2015/09/23 のログ
おこん > 誤解もなにもないじゃろ。 おぬしとてそうなり得るということじゃ。ワシもな。
つまり、生殖できるものの営みというやつじゃぞ? 
誤解するほど周りは愚かでもあるまい!気にしすぎじゃ、気にしすぎ!
(大丈夫大丈夫!ってこはる先生に返事を返してからから笑う。
 こはる先生の身体を眺める。 いい身体してるし、子育てとか上手そう…
 口にだしたら間違いなく同性でもハラスメントになりそうだから、言わない。)

そうじゃぞ、ヨッキ。 雄と雌がおれば、否、生殖できるやつが二人おれば、
だいたいそんな感じじゃぞ、世の中。 まあそれは一理あるがのう、
おぬしの場合はなんちゅうか………クラっといきそうな事ばかり言うでな。
こはる困っておらんじゃろ!困ってたら困るって言うし!
(ヨッキの言葉に、9本の尻尾をふりふりしながら反論。
 困ってないよねー!ってこはる先生に確認をとったりしたい。)

なるほどのう…はあー、こりゃ見事じゃな。 なかなかよいのう。
(ヨッキの力によって、あっという間に骨の模型が創りだされる。
 顔を近づけ、ふすふすと鳴らしながらそれを確認した。)

のう、ヨッキ。これってどれくらいの大きさまでできるんじゃ。
素材は限定されておるのかのう。
(狐耳がぴくぴく動く。興味津々といった感じに瞳を輝かせて、
 ヨッキに問いかけた。)

朝宮 小春 > 「それはまあそうですし私の担当科目上それそのものを否定するわけにはいかないですけどね!?
 ……生徒はそういう目で見ないこともあるんですから、そこはこう……場の空気を?
 ………気にしすぎ、ですかねえ……?」
(眺められる。身体は確かに女性的な魅力を発しているわけで、上半身にしても下半身にしても、バランスを崩さない程度に柔らかさを孕んだその体型は、まあ、……本人の思考以外は官能的と言っても良いかもしれぬ。
 んー、と考えるのは、そう言う目で見られたことのある証拠。)


「相手選ばないんですか!?
 ま、まあ困ってはいませんけど。
 お二人とも良識のある教師ですし、冗談だってことくらい、私にだって分かりますよ?」
(ヨキ先生にちょっとツッコミ入れてしまいつつも、指をピッと立てて。
 そうでしょう? と自信ありげな表情で、二人の言葉全てを冗談と解する。
 生殖云々も、ちょっとえげつない冗談。 相手を選ばないというのも大人のジョークだろうという解釈だ。)


「………本当に凄いですね。確かに、本物そっくりの模型になっています。」
(真鍮のそれをそっと手に取れば、そりゃあ気になるから、自分の指で押して、触って。
 本物の金属であることを確かめつつ、感嘆の声を漏らしてしまう。
 おこん先生の質問に対しては、こちらも少し興味がある。 視線を向けて。)

ヨキ > (口に出さずとも目が言っている。咎めるような眼差しが、おこんをじと~っと見ている。
 おこんの反論に、やれやれと大きく肩を竦めて首を振る)

「ヨキの言葉でくらりと来るなら、ヨキはそれ以外の言葉を知らん。
 それで言葉を封じられたら、ヨキは無言で生きねばならなくなるぞ」

(小春が冗談だと口にするや、相手に真顔で向き直る)

「ああ……いや。朝宮。言葉が悪かった。
 相手を選ばんというのは、確かにある。しかしてヨキは、相手ときちんと向き合い、最も相応しい言葉を選ぶ。
 それがヨキの良識だ。好色と罵られようと尻軽と嘲られようとも構わない。だが決して、冗談ではない」

(そこが最も重要なポイントらしい。
 模型を渡して空になった両手を机に突いて、やたらめったら神妙な様子で頭を下げた。
 ゆらりと頭を上げて、一息)

「……して、金属を操ること。これがヨキの異能だ。
 ヨキが身に着けている金属と同じ素材を、如何様にも生み出し、形を意のままに変えられる」

(シャツの衿元に指を突っ込み、首に提げていた革紐を引き抜く。
 その端には、真鍮でできた異国のコインがモチーフとして括り付けられていた)

