2015/07/10 のログ
■鈴成静佳 > 十分に相手してもらった……ふーん、そうなんだ。でも……。
(でも、失踪は氷架さんが零くんとくっついたのとタイミングが同じだ。そして、失踪直前には零くんに変な言葉を掛けていたという話。十分に疑わしい)
……まぁいいや。経緯を教えて欲しいッスよ。
アタシも少しは氷架ちゃんから聞いてるけど。零くんに変なこと言っちゃって、で、さっきの氷架ちゃんのセリフがあって、いなくなったと。
その「変なこと」の詳細は知らないッスけどね。りょー、ってのは氷架ちゃんのお母さんッスよね。まだ会ったことないなー、アタシは。
(姿を想像する。うちのお母さんくらいの歳頃かな?)
■雪城 括流 > 「疑ってるね。
でもしずはいろいろ知っているはずだと思うけど。」
ひょーかの恋愛相談は一緒にしたのだ。
論理的に考えられればその時点からおかしくないといけないだろう…。普通なら、括流でなければ、だが。
「ひょーかが来たのも途中からだったからね。
一番最初にいたのはりょー…うん、ひょーかのお母さんだから彼女が一番詳しいかもしれないけど。」
経緯を問われてそう言って頷き。
りょーのことを知らないなら事故のこともあまり言えないか…いや、タブーとして伝えておいたほうがいいのかな、と少し迷って。
「公園で零くんの人となりを確かめようと、ひょーかと出会った経緯を聞いていたんだ。
その会話の中で零くんとひょーかの触れ合いの度合いの話になって…
零くんを問い詰めるような格好になってしまったから、ひょーかが怒った。
……というところが、軽く省略した経緯だよ。」
公園であったことをかいつまんで説明する。
りょーの事故については省いても…もう少し詳しく補足もくわえたかもしれない。
■鈴成静佳 > (静佳は、氷架さんの過去……母を一度失ったときのことについては知らない)
(異能について、とくに覚醒の時について詳しく聞こうとすると辛い顔をするので、敢えて聞いていないのだ)
触れ合い度の話ッスかー。たしかにそれは踏み込みすぎちゃいけない繊細な話にも思うッスよ?
(と言って、む、と顔を引き首をかしげる)
……くくる先生、アタシと一緒に氷架ちゃんの相談に乗った時、結構慎重派な印象があったッスよ。
なんか、氷架ちゃんの恋について素直に喜んでいるようでもなかったように感じたし。
アタシが避妊具のことでいきなり先生呼び出したせいってのもあるかもだけどね。(ばつが悪そうに苦笑する)
……それなのに、零くんを色恋沙汰の進捗について問い詰めるみたいなことをするのは、なんか支離滅裂な感じ……。
(人間ならその程度の支離滅裂はありえなくはないだろう。しかし、くくる先生は人間よりも長生きと聞いた記憶もある。やや不自然に感じる)
まぁ、彼氏の人となりが気になる気持ちはアタシも分かるッスよ。アタシも相談のあった次の日に零くんに会ったし。偶然だけど。
……だからこそ、そういうのを聞くのはアタシの領分で、くくる先生っぽくないっていうか……。
まぁ、あとはくくる先生が氷架ちゃんとどれだけ遊んでるかはアタシも知らないからね。
普段どのくらい……その、ペットとして? 相手にされてるのかはちょっと分かんないんスよ。フフッ。
■雪城 括流 > 「あはは。いつも撫でてもらっているし、一緒に寝ない、が脅しになるくらいには一緒に寝ていたよ。
うーん…そうだね。やっぱり伝えておくよ。
このことはひょーかにはもちろん、誰にも言わないようにね。
………りょーはひょーかの目の前で事故で一度死…にかけてるんだ。」
勝手に教えておくのは悪いと思い、ちょっと誤魔化す。
「ひょーかの恋心が、そのときのトラウマの反応にそっくりだったし…
聞いてみれば案の定、零くんもそのことに触れての出会いだったらしいからね。
…ひょーかにはそのことが無くても好きになってた、って言われたけど。」
慎重だった理由はそう言うこと。
ひょーかの言葉を借りるときには苦笑して見せて。
「でもやっぱり、そういった不自然な形でのはじまりは心配になるんだ。」
だから、とかその言葉の続きはなくて、口をつぐむ。
■鈴成静佳 > 死にかけた……。
(思わず生唾を飲み込む。肉親がそのような目に遭うのを見るのは、きっと自分自身が死にかけるのよりも辛いことであろう)
……そうか……そんなことが、氷架ちゃんと、お母さんにあったんだね。でも、生きているならいい、けど……。
(ふぅ、と詰まった息を吐く)
で、くくる先生の心配はそこかぁ……(以前、異能に目覚めた時の話になりそうだったときの氷架さんの嫌悪感の混じった表情を思い出す)
氷架ちゃんが何かを思い出して気が弱って、そこを零くんが介助した、ってのが大筋の発端ってところかしら?
