2015/07/16 のログ
嶋野陽子 > (おや?『かわいい』に満更でもない反応?
ひょっとして、これは行けるかな?)
九尾の狐は気難しいと聞いていたので、おこん
先生の反応は意外だった。

海水浴場以来この方、ちょっとシリアスが続いていた
せいか、陽子は癒しを求めていたらしい。
「ありがとうごさまいます、おこん先生。
かわいいと言っても良いのであれば、一つ
お願いがあるのですが・・・」
ええい、ままよ!

おこん > うむ、言ってくれて構わぬぞ。 ほう、お願いとな… よろしいよろしい。
おぬしの働きに答えようではないか。 成績以外のことであれば、できるだけ叶えよう。
(なんとなく驚いたような雰囲気の彼女のお願い。 性格からして、
 無茶なことを言い出しそうなタイプではない。 実直そうな彼女の思うところは、
 さすがに一目見ただけでは看破できないのだ。 先を促すように、
 尻尾の1本を振って見せて。9

嶋野陽子 > 「あ、ありがとうごさまいます!」
思わずまたお辞儀してしまう陽子。

(おお、うまくいったぞ、これ!)
おこん先生を見たときから、やってみたかった事。
それは・・・・・

「おこん先生を、膝の上に抱っこして、もふもふ
してもいいですか??、」
ああ、ついに言ってしまったぞこの異能者改め異常者!

おこん > うむ、そこまでかしこまらんでよい! わしができることなど限られておる。
そんでじゃ、のぞみというのは……なんじゃ、それくらいのことか。
構わぬ構わぬ!存分に触るがよい! 願ったりかなったりじゃ。
ワシは人に触れることで妖力を生み出すでのう。
(相手のお願いにちょっとびっくりするも、すぐに表情を緩ませる。
 真面目そうな彼女のことだ。相手の体面とか色々と考えて、
 言い出しにくかったのだろう。 造作も無いことだと彼女に示して。)

そんでどのようにするかのう。 対面か?背面か?
(良きことは迅速にするべきである。 相手にどうしたいかを確認する。
 期待に9本の尻尾がゆらゆらと動く。) 

嶋野陽子 > 少しは引かれるかと思ったら、どうやら本当に
妖力補充の手段で、願ったり叶ったりらしい。

(対面とか背面もいいけど・・・)

「では、早速行かせて頂きます!」と言った陽子は、
流れるような動きで立ち上がりざまにおこんを横
抱き、いわゆる『お姫さま抱っこ』の形で抱き上げ
ると、ゆっくりとおこんが座っていたベッドに
腰かける。
それから、ゆっくりと対面の形に抱き替えると、
「苦しくありませんか?」とおこんに尋ねる陽子。
陽子が妖狐を・・・などと言葉遊びをしている場合
ではない。

おこん > うむ、おおッ!? 素晴らしい膂力じゃのう。
(ひょいと、ヌイグルミか何かのように持ち上げられる。
 相手の大きさはわかってはいたものの、
 いざ実際に簡単に持ち上げられると少し驚く。)

うむ、こういうじゃな。 いい身体しとるのうー。問題ないぞ!
(対面で抱きかかえられたまま、ぺたぺたと彼女の身体を触る。
 下手な男子なんかよりよっぽどしっかりしたいい身体だ。
 苦しくないかという問いかけにも、明るく答えて。)
 

嶋野陽子 > おこん先生の手が、ぺたぺたと陽子の上半身を撫で
回すにつれて、辺りには柑橘系の薫りが漂う。
どうやら陽子も気分がいいらしい。これは陽子が
気持ちいい時に、無意識に出る薫りなのだ。
ワンピースとは言っても、タンクトップに近い
ので、肩回りや胸元がだいぶ見えている。
陽子は陽子で、おこん先生の胸に顔を埋めて、
すんすんと息を吸ってみたりしていたが、
しばらくして、おこん先生を解放すると、
「今度は先生のリクエストにお応えします。
何をして欲しいですか?」と、まだ膝に
のせたままのおこんに訊ねる。