「大きさは……ヨキの体力が続く限り、だ。
 あまりにも大きすぎると、貧血を起こしてしまうでな。
 昔、どこまで大きくできるか試してみたことがあって……。
 部屋中を銀色の木々で埋め尽くした上に、一週間は寝込んだぞ。
 だがこの程度の大きさならば、いくらでも思いのままだ」

(軽い調子で笑う。
 言いつつ、ページを繰って小春の希望どおりのパーツを次々と作り出してゆく)

おこん > そういう目でみないこともある………まあ、それもそうじゃな。
(こはる先生の言葉に考えてから頷いた。
 たしかに、この世界に来たばかりのドラゴンとかは、
 きっと人間の事を弱くて採りやすい肉としか思わないだろうし。
 じーっとこはる先生を見て、何度も頷いた。)

そうなんじゃよ。 ヨッキはなー、加減ができん、というかせんのじゃよ。
今言ったように、迂遠な手を使わぬ。言うなれば、社交辞令のようなものを使わぬ。
カワイイと思えばカワイイと言う。 …それって大分切り込んでくることだと思うんじゃがな。
冗談…冗談だと思うかえ? つまりヨッキは、おぬしの事をとっても美人で素敵だと思っておる。
(当の本人がああ言っているし、実際ヨッキはそういう感じなのだ、とこはる先生に示す。
 尻尾をフリフリしながらにやりと笑って見せて。)

ふーむ……素材はどうじゃ。 アルミニウムとかでもできるのかのう。
(金属の類によっては、もしかしたらとても役に立つかもしれない。
 ヨッキを見上げながら問いかける。 ついでに造形物をつんつんする。)

朝宮 小春 > 「………えーっと。」
(ヨキ先生の言葉を聞いて、うん、と頷く。
 相手に対して正直なことはいいことだ。それはそう思う。
 その上でおこん先生の言葉を聞いて。………3秒ほど遅れて全てを理解して。)


「…ぇ、え、あ、………えーっと、……、あ、ありがとうございます?
 ……正直にそうやって言われると、流石にちょっと照れます。
 嬉しくないと言ったら、嘘ですけど。
 本当だとしても、お外では口に出さないでくださいね? 私、すぐ照れちゃいますから。」
(頬をぽりぽりとかきつつ、少しばかり苦笑をしながらその言葉を受け入れる。
 冗談ではない、と真顔で言う相手に対して、それを世辞だなんだと否定し続けることも、また失礼である。
 ただ、人差し指を唇に当てて、ヨキ先生に片目を閉じてみせた。
 ……にやり、と横で笑っているおこん先生の額を、指でつんつん突いてやりながら。)


「………なるほど、金属でなんでも作れてしまうんですね。
 これなら、しっかりとした関節の授業ができそうです!」
(二つの金属パーツを組み合わせれば、人間の肩の動きが再現できることを確かめて。
 やっぱり思わず声が上がってしまう。 素晴らしい出来栄え………注文しなくてよかった、と心より思う。)


「お礼、何かさせてもらわないといけないですね。
 何かあります?」
(と、ヨキ先生に尋ねつつ、おこん先生の質問と被ってしまうなら、おこん先生の言葉に視線を送って、その質問にも興味を示す。)

ヨキ > (おこんの的確な説明に、ぱ、と顔を明るませる)

「その通りだ、流石おこん。ふふふ。
 そもそもご覧のように(自らの犬の耳をつまむ)、ヨキは獣から人間に成り代わったでな。
 人間に可能な限り近付こうと学んできた。
 しかして、人間はウソをつく生き物……というが、ヨキの気質にはどうにも合わん。
 本当のことだけを口にせねば、気が済まん」

(小春の指を宛がう仕草に、安堵したように小さく笑ってみせた)

「それでいい、朝宮。ヨキの言葉はすべて正しい。
 先ほどヨキが君を褒めたこと、覚えておいてくれ」

(作り出された複数のパーツは、組み合わせさえすれば精巧な模型の形をとった。
 喜色を滲ませる小春の様子に、笑って頷く)