ロマンチックといえばそうだし、劇的すぎて心配になる気持ちも分からなくはないよ。アタシはノリ重視のタイプだけどね。
(テーブルの上で手を組みながら)
……でも、恋心がそのときのトラウマの反応にそっくり、ってのはちょっとニュアンスがよく分かんないなぁ。
発端はどうあれ、いまはラブラブやれてるんだからそれでいい、って思えない?
それに……それと、くくる先生がその間柄を茶化したり、その後すぐ姿を消すってのは繋がらないよ、アタシの中では。
だいいち、氷架ちゃんの目の前で肉親に近いくくる先生が居なくなるなんて、そんなの、お母さんの件の繰り返しみたいなものじゃない……。
(寂しそうに目を伏せ、くくる先生から視線をそらす)
■雪城 括流 > 「今でも触れたらつらいみたいだからできれば触れないで。
それで、うん。零くんがそのことを思い出させて、抱きしめたみたいなんだ。本人は謝罪してたしわざとじゃないようだけど。
劇的と言うか…どっちも零くんがやっちゃったからどちらかというと作為的だね。」
だから誤解した…というところもある。
いまでは零くん自身をそう思ってはいないから、責めないような口調でさらにフォローも加えつつ。
「つり橋効果とかと同じだけどね。
トラウマに由来する恋は義務感を誤認したものだったり、快楽に逃げた逃避だったり…。
…もしそうだったら冷めたときが怖いんだよね。いまは…そうだね、ラブラブやれてるならただの心配性なんだと思うけど。」
そっとしずから視線を外して、空を見る。いい天気だ…。
悩む必要なんて本当はないのかもしれない。でも。
「…それは、ええと。
経緯は客観的に説明しただけだから、そうなるのも当然だね。
これ以上は事情に踏み込むから…知りたければ、通行料が欲しいかな。」
いたずらっぽく口に指を当てて、そう凄んでみる…。
■鈴成静佳 > 分かってます。アタシだって、異能に目覚めた時はそこそこヒドイ目に遭ったし、あまり引っ張りだされたくはないッスからね。
触れないようにするッスよ。
(視線をくくる先生に戻し、ニコリと不器用な笑みを浮かべる)
……でも、零くんのそういう行動を「作為的」と言ってしまうのはさすがに酷だと思うッスよ。
弱ってる人がいたら気遣い、助ける。それが人間ってもので、武士ってものじゃないッスかね。零くんなら迷わずそうするっていうの、分かる気がする。
まぁ、くくる先生も今は作為的だとか、そうは本気で思ってないようだからいいッスけどね。
……通行料、ッスか。(フン、と鼻息を鳴らし)
アタシはルームメイトの味方だし、ルームメイトに親しい人の味方でもあるから、くくる先生の味方でもありたいと思うッスよ。できることならしてあげたいッスけど……。
じゃあとりあえず、ここまで聞いた上での今のアタシの意見を言うッスよ。
くくる先生が氷架ちゃんを……氷架ちゃんの恋の経緯と行方を気にかけてるのは、わかります。
でも、まだ何か隠しているような気がしちゃって、素直にくくる先生に味方はできない。
意図がわからない以上は、くくる先生の行動は氷架ちゃんと零くんの間を割く行動にしか見えないわけッスよ。結果的には。
横恋慕ならまだしも、人の恋路を邪魔する、あるいは寝取るような行為はアタシは大嫌い。だからアタシは氷架ちゃんに義理立てたい。これがアタシの意見ッスよ。
(手で天秤を作ってみる。かなり傾いている。おそらく、氷架さんの方にだ)
……で、通行料って具体的に何スか?(やや唇の端を吊り上げながら)
■雪城 括流 > 「人柄を知らなかったからね。
しずは零くんを知ってるんだ?」
そういわれる自身のことに苦笑して受け入れて見せて。
「通行料?もちろん魂…と言う冗談を言える雰囲気じゃないね。
それは共犯になることだよ。だってしゃべって邪魔をされたら面白くないの。」
くすりと笑って見せて…一瞬だけ微かに雰囲気が変わる。
「でもひょーかに義理だててくれるなら逆に安心かな。
ねえ、しずは私の味方でなくてもいいから、ひょーかの味方でいてあげて。」
話はこれで終わりなのだろうと、席をたとうとする。
ずいぶんと時間もたった気がした。
■鈴成静佳 > アタシも零くんを知ったのは、氷架ちゃんが告った後ッスよ。早めに人柄を確かめられて良かったッスよ。
零くんを知らない時点の、告白前の相談に乗った時……アタシはとりあえず、その零くんを信じた氷架ちゃんを信じたよ。
とにかく、アタシはそういう恋や愛の感情は良い物って考えるタチなもので。とくに気分屋の氷架ちゃんにはね……。
(静佳の考えはやや早熟で前向きすぎだろうか。でも、氷架さんの年齢でそのような感情を全く抱かないというのもそれはそれで不安ではあるのだ)
共犯、ッスか。(やや期待はずれで肩を落とし)
邪魔をされたくないってことは……やっぱり、今回のことは、くくる先生は楽しんでやってるんスね。ちょっと見損なったッスよ、先生……。
(唇をへの字に曲げ、寂しさと、ちょっぴりの哀れみのこもった視線を向ける)
……とはいえ、やっぱり先生の真意はわからないし、知りたい。だから、とりあえずはアタシは中立に居ようとは思うッスよ。やや氷架ちゃん寄りの。
喋っちゃダメ、ってのはどこまでッスか? ここで会ったことも?
