2015/08/19 のログ
■おこん > くそっ、どうすればいいんじゃ…!なんの本気なんじゃよー!!
(9本の尻尾がぴんと立つ。警戒である。 数千年を生きていようと、
プレッシャーには勝てないのだ。)
おこんちゃんて言いおった…… おぬしなんでいつもそんなもん持っとるんじゃよ!
それ「用意」っていうレベルじゃないじゃろ!そんなの持ってるやついるわけないじゃろー!
まさか…おらんよな?おらんよな?
(必死に教室を見回す。 ないよね?園児服!無いって言って!みたいな目。)
■アリス > …ふ、ふはははは、あ、これ楽しい、もうちょっと弄りたい。
お近くに園児服、園児帽をお持ちの先生は居ませんかー。
「どうするも何も、撮られましょう?
因みに持ってた理由ですがー…胸の余ったスク水は…私の…。」
普通サイズのしかなくて胸が伸びちゃったんです。
暫くの間海にいく時それで過ごしちゃったので、…ほんのり目を逸らしました。
「ランドセルは、通学用の鞄が何故かランドセルで届いたので…」
これまた自分のでした。取替え前に有効活用のチャンスです。
もう一回目を逆に逸らしました。
「スモックなんかは、…いつ出会ってもサプライズ撮影出来る様にっ!」
そして胸を張りましたが、その間、流石に園児服を用意している先生は居ませんでした。持ってる人が来ない限りは園児服は無さそうです。
ご案内:「職員室」に相模原孝也さんが現れました。
■相模原孝也 > 「ここにあるぞーっ!」
段ボール箱を持って乱入する野郎が一人。
当然その段ボール箱の中は…
園児服だッ!!!!!
■おこん > 普通の!!普通の服はないのか!!なんか、マトモな…!!
(彼女の案は危険過ぎる色々だ。 あと最後のやつってことは、
彼女は自分を狙って来ていたということではなかろうか。)
サプライズもクソもあるか!そんな服着れるのあんまりおらんじゃろうが!
(なあ!ってアリスにツッコミを入れたい。でもまあ、
なんか園児服とかなかったみたいだしあったし。)
貴様ァァ――ッ!
(良くもだましたァー!!みたいな感じの叫びを上げる。
しかも2:1だ。これはいけない。)
■相模原孝也 > 「あ、ちゃんと帽子も入ってますよ。黄色いのにチューリップのバッジ付き。」
ちなみに園児服、帽子の他、白ワンピ、白スク水、何故かブラジル水着など色々段ボール箱に入っている。
……おこん先生非公式FCに押し付けられた系のいろいろだッ。
■アリス > よっしゃあ!と笑ってサムズアップ!
「でかしたっ!良く来た!帽子のチョイスもOK!って何その水着っ!?」
あれ、これ思ったより用意凄すぎたよ!?
やってきた共犯もとい同志の持ってきたダンボールの中身チェーック。
「…ふふふ、そりゃ撮る相手って今おこんちゃん以外は予定してませんからっ!」
嘘です。ちょっと機会があれば、異能で誰か少女化して着せても面白いかなと思ってました。
でも伏せるっ!
「じゃあ、行きましょうか。ア、ココデモイイデスヨー?」
によによ。移動しますか?ここでみんなに見られながら撮影しますか?2択を押し付けました。
■相模原孝也 > 「ふっ……それもこれも、おこん先生が人気すぎるのが行けないのです…。」
おこんさんの魂の叫びに、思わず乾いた眼で遠くを見てしまうくらいに色々とありました……。
そう、通りすがりのひとに段ボール箱で園児服を渡されたり通りすがりのひとに段ボール箱に白スク水入れられたり通りすがりのひとに白ワンピ入れられたり通りすがりのひとに以下省略。
それが、おこん先生撮影専用ダンボール型衣装箪笥、すなわち段ボール箱だッ!
「というわけで最初の撮影衣装はカメラマン・アリスにお願いしましょう。
ちなみに……」
ぎらり、まなこが輝く。
「この周辺はロ研の先輩方により包囲済みです。」
にげみちはない。
■おこん > うぬぬぬ………覚えておけよ、おぬしら…特におぬし…!
(おまえ!って相模原を指さす。 ロ研でひどい目に合わせてやる!
心に誓う。 とはいえ、ろくに抵抗をすることはできなかった。)
クソっ、やつら後で覚えておれよ…
(ロ研に対する締め付けを強くしようと強く誓った。)
仕方あるまいのう…ほれ、アリスよ、着替えるぞ。
(いくぞ、ってアリスの袖をぐいぐい引っ張る。
早く済ませたい!恥ずかしいし!)
■アリス > 「そりゃ人気ですよねー…………」
相模原さんの説明と遠い目で、ああ、と色々納得してしまった。
ロ研がダンボール箱用意したんだ…。と言う勘違いも発生したけれど、あながち間違ってないかも知んない。
「いやー、…おこんちゃん、私は元々あの時おこんちゃんが折れなければそのつもりはまだなかったんですけれどねー。
それじゃあ行っきましょー!」
わっかりましたー!と袖を引かれるまま移動開始。
場所は、ちょっとお任せしてみましょうー。
■相模原孝也 > 「全ては覚悟の上……責め苦の1/10位を受け持つ心の準備はできています。」
残り9割はロ研の先輩たちに押し付ける気満々です。
「ちなみにアリスちゃんも一緒にお着替え写真を撮るなら撮影班を交代する準備はできています。」
カメラの扱いの予習はバッチリ。スマホで撮影してもいいしね!
ともあれ二人が移動を開始すれば、3歩後ろについて歩くダンボール運び男。
着替える場所が決まったら、そこに段ボール箱を置いてから、一度部屋の外に出ましょう。
■おこん > ぐぬぬ………
(その辺…職員室の隅っこでもぞもぞお着替え。
水着を脱いで、ダンボール箱から引っ張ってきた園児服を持って…
眺める。ため息をつく。眺める。ため息をつく。
とりあえずもそもそと力ない感じに着替える。
これだけ着れば彼女たちも満足するだろう。たぶん、)
ほれ、これでいいじゃろ…!
