2017/09/11 のログ
ご案内:「教室」に遼河 桜さんが現れました。
■遼河 桜 > 「っん~~~~~っ、つかれたぁ~……」
教室の中程、椅子の上でぐぐ~~っと大きく伸びをするサクラ
別に疲れるほどの内容でもなかったが、
編入生徒のためのオリエンテーリングという少しだけ退屈な流れだった
漸くそれが終わり、編入生達は次々と教室を後にする
入れ替わりで入ってくる生徒は、次に此処で講義を受ける生徒達だ
「っはぁ……そんなに慌てなくてもいいのに」
買っておいたパックの苺ミルクにストローをさし、口に咥える
真面目な生徒が多いのか、次の講義がはじまるまでは時間もあはずなのに
そんなことを思いつつ、少し凝り固まった肩をこんこん、と叩く
ご案内:「教室」に柊 真白さんが現れました。
■柊 真白 >
(新たに入ってくる生徒の中でひときわ目立つ格好。
すとすとと机の間をすり抜けて、彼女――いや、彼の隣に腰を下ろす。
別に何か理由があったわけではない。
一番近くて開いている席がそこだったというだけだ。)
――。
(一度隣の彼をチラリと見るが、すぐに視線を戻す。
鞄から筆記用具とノートを出して机の上に広げた。)
■遼河 桜 >
「?」
すっと真横に現れた気配
そちらに目を向けてみれば一瞬だけ目があう
随分と小さい子だな───
なんて思いつつ、その服装を含む容姿にどこか浮世離れしたものを感じる
のは、おいといて……
「こんにちわっ、君も生徒だよね?」
にこやかな笑顔を向けて、挨拶を投げかける
■柊 真白 >
(声。
隣を見れば人懐こそうな笑顔があった。
じっとその顔を見る。)
――柊真白。
ここに居たってことは、編入生?
(自分の名前を告げて。
彼――男だと言うはわかっていない――は自身が教室に入ったときからここに居た。
自身より先に来ただけかもしれないが、そのような雰囲気ではない。
と言うことは前の時間のオリエンテーションに参加していたのだろう。
そう当たりをつけて、聞いてみる。)
■遼河 桜 >
「そうだよー、ちょっと特殊な時期に来ちゃって。
来年の春から晴れて一年生!
それまでは異能の開発カリキュラムを受けるんだー」
人懐っこい笑顔を浮かべたまま愉しげに話すサクラ
にこにことよく笑う来だという印象を与えるかもしれない
「真白ちゃんっていうんだ。
服も白いし、名前の通り!って感じでよく似合ってるよね、可愛い~♡
あっ、私はサクラ、遼河桜っていうの、よろしくね、眞白ちゃん♪」
言い終わるやいなや片手を差し出す
握手の意を示すその手はしなやかで細い指が伸び、
爪の先まで丁寧に手入れされたとても綺麗な手であった
■柊 真白 >
(こちらは対照的に無表情。
ころころ笑う彼の顔を、ただひたすら真顔で見ている。)
そう。
じゃあ、私の後輩になる。
(来年の春から、ということは来年もう一度一年生をやるということだろう。
それならば今年はまだ同級生だろうが、来年には学年が変わると言う事だろうか。
差し出された手を、じっと見る。
一度彼の顔を見て、もう一度手を見てからその手を握った。)
よろしく。
■遼河 桜 > 「あッ、そっか!
じゃあ眞白ちゃんじゃダメだよね…真白先輩?
あいや柊先輩…かな…?」
口元に握った手をあててうーん?と首を傾げて思案
しかし最終的には真白先輩に決まったようである
「ふふっ、よろしくねー真白先輩♪
そうだ。この学校の生徒ってことは、真白先輩も異能力者なんですかぁ?」
きゅっと軽く握られた手を上下に小さく振って、離すと同時にそう問いかける
この島には異能力者が集まる
目の前の幼…少女もきっと何かの力があるはず
───特異で、役に立つ能力の持ち主ならば親しくなっておいて損はない───
■柊 真白 >
好きに呼べば良い。
(別に上下関係は気にしない。
この学園の書類上は同世代だろうし、そうでなくても遥かに下だ。
気にしていたらきりが無い。)
異能と言うより、異種族。
血を吸った相手の能力が使える。
(これと速く動けるというのはどちらかと言うと種族特性だ。
それを異能と呼ぶのであれば異能ではあるが。)
■遼河 桜 >
「そう?