おこん > ふーむふむ……いや見事じゃのう。 おぬしの肉体、
写真集でも出したら売れるんじゃなかろうかのう。
(小さな手がぺたぺたと、胸筋とか僧帽筋に触れる。
 時々「おお」とか「なるほど、と声を上げて。)

それにいい匂いがするでな… ふーむ、リクエストとな。
特にこうしてほしいというのはないが…そうじゃのう。
お主が満足いくまでワシを撫でまわしてくれんかのう。
尻尾は優しく触れてくれればよい。 できるか?
(鼻先をくっつけるようにして相手の匂いを確かめる。
 みかんのような、そうでもないような。
 リクエストと言われると少しだけ考えて回答して。)

嶋野陽子 > だいぶ皮下脂肪層と筋肉は元に
戻りつつあるが、戦闘の前にはKカップあった陽子
の胸はまだCカップで、盛り上がる大胸筋の上にち
ょこんと載った状態だ。
おこんの筋肉の愛で方は上手で、このまま続けてた
らば体の芯に火がついていたかも知れない。
(おこん先生、相当な筋肉フェチなのかしら)
こんなに積極的に触られたのは、恋人の敬一君
以外では初めての事だ。

「おこん先生を、撫でれば良いのですね?喜んで!!」
と、何処かの居酒屋みたいな返事とともに、陽子は
大きな手を両方同時に使って、おこんの全身を撫で
回しはじめる。
陽子の右手は、おこんの頭から、背中を通って右側
の尻尾に流れていく。尻尾の付け根からは、本当の
ソフトタッチだ。
一方、陽子の左手はおこんの右手を包むようになで
ると、そのまま腹側から左側の尻尾に向けて流れる。
こちらの手も、尻尾の付け根からはソフトタッチだ。
陽子は両利きなので、両手を同時に同程度の繊細さで
動かすことができる。
この能力を存分に活かした、おこん先生全身なでなで
は、さらに左右を入れ替え、さらにおこんを横向きに
して、結局4往復したのだった。

おこん > うむ、存分に…おお、おおお…?おお…!
(相手の大きな手は柔らかいタッチで自分に触れていく。
 頭の上、狐耳のところから背中へ、 更に尻尾へ。
 同時に右手からお腹、尻尾ヘ。 両手による動きは、
 複雑な心地よさを生み出し、思わず表情がとろける。)

こ、これはたまらぬのう…おぬし、中々技巧派じゃな…
(うっとりと表情を緩ませながら返事を返す。
 さらに尻尾を丁寧に触れてもらいながら、今度は逆…
 たっぷりと撫でてもらって、すっかり夢見心地な感じに表情を緩ませた。)

いやあー……堪能したわい。 おぬし、じつにやりよるのう。ほめてやるぞ!
(えらいっ!って拍手して相手を称える。 レポートといい、先ほどの手といい、
 素晴らしい。 何度も頷いて、よかったとばかりに9本の尻尾を振る。)

嶋野陽子 > おこんの賞賛に軽く頭を下げた陽子は、おこんの
顔の後ろに見えた時計の数字を見て少し慌てる。

膝の上のおこんを、またお姫様抱っこにすると、
始めた時とは逆に、ベッドから立ち上がって、
おこんをベッドに座らせると、陽子はおこんの前
に片膝をついて、

「おこん先生、今日は本当にありがとうござい
ました。今日はだいぶ遅くなってしまいました
ので、そろそろお暇致します。私は常世寮の
19号室にいますので、おこん先生ならいつ
でも歓迎します」
と言って頭を下げる。

おこん > おおー、おお…
(またもひょいと持ち上げられて、今度はベッドの上。
 まったく彼女の力はすごいものだ。
 片膝をつく彼女に、鷹揚に頷いて見せた。)

うむ、構わぬ構わぬ。 報告ご苦労であったのう。
きちんと伝えておくでな、安心して戻ってよいぞ。
ワシも寮におるが…まあ生徒ならば教員寮に遊びには来づらいのう。
(ワハハ、と小さく笑って、
ベッドにおいてあった飲み物を一口。)