(俯いてごにょごにょ。普段のパワーはどこへやらである。
なにより力を減衰させているのは、恥ずかしさだ。
視線は下向きで、ぎゅっと裾を掴んで早く撮影を終えて
欲しいオーラを溢れさせる。)
■アリス > 1/10…ロ研、何人部員いるんでしたっけ。
さーてーおーきー。
「あ、あるぇ?それは話聞いてないデスヨー」
あれ?私も込み?そんな話は聞いてないですなーとそ知らぬ顔だけしてみました。逃れられぬ予感はする!
お着替え、お着替え…え、ここでっ!?
「まさかのこの場お着替えっ!?」
いいですが、いいですがー!いいのか、いいんだ!
あ、でもこの姿勢にこの表情。これシャッターチャンスじゃないかな、とこの下向き俯きはずかしおこんちゃんをそのままで1枚撮って見ましょう。カメラ構えてー…そのままでー、レンズ見てー。枠に入ってるの確認してーシャッターを押すっ!
■相模原孝也 > 「園児服は、二着ある。」
後はわかるな?
にこやかに語りながら、廊下に出ているオレだ。
そのまま廊下でしばし待つ。
(これでいいじゃろ……よし、入って大丈夫だな!)
判断を下した後、職員室前廊下の左右を確認する。
よし、撮影を察知して覗きに来たおこん先生非公認FC過激派組織YLYTの存在は確認できない。
そっと職員室の扉をあけて中へと滑りこむ。
「Oh……マーベラス。」
そこにいたのは、正しく幼稚園児であった。
カメラを向けられることに不慣れで、お行儀よくするのが座りが悪いせいで、すそをギュってしながら下を向いてしまう幼稚園児…そのものの姿だ!
アリスちゃんが撮影をしているのを横目に、オレはそっと段ボール箱の横に跪いて、その中からあるアイテムを取り出す……。
棒付きキャンディだッ!
そしてそれを、不機嫌そうなおこん先生に差し出す…。果たして先生は乗るのか、それとも反るのか!
■おこん > ワシの裸なんか見ても喜ぶやつはおらんじゃろ。ろりこんでもなければ…
(もそもそ、口ではそう言うけれど長い時間はかけずに、テキパキお着替え。
むすーっとした表情で二人を見て。)
ほれ、早く撮影するならすればいいじゃろオラー!
ワシは恥ずかしいんじゃよ!んもー!!むがー!!
(差し出されたキャンディを受け取って、がぶーっとそれに噛み付く。
噛み砕くには大きすぎる。 ぐぬぬ、と唸って。)
アメでワシの機嫌を取れると思ったら大間違いじゃからな。
だいたい、ワシはお子様じゃないんじゃぞ、お子様じゃー!
(わかるかー!って言いたい。 まさか、
お子様ですって真っ向から言うヤツもいないだろう。)
■アリス > 「サイズは。サイズはッ!」
二着と聞いて叫ばずにはいられない大事な部分。
おこんちゃんならいい、胸も慎ましやかだから。
園児服で私の胸はっ、色々…アウトーって流石に言われるって学習した!
「ふ、ふははは、いや、職員室なら1/3位喜ぶんじゃないでしょーか!」
男性教諭の2/3程ロリコン疑惑を擦り付ける発言をかまして、微妙な空気を職員室に広げたかも知れない。
が、そんな事は撮影には関係ないのですっ!毎回ちょっと確認してキャンディ齧るおこんちゃんの姿をもう一枚っ。
「えっ。おこんちゃんお子様ですよ?
あ、じゃあ油揚げ用意しましょーかー?」
真っ向からカメラマンが言った。
いや、だってあの折れっぷりはお子様にしか見えなかったんだもん。
でも、ちょっとむぐぐな顔は何枚も撮れないし…よし。
「スカートの裾噛んでみましょうかっ!」
■相模原孝也 > キャンディに噛み付く幼稚園児。それもグーだね!
思わずグッジョブ!的に親指を立ててしまった。
「えっ。」
いやどう見てもお子様っすわおこんさん…。まあ事案した身っすけど自分…。
「サイズ? うん、標準的幼稚園児のサイズじゃないかなっ。
大丈夫、良く伸びる素材だよっ。」
ばっちり!とか親指を立てて言うあたり色んな意味でわかっている少年である。
「まあ嫌ならいいんだけどね。色々ギリギリラインを攻めてるし。」
さすがに撮影した結果、常世マーケットで発売禁止と書いて発禁処分になったら申し訳ないし。
そっと段ボール箱を壁際に退避させつつ、撮影風景を眺めるのです。
■相模原孝也 > 「あ、油揚げ必要ならちょっと食堂までパシるよ?」
パシリ準備完了。
■おこん > まさかそんなことはあるまい。 ここの教師は小学生ばかり相手にしておるわけじゃないからのう。
(いろんな生徒がいるし、それこそ数千歳とかいるのだから、きっとロリコンじゃあるまい。たぶん。)
べつにこどもじゃないし…油揚げもいらん!
(ふぐー!!ってアリスの言葉に唇をとがらせる。
自分の裾にがぶーっと噛み付いて、挑戦的な目を向ける。
子供って言われると余計反発するのだ。その辺が子供だ。)
そのえってのはなんじゃこらあー…!!
(恨めしげな目を向ける。 子供らしさを何とかして振り払わねば。)
■アリス > 「…なーるほど、その辺も考慮してましたかっ。
けれど、流石にー、写真集を見た人に営業中に記念撮影お願いしますとか言われて営業が止まるのは避けたいって理由がー。」
今回ばかりは、とちょっと首振り。折角3冊印刷にも漕ぎ着けたのだし、そっちで営業が止まりそうな事は避けたい、ともっともらしい理由を言って見ました。
起こりえそうなのがちょっと懸念。
「ハッハッハ…見た目が良ければそれで良し、なんてよくある事ではー。」
容姿の好みは千差万別、年齢を重ねようが、その辺は…ね?と不安になりそうなウィンク一つ。
「…むー、……むー。」
よし、解った。おこんちゃん子供だから子ども扱いすると怒る。
「解りました、解りましたよー。じゃあ写真撮影でむくれるのは大人はしないと思いますっ!」
これでどうだろうか。一回カメラを構えなおして…指立てて3,2,1.一度シャッター。
■相模原孝也 > 「おこんさんはかわいい系だけど、毛並みはとても綺麗な美人系だから、お子様と間違えるなんてそんなことありえないのに!
