいしい。)

「……その刀かっこいいですね」
(しゃべることに困って小学生男子みたいな感想が出た)

鬼道椿 > 「我が異能に斬れぬものなし」
得意げにそう言ってピッと紙を指に挟む
「すまん、嘘だ。ある程度の薄さとコツを知っていれば誰でもできる」

ちょっと距離を感じる。まぁそれも仕方ないだろう

「椿、鬼道椿だ。この島に来て刀のことを褒められたのは初めてだな」

そう言って腰に下げた打刀の鍔を撫でる
翼を広げた鶴を模った細工がされていた、本人も気に入っているのか鋭い目つきを和らげた

ビアトリクス > 「なるほどー異能かー」
(納得しかけて続く言葉にさらに驚く)
「いやそんな神業誰にもできたらビビりますよ。
 そこはむしろ異能であってほしかった……」

「ぼくは日恵野ビアトリクス。一年です」
(少し身を乗り出して打刀を眺める。美しい細工だ。
 刀剣は美術品としての側面をも持つ。
 仮にも美術を志す人間としては気に止まらないはずがない。
 それに、)
「男子としてはかっこいい武器には憧れますしね。
 ……ぼくはそういうのを振り回すのには非力すぎたんですけど」

鬼道椿 > 「神業なものか、普通に本を読んでいても指を切るだろう。それと同じだ」
しゃくしゃくスイカを食べる、そして今気づいた。種無しスイカだ

「日恵野殿だな。同じ一年同士以後よろしく」
「父上もそう言っていたな、ロマンだと」
「しかしペンは剣よりも強し、とも言う。筆もまた然りだろうに」
「日恵野殿は美術部なのかな?」
興味ありげにスケッチブックを見た

ビアトリクス > 「そ、そうですか……」
(全く納得の行っていない顔でしゃりしゃりとスイカを食べる。
 そういうものだと受け入れるしかなさそうだ……)

「よろしく、鬼道さん。……って、同じ一年でしたか。
 あまりの貫禄に上級生かとばかり思い込んでました」
(長身だし)
(とは言っても入学に年齢の問われない学園においては些末事だ)

「ええ、一応末席に名は連ねてます。
 時間があるときはこういうとこでスケッチしてますね。
 とはいえまだまだ堂に入ったとも言えない腕前でして、
 ペンは剣より――なんて胸を張っては言えませんよ」
(少し喋り方が滑らかになる。緊張が解けてきたのだろう)

鬼道椿 > 「あっはっはっは、偉そうなだけだよ。これでもいつ生意気だと睨まれないか内心怯えているんだ」
「か弱い乙女だからな」
ふふんっ、と得意げに髪をかき上げてそう言った。か弱さ皆無

「いや、言えるさ。ペンを選んだ時点でそいつは剣を選んだ奴よりも強い」
眩しそうに空を見上げる
「奪う虐げるそんなことを選んだ奴よりはずっとずっとな。」
「それに人の心を動かすと言うのは山を動かすよりもすばらしいことだと私は思う」
思ったよりもすんなりとスイカが胃に収まったのでもう一切れ切り分けて食べ始める

ビアトリクス > 「あなたがか弱かったらぼくはどうなるんですかゾウリムシですか。」
(若干の呆れ顔。こいつ何言ってんだ)

(何故彼女はそんな風に自信満々に即答できるのだろうか。)
「……そんな大層なものじゃありませんよ。
 剣が重すぎたからかわりに筆を握っているにすぎません。」
(空を見上げる彼女とは対称的にうつむく。)
「……それにきっとあなたなら
 山も心もなんだって動かせそうです」

「……あ、ぼくにももう一切れください」

鬼道椿 > 「ミジンコくらいはあるかもしれないぞ?」
くっくっく、と面白そうに笑う

「      」
口を開き、何かを言おうとして何も言えなくなった
昔全く同じことを言われたこと思い出しその人の影を日恵野に重ねる

「う、うむ…甘すぎる位だなこのスイカ」
そう言ってスイカを切り分けて手渡す
渡す時に手が触れた。あの手とは似ても似つかないな…
何を考えているんだか私は

ビアトリクス > 「なんのフォローにもなってねーよ!!」
(思わず口調が素に戻る。
 ガビーンという擬音を背負っていたのが見えたかもしれない)
(しかし不思議と嫌な気分はしなかった。
 別に美女に微生物呼ばわりされて悦ぶ趣味があるわけではないのだけど)

「……?」
(妙な間にちょっと首をかしげたものの別に追及もせず)
「ん? 飽きてきました?
 ……なんなら塩でも出しましょうか?」
(邪道ともいえる食べ方を提案。
 このペースなら食べきれそうな気はするけど。
 しかしいい食いっぷりだ――と鬼道さんを面白げに観察)

鬼道椿 > 「い、いあやぁ、別に!飽きたと言う訳ではないのだ、飽きたと言う訳では!」
少し赤くなり誤魔化すようにがつがつとスイカを食べる
「前から思っていたんだが・・・甘いものに塩と言うのは正直どうなんだ?」
「ふむ、それにしても・・・塩を出す?」
首を傾げた

ビアトリクス > 「???」
(赤面と動揺の理由が全くわからず更に首をかしげる。
 多分訊かないほうがいいやつだろう――と判断。
 熱中症か何かだろうか)

「対比効果といってより甘さを引き立たせるらしいとかなんとか……
 いやぼくも試したことはないんですが。
 ああ、出すというのは……ちょっとお待ちを」
(一度スイカを膝の上に置く。スカートが果汁で赤く汚れたが
 もともと絵の具で汚れまくってるし別にいい。)
(傍らに置きっぱなしだったスケッチブックと鉛筆を構える。
 そうして空いている頁にサラサラと塩の小瓶の絵を描いて
 指を添えて絵を引っ張るように動かす――とどうだろう。
 手品のように絵から塩の小瓶が出てくるではないか)