さて、ワシもそろそろいくかのう。 なかなか良い体験もできた。
たまには休んでみるものじゃな!
(小さく笑ってから、ひょいとベッドから降りて。)

嶋野陽子 > おこん先生もいっしょに保健室を出そうなので、
「本日終了」の札を扉にかけて、薬品庫に鍵をかける。
保健室の戸締まりも、保健委員の大事な仕事だ。

「それでは、お休みなさい。」 
保健室の前で、おこんに頭を下げると、足取りも
軽く、女子寮に向けて歩き出す陽子。

海水浴場の戦いで心に負った傷が、だいぶ癒えた
ようだ。

ご案内:「保健室」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「保健室」からおこんさんが去りました。
ご案内:「教室」にシインさんが現れました。
シイン > 「おはよう、ふむ…朝早くから来てくれて有難う。」

軍服を着込み、如何にもな軍人の格好を見せる者が一人。
入室して早々にそんなことを呟いて、いつもの様に教壇の前に立つ。チョークの残量をチェックし、手提げの鞄から資料を出して、生徒達の名前を確認して人数を確認していく。

「今日は…そこそこか。いや、十分だな。」

少しでも受講生が居るのならば、それはそれで。

「昨日は訓練の内容を説明したな。まずは授業内容の復習といこう。」

授業を始める前の復習もいつも通り。
訓練の内容は『新兵』から『二等兵』と『一等兵』までが行う内容。三ヶ月あまりの『新兵』期間から、更に訓練を積んで『二等兵』へ階級が上がること。
そこから『技術兵』『衛生兵』と区分けされること。順を追って黒板に書かれていく。

ご案内:「教室」に能見さゆりさんが現れました。
シイン > 「こんなところか。昨日にメモを取ってなかった生徒はメモをしておくこと。
直ぐに消すからな。短時間でメモを取ることも日常で大事になるからな。」

『直ぐに』とは言うが黒板に書かれた内容を消したのは6分後。
それなりに気を遣いながら、生徒達の様子を伺いつつ。

シイン > 「さて、今日は何を話そうか。」

そんな悩む素振りを見せつつ、黒板に迷うことなく文字が書き記されていく。

「今日は私の階級の『少佐』について話そうと思う。
最初に会った時に私の階級の話を軽くした覚えがある。そこそこ偉いという感じでな?」

資料を取り、現在受講している生徒の人数分だけの枚数を取り、自ら手渡していく。

「全員に渡せたな。そこに書かれてるのは簡単だが階級の説明を記したものだ。1~10まで全て口頭で説明するのもいいが、骨が折れるからな。『新兵』から『元帥』まで書かれてるはずだから目を通すこと。それになぞりながら詳しい説明は口頭で行う」

能見さゆり > 【ノートに写さずとも記録できるのだが、そこはそれ、人間らしい振る舞いで写しとっていく

もともと基本的な行動は既に基本技能として持っている身であるし、だいぶ多角的な戦闘経験が多いのではあるが
それでもこういう授業に出てくるあたり、情報収集を欠かさないというか
基本的な立ち回りの意義についてふかう考察したい意図があった

多くの武術のみならず、体を使う物事はスポーツであれ芸事であれ、基本的な物事が深遠にして深奥である
自身のメインとする中~遠距離戦闘でもそうだと考えていたし、それにはまだ及んでないと考えている
それ故に誘導が不十分でそのための弾薬やトラップの消費が多いと考えているのだった】

シイン > 「そこに書かれている『少佐』の項目に目を通してくれ。まずは簡単な説明が書かれているのを読み上げていこう。」

書類を手にして文字を淡々と読み上げていく。

「そも、『少佐』というのは主に軍を指揮する『指揮官』として扱われる。
一つの作戦の『指揮官』として、全隊の責任者の一人として扱われることもある。
全体を見渡す力に、状況判断能力、各々隊の状態確認及び隊のリーダーからの報告まとめ。前線に立つこともあり、激戦区での指揮も取る」

能見さゆり > 【まあ、学生らしく学生らしい行動の一貫というのも含め、この手の授業はひと通り取っていた

それにこの手の授業では体幹を鍛えるための格闘系訓練がある
基本的な組手は十分すぎるほどにできるのだが、基本的に敵にも達人クラスが多いので
そういった意味で手順を繰り返すことは悪く無いと思っている