っていう、えっ です。」
素知らぬ顔で、言う。言ってのけた。
だが内心。ああ、おこんさん、唇を尖らせる顔もかわいいなあ……。によによしちゃう。
「くっ、残念だ。山とか山脈とか揺れる波とか見たかった!」
このメンバーの場合、欲望を隠さない系で行くことにしたらしい。男女とか年齢というより、ジャンル分けのお付き合いの仕方だ。
「いやしかし様になってるね撮影姿。」
その点少しびっくりした。 これもYOUJOのちからなのだろうか。ぅわょぅじょすごぃ。
■おこん > (ぷくーっとほっぺたをふくらませて、すごい勢いで抗議の表情。
だけれど、アリスの言葉を聞いた瞬間にきつね耳がぴくりと動いた。)
こうじゃろ! まったく、おぬしらは人の事を子供子供というからのー。
ワシの年齢を100で割ってもまだ足りぬ連中なんじゃぞー。
わかっとるー?
(ぺかー、と文字が出そうな満面の笑み。 二人の説得に応じて、
まったくもって素直な笑顔を見せることに成功したのである。)
■アリス > 「くっ、だろうと思ったですよっ!」
予想は出来てました。前からそうだもん!そりゃ出来るよ!
撮影が様になってるのは、なんでだろ?言われてちょっと首を捻った。
「いや、そのー。ぶれてるかどーか気にするの忘れてるだけだったり…」
そして、気付いた。手ぶれとか…すっかり気をつけ忘れていた事に。
慣れたというより度忘れ。現像したらどうなってるかちょっと怖い。
「そ、そうですよねー。…おこんせんせーの年齢を私の年齢で割ったら…」
0で割る。……0歳になる?数学的に結論の出ない問題が発生した事をそ知らぬ顔でスルーして、機嫌が良くなったおこんちゃんの笑顔を一枚!
相模原さんに、次の衣装!水着!水着!と指で指示を出す。今のうちダッ!
■相模原孝也 > 「……!」
おもわずニヤつきそうになる顔を右手で抑えた。
やっべおひさま笑顔もちょーかわいいわ……。
思わず笑顔を引き出したアリスちゃんに、グッジョブ!のサムズアップを贈るのだ。
「おっと。 ではおこんさん、こちら次の衣装になります!」
水着!水着! と示されたので、では水着を用意しよう。
おこんさんはほぼ常に水着ふぉっくす!であったことだし、普通の水着ではいかんじゃろう……すなわち。
用意したのは白スク水だッ!!!!!
「あ、こちらの水筒に水が入っているので、必要なら使ってください。」
濡れ透け用の水筒も完備しているぞッ!
■おこん > しょーがないのう! なに、おぬしらもやっとワシのことを先生じゃとわかってくれたようじゃな…
全く最近の連中は外見が幼気なだけで…まあよい、ほれ、それ貸してみ!
(写真を取ってもらった後に、差し出された水着を受け取る。
9本の尻尾で身体を隠して、もぞもぞとその場でお着替え。
さほど時間を撮る必要もなく、白いスクール水着姿である。)
ほれ、どうじゃー。濡れたほうが良いかのう、そうでないほうがいいかのう。
といっても普段とあまりかわぬが、まあこれはこれでというところなんじゃろうな。
(どうじゃー!ってせいいっぱいせくしーぽーずを取ってアピールしていきたい。
はたして二人が喜ぶかどうかはわからないけれど。)
■アリス > この調子では残念ながら”いちねんいちくみおこん”の名札は付けられない…無念っ!
でも押し殺して…スク水を着せて笑顔になっただけでも十分、だからサムズアップを素直に受け取るっ!
「…そうですそうです…私0歳ですからっ」
幼い子の若気の至りですよっ、と言う事にして実年齢を盾にする。
笑顔でお着替えを確認してー。よしよし、これなら…
「おっけい、でも水使うと後のお掃除大変だから床にこぼれないように少量ねっ!水着なので軽く濡らしましょうっ!」
二人に水についてのお返事。胸の方に垂らして水着の中央を床にこぼれない程度に通過で行きましょう、と指差して指示。
セクシーポーズは…ポーズ次第。中央を濡らした意味をどれだけ汲んでくれるかによるっ!
■相模原孝也 > 「いやあ、さすがおこんさん。その水着もよく似あってますよ。
って、ぇ、0才ッ……!?」
今明かされるアリスちゃんの驚愕の真実ゥ!に驚きの声を隠せない。
0才で…あの山、だと…?いや、驚いている場合ではないッ。
「ええ、では水の量は控えめ、控えめで
はーい、じゃあ濡らしていきましょうかー。
冷たいですよー、気をつけてくださいね―。」
おこんさんに、水筒から水をかけていく。
きわどく濡れ透けし……しかし見えないッ。大事な部分は見えないッ。
この白スク水を作った奴は、白という色の透け具合を把握しているとしか思えないくらいにギリギリのラインで濡れ透けさせているッ…!
だがこの相模原、それだけでは終わらせない…!
職員室の照明の位置から、もっとも濡れて透けて美しい場所、特に胸元等を、少量の水で濡らしていき…そして離脱!
「アリスちゃん、今が撮影チャンスだっ!」
■おこん > ゼロ歳…ゼロ除算!? そうかあ、おぬしもそういうたぐいじゃったか。
(どうも人間離れしたところがあると思っていたけれど、人間じゃなかった。
目立つパーツがないと、中々気づかないものである。
なるほどのう、と頷いて見せて。)
なあに、水くらい冷たくないわい。 ほれ、どうじゃー!
(ぐっと背伸びをするような姿勢。 水に濡れた部分が身体にぴったりと
密着する感じのポーズだ。 大事な部分は尻尾でガード。ぬかりなし。)
ほれ、撮るならどんどん撮るんじゃぞー。 ワシはそろそろ授業があるでのう。
(二人に呼びかけながら、色々ポーズ。四つん這いになってみたり、
犬みたいにお腹を見せてみたり。)
■アリス > 「0歳0歳。0歳2,3ヶ月ですよっ!
