2015/06/20 のログ
コゼット > 「誤解です、括流先生…。」
(ぐったりと肩を落とす。弁明する所か何で増えているのか。
これ、からかわれているって言うんだろうなぁ…と。)

「扇風機付きのローブはなんとも想像し難いですけども…。
魔方陣で作るのですか。何か魔法的な効果がありそうですね。
とても気になります。宜しければ是非見てみたいです。」
(魔方陣学はそんな事も出来るのか、と関心した様子で)

「…っ!話の流れからそうだと思っ…!
行けばいいじゃないですかおこん先生と!」
(勘違いからの恥ずかしさで顔を真っ赤に。思わず帽子で顔を隠す。)

「大体、なれと言われてじゃあなろうって言う程単純じゃないでしょう…恋人関係というのは。
蓋盛先生とおこん先生の方が余程そうゆう関係に見えますけれど。」
(…というか、なんかそれ所じゃないような様子に見える)

雪城 括流 > 半竜のような鱗指がおこん先生の腰から側腹部からおへそを狙う。蛇のようなうねる指使い。

「うん、わかってる。…神経系が集中してるところって、美味しそうなんだ。」
動物って弱点になりそうなところほど温度が高いですよね。
おこん先生の体温に心地いいといった様子で。

「デートはおこんせんせと、だったんだ。
あ、いや誤解というか。すみません。」
本気でちょっと勘違いしていたような。コゼットせんせに謝罪されてすこし慌てる。

「コゼットせんせのほうが忙しそうでしたけど、今度時間があれば実演も是非。
さすがにいま準備もなしに用意するわけにもいかないですし、雨でちょっと調子はいまいちですからね。
…おこん先生が懐炉代わりになってくれるならなんとかなりそうですけど。」
コゼットせんせの興味を持った様子に頷いて…おこん先生のほうを微笑んで横目で見る。

「…スキンシップと恋人はまた違いますね。」
現状への弁明?

蓋盛 椎月 > 「おこん先生もうちょっとそこ鍛えたほうがいいんじゃないですかね。
 あっ例の話ちゃんと覚えててくれたんですか嬉しい」
(弱いのは知っていたが相変わらず良い反応すぎた。
 声が上ずってきたのでスッ……と手の位置を浅くする。
 さすがにこの場で背徳感を高めすぎるのはやばい)

「おおらかかあ。どうなんでしょうね。
 セフレならともかく恋人はそんなに作ったことがなくて
 自分でもなんともわかりませんよそのへんの塩梅に関しては」
(ぼんやりとした言葉。突っ伏したまま。)

(恥ずかしそうなコゼットには『ごめんごめん』と手を振る)
「でもコゼっちはそんなにあたしとデートに行くモチベーションはないでしょ。
 あたしは結構行きたいけどさ」

「……恋人関係も、お仕事も、なんだって最初はごっこ遊びだよ。
 コゼっちだって幼いころままごとはやったことがあるだろう。簡単さ。
 ……けれど演じているうちに本当になってしまうんだ」
(ぽつりと、なぜだか力なく)

コゼット > 「大分天気に影響を受けるものなんですね…。
はい、楽しみにしています。忙しさはまだまだ続きそうかな…最近は路地裏の見回りも始めたし。」
(括流はその時居たので察する事が出来るかもしれないが、図書館での報告を受けてのものだろう。)

「行きたいかって言われたら別に……嫌じゃない、ですけど。
この間だって話せて良かったと思いますし。
人としても頼りにしてる所もあります。…よくからかいますけど。」
(嫌ではないと言うが、どちらかというと拒絶している風には取られたくなかったというのが正直な気持ちだ。
しかし、最後に呟いた時のあの表情は一体なんなのだろう。)

おこん > っふー…っ、んふ、試しにでーと、してみたらよいじゃろ…?
ワシとしづき…は、そうかもしれぬし、そうでもないかもしれぬが…
仲がよいのは一人と一人でなければならぬ…という、わけではっ…
っはひ…ある、まいっ…
(イマイチ価値観が人間と違うかもしれないけれど、
 どこか満足気な調子で奥手(?)なコゼットさんに答える。)