階級に関しては、軍によって若干構成が違う
だいたいは慣習により歴史的に決まっていて、新たに考え直す必要が少なく
それでいて効率化されたり改善が加えられている場合が多い

分隊、小隊、中隊、大隊などといった編成と権限を確認しつつ、話に耳を傾ける】

シイン > 「ま、簡単ながら説明をさせてもらった。
『少佐』というのは現場指揮及び作戦構築など、重大な立ち位置ということになる。
先に説明をしたそこそこ偉いというのは語弊があるかもしれないな…下から見れば天と地の差がある」

「だが畏まったりはしなくていい、現在は教師という立場で来ているからな。
ただの軍に詳しい『一人』の『人間』の教師という認識でも構わない」

シイン > 「この資料には書かれてないが、『少佐』という立場の者は『戦闘訓練の指導』を行うことがある。他にも『戦車・戦闘機などの操縦訓練』だな。軍の基礎根幹となる兵達の育成を任されることが多い。」

「実際に私自身が指導を行い訓練を積ませることは少くはない。
後でだが、戦闘訓練の方も行なおうと思う。希望者だけ授業の終わりに私の所まで来てくれ。」

一通りの説明を終えると黙り込み、口頭で説明した同じ内容を丸々と黒板に書いていく。
何一つと間違いがない正確に、と。

能見さゆり > 【少佐となれば中隊大隊指揮官だ
現場というよりは指導、指揮的立場になる士官であり、現場担当がメインである下士官とは違う

さゆり自身の立場としては基本的に下士官であり、一般兵である
いいところ独自行動判断が可能な特務曹長であり、士官クラスとは基本的に異なる

授業が終われば、戦闘訓練を希望しに集まりに行く
座学ではなくそちらがメインの目的なのだから】

シイン > 「っと…そうだ、ここまでで何か質問がある生徒はいるかな?
何か聞きたいことがあるなら聞いてくれて構わないぞ」

生徒達を見渡して、質問を求める。無ければ無いで構わない。
一般的な教師であれば、授業中にこうした対応をするらしいと、教師仲間に教わっての行動だ。

能見さゆり > 【特に質問はない
既に知っていることであり、座学に新しい知識はない
もともと一般向け教養としての座学なのだから、もともと自動歩兵としての自身には意味が薄い】

シイン > 「ふむ……無さそうだな。それじゃ授業を続けよう。」

そこからの授業は細かな説明を。『少佐』という立場で何を成すか。
下の者達をどのようにして扱うか。どう指導を行うか。
ここから階級を上げるには如何にして動くか。

自身が知っている知識を余すことなく口頭で、黒板に記す。

「こんなところか、今日の授業はこれでお終いとする。渡した資料は持ち帰っていいぞ。また次の授業の時もでも持ってきてくれ。
それから、次に希望者のみだが戦闘訓練の方を行う。希望する者は教壇前に来てくれ。」

以上で終わりにする。
教室内に、そう声が響いた。

能見さゆり > 【士官を希望するなら参考になる部分ではあるが、基本的に下士官でありそこでの決定には参加しない立場である
そもそもさゆりはそういった方面での機体ではない対人歩兵だし、経験豊富な歩兵を使うなら現場のほうがいいだろう
もっとも、潜入工作部隊など特殊部隊の立場として活動する際にはそういった階級が制度上必要となるかもしれないが】

【教壇の前に向かう
戦闘訓練のためにこの教科をとっているようなものなのだが、目立つ程度をどの程度にすればいいかは追々わかるだろう】

シイン > 「ん…こんなものか。それじゃ戦闘訓練の方だが、流石に教室で行う訳にはいかない。かと言って、部室楝を使うにも各部室の許可申請が必要になる。それなら体育館を借りてやるとしようと思うのだが。」

どうかね?と戦闘訓練を希望した生徒に問いを掛けた。
使うとすれば重要なのは体育館の場所になるが『設定自由1』から入ることになる。
施設を把握している生徒達には不要な説明だとは思うが、念の為に、だ。

能見さゆり > 行えるところならどこでも構いません
着替える服は体育着でよろしいですか? それとも何か用意がありますでしょうか?