「よかった。その模型は、ヨキであれば自由に形を変えられるでな。
 不要にでもなったなら、返してくれれば構わん。溶けて再び、ヨキのうちに立ち戻る。

 ……お礼?は、お礼など気にせずともよい。教師同士の協力に過ぎないのだから。
 それでも……そうだな、君の気が済まぬなら。今度、ヨキと食事に付き合ってくれないか」

(にこりと笑って問い掛ける。
 隣のおこんとまるで兄妹か、親子のように並びながら考えて)

「アルミか。……そうだな。それでは二人を、『良識ある教師』と見込んで」

(不意に声を潜める。
 つなぎのポケットを漁り、一円玉を取り出す。
 そのディテールを、つぶさにじっと見つめる。

 ――と、左手の上に、ひらりと銀色の光。
 さながら若葉が芽吹くように――右手の一円玉と寸分違わぬ硬貨が、むくりと立ち現れる……)

「…………。もちろん、可能だ。こういうこともな」

おこん > なんじゃ、照れておるのか? そんなことじゃと、このさきヨッキと付き合うのは大変じゃぞ?
あ、雄と雌ではなく、同じ教員としてという意味じゃぞ? んふふ…
(こはる先生が照れくさそうにしてるのを見て、そこを突く。
 おでこを突かれると、ひゃあ、と嬉しげな声を上げて。)
なんじゃ、やるのか? ワシはお主よりつんつんできる数が多いぞ!
(9本の尻尾をくねらせて、反撃とばかりにこはる先生をつんつん。
 もちろんごく軽く。 ヨッキとお話してるのだし、邪魔にならないフェザータッチ。)

そうじゃろそうじゃろ。 ワシはヨッキのことだんだんわかってきたからのう。
まあヨッキがヨッキたりえるための条件ということなんじゃよな、つまりはな。
(うんうん、と頷いてみせた。 食事に誘うヨッキに目を細める。)

ヨッキは切り込むのう。恐ろしい速度じゃなー。
防御側がきちんとせんと、あっという間に切り崩されてしまうぞ。
(どうするー?って顔でこはる先生を見てにやにや。
 この若い先生がどんな反応をするか、ちょっと気になる。)

ふむ、アルミニウムもできる、と。 問題はお手本ってところじゃな。
わかった、感謝するぞ。 あとで手伝ってもらうことがあるかもしれん。
(ヨッキのパワーを確認して、満足気に頷いた。
 もしかしたらロケット作成に大きな手助けになるかもしれない。)

朝宮 小春 > 「………なるほど。
 …少し照れくさいけど、ちゃんと覚えておきますよ。」
(苦笑をしつつも、一癖も二癖もある先生方の特徴を掴むのに精一杯。
 ただ、ぴこぴこ動くお二人の耳は可愛らしいものだ。
 ちょっと目線が左右に揺れる。)


「わ、わかってますよ。 違う意味で取ったりしませんよっ!
あと、雄と雌とか、………いやまあ、そうなんですけど………」
確かに、通説というか一般的イメージですと、人を化かすのは狐側です?」
(付き合う、という言葉にちょっと赤くなって。
 その上で、その言葉に耳まで赤くなって、がっくりと肩を落とす。
 ちょっと生々しい想像をしてしまったのは、事実は事実だ。
 もぅ……っと少し膨れつつも、おこん先生の耳を撫でようとする。
 つんつんと突いてから手を伸ばしかけて。)


「んん、っ!? ちょ、くすぐったいでぇっ……ふ、ふふっ、ちょ、本当……っ!」
(くすぐったがりだった。 もじもじしながら尻尾から一歩離れて、赤い顔でじとぉ、っと不満気におこん先生を見つめて。
 腕で胸を抱くように身体をガード!)


