学園地区の校舎群の一つ。様々な教室や研究室などがこの建物の中に設置されている。
外観としては現代的なビルのようなもの。
※それぞれの教室などの詳しい情景などはある程度自由にしてくださって構いません。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:41:27 更新
ご案内:「屋上」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「屋上」から雪城 氷架さんが去りました。
■雪城 氷架 >
風紀委員という立場と責任感
その在り方とその意識に準じた姿
年下の男の子であるだろうに、随分とカッチリしてるな、と改めて思う
──そのわりに、失言をすぐに謝ってきたり
根っこは凄く素直な少年なんだなと思わざるを得ない
「ご飯に拘らないとか勿体無いなぁ…単なる栄養の摂取って割り切ってない?」
それでは動物と同じなのだ
食は人間のみが作り得た娯楽の一つ!…と、豪語まではしなかったが、似たような感情は覚えた
「ん、よく言われる。物好きなんだろうなーきっと。
わかってるよ、ちゃんと午後は出る…じゃ、またな」
一足先に背を向けた少年に小さく手を振りつつ、
食堂のメニュー何をおすすめしてやろうか、と考えて結局午後の講義はギリギリになるのだった
■神代理央 > 「…そんな風に見られても困るんだが。寧ろ風紀委員なら、もっと威厳と規律を持って評価されるべきだろう」
誰が不良だ誰が、と彼女が続けた言葉に答えながら首を振った。
威厳を身につける為にももう少し身長が欲しいなあ、とは内心で吐き出した溜息。
「…ああ、いや、今のは、俺の発言が軽率だった。すまない」
渋い顔をした彼女を不思議そうに見つめた後、合点がいったと言うように表情を曇らせて小さく頭を下げた。
炎の巨人事件について、渋る公安や風紀の先輩を掻い潜りながら情報を収集しているが―彼女の事情について知識がありながら今の発言は軽率だったと自戒する。
「昼食は…カロリーメイトか、食堂で適当に。余り拘る方じゃ無い、かな。……別に構わないけど。俺なんかと昼食とは、物好きな奴だな、お前」
甘い物には目が無いが、逆に言えばそれ以外は適当。
昼食も簡単にすませる事が多い身としては、彼女の質問に歯切れの悪い答えを返す事になるだろう。
だが、今度昼食を、と持ちかけられれば、きょとんとした表情を浮かべた後、今度ははっきりと。面白そうにクスクスと笑みを零す。
と、和やかな時間を過ごしている内に、終礼のチャイムが鳴り響く。それと同時に自身の携帯が振動し、昼休みに行う委員会の打ち合わせについて連絡が届いた。
「……じゃあ、俺はそろそろ御暇しよう。午後の授業くらいはちゃんと出る様に。…それじゃあな、雪城」
軽く制服を整えて、革靴の足音を響かせて出口へと歩いて行く。
そして扉に手をかけて開いた後、最後に彼女の方に振り返って、相も変わらずの高慢な口調で言葉を告げた後、制服を靡かせて屋上を後にした。
■雪城 氷架 >
「そんなもんかなー…たまに見せる程度ならむしろ、おっコイツ案外かわいいやつかも、みたいに見られるんじゃないか?」
ほら、たまに不良がいいことすると根はいいやつに見える理論で、と続ける
……妙に説得力があるようなないような理論だった
「う…それは困る、ただでさえ同じコト2回やってるのに…」
うぐ、と露骨に渋い顔をした
───炎の巨人事件の資料には、彼女が事件の前後から記憶を消失していることも記されているだろうか
「おう、よろしくな! そういえば昼飯とか何食ってんの?
弁当?食堂だったらおすすめのメニューなかもあるし今度一緒しよっか」
なんとなく、これも一つの縁だとしてそう持ちかけてみる
…一瞬だけ見せてくれた穏やかな微笑み。誤解されやすいだけで、それが出来ない人物ではないんだと理解した
■神代理央 > 「俺みたいな人間が愛嬌を振りまいたところで、気味悪がられるのがオチだろうよ」
フン、と僅かに肩を竦める。
尊大で傲慢な態度を崩さぬまま、相も変わらず偉そうな態度で。
「確かに理屈は通ってるな。じゃあ、俺と同級生になるまで精々昼寝に励んでくれ。先輩?」
納得した様に頷く彼女を、若干の哀れみを含んだ視線でみつめた後、誂うような口調で答えて―
「…まあ、校内なら会う機会もあるだろう。寧ろ、歓楽街や落第街で会わない事を祈っているがな。………だから、まあ。宜しく」
尊大な口調のまま言葉を続けたが、言葉を区切って一瞬黙った後、ほんの僅かにではあるが穏やかな笑みで宜しく、と言葉を返した。
尤もその表情は一瞬で、すぐに先程までの尊大な表情に戻ってしまうのだが。
■雪城 氷架 >
「そうか?出来ないこともないと思うけどな…」
そこでふと、気づく
そういえばこの少年の笑顔はまだ見ていないな、と
「考えたり難しいこと覚えるのが苦手だから極力ギリギリまでサボりたいんじゃん。
あと、眠くなるし、教室で寝ると起こられるから此処で寝る。理屈は通ってる」
