2015/07/11 のログ
ご案内:「保健室」に春日 真央さんが現れました。
■春日 真央 > (午後の日差しが眩しい昼日中。カーテンで区切られたベッド。その上で、ぼんやりと瞼を開いて天井を見上げている)
よく寝た……。
(大口を開けてあくびを一つ、思い出したように手が口を覆った時にはもう口は閉じている)
■春日 真央 > (もそもそと言う形容がぴったりなのんびりした動きで上体を起こし、伸びをする。目元をこすり、枕元を手探りするが、何もつかめずベッドの外に落ちる)
あれ?眼鏡……。あ、そっか。
(探していたのと反対側、ベッドの横の小さな椅子の上に置かれた眼鏡を取ると、つるを伸ばしてかけた。ぼんやりとしていた視界がはっきりしてくる)
部屋じゃなかったっけ。
(後ろがくしゃくしゃになった頭を直しもせず、気持ちよさそうに伸びをした)
ご案内:「保健室」にネコメドリさんが現れました。
■ネコメドリ > "バサッバサッバサッ───ココンッ"
何かが羽ばたく音が外の方から聞こえてくる。それは音からして保健室の窓辺に着地した。
ベッドからはその詳しい姿は見えないが、1メートル程の大きさの何かが区切ったカーテンに影絵を作っていた…
■春日 真央 > (部屋の中に他に声は聞こえない。誰もいないのか、皆寝ているのか。くつろげていた襟元を一応という感じに引いて正して、カーテンに手をかける)
気持ちよかった。
(薄い布団をめくり、ベッドから足を下ろす。具合が悪そうな様子は全くない)
………うん?
(何か、大きな鳥のような音が聞こえ、そちらを向くのだが、カーテンをそのまま開こうとしていた手が止まった)
なんか、大きいものが、映ってるよーな………
■ネコメドリ > 「あー、づがれだーー…全く朝から部活に借り出されてクタクタですよオイラは~…
せんせー…?あんれ?居ないの?しゃーねーなー、ベッド勝手に借りますよー!」
という愚痴混じりの言葉が仕切ったカーテンの向こう側から聞こえた。
その影が動き出す。影なのでわからないが、なんだか人間の腕と言い難いものを伸ばし、それをカーテンにかけると、スススと、開け始めた──
■春日 真央 > え゛!?……や、なんでここ!?
(割りとのんびり構えていたが、明確に自らに脅威が近づいてくると話は別とばかり、動きが滑らかになる。が、別の意味で滑らかでなくなり、やけにカクカクとした動きになっている。つい、カーテンを掴む手に力がこもり、開かれてなるものかと必死に防衛の構えを取る)
……入ってます!
(悲痛な響きのこもった声が、覚えず漏れた)
■ネコメドリ > 「おぉッ?!入ってますゥ~!?しかも女の子の声だ!?し、失礼しやした!」
声とカーテンの抵抗が見受けられるとその謎の生物はあっさりと諦めて離れた。
"チャッカチャッカチャッカ──"
明らかに靴底の音ではない足音がカーテンの向こう側を移動している。
「よゥし、ここ空いてるからここにしよっと…」
あなたのベッドとは違うベッドに入ったようで、カーテンを引く音と共にベッドの軋む音がした。
■春日 真央 > (反射的に防衛したものの、向こう側から聞こえた声と、離れる気配に、ほっと息をつき手を離す。動作の角張りは取れたもののスピードは落ちて、のんびりとカーテンをやっと開き)
……えっと。
(ブラウスやスカートが皺になっているが、そのまま顔をのぞかせ)
すいません……ちゃんと使う人でした?