「………き、切り込まれてとかいないですよ。
 お食事ならいつでも。 ………き、切り崩しとかではないですよね?」
(そう、ヨキ先生は正直なのだから、ちゃんと聞けばいいのだ。
 おこん先生の言葉に少しだけ不安になったから、その選択肢を選び。)


「………なるほど、これは確かに秘密にしておきますね?」
(その秘密の意図を理解したのか、こく、こくと二回大きく頷いて。 その能力の素晴らしさにじい、っと二つの一円玉を見比べる。)

ヨキ > (性質を肯定されることに、安堵して嬉しげに微笑む。
 一瞬だけ、大人に受け入れられた子どものような表情が浮かんで、すぐに消える。
 恐ろしい速度と評されても、ぴんと来てはいないらしい。
 何しろ『切り込んだ』自覚がないのだ)

「ふふ。常世島の秩序を守る教師として、悪用する訳には行かんからな。
 ヨキが作るのは、害のないものばかりだ。
 それで君らの役に立てるのならば、ヨキはいくらでも異能を使う。
 ヨキが手伝えることは、喜んで」

(朗らかに話しながら、じゃれ合うようなおこんと小春の様子に笑う。
 作り出された一円玉は、氷が解けるように形を崩し、姿を消した。
 食事の誘いを了承した小春に、穏やかに笑って)

「君が心配するようなことは何もないとも。
 このヨキが、いたずらに人の心を弄ぶようなことはするものか。
 いつだって真面目に、教師であることと、ひとりの人間であることを自覚しているつもりさ」

(だから有難う、と、にっこりと目を細めた)

おこん > そうじゃぞ! 狐が人に化かされては話にならぬからのう。
まあワシはちょくちょくそんな目似合っておる気もするが…。
お、こはるが赤くなっておるぞ?どうしたんじゃ、熱でもあるのかえ?
(耳まで真っ赤にする彼女をにやにやしながら煽るけれど、
 耳を撫でてもらうとぴくりと震え、自分も頬を赤く染めた。)

ん、もう…よくもやってくれたのう! 九尾の狐の力を思い知るがよい!
(人間の腕は2本、狐の尻尾は9本。 4,5倍のパワーで、
 こはる先生を圧倒する。 くすぐったそうにもじもじした上に、
 不満気な顔と防御態勢を取った彼女をみて、すごく満たされた顔になった。
 人間を下した…!!)

うむ、ヨッキは善悪を理解するから助かるわい。 それに賢い。
今度色々手伝って貰うからな。謝礼は払うからのう、頼むぞ!
(ヨッキの力は、今のロケット研究部には必要不可欠なものだ。
 高精度な工作レベルで作られたアルミニウムはロケットの構造体となる。
 ぜひとも力を借りたい、って拳を握って。)
 

朝宮 小春 > 「ふふ、そうですね。
私には何も無いですけれど………だからこそ。
その力を正しく使って、生徒に授業、してみますね?」
(ヨキの言葉に軽く笑って、肩の関節模型をくるりと回して、笑った。)


「別に何でもないですっ………うう、うう、おこん先生の尻尾、本当にくすぐったいです……。」
(完全敗北。こちょこちょと毛先で擽られると、んひゃんっ、と声が出てしまう。
 くすぐったいのは、本当に弱いのだ。)


「………ふふ、有難うなんて。
 私もいつだって真面目に、教師であることを自覚していますよ?
 きっと、みなさんそうであると思っています。」
(ウィンクを一つ。 そう、きっとそうだと彼女は信じているのだ。
 教師であること、だけをしっかりと口にして。ぽん、っと己の胸を叩いた。)

ヨキ > 「任せたまえ、おこんの頼みとあらばいくらでも、だ。
 一肌でも二肌でも脱いでやるさ」

(拳を握って、おこんの小さな拳にこつり、と打ち合わせる。
 頼られて心地良さそうに、半ばうきうきとた様子ではにかむ。
 小春の生真面目な姿勢に対しても、満足そうに頷いた)

「朝宮、君は実に気持ちがよいな。
 君のような真面目な女性が、教師としてこの島に来てくれたこと、とても嬉しく思うよ。
 君の力があれば、生徒らは真っ直ぐに伸びてゆけるだろうから」

(眩しげに目を細める。
 朝宮が希望した肩や肘のパーツをすべて作り終えると、ひとたび目を伏せ、ほっと息をつく)