くくる…ああ、そうか…蛇、蛇はっ…”温度”を見れるんじゃったな…
っはぁっ、う、ふう、っ…んっ…
(もぞもぞと腰が揺れる。おへそまで撫でてもらうのが気持ちいい。
 うっとりと目尻を下げて、相手の手に身体を委ねる。)

首や手首と同じで、鍛えるのも難しくて…んっ、ふ…
なのに、しづきやくくるがいじるからぁ…
(濡れた瞳で恨めしげに見やる。ちゃんと喋れるようになったのも、
 手の位置が浅くなったから 卑猥クライシスはなんとか回避された。

雪城 括流 > 「魔方陣学がではなく、個人的な理由だけどね。
……くれぐれも気をつけてくださいね。」
コゼットせんせに魔方陣学が天候に左右されるのではない、と言いたかったようで。言い訳と逆に後半はやや真面目な様子。

「ごちそうさまでした。
お返しはもうしばらく雨みたいだから、また今度でいいかな。」
おこん先生の体温を十分堪能した様子で、やっと手を引き抜いて。
窓の外を見つめて…このまましばらく人姿でいるつもりのようだ。

「蓋盛せんせ…。
ままごとは真似するべき理想がなければ成り立ちませんよ。
原初には恋人も仕事もなかったんだ。もちろんごっこ遊びも。」
遠い過去を見つめるような、不思議な声音で。

コゼット > 「そりゃあ仲が良いのは何人居たっていいと思いますけれど…、おこん先生も何か誤解していませんか?」
(そうゆう仲になるのは想像が付かない。…というか、どうしてこうゆう話になったのか。
おこん先生が変な事を言うから…。今現在悶えていて変な事になっているけれど。)

「勿論です。何か起こるなら路地裏…という位の認識ですからね。
ただ、生徒達もかなりの頻度で訪れているようなので見過ごす訳にも行かないですし。
危ないと知ってて近付くなんて…困ったものです。」
(個人的な理由に関して首を傾げるが、多分心配してくれているのだろう。
あの場所が危険と思うのは普通の人ならもはや常識だろうから。)

蓋盛 椎月 > 「理想、か……。
 そんな崇高なものはあたしにはなりませんよ。
 この通りフワフワとしていていい加減な女ですから」

(尻尾から手を離す。よいしょ……と机に手をついて、顔を上げる。
 いつものような気楽そうな薄い笑み)

「やれやれ。恋人とか、恋人じゃないとか……
 二十歳越えの連中が雁首揃えてやるような話題じゃないね。
 せめて二人っきりで月を見上げて語らったりとかしたほうがいい」

「しゃべり疲れたし、あたしはそろそろお暇させてもらいますよ。
 色々ありがと。」

(へらと笑い、職員室を後にする。
 去り際におこん先生の尻尾から数本毛をむしって)

ご案内:「職員室」から蓋盛 椎月さんが去りました。
おこん > お、おそまつっ、さま…でし……(荒い息をついて、机に突っ伏しながら答える。
 さすが蛇は肉食だ。 ぶどうが酸っぱいとか酸っぱくないとかでゴネているような
 狐とは違うのだ。 容赦のない攻撃…!!)

ワシが誤解するもしないも、したいようにしておるだけじゃぞ…
(ようやく落ち着いた。 コゼット先生に顔を向けてお返事。
 すごい勢いで戦い終わったので、すっかりへとへと。)

おぐッ!? な、なんで? しづきなんでワシの尻尾むしったの?
お守りなの? それともなんか…いじわるしたかったの?
(なんかすっごい激痛が走って思わず声を上げる。
 去っていった扉に問いかけるも、もちろん答えとかはない。)

雪城 括流 > 「お疲れ様でした。ふわふわでもいいですけど仕事、ちゃんとして下さいよ。」
格好いい台詞を言ったところに何か声をかけようとしたけれど口をつぐんで、見送りの台詞だけ。

「…実はそう言うシチュエーションにあこがれているのだろうか。」
見送ってから。

「生徒へは可能な限り近づかないようには注意喚起していく…しかないですね。
教師で見回るにも、複数でいくべきですが…教師が全てまともとはかぎりませんから。」
コゼットせんせには場所だけが危険ではない、と言う意味をくわえて。