「とまあこのように」
(小瓶を手にして、ちょっと得意顔。
 実際のところこれは基礎的な転送魔術の応用で
 この塩の小瓶は彼の部屋から転移させてきたものなのだが、
 こういう出し方をするとまるで絵を実体化させたように見えるので
 それなりにウケがいい)

鬼道椿 > 「ん、これを使うと良い。スイカの汁が付くのは良くない」
そう言って白いハンカチを膝の上に敷いてその上に日恵野のスイカを載せる

「なんと・・・」
目を丸くして絵から出てきた塩を見つめる
ちょっと見せてほしい、とスケッチブックの裏も確認した
「凄いじゃないか!異能か?うむ、そうとも!これこそが異能だ!」
小瓶をまじまじと見つめる
「なんと便利な…描けばどんな物でも絵から出せるのか?」

ビアトリクス > 「いやーははは」
(首の後を照れくさそうに掻く。
 これだけウケるとさすがに気分がいい。相手が美女ともなれば尚更)
「ぼくの部屋にあるものぐらいしか出せませんね、今のところは。
 残念ながら異能ではありません。
 これぐらいなら転送魔術の授業取ってればだれでも使えますよ。
 ……ぼくの異能はもっと地味なやつですよ」
(と、軽くタネを説明)
(絵から実物を造りだすレベルに至るにはだいぶ遠い。
 持ってくるもののイメージを確かなものとするために
 絵を描く必要はあるのだけれど)

「……っていいんですか」
(白いハンカチを敷いてもらって、恐縮そうに)
「そっちのが汚れるほうがよほど気後れするというか……」

鬼道椿 > 「部屋の中にあるものぐらい、とな。これさえあれば刀をこうして持ち歩かなくてもよいではないか!」
羨ましそうに日恵野を見る
「ん、魔術…魔術かー…」
魔術の才能がからっきしな自分にとっては異能と変わらない
授業だけでも見てみるか…いやしかし、全く使えないのでは話にならない
「羨ましい…」

「外で絵を描いたりもするのだろう?」
「蟻がたかってしまうのはあまり良いものではないだろうに」
「ハンカチくらい気にするな」

ビアトリクス > (羨ましげに見られて、どうにも落ち着かない表情に)
(限られた人間にしか発現しないのが異能、
 学べばだれでも会得できるのが魔術――という分類にはなっているが
 それはそれとして魔術が不得手な人間というのも少なからずいる……
 目の前の彼女もまたそうなのだろう)
「……“隣の芝生は青く見える”、ってとこですか。
 あるいは……“宝の持ち腐れ”、か」
(苦笑する)

「……まあ確かに、はい。
 じゃ、じゃあ、洗って返しますよ、これは」
(赤く濡れたハンカチに置かれたスイカを再び手に取り……塩を振って食べてみる。
 おいしくなったかどうかはいまいちよくわからなかった)

鬼道椿 > 「空に浮かぶ星とでも言った方が良い位だよ」
自分もスイカに塩をかける
「持ち腐れではないさ、だろう?」
役に立っているし便利だ、と言いたげに塩をぱっぱっとかける

「また会う理由が出来たな・・・」
塩をかけたスイカを一口
「・・・納得できん」
難しい顔をしてスイカを食べて・・・ふと気づく

「しまった、全部食べてしまった」

ビアトリクス > 「恐縮な喩えすぎて今にも空に昇って星になってしまいそうですよ。
 今はまあ、役に立てたみたいですけどね」
(なんて軽口を叩いていたら)

「……あっもうなくなってる」
(いや、別に食い足りないというわけではなかったけど、
 思ったより彼女の食べるペースが早かった。
 そういえば一人ですべて食べるつもりもあったとか言ってたな~)

「スイカごちそうさまでした。
 ハンカチもありがとうございます……なんかもらってばっかですね。
 ついでにもう一つ厚かましいことを言えば、
 次に会うときはその刀を振るところも見てみたいですね」

(はにかんで笑う。
 刀も彼女もそれぞれ美しいなら、
 一体となったその姿はさぞかし素晴らしい物だろうから――
 とまではあまりにキザに思えて口には出せなかった)

(何もなくなった膝の上をパタパタと手ではたいて、
 返してもらった塩の瓶をスケッチブックにニョニョニョと入れていく。
 もちろんスケッチブックの中に入れているわけではなく
 自室に転送しているだけである)

鬼道椿 > 「いや、気にするな。こちらも途方に暮れていたのだ。本当に助かったよ」
「こうしてお喋りしながらじゃないととてもじゃないが食べきれなかった」

「剣舞でもできれば様になるのだが、斬ることしかできんぞ?」
「まぁ恥をかかないように練習しておくから楽しみにしておいてくれ」
そう言ってスイカの皮を積んでくず入れに放り込む

「うーむ…面白い…」
転送されていく様もまじまじと見つめて頷いた

「さて、腹も膨れたし私はこれで行くよ。それではまた会おう日恵野殿」
そう言ってお辞儀をして階段を降りて行った…

ご案内:「屋上」から鬼道椿さんが去りました。
ビアトリクス > 「ええ、また……鬼道殿」
(小さく手を振って、彼女の背を見送る)
(ひどく魅力的で眩しく――自分とは住む世界が違う)
(あんなものを見せられては、今はもう
 別のものをスケッチしようという気分ではなくなっていた)
(少しして、大事そうにハンカチをたたんでしまいこむと、
 自らもまた屋上から去る。)

ご案内:「屋上」からビアトリクスさんが去りました。