「……おや、すっかり話し込んでしまったな。
 ヨキはそろそろ、次の授業の支度をせねば。
 朝宮、それで授業は持ち堪えられそうか?」

(隣でもそもそと動くおこんの尻尾を一本、手慰みとばかりにもしゃもしゃ撫でながら、小春へ向けて首を傾ぐ)

おこん > そうじゃろそうじゃろ? 毎日櫛って毛並みを整えておるからのう。
伊達に9本も持ってはおらアバ―ッ!?
(えへん。こはる先生に偉そうにしていたら尻尾に衝撃走る。
 ぴんと全身を硬直させて、尻尾の先を見ると、ヨッキがいじりまわしていた。)

お、おのれヨッキなんということを、するっ、おふっ…んんっ…するんじゃあ…!
尻尾は大事な箇所じゃとあれほど…っひうっ、言っておる、のにぃ…
(尻尾を弄られるたびに変な声が上がる。 ヨッキが準備をするという言葉を聞くと、
 慌てて自分も追従した。)
う、うむ!うむ…!ワシもじゃな、ワシも次の授業がっ、あるんじゃよ…!
じゃから、尻尾、もしょもしょするの、やぁっ…!
(ヨッキの手を力なく叩く。 段々と膝が震えたりとか、
 瞳がとろんとしてきたりとか、尻尾からのダメージが蓄積されてきているのだ。)

朝宮 小春 > 「…そう、ですか?
 ふふ、私も楽しい生徒と、優しい先輩に囲まれて、楽しく過ごさせてもらっていますよ?」
(素直に褒められたことを受け取りながら、ヨキ先生には軽く片目を閉じて見せて。)


「あ、でもありがとうございますね。
 お食事はいつでも。 職員室の机の引き出しにでもメモ入れといて頂ければ。」
(次の授業の準備をする、と言われれば、あっさりとしたものではあるけれど、連絡を取る方法をすぐに伝えて。)


「………ふふふ、おこん先生の尻尾への対策、今見えましたよ。」
(眼鏡をきらりん、と輝かせて、朝宮小春の閃きが点灯した。
 つまるところ、迫ってきた尻尾を両手でぐっと掴んでしまえば……! 次回試そう。)


「ふふ、ありがとうございました。 おかげで材料も揃いましたし、お二人共お話できましたしね。
 では、はい、……おふたりとも、がんばってくださいね?」
(と、二人にお饅頭をぽん、と手渡して、手を降って見送る姿勢。)

ヨキ > 「ははは。これ以上やったら、おこんが授業どころじゃなくなってしまうな。
 あんまり綺麗な尻尾が傍らにあったものだから、つい撫でてしまった」

(手のひらでくしゃりと乱してしまった毛並みを、差し入れた指先で梳く。ダメ押し。
 したり顔で手を離し、弱ったおこんに悪びれもせず笑った。
 小春の受け答えに、親指と人差し指でマルを作って了承を示す)

「承知した。書置きもよいが、あとは今日のように……君のところへ、ヨキが顔を出すのもきっと楽しい。
 食事の約束、楽しみにしているぞ」

(饅頭を受け取ると、にっこりとして大きな手の中に包み込む)

「ふふ……馳走になる。あと半日、これで頑張れそうだ」

(機嫌よく立ち上がる。おこんを伴って、金工室を後にしようと歩き出す。
 出て行きざま、部屋の出入口から顔を覗かせて、悪戯めかす)

「そこの……君の足元の配線。躓かないように気をつけろよ。
 あちこち繋がっているからな」

(いかにも冗談ぶった脅し文句。ひとつ手を振る。軽く笑って、部屋を出てゆく)

ご案内:「教室」からヨキさんが去りました。
おこん > お、おのれヨッキ…ま、まてっ、あっ、ひうぅぅっ…!
(尻尾に手櫛されると、ぎゅっと縮こまってぶるぶる震えるばかり。
 ヨッキの手が離れると、大きく息を吐いた。
 これ以上危険な状態になることは避けられた。)

ふ、ふふん!こはるにワシの尻尾を掴むことができるかのう!
(強がってはみたものの、案外できる遠もう。 何しろ、
 9本あるのだから、とりあえずこれ!って適当にやったら、
 もしかしたらつかめるかもしれない。)