「…毛でなにか作れるのかな。」
毟られて突っ伏すおこん先生の様子を伺いつつ。

コゼット > 「……?」
(彼女から感じるこの違和感はなんなのだろう。
なにかいけないものを踏み抜いてしまったような、そんな。
それは憶測でしかなく、答えを聞こうとしてもその背中を黙ってみているしか出来なかった。)

「…まぁ、欲望に正直ですものね。」
(至って正直に言い放つ。いったいどうゆう目で見ているのやら…。
お疲れ様です、と戦いの後のおこんを労う。

あれだけ触っていたかと思ったら突然むしるし、おこんは困惑している。
…良く判らない。)

「まともじゃない教師もいる…?
…兎に角今後も一層気をつけて行かないと。既に生徒に手が至る所で伸びているんですから。」
(コゼットにはその意味が判らなかった。不真面目、という意味ならば判るけども。)

おこん > やれやれじゃのう。 あそこはよくないものが吹き溜まる場所でもある。
ただの不良であるとか、そういう意味ではなくてな。 
いずれにせよ、気をつけねばなるまい。 
正義を行えば世界の半分を敵に回すんじゃよ。
(くくるの言葉を受け継いで言葉を加える。
 なんだか不思議そうにしてるコゼット先生に頷きかけて。)

欲望を押さえつけても良いことはないということじゃ。
どこかで開放せねば爆発するかもしれんでのう。
たとえば、コゼットを触ったりとか、しづきにじゃれついたりとか…
くくるを撫でたりとか、そういったことでガス抜きをしておるのじゃ。
(ねぎらいの言葉に、うむと鷹揚にお返事して。)

雪城 括流 > 「いまや教師も玉石混合、私みたいに古い知り合いがいれば別ですけど…。
忘れてはいけないのは落第街の治安悪化の一端を担うのは島の住人、その全てだということです。
コゼットせんせはそういうなかに含まれる生徒や教師と対峙して…教室であうような表情をされたときには迷うかと思いました。
半分を敵に回す決断、おありですか。」
生徒を守ろうとする態度にはっきりとした声音で、忠告する。

「…おこんせんせはもう少し我慢を覚えたほうが他の教師や生徒のためになると思うけど。
確か触っただけでは私と同じように回復するわけじゃないよね。」
じとーっと半目で。

コゼット > 「ついでに頂くものは頂くのでしょう?
…おこん先生の場合はそれが自身の存在に直結するみたいですから、それは仕方ないですけども。」
(よくよく考えてみれば、それも大変な体質だな…と思い。
本人はむしろそれと楽しく向き合ってさえもするけれど。)

「そんな世界の半分だとか大袈裟な…」
(…と言うが、その括流の表情は真剣そのものだった。
そういえばあの時獅南先生も同じような事を言っていたっけ…。)

「……私一人で全て解決出来るとは思っていません。
でも何もしないでただ生徒が危険な目に遭っているのを見ているなんて出来ません。
その気持ちに変わりはないですけど、相手に生徒や教師が居ると言われても判らないですよそんなの…実際目の当たりにしないと…。」
(迷った時点で後手に回ってしまうのは判っている。…それはきっと甘いのだろう。)

おこん > なに、触れたら少しは回復するぞ。 ただ、がっつりと交わる方が、より回復しやすいということでのう。
例えばさっきくくるとじゃれついた分で1日は動けるとか、そんな感じじゃのー。
お互い疲れないのは楽なんじゃが、毎日乳繰り合うのもなんじゃからなー。
(くくるの視線にもどこ吹く風でお返事。むしろいい感じな顔。)

世界の半分というのは、おぬしのなす事に反対するもの、という意味じゃな。
何かあったらワシらに相談せい。 なにも生徒を助けるだけが教師の仕事ではない。
ワシらはちーむめいとというやつじゃ。 共に戦い、共に事をなす。
そんなに気を張ったりムリをしてはならぬぞ?
(元気出せ!ってコゼットに明るく声をかけてあげたりしたい。)

雪城 括流 > 「落第街に純粋な悪だけがいる、などと思っていなければいい。
私は財団にとってあの場所も立派な『モデルケース』だと思うよ。
やや世紀末的だけど…混乱に喘ぐ世界が選ぶかもしれない未来の形の一つ、それが落第街なんだ。」
真剣そうな表情…言い切るとそっと目をそらす。