つまりそーゆー類なので、おこんせんせいには多分授業の意味でもお世話になりますよー。」
先生も見れるデータだろうし0歳は別に秘密でもないし、ぺらっと喋る。
驚かれてるけれど、その辺は相模原さんには慣れてもらおう。
「よっし、それじゃあその具合で…」
おっけい、と二人にサムズアップ。ポーズもいい感じだし、これで上手く撮れれば…!
シャッターを切る、切る、切るっ!
全体入り、バストアップ、それから…尻尾部分にちょっと迫るアップ。
四つんばいは前からと、後ろからの2通り。そしてお腹を見せるポーズっ!これはいける、妄想を掻きたてるには、ここでちょっと暖かい物を含ませて顔を赤らめさせたいけれど…授業があるなら仕方ないっ!
「授業の時間なら仕方ないですねっ!お疲れ様でしたっ!」
撮り終わって、拍手をすれば…。授業のある先生が既に出発した後。残ってる先生も外に向かったりしたらしく、少人数になっていました。
■相模原孝也 > 「なんてことだ、ああ、なんてことだ……
0才であんな本を書けるなんて、天才…いや、鬼才!」
恐れおののきながら、撮影はアリスちゃんに任せ、もろもろを片付け始める。
ああ、良い撮影であった。
ブラジル水着は使えなかった…ああ、最後にこれがあった。
ひとしきりの撮影が終わった後、少年が取ったのは、獣耳対応麦わら帽子、穴が空いており、そこから獣耳がぴょこんと出る構成だ。
「ではおこんさん……次の授業は、この麦わら帽子を共に…!」
白スク水&麦わら帽子で…!麦わら帽子で…!
謎の麦わら帽子オシと共に、麦わら帽子をおこんさんに差し伸ばすのだ。
■おこん > なるほどのう。 なになに、ワシの授業を存分に受ければ、
それくらいの年齢でも問題なく他者と関われるようになろうのう。
んふふん…なかなか恥ずかしいのう。
(写真撮影に徐々に乗り始めたところだけど、時計は授業が近い事を示している。
相模原に渡してもらった麦わら帽子をひょいとかぶると、よし、と頷いて。)
では者共、授業じゃぞ!教室まで急ぐぞー!
(うおー!と一声上げて、職員室を後にするのでした。)
ご案内:「職員室」からおこんさんが去りました。
■アリス > 「…そーゆーものなのです。深く考えてはいけません。妄想にひたり欲望を満足して貰えればいいのです」
恐れおおのくなんてとんでもない、と穏やかな笑顔を相模原さんに向けて…お金稼ぎもあるけれど、描いた本で妄想に浸ってくれるならそれはそれで冥利に尽きるのですから。
カメラを片付けまして…あ、現像したらとりあえずこの三人で見せ合って写真集の編集作業もして…
「おー!…ま、まだ授業とってませんですけどねっ!」
行ってらっしゃーい!と見送って。急いで作業に取り掛かるべく、床を軽くお掃除してから職員室を後にするのでした。
ご案内:「職員室」からアリスさんが去りました。
■相模原孝也 > 「では遠慮無く、銀髪のを、ね? よろしく頼む。」
本と頼む。一冊確保を両手で拝んで頼んだ。
さて、コレにて撮影は済んだ。
撮影に使われた衣装や水筒は段ボール箱にしまい込み…職員室を後にする。
女の子二人の戦いは終わったが。オレには未だ戦いが残されていた。
そう……衣装を求めるおこん先生非公式FCとの争奪戦が…!
「うおおおお〜〜…!」
駆けろ、駆け抜けろ!校内にいるのはすべてが敵!
相模原孝也は、段ボール箱を守って、郊外目指して駆け抜けたのであった。
ご案内:「職員室」から相模原孝也さんが去りました。
ご案内:「保健室」に蒼穹さんが現れました。
ご案内:「保健室」に迦具楽さんが現れました。
■蒼穹 > (時刻は、真昼間だった。今日日、例え屋内であろうとそこかしこに紺碧が広がり眩い光に目を晦ますだろう
―――が、この部屋は違った。)
うーん、と。
(所、第二教室棟8F、知る人ぞ知るゴースト的なサボりスポット。
授業を頻繁にサボる己だからこそ知っている部屋。ナントカという幽霊のようなサボり魔先生がこそっと貸し出しているとか、そういうキナ臭い話は別の機会とする。
光を遮るは二重のカーテン。何だか埃っぽく、最近使われているのかどうかも疑わしい様なレベル。)
…取り敢えず、空調しようかな。
ああ…ええと、その前に。………はぁ、何で私こんな事してるかなぁ。
(何だかんだで背負って、それからベッドの方へと歩いて行った。
その体を横たえれば、少しだけ、ほんの幽かに体が軽くなった気がした。
…別段、安心したわけではない。断じてそうではないと己に言い聞かせて、
とすん、と確かな重みのある音が布団から鳴る。
頭の下を全て覆う様に上から布をかぶせる。
この暗い部屋は、妙に涼しい。それこそ、空調機もいらないくらいな気がする。)
はぁ。
(これで、良かったのだろうか?自問自答の解はない。立ったまま、暫し横たえた彼女を見遣る。少し、憂鬱そうな表情で。)
■迦具楽 >
「ぁ……」
【ありがとう、と言いたかったが。
小さな音が漏れるだけだった。
横たえられれば、少しは身体が楽に感じられる。
日に焼けていた瞳は、徐々に視力を取り戻し、おぼろげながら相手の輪郭位は見て取れるようになっていた。
蒼穹から見れば、赤い瞳の焦点が合うようになっているのがわかるか。
――しかし、生きたいとは言ったものの、どうしてもらえばいいのかはやはり、自分でもわからない。
とりあえず、喉は渇いていたが……。
憂鬱そうにため息をついた蒼穹を、ただぼんやりと見上げている】
ご案内:「保健室」から迦具楽さんが去りました。
ご案内:「保健室」に迦具楽さんが現れました。
■蒼穹 > ………。
(当然、「ぁ」という音では何を言いたかったのかは分からないし、たまたま漏れただけとも取れる。
ともあれ、先程に比べれば何となくこちらを見れている。そんな気がする。いや、間違いなく、見えている、か。
こちらの立っているところを「見上げて」いるなら間違いない、己がどこにいるか分かっているのだろう。
そして、喋れるくらいに、若しくは見えるくらいに回復しているのが分かった。)
…はぁ。
(もう一度、溜息。…どうして、こんな人食いを助けたのか。赤い瞳を覗き込みながら、尚も憂鬱そうにしている。
丸椅子を引き摺って、保健室の二つのベッドの間に置き据える。それから、彼女が横たわっている方を見遣りながら。
だが、回復しているのだ。あのまま放っておけば死んでいたとさえ思える程であったのに。
全く、心配させて。―――否、心配などしてはいない。断じていない。
通りすがりの人を焼き払う様な輩の心配をしてなるものか。ああ、やっぱり甘ちゃんだ。違う違うと幽かに首を左右に揺らしながら。
どうにも、己の在り方をはき違えている気がしてならない。ここまで御節介焼きではないのに…。)
で?…暑い?寒い?