うむ、こはるも何かあったらワシを呼ぶのじゃぞ。
年の功だけはあるでな、相談には乗ってやれる。
それではヨッキ、行くとするか。
(ひょいひょいとケーブルをよけながら、
 ヨッキと一緒にお部屋を後にして。)

ご案内:「教室」からおこんさんが去りました。
朝宮 小春 > 「ええ、それでももちろん。 ……図書室か、職員室か、休憩室か……保健室によくいますけどね。」
(怪我をよくするから、と小さく笑う。
 ええ、と頷いて、こちらも指で丸を作って。)


「……そ、それは確かに自信は無いですけど。 くすぐられたままではいられませんからねっ!」
(次は抵抗するぞ! と石をはっきりと示しておくのも大事なことだ。
 これで、ちょっとしたことで悪戯をしかけよう、という意思を削ぐことができるはずだ。
 ……抵抗したい相手に悪戯する方が楽しい、というそういう相手も、まあいるにはいるだろうけれども。)


「………え、いや、その。」
(配線を指摘されながら、二人共出て行ってしまえば………ごくり、と喉を鳴らす。
 足元の配線……… いや、うん、きっとだいじょうぶ。 そう、大丈夫。)


(そぉ、っと足を上げて、おろして。上げて、おろして。……うん、ほら大丈夫。
 言われなかったら勢い良く足を踏み出して、きっといろいろなものがすっとんできただろうけれど。)

朝宮 小春 > ………
(くるりと身体を回転させて、扉に背をつけて。ふう、っと吐息。)

(真摯に向き合っている今の事実だけでいえば、それはとても事実で。
 何の問題も無いというか。
 別に何も嘘をついているわけでもないわけで。
 そう、私は今は一介の生物教師で、それ以上でもそれ以下でも無いのだ。)

(吐息を一つ。
 さあ、せっかくの資料が手に入ったのだから、何もかも忘れて、その授業が良い物になるように仕上げなければいけない。
 社会に出るということは、何かしらの役目を背負うということだ。
 彼女が背負った役目は、今はもう単なる教師。
 彼女の思想からすれば、全力を出すことは不思議なことではなくて。)

よっし、帰ろ。
(よし、っと右手に肩の骨の模型を、左手に肘の骨の模型を手に、気合を入れる。 とっても不気味であることに気がつくのは、廊下に出てすぐであった。

ご案内:「教室」から朝宮 小春さんが去りました。
ご案内:「屋上」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 忌引きでロンドンに行った事で生じた
穴を埋めるべく、連休の大半は午前中の講義に顔を出し続けた
陽子は、おかげで欠席した講義の過半を取り戻す事ができた。

それはまた、強制的に日常を取り戻そうという無意識の為せる
行動だったかも知れないが、一定の成功を収めていた。とは言
え、あくまでも《常世島の日常》であり、そこには予定外の戦
闘や、命に係わる相談事、そして友人の蒸発などが含まれてし
まう。

いずれも、一週間どころか一か月のうちに一度あれば大事件な
のだが、それがわずか6日のうちに3つとも起きているのが、
この島の恐ろしいところだ。昼食後の休憩時間を使って、陽子
はこのうち後の2つの問題について、善後策を考える事にする。

(ひょっとして、私のせいかしら・・・)ミウさんの蒸発の原
因が自分の依頼にあったのではと思い悩む陽子に、
[昨日も言ったけど、天界の消滅は、陽子がロンドンに向かっ
てからの話よ。だから薬師寺さんの件が直接の原因では無いと
思うわ] とそれを否定するステラ。ただ、敬一を死に至らしめ
たハイジャック事件が引き金になった可能性はあるとステラは
考えているが、それは陽子には告げないでいる。今の彼女にそ
れを考えさせるのは、荷が重すぎる。

[それよりも、今考えないといけないのは、平岡さんをどう診
察するかじゃないかしら?]と目下の課題に注意を喚起するス
テラ。
(その件なんだけど・・・変な小細工する時間が勿体ないか
ら、平岡さんにはストレートに全部見せようかなと思うわ。
向こうは命がけなのだから、こちらが隠し事する必要は無い
と思うの。
まあ、普通にこっちの世界のエイリアンアブダクションとい
う事で説明するつもりだけど)と、平行世界の件だけを伏せ
て、他は全部カミングアウトしようと提案する陽子。