「…相性が良すぎて不気味な話になってしまうから目を逸らしたかった…。」
氷架よりおこん先生に巻きつきっぱなしだとWINWINという事実にややがくり。

「そうだね、困ったときは悩みの相談には喜んで乗る。」
すぐに立ち直るとうん、と頷いて。

「ずいぶん長く話し込んでしまったね…雨の様子はどうかな。」

コゼット > 「……それなら。逆の事したってもう半分がそうなるのでしょう?
だったら、私は私が正しいと思った事をやります。間違っているなら、誰かが正さないと。
その時は先生方にはご迷惑をかけるかもしれませんけど…。頼りにさせて下さい。」
(二人には、ありがとうと。とても心強い。)

「だから、難しい問題なんです。
以前落第街である生徒に出会いましたけれど、こんな場所でも居心地が良いとか、そんな所を言ってました。
住めば都…という言葉もありますけど、極端に言えば落第街を無くせば問題が解決するなんて事ではないと考えています。
…でも、生徒が命の危険に晒されているのであればそうは行きません。私達教師が守っていかないと。」
(真剣な表情で答える。その事に迷いはないようだ。)


(括流の言葉に窓の外に目を向ける。
雨は弱まってきたようだ。この分ならじきに晴れてくるかもしれない。)

おこん > なんじゃその顔は。 ほれ、ワシに絡みついてもよいぞ? 尻尾以外のところに頼むぞ。
しかしおぬしもなんだかんだでワシと似とる性分じゃのー。 まあ、お互いムリをせぬようにな。
(なんかしょんぼりしてるくくるを励ましていきたい。 なんでしょんぼりしてるのかわからないけど!
 とりあえず難儀なのは概ね同じなので、なんとなく励ましたりとかした。)

人間、性に合う、合わぬはあるからのう。 平穏無事を嫌うものもおる。
そういうやつらのためにも落第街は必要なのであろうが…無辜の民に手出しをさせるわけにはいかぬ。
いざというときはワシらが盾にならねばならぬ…といっても、純粋な戦闘能力なら、教師なぞ束になっても
かからぬようなやつらがゴロゴロおるがの。 まあ、ワシがいいたいのは気負いすぎるなということじゃな。
(覚悟はひゃくてん!って手で丸を作ってコゼットに示して上げる。 けれど、やっぱりちょっぴり心配なのだ。
 ついついお小言(?)が多くなってしまうのはご愛嬌。)

雪城 括流 > 「…あんまり事情大げさにしたくなかったのに、なんか面倒な話をしてすいません。
雨、止んできたね。白湯助かりました、コゼットせんせ。」
こちらも小言を詫びつつ、
中身は残り冷めてしまったけど、十分に役立ったカップを掲げてみせる。

「私は必要に…必要に… あ、あれ…?」
似てる性分を否定しようとして、ちょっと…。励ましは逆にクリーンヒットしたようだ。
「い、一応神族なんだから、そんな爛れたことのつもりでは…エロースでもあるまいし…。」
小声でぶつぶつ。

コゼット > 「…ええ、そうですね。ご忠告感謝します。」
(おこんが手で示すそれが微笑ましく見えて。
判ってはいるのだ。周りにはこんなにも心強い教師仲間がいるという事に。)

「いえ、括流先生もありがとうございます。
でも、悩んでいるうちは大丈夫かなって思っています。
考える事をやめてしまったらそれこそ自分のしている事が正しいのかも判らなくなってしまいますし。
ただ、生徒を守りたいって気持ちはきっと変わりませんよ。」
(そうして真面目な話をしてくれるのだって、ちゃんと意味のあるものなのだから。
その気遣いには、感謝しなければならない。)

「…学園を出る頃には止むかもしれませんね。
また本格的に振り出しても困りますし、そろそろ帰る支度でもしようかな。」
(席を立ち上がると紅茶のカップを片付け、色々と入った手提げの鞄を持つ)