んな格好してたら寒そうだけど…服とかどうしよ。何か持ってこようか?
(今更ながらの対策だった。といっても、あれだけ熱量を持つのだから、暑くて暑くて仕方なさそうなものだが。
空調機を使うかどうか聞いて。…服、まぁ、体操服でも貸せばいいか。サイズは合うかは分からないがないよりましだ。)
■迦具楽 >
「…………」
【相手の憂鬱はなんとなく察せられた。
いや、先ほどから頭だけは無駄に働くのだ。
そして一度《生きたい》のだと決めれば、前向きに思考も働き始める】
「……のど、かわ、いた」
【ゆっくりと、今一番必要だろうことを伝える。
おそらく身体に力が入らないのも、脱水の症状に近いだろう。
熱中症になっていないのは、腐っても熱を操るモノだからだろうか。
暑さや寒さは感じず、服もさほど今すぐ必要と思えなかったため、問いにはまたゆっくりと首を振った】
ご案内:「保健室」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「保健室」から嶋野陽子さんが去りました。
■蒼穹 > …ん、待ってて。
(言葉に出して言うなら、それ程彼女には必要なのだろう。
何で使いっ走りさせられてるのか、ほとほと自分の甘ちゃんさに呆れて。
それでも、言う事には静かに従う。暑さ寒さも感じなく、服もいらないと言うなら。)
どうしよ。これでいいかな。
(歯磨き用のコップに、蛇口から水道水。事は急いだ方が良いだろうし、味に今更こだわりもしまい。
緑色の透明感のないコップを持って戻ってくる。)
口開けて。
(それから、口許にコップを運んでいきながら、ゆっくりと傾けて。)
■迦具楽 >
「ん……」
【されるがまま、水を飲まされる。
口の中に流れ込んでくる水道水は生ぬるく、美味しくもなかったが。
それでも乾ききった身体に染み込んでいくようだった】
「……けほっ、は、あ。
あり、がとう」
【一度軽く咽たが、その後は一息ついて。
口腔が、喉が湿り気を帯びれば、先ほどよりはスムーズに言葉を発することが出来た】
■蒼穹 > どういたしまして。もう喋れる?大丈夫?
(最初に会った時くらいには、喋れているだろうか。
無表情に言葉を返して。傾けて水が流れきったら、もう一度立てる。
それから、コップを片付けに立ち上がって。喋れないならもう一杯注ごうか。)
別に…。
(「別に好きで助けたわけじゃないんだから。」と言おうとしたが、流石に黙った。
ツンデレか。だが、言っておかねば気が済まなかった。彼女はきっと何人となく殺めている筈だから。
正義ぶっているのではなく、己の考え方として。「路地裏で二人殺したら最悪死刑で良いよね」と言う何とも短絡的な思考の賜物。)
…ねぇ、食べたい物とかある?
(しかし、乗り掛かった舟だし、気紛れにやる気がなくなるまで、その船の梶をとるも一興。
罪人を匿うことに似ている気もするが、彼女の名や実態はそう広く知れ渡ってもいまいし。問題ないだろう。)
■迦具楽 >
「ん、少し、は」
【喋れるかと問われれば、小さく頷いてみせる。
とはいえ体力が戻ったわけじゃない。
あまり饒舌にとはいきそうにないが】
「……うめぼし」
【蒼穹の考え方までは察せないし、予想も付かない。
ただ、憂鬱そうなのも、機嫌が良くないのもわかっているが、今は頼るしか他に無い。
だから食べ物と聞けば、真っ先に思い浮かんだそれを口に出した】
「……あとは、なんでも。
たぶん、脱水と、栄養失調、だから」
【厳密には、人のそれとは違うだろうけれど。
蘇生してからは飲まず喰わずだった。
それで強い日差しの下にいたのだから、今の身体ならそうなっていてもおかしくない。
とはいえ純粋な人とはまだ違う。食べて飲んで、少し休めば回復する、とは思うのだけれど】
■蒼穹 > そう。なら良いよ。
(ことん、とコップを置き据える小気味の良い音が立った。
水洗いして歯ブラシを入れ直せば、元通り、保健室の備品だ。)
…ふーん、梅干しね。はいはい、分かったよ。覚えとく。
んじゃ…何でも良いのかな。適当にコンビニ弁当でも買うかな。そうそう、お昼御飯は食べた?