嶋野陽子 >  しばしの沈黙の後、ステラは、
[そうするのならば、私の事は宇宙船の人工知能扱いしても
らえるかしら?同じ身体に同居してる事も、できれば伏せて
欲しいわ]と自分の希望を述べるが、反対はしない。続けて、
[でも、この間のミウさんの話への反応からすると、陽子が
エイリアンに改造されて、宇宙船を持っているなんて知った
ら、平岡さんはどんな反応するかしらね]と平岡さんの反応
を心配する。

(宇宙船を持ってる件は、おそらく学園の規則違反に当たる
と思うんだけど、どうだろう?隕石排除用とはいえ、戦術核
兵器と同じ威力のレーザー砲も付いてるし)と気にする陽子
に、
[ああ、確かに学園の規則以前に、宇宙条約違反で捕まる代
物よね。やはり地上に下ろして秘密基地に偽装した方が良く
ないかしら?]と、前言撤回するステラ。
(そうか、必要なのは医療機器だけだから、地上にあっても
問題は無いのよね。未開拓区域の森の中にクローキングして
着陸させて、そこに転送しちゃえば良いのか。ついでに窓か
ら時計塔が見えるようにして、常世島の中だと判るようにす
れば完璧かしら?)と、偽装の方法を考え始める陽子。

[判ったわ。その方向で準備するから、平岡さんと診察の日
程を調整して頂戴。あと、診察後は分析のために量子コンピ
ューターをフル回転させるので、猛烈にお腹が空くはずだか
ら覚悟しておいてね]と診察後に起きる事態について予告す
るステラ。
(そうなの・・・じゃあ野菜カレーを大鍋に2つ準備してお
かなくちゃ)と、クラーケン戦の直後のような食欲地獄を覚
悟する陽子は、平岡さんへのメールを打ち始める。

ご案内:「屋上」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「購買部」におこんさんが現れました。
おこん > ほれー、安いぞー。 鉛筆一本、紙一本からバケットホイールエクスカベーター、
直列12気筒の9万馬力エンジン、シールドマシンも売っておるぞー。
三日以内に確実納品じゃぞー。
(購買部…の隅っこ、特設コーナー。 普段様々な物を扱っている購買部だが、
 季節に応じて必要になるものがある。 科目の修得に伴う教科書特需、
 卒業前に制服を買っておこうという駆け込みや、あるいは秋の芋煮用装備等…
 それらを扱うのが、特設コーナーだ。 倉庫と言ってもいいようなその区画には、
 大きく”学園祭用アイテム大量入荷”と安っぽい自体で書いてある。
 入口でイスに腰掛け、足をぶらぶら。
 目の前のテーブルの上には大量の取り扱い品リスト、
 そしてセンタービル復興義援金の貯金箱。
 特設コーナー担当のスタッフが急遽動けなくなり、
 代理として担ぎ出されたとはいえ、ここまで変な仕事だとは思わなかった。)

おこん > だいたい、こんな船用エンジンとかトンネル作ったりとかする必要あるのかのう。
どっかの重工業会社から売りつけられたんじゃろうか…
(仕入れて来たにしてもむちゃくちゃな品ではあるが、リストにあるのだからある。
 学園祭の何に使うのかは不明だが、仕入れ担当者は急にお腹が痛くなり、
 ここしばらく学校に来ていないのでわからないという有様だ。
 今自分にできるのは、ここの番をすること… それから、
 比較的売れそうなものを売るぐらいのことである。

 ぼんやり考えながら、なんとなく取り扱い品リストを開く。
 空いているページに『おこんの尻尾1もふ:50えん』と記した。
 誰か来るわけでもないから、これくらいの暇つぶしは良いだろう。)