【戦闘と言うよりかは、むしろマネージャーのほうが良いのではないかという感じの女生徒であるさゆりが
一応の質問をし、説明が終われば各自移動になるだろう】

シイン > 「うむ、自分が自由に動けるであろうと思う服装に着替えてきてくれ。
用意は特にしなくていい。そこまで本格的には『まだ』行えないからな。
個々の能力テストぐらいはするつもりではあるから覚悟するように。」

質問に対して答えると、それでは着替えの後に集合と声を掛けて教室から出るだろう。

ご案内:「教室」からシインさんが去りました。
能見さゆり > 【まあ仕方ないかなと思う
一般向けの対応としてはそれが通常だ

ただ、この学園には自分を超えるようなバケモノが多いというだけで
単なる確認事項で済ますか、その上を目指すかについては様子を見ながら決めていけばいいだろう

そんなことを思いながら着替えて向かった】

ご案内:「教室」から能見さゆりさんが去りました。
ご案内:「保健室」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 今日の授業を終えて、保健室に顔を出す陽子。
授業中に、神宮司くんと日恵野君の退院を報せる
メールを受け取ったので、ほっとする。

スポーツビキニの上に、保健委員用の特注の白衣を
直接羽織り、保険医のデスク前のソファーに腰かけ、
退院した二人に思いをはせる。

今頃は二人で一緒に心の傷を癒しあっている事を
願う陽子だった。
(報告書には書かなかったけれど、二人ともあの戦い
によるPTSDの可能性が高いから、大切に思っている
同士で一緒に過ごす時間が大切ね)
そう言う陽子自身は、おこん先生のお陰で自分のスト
レスはかなり解消できたので、今日は調子が良い。

(あの戦いから、私の待遇が上がったような気がする
のよね。食材の現物支給とか、この白衣とか。一体
何があったのかしら・・・)

陽子が保険医から聞いた範囲では、風紀・公安の出動
が遅れた中で、保健委員がきちんと出動したことで、
あちこちに貸しを作れたらしい。
これが元で、逆に敵を作ったりしていなければ良い
なと、ちょっと穿った心配をする陽子。

嶋野陽子 > 今日の授業は終わったので、一時間ほど
保健室に詰めたらば、寮に帰って自炊する予定の陽子。

当初のノルマだった、医薬の納入は、今回の出動によ
り、薬剤師試験の結果発表まで免除となった。これは、
授業料の免除に等しい。もっとも、戦闘により合成能
力が低下した事を踏まえてでもある。

今日は新しく、魔術や祈祷など、非医療的手段に
よる治癒に関連する授業をいくつか申し込んだ。
神宮司くんとの約束を果たすための第一歩だ。

嶋野陽子 > 退院した二人の様子を、一度は会っ
て確認する事と、神宮司くんが治癒の符をきちんと使
えたかを確認する事を、正式な指示として受けとる。

生徒の入院は、やはりそれなりの大事で、多くの事務
仕事を生み出すのだ。

緊急ではないが、1週間以内にフォローしようと思う
陽子だった。

嶋野陽子 > (今日は静かね・・・ちょっと退屈かな?)

(そう?だったらば、デスクを持ってスクワット
100回して、足の骨の合成を促進してもらえるかし
ら?)とステラが言ってくるが、いつ人が来るか
解らないのに、そんな危険な真似は出来ない。

嶋野陽子 > そこで、陽子は白衣を脱いで、ストレッチ
すると、片足でスクワットをはじめる。それもあえて
太極拳のようにゆっくりとした動作で行う。
これならば人が保健室に近付いてきたらすぐに対応で
きる。

嶋野陽子 > 『盾になれ』日恵野君のこの一言が、
コロンブスの卵となった。敵を殺さずとも、大事な
人を護るには、みんなの盾になれば良いのだ。
このコンセプトを具体化するには、あと二十日か
かるが、設計図はもう出来ている。