何か買ってくるけど、…まだ立てないか、私一人で行くのも良いけど…どうしようかなぁ。
(時計を見れば、人間のお昼には少し遅い時間帯だ。といっても、互い人間でもないのでその点が微妙だし。
何より、お昼御飯とかいう概念があるかさえ微妙なのでこの効き方があっているかもわからないが。
して、彼女をここで一人放置するのは…良いのだろうか。あんまり時間がかかるわけでもないのだが。
頭に思い浮かぶのは、梅干しを真ん中に包んだおにぎりとか、日の丸弁当とか。)
■迦具楽 >
「……ごめん、まだ、動けそうに、ない」
【ゆっくりと区切りながら、言葉にする。
手足はまだしびれたように重く、自分で動くのは難しいだろう。
蒼穹には悪いが、パシられてくれるならそれに越したことは――】
「……おなかは、減ってるから。
パシられ、よろしく」
【――些細な軽口を。
ほんの僅かに、口角も上がっただろうか】
■蒼穹 > …ふ、ふん、行ってくるよ。
(今のは、笑い返した方が良かったのか。ああ本当に、何をしているのかさっぱり分からない。
けど、元気が出たなら…よかった、かな。
先程と全く同じ要領で転移するための魔術を使って、その中へと踏み込めば何処かへ消え去った。
結果的に、部屋に一人残してしまったが、まあすぐ戻るし問題ないだろう。
己が外出先から戻るまで、どれくらいか。たかが買い物、一瞬にて終わらせられようが。
暫し、一人暗い部屋に残った少女は―――。)
■迦具楽 >
「……いって、らっしゃい」
【何処かへ消えていくぼやけた背中を見送って、天井を見上げた。
手足はまだ満足に動かない。けれど、たったコップ一杯の水を飲んだだけで、随分と違っていた。
太陽を見上げ続けて眩んでいた視界も、気づけば周りの状況がわかる程度には回復している。
気持ちが前向いたからだろうか。
まったく都合のいい身体になった物だと思う】
「……うめぼし、かあ」
【とっさに出てきたのがうめぼしだったのは、きっとサヤの事を考えていたからだろう。
そうでなければきっと、あの酸味の強い……好みで言えばキライな果実の名前なんて出なかったはずなのだ。
――回復したら会いに行かないと。
どんな顔で会えばいいのか、何を言えばいいものか。
何も思い浮かばなかったけれど。
そうして、ぼんやりと《これから》を考えながら。
蒼穹が戻るのを待っている――】
■蒼穹 > (それから、どれくらいたったろうか。大した時間は過ぎてもいないだろうけれど。
ひょっこりと、コンビニの不透明な白い袋を両手に提げて、行きと同じ要領で帰ってくる。
昼間と会ってか、コンビニはそこそこ空いていた。皆外に出たくもないのだろう、暑いから。)
…。
(やっぱり、立つことも出来ていない様子。それを伺ってから。)
ただいま。はい、好きな飲み物分からなかったからこれにしたけど良いかな。
んで、これ。梅干し入ったお弁当。これでまた貸し一つね。
(強引に次々とそうやって貸し貸しと取り付けていくのは何なのだろうか。
兎も角、一般的なコンビニのお弁当を差し出す。
輪ゴムでくくられて、そこに割り箸と、ソース、ドレッシングが付随。
白いご飯のど真ん中に、丸っこい梅干し。玉子焼き、パスタ、ポテトサラダ、エビフライ。おやつに御団子の様なもの。汎用型である。
人間が食べる、そこそこ名が知れているかもしれないお弁当。丸椅子をもう一個持ってくれば、
彼女の頭の近くに置いて。その上にお弁当を置く。さらに佐藤園のナントカ御茶なる緑茶を横に置き据えて。
「こっちの方が良い?」なんて己が飲むつもりである炭酸飲料を見せて聞いてみたりして。)
■迦具楽 >
「ん、おかえり。
……ありがと」
【借りが増えていくなあ、と思いながらも、礼は伝え。
しかし弁当を置かれれば、さてどうしたものかと目をさまよわせる】
「お茶で、いい、けど。
……食べられない」
【自力じゃ、まだ無理だった。
弱弱しくは動く物の、掛けられた布を除けることも出来ない始末では、自力で食事なんて出来やしない。
とはいえ、食べさせてくれなんて言うのも、いや、今更恥ずかしがるようなことじゃないとはいえ。
ともかく、躊躇われて、視線を泳がせるだけだ。
そんな心中は、空腹には関係ないのかもしれない。
弁当がぼやけた視界に入れば、待ちわびたかのように、腹の虫が鳴り出した】
■蒼穹 > どう、いたしまして。
(率直にお礼を言われると…何となく、くすぐったい。…最初会ったときのアレに比べれば、随分素直で良い子になっているのは…気の所為だろうか。)
…え?あの、つまり。
(困惑の色が表情に入る。泳ぐ視線は、せがむこともせず。
ただ、そう…何となくもじもじしている様な、そんな風に見える。いやいやまさか―――)
―――食べさせろって?
(小さく響いたのは、空腹を示す生理現象か。
乗り気なのかそうでないのか、置いた弁当に手を掛け、輪ゴムを外せば、割り箸を割って、透明の蓋を開けた。)
■迦具楽 >
「……うん、まあ」
【目を逸らす。
むやみに素直な身体が憎たらしい】
「え、っと。
起こして、ほし――」
【これは一体、貸し幾つになるんだろうと思いながら。
ふたが開けられれば、匂いが嗅覚を刺激する。
言葉が途切れると同時、また一つ、いっそう大きな音が鳴った】
■蒼穹 > はぁ。ほら。
(覆いかぶせた布の下に手を入れれば、その背を持ち上げる。
じかに背中に当たるが既にもっと大っぴらに運んできた手前、最早気にしない。)
あ、あはは…はいはい、すぐ食べさせたげるからさ。
(漸く溢した笑みは苦笑い。正直、不意打ちだし…その音量は、滑稽だった。
力なく、肩を空かすように笑って。仕方ない、とでも言うかのような表情。)
ほら。…何が食べたいの?
(丸椅子から彼女の膝へと御弁当を乗せ換える。
それから、己の掴んだ箸が宙を舞って。)
■迦具楽 >
「…………」
【さすがに恥ずかしくもなる。
しかし出来ることといえば僅かに顔を逸らすことくらいで。
起こされれば残念ながら発育がいいとは言えない身体が現れるわけだが、ここにそれを気にするような人物はいなかった】
「……じゃあ、うめぼし」
【何はともあれ、食事である。
これまでとは違う食事だが、身体が求めている以上、これが正しいのだろう。
しかし今まで趣味でしかなかった物が、生命維持に必要になるとは。
なんとも皮肉が利いている】
ご案内:「保健室」に流布堂 乱子さんが現れました。
■蒼穹 > …うん、その。服、着ない?
(起こしてあげれば、先程まで布の下に隠れてた部分が見える。
いや確かに同性だけど。…いや、この子女の子のくくりなのだろうか。それを言いだしたら自分も姿は女の子だが…。
追求し出すとキリがなさそう。貧相だなんだと言う事も当然ない。着ないなら、一応このまま露出したままになり得ようが。)
やっぱり、か。タネ入ってるよ、注意して。それともそのまま飲み込んじゃう?