おこん > あれっ?どうしたんじゃ? お、おい、くくる…?嫌なことでもあったのかのう?
しかしおぬしも中々よい身体をしておるのう。 どうじゃ、今度ワシと!
(職員室でも堂々と口説いていくスタイルは崩したりしない。
 口だけじゃないところをみせていきたい。 つぶやいてるくくるを見て、
 にんまりと目を細める。)

さて、ワシもそろそろ出るかのう。何のために職員室に来たか、最後までわからずじまいじゃったな。
まあいいんじゃけれども。
(よいしょ、って立ち上がって、身体をぶるぶる震わせる。 手で尻尾の毛並みを整えて。)

雪城 括流 > 「へ…」

「へびえぇええぇえええん…!ひょーか、慰めてぇ…!」
びえぇーと泣きながら職員室脱出。
いつもまきついてる自分ももしかして変態ではないか、という事実にちょっとショックを受けたようだ。

なお口説き文句はあまり聞こえなかったのと、蛇なのではっきり言わないとよい身体=鱗を褒めたとしか思わなかった。

そのままぱたぱたと今度はちゃんと職員室の扉から出て行く…。

コゼット > (あっ、いつものおこん先生だ。
……いや、別にさっきから変わってない、か。)

「いいんじゃないですか。忘れるって事は、その程度の事かもしれませんし。
…それじゃ、また明日。」
(帽子を深く被りなおすと、挨拶して職員室の戸の方へ。
その際凄い勢いで括流が出て行ったが、最後に意外な一面を見れたかもしれない。)

(大地をしとしとと濡らす雨は、もう止みつつあった。)

ご案内:「職員室」からコゼットさんが去りました。
ご案内:「職員室」から雪城 括流さんが去りました。
おこん > えっ、泣くの!? 今のどこ…なんで泣いた?! ワシなんの秘孔をついたんじゃ!?
(号泣と共に職員室を去っていくくくるを呆然と見送る。 もしかして自分のせいなのだろうか。
 だんだん不安になってきて、コゼットの方を見やる。)

の、のうコゼット、今のワシが悪かっ…あ、うん、お疲れ様…
(確認しようとしたところ、彼女が立ち上がったのでとりあえず挨拶。
 結局職員室には不安フォックスが一匹取り残される形になったのだ。)

な、なんか…こんどお詫びの品でも持っていったほうがいいんじゃろうか…
(蛇が喜ぶものってなんだろう。 湯たんぽとか? 生卵とか? 生肉とか?
 うんうん唸りながら自分も職員室を後にして。)

ご案内:「職員室」からおこんさんが去りました。
ご案内:「廊下」に桜井 雄二さんが現れました。
桜井 雄二 > (メカと男が長く続く廊下の掃除をしている)
よし、掃除子さんはここまででいい。
(レトロフューチャーなデザインのメカを優しく気遣いながら)
あとは俺がやる。この分ならもうすぐ終わってしまえる。
(掃除子さんと呼んだメカを待機させてモップで廊下を掃除しながら)

桜井 雄二 > (男は生活委員会であった)
(こうして休日も教室や廊下の掃除をしている)
(相棒である文化女中器――――掃除メカ、掃除子さんと共に)

桜井 雄二 > (男は掃除子さんと呼ぶメカを本気で相棒と思っている)
(よって掃除子さんばかり掃除することがないよう、仕事を等分にしているのだ)
(非効率的と言う人もいるかも知れないが、これも男にとっての絆である)

ご案内:「廊下」に来島さいこさんが現れました。
来島さいこ >  廊下を歩いていれば、桜井の姿が目に入る。
 掃除をしていると把握すれば、ゆったりとした足取りで桜井へと近づくだろうか。

「こんにちは、桜井君。うふふ、今日も精が出るね。」

桜井 雄二 > (モップで最後の部分を掃除し終わると顔を上げて)
こんにちは、さいこ先生。今、終わったところです。
(無表情に頭を下げて)掃除子さんのおかげです。
(と、視線をメカに向けて)紹介します、俺の相棒の掃除子さんです。

来島さいこ > 「うふふ。可愛い相棒さんだね。
 ……今日は桜井君と彼女がお掃除当番?」

 軽く周囲を見渡してから、ちょこんと屈んで『掃除子』を眺める。
 うん。廊下はぴっかぴかだ。

桜井 雄二 > はい、俺と掃除子さんで掃除をしました。
休日は人通りが少ないので廊下などの掃除をするチャンスなので。
(掃除子と呼ばれたメカは待機モード、特になんの反応もしない)