嶋野陽子 > 最大のネックだった、変身エネルギー源
については、5年前に私が気味悪いと断ったある技術
を、改めて採用する事で解決できる。
ステラ曰く、最初からこの技術を使っていれば、今ほ
ど巨大にならなくても済んだそうだ。

嶋野陽子 > 「498, 499, 500!」左右両足でスクワット
を500回ずつ終えた所で一時間が経過。白衣を掛けて、
保健室を出る陽子。

ご案内:「保健室」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「職員室」に来島さいこさんが現れました。
来島さいこ >  時は夕暮れ前。
 来島さいこは粗方の夏季の講義と実習を終え、職員室の前で書類作業に勤しんでいる。

「……思ったよりも多いねぇ。」

 提出物の採点から秋からの授業シラパスの調整、やる事は少なくない。
 実習で失った水分をスポーツドリンクで補充しつつ、机へと向かって仕事を始めた。

ご案内:「職員室」にシインさんが現れました。
シイン > 体育館での戦闘訓練を終えて、暫し休憩を挟んだ後に職員室へと戻って来た。授業は終えても個人個人、生徒一人一人の結果を纏める仕事が
残っている。
教師というのも楽ではない。

「お…さいこ先生ですか。」

今日もお疲れ様です、と声を掛ける。前に一度挨拶をした程度だが名前は記憶していた。

来島さいこ > 「うふふ、こんにちは、シイン先生。」

 くす、と笑みを浮かべてみせて応えるだろうか。
 書き物の手を止め、シインへと顔を向ける。

「シイン先生もこれからまとめかなぁ?
 講義をする時よりも、講義をする前と後の方が大変だよねぇ、うふふ。」

シイン > 「えぇ、これからまとめですよ。
私は講義に慣れてませんから、教師というのは大変なものです。」

はは、と小さく笑いを見せて。
席に座り、書類を広げると目を通している。

「さいこ先生が教えている講義内容は確かサバイバル関係でしたか。
どのような生徒が受けてますかね?」

来島さいこ > 「うふふ。わたしも慣れてないよ。教師になったばかりだもん。
 ……ん、そうだねぇ。男性6、女性4ぐらいかなぁ。もうちょっと男の人が多いと思ったんだけど、
 活動的な女の子も多いみたい。女の子でも異能や魔術を持っているから、
 自信があってアクティブになるのかなぁ。」
 
 少し置いてから書き物を進める。
 喋りながらも、しっかりと手を動かしている模様です。


「シイン先生は……軍属関係だっけ。どう? 順調?」

シイン > 結構女性も多いのだなぁと小さい声で呟く。どうやら以外だったらしい。

「順調…といえば順調かな、と。と言っても今はまだ大した事を教えてもないので。そういえば今日は戦闘訓練をしたのですよ。風紀委員の子が一人居ましてね、私が直接に相手をして実力を測ったのですが…いやはや油断して負けてしまいましたよ。」

来島さいこ > 「うふふ、ここの生徒は下手しなくても先生より強かったりするからねぇ。
 そう云う意味ではちょっとクセモノばかりかも。」

 くす、くす、と笑いつつ。
 直接聞きこそしないものの、どんな子だろう、と、脳裏に思いを馳せた。

「あ、怪我とか、平気? 無理しちゃだめだよ。うふふ。」

シイン > 「まだ生徒全てを把握してる訳ではないですが、クセモノ揃いなのはわかりますね。
流石は常世財団の学園生徒とも言える。」

噂に聞く程度だが『神』も存在してるだとか。
とてもだが信じ難いことではあるが…。

「怪我ですか?心配は無用ですよ。私は怪我を負ってもすぐに修復されますので
便利な体なのですよ。」

来島さいこ >  
「――そうだねぇ。さすがは常世財団かも。」

 にぃっ、と、何処か意図の読めぬ笑みを浮かべる。
 夏季小物を

「そっか。うふふ、シイン先生はそう云う異能なのかなぁ?
 ……あ、判子用の朱肉忘れちゃった……シイン先生、持ってたらちょっと貸して欲しいんだけど―……」

シイン > (何も読めない笑みなことだ…)