うん、と自分で納得するように頷いて見せた
「じゃあ理央って呼ぶかー同じ学校ならまた会うこともあるかもしれないしな」
よろしく、と微笑んで見せた
笑顔が返ってくるかな?どうかな?というちょっとした期待と好奇心
■神代理央 > 「…んー、確かに。お前の言うことにも一理あるな。だが、俺には出来ん。そういうのが得意な人間にやらせておけば良い」
彼女の言うこともあながち風紀委員のイメージアップには必要かと、少し納得した様に頷く。
とはいえ、それを自分でするつもりは毛頭ないのだが。
「…考えるのが難しいなら、サボらず講義を受けるべきだと思うがな」
再び呆れた様に溜息を零しつつも、あっけらかんとした彼女の態度と苦笑に釣られる様に、此方も思わず苦笑いに近い笑みを零す。
「…別に構わん。好きに呼ぶと良い。というか、此方も別に敬った呼び方はしていないしな」
彼女の馴れ馴れしさに、野良猫というのはこういうものなのだろうかと内心思いつつ、小さく頷いてみせる。
因みに、此方は彼女の事を先輩だと敬って呼ぶ気は毛頭無い様子。
■雪城 氷架 >
「いやー大事だと思うけどなぁ。
ほら何か風紀委員って結構近寄り難かったりするし…。
せっかく自分達を守ってくれる人なんだから親身にしたい…だろ?」
そうでもないのかな、と考える
自分だったらそうしたいのでそれでいいか、と結論が出るまで1秒もかからなかったが
「ははは、まぁまぁ。とっさに考えるのって難しいじゃん」
苦笑を浮かべて見せる
どうにも頭の回転は鈍そうだった
「理央か。じゃあ理央って呼ぼうかな。いいよな、年下だろうし」
判断基準は兎も角、馴れ馴れしいという印象を与えるには十分な態度だった
■神代理央 > 「…男に、まして風紀委員に可愛げだの愛嬌だのがあっても仕方ないだろう。別に否定するつもりは無いが」
愛想笑いだけは一人前だと自負しているが、基本的な性格は大分人でなしな自分としては、愛嬌だのなんだのを振りまくというのは我ながら想像出来なかった。
「………言い訳のレパートリーは赤点だな。ま、お前なら案外許して貰えそうな気もするが」
特に男性教師などイチコロだろうが、それを口に出すのは癪なのでフン、と鼻で笑うに留めた。
「あー……すまない。そう言えば、名を名乗っていなかったな。神代。神代理央だ。宜しく頼む」
名を名乗らず相手の素性だけ知っている、というのは無礼な事だろう。
その点に関しては、彼女の言葉に応えて素直に名を名乗った。尤も、その態度は宜しくというには尊大で偉そうなものではあったが。
■雪城 氷架 >
「そっかそっか。え…それはヤダけどさ、そういう可愛げある反応のほうが愛嬌はあっていいと思う…今の返答は愛嬌の欠片もないけど」
愛想の欠片もない少女が他人の愛嬌を語っていた
「そりゃあマズいけど…色々考えるよ。
お腹痛かったとか、…お腹痛かったとか」
色々は思いつかなかったらしい
サボっていたことといい、成績はよくなさそうだ
「そんな顔で見るなよー。…えっと」
風紀委員、と言いかけてそういえば名前を聞いていないことを思い出した
一方的に名を名乗ってはいたものの、向こうの名前は知らない
「名前、何で呼べばいい?」
■神代理央 > 「男性としての嗜みだ。それとも、無遠慮に眺めて欲しかったのか?」
彼女が頭上から降り立った音を聞いて、僅かな顰めっ面と共に振り返る。
「…というより、よくもまあサボりの分際で風紀委員の前で堂々としてられるな。教師に通報されると不味いとは思わんのか?」
面倒なので通報するつもりなど微塵も無いが、流石に此処まで堂々とされては風紀委員の立場がない。
緩く腕組みをしながら、呆れた様な視線を彼女に向けた。
■雪城 氷架 >
「ん? あ…」
すっと背を向けられてそのことに気づく
「おっとと…確かに気軽に見せていいものじゃない」
背中を向けているうちに、梯子をとんとんっと降りて、屋上に降り立つ
「…そういうコト気にしなさそうなタイプに見えたけど、そうでもないんだな」
以前出会った時のイメージからは少し意外で、思わずクスっと笑みが漏れる
■神代理央 > 「いや、そこまで全肯定されても困るんだが…」
ちょっとは悪びれるかと思いきや、正々堂々と昼寝だと公言されては何も言い返せない。
何とも言い難い複雑な表情で言葉を濁す事になる。
「思い出してくれた様で光栄だよ。此方はお前と違って公欠なんでな。風紀委員が堂々とサボれる訳ないだろう」
軽く肩を竦めてみせるが、彼女が立ち上がれば微妙に視線を逸らした後背を向ける。
「……立ち上がるなら場所を考えろ。それとも、寝起きで頭が回っていないか?」
■雪城 氷架 >
「うん、まさに」
向けられた言葉を肯定する
寝起きなので、小難しい言い回しは半分ほども頭には入ってこなかったけど
「サボって寝てるとたまに同じようなヤツが来るけど、お前もそのクチ?」
欠伸しつつ立ち上がって再び見下ろして……
「あれ…お前……」
あの時会ったヤツ
歓楽街で──
「ええと、風紀委員。
いいのか?風紀委員がサボったりして」