……そういえば、ファミレスの時に話しましたね。
蟻人の話をすると……(どこから話したものかと、頬を掻いて)

来島さいこ > 「ん。そうだね。
 あんまり穏やかじゃなさそうだし、耳に入れておきたいな。」

 小さく頷いて、桜井の隣に並ぶ。
 そのまま、壁に背を預けるだろうか。

桜井 雄二 > そうですね、ここならさいこ先生しか聞いてない。
(モップを支えにするように立ちながら、窓から空を眺める)
(そこにはどこまでも憂鬱な青空が広がっている)

……蟻人は黒蟻の亜人です。文化はあるようですが凶暴で、人類とは敵対的で。
時々、俺たちの世界と蟻人の世界がゲートで繋がると、駐屯地と思われる場所から侵攻してくることがあるんです。
……俺が、子供の時にも…………
(目を瞑って思い出す、紅く染まった右目が熱を持っていた)

来島さいこ > 「亜人、侵攻――」

 子供の時にも、の先は突く事はしない。
 だが、悲しそうな表情をしているのは、何かあったと察してしたまった故だろうか。

 空は晴れているのに、どこか淀んでいるようですっきりとしない。
 なんとも言い得ぬ具合の空模様を無理矢理当てはめるなら、憂鬱がふわさしいだろうか。

「……その蟻人の出現が、最近、多いの?」

桜井 雄二 > あいつらは人類の敵だ。許してはおけない『本当の悪』なんです。
だから……俺は…………

(はぁ、と一呼吸をつく、落ち着いてくれば右目の熱は引き)
(彼の周囲は何とも過ごしやすい快適な温度に保たれる)
(モップを右手に持ち替えて教師のほうを向く)

多いです、世界的に見てもここの蟻人出現率は異常。
出る度に怪異対策室一課、二課、三課が出動しています。
まだ民間人に被害は出ていませんが……街の真ん中にゲートが出現するようなことがあれば、わかりません。
……どこかで奴らを滅ぼせればいいんですが、難しいですね。
(不意に口を突いて出る、滅ぼせればという言葉に憎悪は深く、静かに)

来島さいこ > 「そっか……。」

 それはきっと、そういうものなのだろう。
 コミュニケーションの成立しない、そういう存在が居る事は、この少女だって受け止めている。
 でも、その先の言葉を促してはいけない気がして、黙って締まった。

「そっか。空間転移持ちの蟻人でも、いるのかな。
 ――街の真ん中にはまだ、ないんだ。この前の"ドラゴン"騒ぎ以外は、大きなゲートの出現はないみたいだけど……不安、だね。

桜井 雄二 > 蟻人がその手の異能を持っているなら、厄介ですね。
最近、岡部先生が次元境界線が不安定になってきていると言っていたので、その影響かも知れませんが。

……グリーンドラゴンが街に出現した事件、ですか…
(しばらく考えた末にメモ帳を取り出し、当時のメモを開く)
あの日は俺は転移荒野にいたのでわかりませんでしたが。
あんなサイズの怪異が何度も出現したら、島は終わりです。
……次元境界線の影響は、ドラゴンのいる世界にも及ぶのかが気がかりですね。

来島さいこ > 「岡部先生がそう言ってたんだ。
 結構軽い調子の所はあるけれど、そう言うのにも真面目に詳しいって思うと、演技なのかなって思っちゃったりするかも。なんてね。
。」

「……例え強い人は生き残れても」

 窓を開けて軽く身を乗り出し、ぼうっと外を見る。

「いっぱいドラゴンや蟻人が街中に出てきたら、都市のインフラはガタガタになるのかな。、死傷の数もきっと多数出る。
 ドラゴンを押し返せる凄く強い人がいたとしても、きっとそれは避けられない。
 転移荒野だって、そういう危険があるから半ば放棄されている。」