「自分で完全には把握しきれてないですけど、大体そんな感じですよっと…朱肉ですか。
えぇ、持ってますからどうぞ使ってください。お貸ししますよ。」

机の上に置かれてる朱肉入れを手渡そうと。

来島さいこ > 「ん、ありがと。うっかりしちゃってねぇ……」

 とんとん。
 ぽふ。

 申請書の類なのだろうか、数枚の書類に印鑑を押しは積んで、押しては積んで。

「生徒だけじゃなくて、総務課とか学内の運営職員に出す書類も多いよねぇ。
 学校も組織なんだって、思うかも。」

シイン > 「いえいえ、これぐらいは別に。礼の言葉も要らないですよ。」

訓練の結果を別用紙に記録しつつ流し程度に受け答える。

「学園にしては広すぎると言ってもいいぐらいですから、常世財団故に仕方なしといった所でしょうか。
提出関連の書類など、軍に配属されてる時から嫌になるぐらいにやってますから、そこに関して言えば楽ですね。」

来島さいこ > 「そっか。手慣れた様子にも納得かも。」

 確かに見てみれば、手慣れた様子で記録を移しながら会話を続けている。
 加えて言葉や思考を止める様子もない。手馴れている所以だろう、と、思案しただろう。

 一方のさいこはそうも行かないので、たまに手が止まってる。

「あ、もう朱肉は大丈夫かも。ありがとね、うふふ。」

シイン > 「過酷な環境の中でやらされて、できなければ殺られるでしたから。
嫌でも手慣れてしまいますよ、ははっ。」

あれは戦時の戦場よりも酷かったと乾いた笑いに遠い目になりながらぼやく。
それと比べれば天国だと、自分に言い聞かせる様はなんとも言えない。

「どう致しまして、と。」

朱肉入れを受け取るだろう。

来島さいこ >  席を立ち、朱肉を渡し、そしてまた戻る。

「そっか、やっぱり軍は過酷だねぇ……話したくない事と花世界の事の両方がありそうだし、
 あんまり聞かないでおこうかな、うふふ。」

 悪戯げに、やや妖しげな雰囲気を醸しだしたウィンクを一つ。
 そのまま少しの間集中して、今日分の書類仕事を仕上げ終えた。

「んーっ……今日も難敵だったけど、やっと終わったかも。
 シイン先生の方はどうかなぁ?」

シイン > 「別に聞いても構いませんよ?答えるかは別となりますが。」

受け取った朱肉入れを机の定位置に戻して、
ウィンクに対しては返すようにと静かな笑みを見せる。

「私はあと一つ、風紀委員の子のことで考えて終わりですかね。
今度個人的に授業をすると口頭ですが約束したので、はてどうしようかなと。」

背凭れにぐっと背中を預けて脚を組ませながら考える。
それだけでも様になってる光景だ。容姿の良さが無駄に出る。

来島さいこ > 「――綺麗だねぇ。
 うふふ、ちょっと女の子なのに嫉妬しちゃうかも。」

 美男、とは彼の事を云うのだろうか。
 絵になる美しさとは、この光景を云うのだろうか。

 窓から注ぐ夕陽の彩りもあるのだろう。軽く崩して座っているだと云うのに、非常に美しい光景が其処にあった。

「じゃ、私はそろそろ行こうかなぁ。
 シイン先生も、頑張ってねぇ?」

シイン > 「嫉妬されたら流石に困りますよ…真面目に。」

でもよく言われる事ではあるのか、綺麗と言われて満更でもない様子だ。

「えぇ、話し相手になってくれてありがとうございました。
おかげで作業も捗りましたよ。」

お疲れ様ですよ、と告げる。それだけ告げれば資料と睨めっこをして黙り始めた。

来島さいこ > 「うふふ。」

 まんざらでもない様子をたしか見れば、ウィンクをひとつしてみせた。

「こっちこそかも。またお話しようねぇ、シイン先生。」

 机の上を片付け、荷物をまとめて職員室を立ち去るだろう。

ご案内:「職員室」から来島さいこさんが去りました。
ご案内:「職員室」からシインさんが去りました。