(それなりに器用な手つきで一発で梅干しを箸で挟む。片手で彼女を支え、もう片手でお箸を握るという実に不安定な体勢。
やや、箸でつかんだ物と、彼女の背を近づける様にして。)
…あの、これは。え、えと。あーん?
(何を如何悪乗りしたのだろうか。言ってる自分が疑問系。口許に、やたら酸っぱいそれを運んだ。)
■流布堂 乱子 > からら、とドアのサッシが滑る音がした。
「失礼します」
ビニール袋を引っ掛けた杖で、赤い服の少女がコツリと音を鳴らして入室する。
薄暗い部屋に瞳孔が広がり、少し室内を見回してから…
「……おじゃま、しました?」
冗談っぽく言ってから、後ろ手で開くときの二倍の早さで扉を閉めた。
「必要かと思いましたので、持ってきましたよ。そちらの方にお貸しする服を。」
余談だが、買ってくるような余裕は財布の中には一切居られなかったので、
一度女子寮まで戻って持ってきたものだ。
そのまま、杖を鳴らしてベッドサイドへ近づき。
ビニール袋を外して右手に持ち直してから、杖でパイプ椅子を引っ張り、
迦具楽の足側に自分の席を用意するだろう。
二人の様子には(どうぞお続けになってください)という姿勢を崩さずに。無言で。
■蒼穹 > おー、いらっしゃ―――
(ドアが開いた。敬語。赤い制服…先程の風紀の後輩。)
わーわーッ!!
違うからッッ!!違うから―――ッッッ!!?
(あらぬ誤解を招いた。いやまぁ誤解する要素しかないけれど。
箸でつかんだ梅干しを迦具楽の口に宛がいながら、あわあわと弁明口調でカシャン!と閉まったドアの方へと。)
…ありゃ、そう。なら手間が省けて良かったかな。
(そしてすぐに平静を取り戻して話を続けるのだった。)
…ぁ…ええと。
(すごくこまる。ほんとに。
きょろきょろ二人の間で視線を往復させながら。…確かにそれっぽくはあったが、あったが!
ぱくぱくと口を開閉。同時に箸も開いて閉じて。―――梅干しは、食べられただろうか?落ちただろうか?)
■迦具楽 >
「服……そっか」
【そういえば、服を作る必要もあったか、と今更気づく。
しかし、今の自分で作れるかといえば不安もあるが】
「さすがに、タネはいいや……あー、ん?」
【その悪乗りに釣られるまま、口をあけて、
乱入者に目を向ける。
ああ、さっきも居たトカゲ女だ――ってまずい】
「わ――ぅ~~っ」
【慌てだした蒼穹の箸からうめぼしが零れ落ち――る寸前に食いついた。
火事場のなんとやら。幸いうめぼしは口の中に落ちたが。
強い酸味に口を閉じたまま悲鳴をあげた。
実のところ酸味は苦手なのだ。しかし我慢しつつ、咀嚼する。
やはり酸味が強い。けれど、空腹だったからだろうか。
それもどこか美味しく感じられた。
――が、酸っぱいが故、唾液腺が刺激され強烈に痛んだ。
それですっかり涙目になっていたが――蒼穹とルフスの様子はまったく意識の外である】
■流布堂 乱子 > 「いえ、大丈夫です、誤解はしてませんから」
優しげな微笑み。柔らかい声音。
「雰囲気に飲まれるですとか、ちょっと魔が差したですとか、そういうことが
人間でなくても起こるのはこの学園から学んだ大事なことの一つですから」
右手をちょっと上げて、続けて続けて、のジェスチャー。
「迦具楽さんと蒼穹さんが、私が炎天下を歩きまわっている間に
ちょっと想像を超えて仲良くなっていたとかも分からないではない話なのです」
言いながら立ち上がると、水道から水を汲むために席を立った。
なんとなく二人には水分が必要なのではないかと思った乱子の奥ゆかしい気遣いである。
つかまりながらの歩きでも、お盆が有れば三人分のグラスは普通に運べる。
そしてベッドサイドのテーブルの上、
さり気なく優先順位の下位に置かれた、服の入ったビニール袋の横にお盆を置くと再び席についた。
涙目の少女を見る乱子の目は笑っていないが、
休養の必要そうな者にいきなり本題を切り出そう、というつもりはない。
(もう少し眺めて楽しんでもバチは当たりませんよね)
■蒼穹 > お、おおう…だ、大丈夫…?カグラ…タネはここにぺってして。ほら。
(透明な弁当の蓋を逆さにすれば、ごみ入れの出来上がり、彼女の口の前へと。
下手すりゃ保護者みたいな行為だが、…仕方ない、あれは此方が悪かったのだから。)
…ええと、ご、ごめん…御口直しに、御茶いる…?はい。
(キャップを外して置き据えれば、御茶のボトルを持ち上げつつ。タネを吐きだしたら、続いて口許に運ぶ算段。)
えと、服は買って来てくれたみたいだし。追々着ようか、ね?
(後輩によって、やはりとげとげしい態度が崩される。…何とも脆い甘ちゃんであることよ。
背中をさすさすしながら、悲鳴を上げ、如何にも泣きそうな彼女に最大限の援護。)
ご、ご…誤解しかしてないからッ!それ!
おかしいでしょ?!どう考えても、もうちょっと考えろよこんの…トカゲ!!
元から服着てなかったでしょ!それに普通にご飯食べさせてあげてるだけでしょ!