 憂いのある面持ちで、窓の外を――学園を景色――常世島の景色を、見下ろした。

桜井 雄二 > ……岡部先生は尊敬できる教師です。
普段はノリが軽いですが、俺は岡部先生に約束を破られたことは一度もありません。

(窓からそよ風が流れてくる、雑音の狭間にあって桜井たちのいる廊下は無音だ)
(彼らの、会話以外は)

蟻人は戦って倒します。もう蟻人の侵攻で悲しむ人を一人だって見たくはないんです。
……ドラゴンは、川添孝一が対処法を探しています。
英雄と呼ばれる存在が、必ず悪龍を殺すと……
川添はその英雄、あるいは聖女を探しているんだそうです。

……俺は、夢を見ることがあります。
怪異が街に溢れて、この島が地獄に変わる夢を。
でも、そんなことを許してはいけない。
そのために戦える俺が平和の一助になるんだ、そう考えて悪夢を振り払っていますよ。

(さいこの表情を見ると、視線を下げた)
(この先生には、笑顔が似合うのに―――そんなことを考えた)

来島さいこ > 「うふふ。約束を違えないのは、
 違えない努力をする人は大好きかも。
 人間って――誘惑に負けがちだもの。」

 "下は賑やかだね。" 軽く、取り留めのない話題を挟む。
 緊迫のある空気を、少しでも和らげようと。

「……英雄に、聖女かぁ。うふふ。私はそんな柄じゃないけれど、
 この島以外に行く所もないし、嫌いじゃないからね。この島が地獄にならないように、
 安心して生徒指導が出来るように頑張りたいかも。なんて。」

 視線を下げた桜井を見る。
 気負わせてしまったと思えば、少し不思議な、どこか読めないような笑みを浮かべるだろうか。

桜井 雄二 > そうですね……ふとした気の緩みで約束なんて違えてしまいそうですが。
(小首を傾げて)あれ、ファミレスの時に女性との約束を破って岡部先生は平手を食らったんでしたっけ。
あれ…………ちょっと待ってください、自分の中で整理するので。
(確かに岡部吹雪がとある事件解決のために奔走したのは事実だが)

(そうですね、と相槌を打つ)
(土曜日の今の時間帯は、運動部が賑々しく練習する声が聞こえてくる)

……それがさいこ先生の戦いなんですね。
(笑みを浮かべる教師を前に)それです。
俺も自然な笑顔ができるようになりたい。
岡部先生や、安室冥路みたいに。笑顔…難しくて。

来島さいこ >  
「うふふ。そうだねえ。だから約束を守るって、とっても難しいんだよ。間違いをしないってことと同義だもん。
 一度も約束を破らない――それはきっと、竜を殺すよりも難題かも。
なんてね。
 だから、もし違えちゃったら、その後をどうするかかも。なんてね。うふふ。」

 ぱちくりと、ウィンクをしてみせる。
 軽い空気を保とうとしているのかもしれない。
 

「うふふ。ありがとう。でも何も表情だけじゃないよ。
 何も笑顔の一つや二つが出来なくたって」


  「桜井君は、十分キモチを伝えられていると思うよ。笑うよりも、大事かも。」


 そう言ってみせれば、うふふ、と笑ってみせただろう。

桜井 雄二 > ………その後、ですか。(頬を掻いて)
難しいですね。謝って済むものなら、きちんと謝りたいものですが。
…ウインクって難しくないですか?(自分も顔を顰めて右目を閉じる)

……そう、ですか。(無表情ながら、どこか嬉しそうな声音で答えて)
気持ちを友達に伝えられているなら…よかった。
それだけで俺はまた頑張れます。
(掃除子さんを移動モードに切り替えて)
それでは俺はこれで。また会いましょう、さいこ先生。
(頭を下げて、廊下から立ち去っていった)

ご案内:「廊下」から桜井 雄二さんが去りました。
来島さいこ >  
「……道化笑いや作り笑い、嘘笑いや嘲笑がしたい訳じゃないと思ったからね。
 ちょっとの愛想笑いはしたいとか、思っちゃってるかもしれないけど、うふふ。」

 ――寧ろ逆に分かりやすい所もあるかも。
 "ウィンクも慣れれば簡単だよ"、としてみせたりもしつつ、見送っただろう。

「うん、またね。
 ……私もそろそろ行かなきゃ。」

ご案内:「廊下」から来島さいこさんが去りました。