それじゃあ…うーん、でもやっぱり真白先輩で♡」
上下関係とかそういうのよりも、
こう呼ぶ自分が可愛いからそうするというメンタルが働いているようである
「い、しゅ、ぞく?
ええ?!真白先輩ってもしかしてドラキュラ!!?」
血を吸う、と言われて真っ先に浮かんだ名前を口にする
驚いた。この島に来てから色々を見てきたが実際に異種族の相手を見たのは
……まぁはじめてでもないけれど、とりあえず驚いた
■柊 真白 >
何でも良いけど。
(先輩、と呼ばれるのはあまり馴染みがない。
別に挙動不審になったりはしないが、彼の甘い喋り方にほんの僅か目を細めた。
この類いの人物との交流はあまり経験がないのだ。)
吸血鬼じゃない。
血を吸う種族と言うだけ。
それで生きてるわけじゃない。
(それに関してはちょっと拘りがある。
吸血鬼と呼ぶなと言うように、やや言葉を強くして。)
■遼河 桜 >
「違うの!?
あーでもそっか、まっ昼間から出歩いてるんだもんねえ、へぇーふぅーん」
じろじろまじまじ、と興味津々のように真白の姿を眺め回す
失礼だとかなにかはもはや思っていないようで
「ま、いっか!真白先輩は真白先輩だもんねぇ♪」
それでいいやーってにこやかに応える
時を同じくして、教室に予鈴が鳴り響いた
興味ある対象の出現についつい長話になってしまったようで
「あっいけないもう講義始まっちゃう。
あっそうだ連絡先!交換しよー交換!携帯もってる??」
わたわたと慌ただしく自身のバッグを担いで立ち上がり、
あくせくポケットから自前の携帯端末を取り出して見せて
■柊 真白 >
(彼のそう言う面はあまり気にならない。
むしろ分かりやすいだけやりやすい。
見られる事にも慣れているし。)
――サクラは、変わってる。
(初対面で臆せずこれだけ話してくる人は珍しい。
彼の性格を気にしない理由には、自身も割と似たような性格だからだ。
あまり気にせず思ったことを口に出す、そんな性格。)
いいよ。
はい。
(彼の言葉に、スマホを取り出す。
アドレス帳を呼び出して、彼の連絡先を入力。
自分の連絡先をそのアドレスへと送信した。)
■遼河 桜 >
「えー?そっかな~」
変わってる、という言葉にも特に怒るような様子もなく、にこやかに言葉を返して
「あ、来た来た♪ありがとー真白先輩♡
今度遊びにいこうねー、歓楽街とかっ」
そんなことを言っていると、講義担当の教諭が現れる、タイムリミットだ
「はっ…そ、それじゃあまたね先輩!
ふふっ、今度連絡しますねー♪」
最後にとびきり人懐こい笑顔を浮かべて、小走りに教室の入り口へとかけてゆく
「(異種族ねぇ…なぁんか、困った時に助けてもらえそうだな、つよそーだぜ)」
教室から出る刹那、その口元に三日月のような笑みを浮かべ、サクラは廊下の雑踏へと消えていった
ご案内:「教室」から遼河 桜さんが去りました。
■柊 真白 >
うん。
かなり変わってる。
(よく言えばコミュニケーション能力が高い。
悪く言えば――特に悪く言えるようなことでもなかった。
とにかく、アドレス帳に新たな名前が追加された。)
サクラ、結構ワル。
――わかった。
(歓楽街程度、みんな行っているだろうけれど、それをさらりと口にするのは大体遊びなれている者だ。
とは言え断る理由もなく、頷いて了承。
彼が教室を出て行くのを見送った直後、授業が始まる。)
――。
(不思議で変わった子だが、悪い子ではなさそうだ。
物怖じしないし良く笑う。
「あの格好」は、そう言う趣味の人も居るだろう。
それを真に受けるほど間抜け、と言うわけでもないが。
そんなことを考えながら、黒板の文字を書き写していく。)
ご案内:「教室」から柊 真白さんが去りました。