(刹那にも満たぬ間に作られた、弁当箱を止めていた輪ゴム鉄砲が威嚇射撃とばかりに立ち上がった彼女の背を掠めて右側へ飛んだのだった。無駄に早い。)
ん、ああ、飲み物は大丈夫。買って来たから。
…ま、タイミング故にキミの分は無いけど。
こほん…次は耳だ。
(炭酸飲料と某有名メーカーの緑茶。さっと箸を置いて右手を振れば、またと刹那に輪ゴム鉄砲次発装填。
正直装填が早いだけでそんなに威力は出ない。不必要な威力を出そうとしたら千切れるからだ。)
■迦具楽 >
「……うぅ、やっぱり、酸っぱい」
【空蓋の上にタネを転がす。
これが好きな人の気が知れない――とまでは言わないが。
残念ながら好きにはなれそうになかった】
「ん、ありがと」
【お茶を差し出されれば一口、二口と飲み込み。
本来なら利尿作用があるため、脱水にお茶は現金だったが、たぶん大丈夫だろう。
実際、少々元気が出てきた】
「……そうね、後で。
蒼穹、次はご飯頂戴」
【背中を撫でられながら、態度が軟化したところにすかさず催促していく。
そう、今は空腹なのだ】
「……服、一応感謝しておくわ」
【ルフスの様子を観察できるほどには、まだ視力が戻っていない。
だからとりあえず、服を用意してくれたというので礼だけはしておくことにした】
■蒼穹 > …。
(正直好きな物を食べた時の反応とは思えないのだが、そういう物なのだろうか。
実際、それが好きな物でないなどとは知る由もない。
だって、開口一番梅干しって言ったんだから。タネとプラスチックの音。透明の蓋を下ろして。
少し中に入った液体が減ったのを認めれば、また御茶も元に戻す。
ちゃんと酸っぱいという味覚もあるし、小刻みにのみこんだり、タネは吐きだしたりする辺り、かなり人間に近いのだろうか。)
お、喋れるくらいにはなったかい?…はいはい、これくらいで良い?ほら。
(一口で食べられるだろうサイズを掴んで、米の塊をまた口許に持っていく。
しかしこの具合で食べると、日が暮れてしまいそうだ。―――本当の意味で。)
■流布堂 乱子 > 「ふふ、罵倒も対象を捉えていなければ柳に吹く風のようなもの…今の私は只の人間ですので。
先輩に鬼だの悪魔だの、風紀委員だのと言っても意味がないのと同じですね」
恫喝に屈すること無く、ちっぽけな人間は破壊神に立ち向かおうとしていた。
「服とかごはんのこととかは何も言っていませんし、
二人の間に流れる雰囲気が柔らかくなったな、という意味でしたし、
そういうことが気になっていますと自分から白状したようなもので……」
しかし、更に追撃を加えていこうとした矢先。
「神を名乗るなら目、耳、鼻の順序のような気もしますけれども痛そうなのでやめてください」
明確に向けられたわゴム鉄砲に対しては即落ちであった。
しかし、それは子供の面倒を見るような破壊神様の姿に明るい未来を感じ取ったからであり、
敗北ではなく和解に過ぎない、と。
両手を上げながら乱子は主張していた。
ゆっくりと両手を下ろして、ビニール袋から取り出したのは大きめのTシャツ。
二年前ほど前の年月日と、何処かのバンド名が書かれたそれはいわゆるライブTシャツであったが、
首や肩のサイズに比べて丈が長く、太ももに届くような長さのデザインになっている。
それと、青色のブラとショーツ。
ルームメイトから借りたもので、体型的には自分のものよりはるかに良いと判断してのことである。
■蒼穹 > なにそれ、もしかしてトカゲやめたのかい?
んまぁ、どうせ私は鬼で悪魔で風紀委員だけどさ。…酷くない?
(色々と酷い。口八丁では敵わないのは、やはりというか少女である故の咎か。向こうも少女だが。
あれ、破壊神負けてない?やばくない?そう思い返すのはいつの日か。)
さ、最初に服は別に良いって。それに、食べさせろって目で仕草して来るから仕方なかったんだよ。
別にやりたくてやってるわけじゃないんだから。…ね、カグラ?
(ちらっと迦具楽の方に一瞥。同意を求める。さり気ない責任転嫁でもある。)
神じゃなくて邪神様、悪い奴だよー、それこそ悪鬼魔神って呼ばれるほどにはね。
…お?じゃあ目から行くかい?ん?耳より絶対痛いと思うけど?
(降伏した後も搾り取り脅すのは一体何だろうか、まるで某社会主義国家の様なやり口。
無駄に格好つけて右眼にロックオンするのだった。お手上げ状態の様な相手に。
して、彼女が両手を下ろすならさりげなくパチュンと腹部にお見舞いした。大して痛くもないし気にも留めないだろうが。
どうも言いたい事をずけずけ言われてる気がするし、実際その通りで否定できないのが悔しいので一矢報いん。)
■迦具楽 >
「ん、おかげさまで。
あー……、ん」
【自分で掻き込めないのがもどかしいなと思いつつ、こうして食べさせてもらうのにもどこか心地よさを感じていた。
米を口に含んで、ゆっくりと咀嚼していけば。
――なるほど、この身体が多少わかってきた】
「んー?
……、わたしは、食べさせてもらうのも悪くないなーって思ったところだけど」
【同意を求められれば米を飲み込んで。恩を仇で返すような切り替えし。
とはいえ、実際に悪くない気持ちなのだから仕方ない。
そしてためしに軽く手を握ってみれば、先ほどよりも力が入る。
やはり飲食物を、高い効率でエネルギーに変換しているようだ】
「……下着?
この際デザインには何も言わないけど、そういえば下着なんて着たことなかったかも」
【いつの間にか発声も流暢になったもので。
ルフスが取り出した衣類を見て、さりげなくデザインに苦情を入れた。
それ以上の問題発言が、あったような気もするが】
■流布堂 乱子 > 「少し、刑事課の仕事を手伝っていましたら色々とありまして。
今のところ、飛べないどころか火も吐けないですし、水嫌いも治ってしまいました。
……さしてやることが変わったわけでもありませんけれど。」
酷い言葉の理由はそっちの仕事を手伝ってたからですよ、と。
そんな視線を投げながら。
広げたTシャツで輪ゴムをブロックすると、なおも平然とした表情で。
「では邪神様には、こちらのルームメイトから借りてきた服でお着替えまでお願い致しますね、
目はセルフでつぶっておきますのでご心配なく。」
更に仕事を押し付けていく。
「デザインについては一切の苦情を受け付けておりませんので、適切な方面に問い合わせてください。
今ならそこの邪神様が代わりを買ってくださるのではないかと」
クレーム対応についても、押し付けていく。
「……減らず口をたたけるようになったのでしたら、随分と良くなったようですね。
先ほどまでは私の顔の見分けもつかないといった様子でしたけれど」