(ややスローペースに言葉を紡ぐが、顔を出した先に人の姿はもうない。気配が離れていった方向で声と音がしているが、ワンテンポ遅れているリアクション速度が幸運なのかまだその姿を目に捉えておらず)
あのー、占領しちゃってて、すみません。はい。
(そこにいるのが人型の生物と疑わない平静さで、離れて軋むベッドに向かって声をかけた)
■ネコメドリ > あなたが声をかけても何故か反応がない──が、しばらくするとこんな返事が戻ってきた。
「んんん~~~、かもねぎぃぃぃ………ぼんじりぃぃ…Zzz…Zzzzzz………」
よく耳を凝らせば変な単語と共に寝息が混じっている。つまり、このカーテンの向こう側の主はもう寝ていた──
■春日 真央 > (気配のした方、別のベッドのカーテンの向こうの姿は見えないが、そっと近寄って)
…………お腹空いてるのかな。
(そう言えばお昼だっけと、聞こえた声に独り事のように返事のように呟いて。足音を潜めてそっと離れる)
もう寝れたなら、起こしちゃ悪いし。
(後ろ足で、そっと、そっと、下がり、くるりとドアの方を向くと、そのまま保健室の外へ向かおうとして足を止め)
………待って。さっき音、こっちからじゃなかった。
(この声の主はどこから来たのかと、振り返り今更ながらに部屋の中を見回す)
■ネコメドリ > 保健室の出入り口であるドアはまだ閉まっている。が、窓の方は開かれている。
先程はドアの開閉音はなかったし、音の発生源からして窓からやってきたのだと言う事がわかるかもしれない。
「んん~~、焼き鳥好きぃぃ~~……ZZz…」
そんな言葉が、閉め切ったカーテンの向こうから聞こえた。
──他に誰もこの場に存在しない。開けて覗いたとして、誰も責めはしないだろう。
■春日 真央 > (風が吹けば揺れる窓辺のカーテンが視界に入る)
窓から出入りする人も、まあ……褒められたものじゃないけどいるよね。
(両手を重ねて左胸の上に置き、やや俯いて口の中で数を数え始め、6までたどりついたところで)
……現実からの逃避失敗。
(寝言にカウントを中断されて、何かを諦めたように半眼で声のする方に戻る。足音は意識して忍ばせているのでかすかなもので)
共食いって、どーかと思います。や……まさか、ね。
(閉じたカーテンの向こうに、独り事のように声をかけてみる。手は迷うように胸の高さでうろうろと、カーテンに触れるすれすれで揺れて、起こる微風でほんのわずか、カーテンを揺らすにとどまった。さすがに、いくらなんでも開くのは気が引けている様子)
■ネコメドリ > ────静寂。
「………」
急に寝言が鳴りを潜めた。窓の外からそよ風が吹き付けて、カーテンを揺らす音だけが、今この場に響くのみ。
どことなく、白昼夢のような光景が広がっていた。
カーテンの向こう側は、果たして夢の続きなのか───それとも
■春日 真央 > (唇を閉じ、への字にして、そのまま1分。お互いに発する音が消え、静けさが支配する。カーテンの僅かな衣擦れは、より一層静寂を際立たせて)
………ぜっ…たい、後悔するやつだ、これ。
(「絶対」に溜めを入れて、沈黙に負けた少女が唇を開いた。万事がスローペースな動きが、手先だけ、獲物に飛びかかる猫のような素早さでカーテンを掴み)
……えっと、検温のお時間でーす………
(けれど結局、ごまかすような笑顔で開く速度はゆっくりで、開いた幅も細いもの。中を覗き、眼鏡をお仕上げつつ目をこすり)
……………あ、よかった。思ったより普通だった。
■ネコメドリ > あなたがカーテンを開けてみれば、ベッドに何か黒いモノが蹲ってる。
よく見てみればその黒いのは髪ではなく、羽だというのがわかるだろう。
「………」
うつ伏せになっているようで、顔とかはわからない。
が、布団はかぶってないので投げ出された足がハトのような形になっているのがわかる。
つまりこれは一見すると鳥類である。しかも割とデカい───
■春日 真央 > 羽根のついた人とか想像してたけど、全部鳥なら、うん……「普通」の許容範囲?
