2017/07/13 のログ
ご案内:「教室」に筑波 察さんが現れました。
筑波 察 > (数ある教室の一つ。その窓際の机で、ペンを走らせる青年が一人。
外はすっかり日が落ち、窓側の照明だけをつけている。
照明がついていれば机の上くらいは見えるので、ゴーグルは額にかけてある)

今日は風が気持ちいいねぇ。

(開けた窓から時折吹き込んでくる風、
先日までのような湿度の高い、じめじめした風とは違う、
暑い夏を冷やすための心地よい風だ。

窓の外には街が明かりで飾られた、それなりにきれいな夜景があるが、
あいにく今はそれを目にすることが出来ない)

筑波 察 > 「勉強するのもまま楽しいんだけど、一人で参考書を広げてむつむつとやるのも飽きるねぇ」

(今自分が解いているのは数学の問題。
自分の能力を理解するうえで数学や物理は欠かせない。でも正直数学は苦手だ。
苦手だから、自分の能力を正しく理解している自信があまりない。
それでも、模範解答を見れば大抵は丸がつく。
案外苦手と思い込んでいるだけで、はたから見ればそれなりにできるのかも。
そんなことはどんな人だって、どんなことだってざらにあるものだろう。
自分のやっていることに大きな自信を持つことが出来るというのは、
それだけである種、能力と形容するに足りるかもしれない>

筑波 察 > 「さて、そろそろ遅いから帰ろうか」

(教室の時計を見やるとそれなりに遅い時間になっていた。
思いの外、物事に集中するとあっという間に時間は過ぎていく。
数学も物理も苦手だが、嫌いではない。むしろ好きだ。

好きだけど、得意ではない。このギャップにはいつも悩まされる。
しかし好きだから辞めるわけにもいかない。
どうにもできない心の在り方に、雁字搦めにされている。

そんな感覚も、長いこと抱いていると当たり前になって、
今では悩むだけで苦しくはない。
荷物をまとめて、教室を後にした>

ご案内:「教室」から筑波 察さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に雪城 氷架さんが現れました。
雪城 氷架 > 「ふあー……午後は眠いな……」

片目を擦りながらロビーへ現れた少女
欠伸をかみころしながら自販機へ向かい、迷わずコーラのボタンを押した

雪城 氷架 >  
「──あれ?」

カタン、と音がしたあと、バラバラーっと氷が落ちてくる
はずなのだが……そのままジャーっとコーラが注がれる音がした

「うぇ…故障…?」

取り出してみれば当然のように氷は落ちてきておらず、コーラは普通に注がれていた
一応それなりには冷たいが……

雪城 氷架 >  
「…はぁ、まぁいっか……」

暑い時期である
もっと冷えたコーラが飲みたかった

とはいえ特に問題はない

ロビーにいた事務員さんに氷出なかったよ、と伝え、ロビーのテーブルに適当につく

雪城 氷架 >  
「くるくる~…っと」

頬杖をつきながら謎の言葉を呟いて、指先を紙コップの上でくるくるとまわす

程なくして指先程の小さな氷が発生し、ぽちゃぽちゃとコーラを波打たせて落下する

雪城 氷架 >  
「…うん。やっぱマシになったな」

コーラの温度が…ではなく
自身の異能のコントロールが、である

「…にしても、なんでだろ。急に」

氷によって更に冷えたコーラを口に運びつつ、考える
去年の中頃から、ずっとずっとまともに異能が制御できなかったのが、
唐突に昔に戻ったように自在に使えるようになったのだ

雪城 氷架 >  
変わったことと言えば、環境か
小遣いの為にアルバイトしていたのを、
一応今年には学園卒業を目指して辞め、学業に専念しはじめたのだったが…

「(でもそういえばバイトはじめてからだっけ、おかしくなったのも)」

さすがにアルバイトが原因で異能が制御不能になるなんて考えられない
そんな突飛な理由でなんてことは流石に頭がよろしくない氷架でも解かる

ご案内:「ロビー」にイチゴウさんが現れました。
ご案内:「ロビー」に宵町 彼岸さんが現れました。
雪城 氷架 >  
「(小難しく考えてもしょうがないか…)」

悪い自分の頭ではロクな推理ができる気もしない
自分の周りで起こった妙な事件なんかも、風紀や公安委員達が調べてくれている

……異能が使える、というだけのただの一般生徒、
首を突っ込みすぎるのはよくないと、周りからも言われている

なんとなく、コーラを飲みながら辺りを見回す

イチゴウ > ガッチャガチャと生物が立てないであろう
金属音を響かせながら風変わりな四足ロボットが
ロビーへとやってきて自販機の前へとたたずむ。

「ここの自販機だな。」

まるで確認するように低音の合成音声で
そう呟けば後ろ二足で直立するように立ち
前左足で体を支え前右足でジュースを買うために
ボタンを押そうとするが

「届かない。」

ロボットのボディは全長120cm前後。
悲しい事にあとほんの数cm足りていない。