■雪城 括流 > 「まずひょーかが信じたのか錯覚だったのかがわからなかったから。
しずにはしずの経験があるし、個人差があるからその考えかたはいいと思うよ。…保健的なところだけはしっかりとだね。」
避妊具を持ってたと言うことはかなり成熟しているのだろうとは推測する。
軽くしずの考えを肯定するように、明るく。
「……楽しい?
そっか、楽しい…んだ。」
きょとん、とした様子でその言葉を受け止めて。
「………あ。…そうだね、りょーの事故のこと以外はひょーかに伝えても構わないかな。
学園にはいるよ。居場所までは伝えられない。」
会えないことだけは意味するように強調しつつ。
深く踏み込んだところまで話した…わけではない、と思う。
もしかしたら相談できたらよかったのかもしれない、とは後悔した…。でも何を?なにを…相談するつもりだというの、くくる。
■鈴成静佳 > 保健委員だもん、何事もなく気持ちいい人生送れるようにいろいろ気をつけてるッスよ! フフッ。
夏休みは保健課としてコンドーム配布キャンペーンやろうかなーとか考えてたりするし。考えてるだけッスけど。
(久方ぶりに、心の底からの笑みを浮かべる)
(しかし、「楽しい」という言葉を反復するくくる先生を見ると、静佳もきょとんとした表情になる)
……先生、いま自分で「邪魔をされたら面白くないの」って言ったじゃないッスか。
面白くて、氷架ちゃんと零くんにちょっかいを出してた。アタシにはそう見えるし、聞こえたッスよ。
(……もしや、いややはり、この先生は自分の行動の意図を、自分でもわかっていないのか)
(自分との会話で、それに気づけたのだろうか。それはよいことか悪いことか。側頭部がチリチリと緊張する感覚を覚える)
……わかりました。うわさ話程度で「くくる先生は学校にいる、危険な場所には断じて行ってない」ことがわかったって、伝えておくッスよ。
アタシが会ってたことが知られたらたぶん、氷架ちゃん絶対追求してくるッスから。
でも、もしくくる先生が本当に、本気で2人の仲を裂こうとしてるなら。それを楽しんでやってるんだとしたら。
アタシはくくる先生の敵になるッスからね。(するどい視線で、断ずるような口調で言い放つ)
……とはいってもアタシにはなんも出来ないッスけどね~。あははー。(乾いた笑い)
……なにか、アタシで相談に乗れることがあったら、言ってくださいね。先生。(最後にぽつりと)
隠し事するのは、自分を追い詰めるばかりッスよ。
■雪城 括流 > 「…言ったっけ。」
本人は『邪魔をされたら台無しになってしまう』程度の発言をしたつもりだったかもしれない。
その揺らぎは実か虚か。
「まあいいかな。
うん、ひょーかのこと、お願いね。ふたりのことは裂こうとは思っていないよ。
できれば零くんとひょーかのことも見守っていてくれないかな。」
そう優しげに、いとおしげに微笑んでお願いする。
振り返り背を向けて、屋上の出口へと。
「…そのときはお願いしようかな。」
しずは本来巻き込むつもりではないでしょう?
本当に、何をしようと言うの。くくる。悩みを受け入れたんだから、もう堕ちていくしかないの。
共犯と言う言葉だって………っ、もしかして、助けを求めたかったの?
この身を焦がすような蛇の執着から。
何処かに響く誰かの声は誰にも聞こえない。
ご案内:「屋上」から雪城 括流さんが去りました。
■鈴成静佳 > まったくもー、先生。ひなたぼっこくらいじゃ熱量足りなくて脳が働いてないんじゃないスか?
(「台無しになってしまう」もつまるところは一緒であろう。くくる先生の思うとおりにコトが運ばないということ)
(その真意がわからない以上は、静佳は怪しむしかない)
……先生の言葉、信じるッスよ。くれぐれも、自分で忘れないようにお願いするッスよ?
(静佳の表情は笑っていない)
アタシはしばらく屋上で休んで行きます。では、くくる先生、なるべく早く戻ってきてくださいね……。
(去っていくくくる先生を、椅子に座ったままで見送る)
■鈴成静佳 > ……むぅ。
(組んだ手を額に当て、しばし沈思黙考する。くくる先生が、何を考えていたのか)
(氷架さんを心配して、それでいてちょっかいを出して、行方をくらまして、恋仲を割く意図はない……)
(当人も混乱しているのだろうか?)
(……否。もっと別の何か。静佳では何か想像も付かない、くくる先生ならではの悩みがあるのでは)
(氷架さんにしたってそうだ。母親を失いかけた記憶があったなんて。人の過去は、人それぞれなのだ)
(……くくる先生の過去。長い時を生きたとされる『蛇』の過去とは)
……うー! わかんねぇ!!
(ざんねん、静佳では察することはできなかったようだ。にんげんだもの)
ご案内:「屋上」から鈴成静佳さんが去りました。