(ほーっと息をつき、すっきりとした笑顔を浮かべて、額の汗を拭う仕草をする。汗は出ていないが)
安心した。
(そっとカーテンを引き、元の通りに閉める。お邪魔しましたと深々と頭を下げて)
寝に来るのは誰でも自由だよ。
(誰かに聞かせるように呟き、やけに軽い足取りで、今度こそドアへ歩き、保健室を出て行く)
ご案内:「保健室」から春日 真央さんが去りました。
■ネコメドリ > 「……フヌグッ …ハッ!?またオイラうつ伏せで寝てた…呼吸困難になるから眠りが浅くなっちゃうんだよなぁ~」
誰かが自分の寝姿を覗いていた事も露知らず、呑気な鳥類。
仰向けになって、しばらくすればまた寝言と寝息が保健室を支配するのだった。
ご案内:「保健室」からネコメドリさんが去りました。
ご案内:「保健室」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > 第一棟の保健室より高くて広い入口を、音をたてずに背を屈めずに入る陽子。
保険医のデスクの前のソファーも、彼女のサイズに合わせて大きくて頑丈な物が置かれている。
明らかに彼女を想定した措置だ。
■嶋野陽子 > 「あら、準備万端のようね」
改めて保険医のデスクの上を見ると、B5サイズの白い封筒があり、『嶋野陽子様』と宛名書きされている。
陽子は封筒を手にとってしばらく考え込むが、ソファーに腰かけると、ゆっくりと封を切って中の手紙を読み始める。
ご案内:「保健室」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > 保険医からの手紙はそんなに長くなかった。
入学と着任の歓迎の挨拶と、当面はカフェの数量限定メニューと同じものを同じ量ストックすることと、今朝配達された経口補水液1トン分を、保健室の隣の倉庫に搬入する依頼だった。
『あと、明日は私専用のお薬をいくつかお願いしても良いですか?』という依頼で手紙は締め括られていた。
どうやら保険医はカフェの事を知っている人物らしい。
■嶋野陽子 > (いっぺんに運ぶと、床に穴を開けそうだから、4回に分けて運ぼう)と決めた陽子は、搬入口脇の仮置き場から保健倉庫まで、自分の体重とほぼ同じ荷物を運んで4往復した。これでもウォームアップにもならない。
■嶋野陽子 > 校舎に人影が少ない事に気付いた陽子は、ようやく海開きがあった事を思い出す。
水難事故に備えて、保健課も海辺に出ているのかも知れないと考えた陽子だが、自分もビーチに行こうとは思わなかった。
■嶋野陽子 > (敬一さんと一緒に、海の家でも開くなら別だけど、ね)
今度夫に会う時に相談して見ようと思いつつ、陽子はここでしばらく待ってみる事にした。
■嶋野陽子 > (このソファー、なかなか座り心地いいわ)
いつの間にかソファーでうとうとする陽子だった・・・
ご案内:「保健室」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「保健室」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > ・・・zzz
■嶋野陽子 > (・・・ハッ いつの間にか寝てしまってた・・・今何時?)