学園祭の準備とはいえ、警備関係はどんなもんかのう…
(テーブルに肘をついて呟く。 ”祭り”は非常に危険だ。
 盛り上がるだけならまだしも、熱狂状態は様々なトラブルを引き起こす。
 喧嘩や破壊行為ならまだしも、祭りによって力ある存在が顕現する可能性だってある。
 9本の尻尾をゆるゆると動かしながら、いかにしてそういった事態を防ぐか、思索に耽る。)

ご案内:「購買部」に谷蜂 檻葉さんが現れました。
谷蜂 檻葉 > 徐々に秋めく9月末。
授業の準備を一通り終えた後にも、アレがないコレがないとなるのも毎度の事。

レポートパッド、それを留めるホルダー。
それらを求めて、購買部に寄ったのだが―――


(……あら?)

普段見ない人に、特設コーナーへと吸い寄せられるように近づいていく。

「こんにちは、おこん先生。 ……お手伝いですか?」

そのまま、椅子に座って足をぷらぷらと振りながら肘をついて
テーブルの上でぼんやりと暇そうにしている彼女に声をかける。

見た目のせいか、「子供のおてつだい」に見えてしまい、つい微笑むような表情のまま。

おこん > 今なら1もふ50円じゃぞー。 ワシの事を撫でてもよいぞ。
おとなしいワシに触れられるチャンスじゃぞ。 ついでになんか買ってってくれー。
(全く力のない呼び込みをしながら、尻尾でぺし、ぺしとテーブルを叩く。
 もちろん暇つぶしであって、それ以外の意味は全くないのだ。)

おお、おお。おりはではないか。 元気にしておるかえ?
そうじゃ、手伝いじゃぞ。 退屈も良い所じゃ。
そもそも、学園祭で使うからといって今から購買に駆け込んでも、
押っ取り刀もいいところであろうにのう。
まあ生徒が困らんようにするのも、教師のしごとの1つじゃからな。
ほれ、せっかくじゃから、そこの取り扱い品目録でも見ていっておくれ。
(テーブルに突っ伏し、ぷーっとほっぺたを膨らませて、
 話しかけてくれた生徒にヒマでつまらない事をアピールする。
 尻尾を動かし、テーブルの上に山と積まれた目録を指して。)

谷蜂 檻葉 > 愛くるしい声と仕草は果たして素なのか猫なのか―――

まぁ大抵の、私を含めた生徒の多くはどちらでも【可愛ければ良い】という
煮ても焼いても良さそうな結論でマスコット先生を愛でるばかりだ。

「ふふ、お陰様で元気ですよ。 そういうおこん先生は”お疲れ”様ですね?

 ……あ、べっこう飴ありますよ。食べます?」

おこんの言葉に、学園祭の時期が近いことを今更ながらに思い出して、自分はどう過ごすか、図書委員としての仕事について脳内の予定帳を引っ張り出しながら指された目録に手を伸ばす。


ちなみに、言いながら差し出した飴は魔術の授業で砂糖を【変換】する内に出来た代物である。
ただただ、甘い。



やがて、ペラペラと捲りながら

「あ、ちょっと歪んできたしこの組み立て式のラックあったほうが良いかな……。
 これって生活課さんの方で用意してる物と一緒ですかね?」

収納系の所で手を止めて、おこんに尋ねる。

おこん > うむ、元気なのはなによりじゃ。学業は1にも2にも身体が資本じゃからのう。
疲れておるというか、退屈なんじゃよな。 特に客も来ぬしのう。
おぬしが今日最初の客じゃぞ。 べっこう飴たべたーい。
(突っ伏したままもごもごと力なくお返事。
 あーんと口を大きく開けて、飴玉ほしい、っておねだりの構え。
 先生としてのしゃんとした態度とかはあんまりないので、
 他の先生が見たら頭を抱えそうな感じだけれど気にしない。)

組み立て式のラックか… ちょっと待っとれよ。
(端末を取り出してちょこちょこ弄る。 おりはが指定したラックの型番をチェック。
 うむ、と頷いて見せて。)

生活課のやつと同じようじゃな。 まあ向こうで買うもよし、こっちで買うもよしじゃ。
(探すお仕事が出来たので、ちょっと元気になった。
 突っ伏していた状態から回復して、今はおりはを見上げる形。)