時計を見ると、20分ほど寝ていたらしい。
そろそろ寮に戻らないといけない時間だ。
ご案内:「保健室」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「廊下」に雪城 括流さんが現れました。
■雪城 括流 > 家出しても学園業務はきちんとこなしている。
職員会議に出て、共通の一般科目の試験科目について相談し、採点を済ませて試験用紙を封筒に入れる。
くくるの数学や化学の試験は一般的な普通のペーパーテストだ。
そのうちの一つ分を封筒に入れて成績処理へ持っていく途中、ふと一階の渡り廊下で足を止めた。
「…保健室?」
このまま行けば近くを通るような…気がする。
ご案内:「廊下」にアリスさんが現れました。
■雪城 括流 > 夏休みも近いし、特に急ぐ業務でもない…朝からいろいろと片付けたため、時間は十分ある。
「少しだけ、日光浴していくかな。」
封筒を手にしたまま、
廊下から少し離れて近くにあるベンチのほうへと。
■アリス > 渡り廊下の後方から5cmほど浮いてみかんのダンボールが飛んでいる。
中身は空っぽじゃなくて、ちょっとした魔術の練習にダンボールの中に入って移動していた。
「おー動く動くー。ちゃんと飛べるなら、高い所も行けそうだー」
そして、このダンボール、穴が開いてない。
このまま行くと渡り廊下に見えないまま突入するし、前方に誰かがいる事にも気付いていない。ダンボールで人身事故まであと少し。
■雪城 括流 > …ふと前に目をやると、ダンボールがやってきた。
魔術の気配で誰かが中にいることに気づく。
「…何をしているの。」
そっとダンボールの上に持っていた封筒を載せると、がしっとその隅をつかんで。
見た目に反して割と力があるようだ。
抵抗しなければ、そのままベンチのそばまで連れて行かれるかもしれない。
■アリス > ダンボールが、とまった?
あれ待って。もうちょっと動かそうと。あ、声。
「スネーク飛行訓練でーす。」
蓋を開ける事もせず、ダンボールの中から返答。そのまま封筒も載せられ、ベンチの傍まで連れてかれました。
「…ところで蓋が開かないんです。」
連れてかれたところで弱弱しく嘆いた。
実際は魔術用の血で蓋がくっついちゃったのだけど。
■雪城 括流 > 「アリス?」
声で中身を判断して、呼びかけてみる。
蓋が開かない、と言う様子になんとなく事情を察して。
「なんでダンボールに入っているのとか、せめて覗き穴くらいはつけておくべきだとか言いたいことはあるけど…。
上と下と横、どこから開けた方がいい?」
とりあえず封筒はベンチの上に移動させておく。
■アリス > 「そうでーす。クルケイアーおねーさん?」
カリカリカリ、と猫のように蓋を中から掻く音。
「とりあえず上から…。
どれ位の重さを動かせるかなーって。
~♪」
てへ、って笑ったけど、ダンボールの中だし見えないでしょう。
覗き穴の事はスルーしています。下手な口笛まで吹きました。
■雪城 括流 > 密封しているわけでなければ力技で何とかなるかな、と
上の閉じている場所の真ん中に指先を揃えて当て、
「ん。」
力任せに抜き手で貫いてみる。
通れば手を引っ掛けて無理やり左右にこじ開けるだろう。
「大丈夫?
そういう実習は実習区の演習場で、誰かに見てもらってやったほうがいいと思うよ。」
人相手ならいいが、下手にふらふらして線路に出たりしたら…と、
中を覗き込んで心配そうな表情をしてみせた。
■アリス > ダンボールはべりベリ、と音を立てて、蓋についていたちょっと鉄臭い匂いと共にこじ開けられる。
「助かったー。ありがとー。…んー、実習区はどこにあるか解るけどー、知り合いが少なくてー。それに…」
誰かに見てもらうにも、と首を振った。
それから、ちょっと困った顔で何か言いかけて、止まる。
苦笑して、ほんのり弱々しい。
■雪城 括流 > 「浮遊魔術を誰かに習ったんじゃないんだ。」
ということは固有の魔術なのか、と推測を立てつつ。
いまは夏休み、主な講義は休みになっている…。
「…何かあった?」
とりあえず立ち話もなんだからベンチに座り、相手にも座るよう促しながらそう問いかけてみた。
■アリス > 「…生まれたときには何となくー。」
講義も何も、入学後試験が終わっていて授業を受けていないのだから何かを授業で習った可能性は0で。
生まれつき使えたものを練習するくらいしかできない。
「……。他の異能は誰かがいないと練習できないけど、頼む物じゃないと言うかライフワークというか本能と言うか…」
ベンチで隣に座って、凄く困惑した顔を浮かべる。
妄想させたいのは訓練じゃなくてさせたくてやる、やりたくてやるもので、頼み込む事じゃあない。そのズレに困惑していた。