常世学園にある大図書館群である。常世学園では異能や魔術含めてあらゆる分野の書物を集めており、いくつもの大図書館が立ち並んでいる。
稀覯本など特殊な書物などは特別な手続きが必要だが、それ以外の本は正規の学生証を所持している学生や職員なら自由に借りることができる。
それ自体が魔力を持つような強力な魔導書はある程度魔術についての知識や技能があるものでなければ借りることはできない。
また、図書館群の奥には「禁書図書館」というものも存在している。主にこれまでの歴史で禁書とされたり、焚書にされてしまった本などが置かれている。
強力で危険な魔導書なども置かれており、普通の生徒は入ることを許されておらず、存在も公開されていない。
しかし、その割にはあまり厳重な警戒とはいえず、普通の図書館から迷い込んでしまう可能性もある。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:38:51 更新
ご案内:「休憩室」から雪城 氷架さんが去りました。
■雪城 氷架 >
危なげなところもあるけど、可愛くて見てて飽きない先輩だな
そんな印象を受けていた
「ありがとう、ね」
一人になった休憩室で呟く
自分がした苦い経験や思い出は、ちゃんと人の役に立つ
異能も同じ、一度は呪ったこともあったし、制御できなくなって悩んだこともあったけど
きっと自分の異能の力も誰かの役に立てる
そう一念発起したあのときのことを、少しだけ思い出した
「どういたしまして」
誰ともなしにそう答えて、自分もまた休憩室を後にするのだった
ご案内:「休憩室」から尋輪海月さんが去りました。
■尋輪海月 > 「…………楽しく出来るように頑張ります」
にへ、と似たように笑った。先輩、というオーラは微塵もないが、どこか人懐こい顔をしていた。
「……お母さんが、学生……で、先生で…………ははは、ふーん、ほー。」
大体分からなかったようだ。雪城家恐るべしと頭に刻み。
「……私学校からはちょっと遠い量だー……うん、ほら、そっち側の量費高いし、あと、バイク停めるところとか……あはは……」
「うんヤバい!結構ヤバいね!!」
こっちは弾かれたように上着をばさっと羽織り、肩掛け気味に休憩室の出口に向かう。
…………が、そこで振り返り。
「氷架」
…………ぱっ。
「……ありがとう」
…………お礼をのべてからは、急にきゅっと顔を引き締め、アイルビーバック!などとサムズアップをしてから、飛び出し
…………戻ってきて、空き缶をちゃんとゴミ箱に捨ててからまた2回目の上の所作をして出て行ったとか。
■雪城 氷架 >
「うわあ頼りにならなさげ……でもまぁ…」
うん、と頷いて
「一人でやるよりは勉強だって楽しいかもな」
にへっと笑って見せる
何よりもモチベというものが重要なので、勉強には
「じゃ私も海月って呼ぼうっと。ああ、お母さんは同じく学生やってるけど寮で別部屋、あとは先生やってたり、父親は研究者だからほとんど会わないなぁ、私も女子寮だよ」
そう答える
家族で島に来ているにしてはばらばら、まあ珍しいかもしれない
「え、やばいじゃん急げよ~。
私も帰ろ…」
隣の椅子に放り投げていたバッグを肩に掛けつつ、立ち上がっていつぞやのようにうーんっと背伸びして背中を反らせた
■尋輪海月 > 「う”っ。…………い、いや大丈夫。講義の内容とかはノートに全部書き写してるし……うん、資料は充分ある。あとは私の集中力が続けば大丈夫!」
ダメそうだ。
「……家族とかぁ。実家暮らしなのかな。じゃあ氷架、でっ」
呼び捨て。綺麗なツインテールに戻っていくのを見つめていたが、は、とガラパゴスケータイを再び開いた。
「……かっ飛ばせば間に合うかなぁ……バイト……」
忘れてたらしい。
■雪城 氷架 >
「マジ?助かるなぁ。
それじゃそのへんのわからないトコの整理も兼ねて今度勉強会しようか。
あ、でも先輩単位落としてんだよなー教えられんの?大丈夫?」
怪訝。
「ん…じゃあ私のことも氷架でいいよ。
島には家族で越してきてるから、"雪城さん"は他に3人いるんだ」
よっこいしょーっと突っ伏していた机から復活
少し乱れたツインテールをくいくいと指で直す
■尋輪海月 > 「……うわぁ、私と全く同じ方向だ……いや、加えて材料工学とかもやってたっけ。どの辺?何分からんの?教えちゃけるよ〜?」
範囲もろ被りだなぁ。とにこにこしていた。教えられそうだと喜んでるらしい。そして言葉尻に訛りまで出てきた。
「……それはそれで需要が……ヴっ、ううん!何でもない!!よーし!!今度一日一緒に勉強とお買い物とツーリングしよっか!!先輩と!!…………って、あぁそうだ」
ぽん。手を叩いた。
「……先輩って呼び方、ナシ。あと、ミヅキって呼んで欲しい。字は海に月って書くんだけど……」
海月(くらげ)。
■雪城 氷架 >
「…物理。私の異能は特に物理学とか熱力学に関係してるからそっちの単位落とせないんだ」
うだーっとテーブルに突っ伏した
本当に勉強が苦手らしい
「…いいんじゃない?私だって、性格も口調もこんなだし。
周りがせめて見た目だけでも女らしくーとかやってなかったらもっと悲惨な育ち方してた気がする」
女としてどうの、みたいな言葉にはテーブルに突っ伏したまま視線だけを向けてそう返していた
■尋輪海月 > ━━━━━━━━もだっ。
不思議な動きをした。
片手が顔をおさえ、片手が胸を押さえる。赤くなった顔を隠してしばらく震えたかと思えば、ゆっくりと天を仰ぎ、何か浴びるような所作をし。
そしてどこかに小さく手を合わせた。
━━━━からの、何事もなく振り返って。
「……因みに、苦手な科目とかは?えっと、2年までは大体の講義参加してるから、教えるのはなんとかなる、し」
そこは先輩らしく、わからない所を教えたい所存らしい。
「……え、あ、そ、そうかな?……うん、好きなことにはそりゃもう熱が入るよ……バイクは特にね。昔から好きな乗り物だし、実家の本棚なんて雑誌でみっちみちだったし、自分のバイクの整備なんかも本見ながらやってて……うん、凄いバイク熱だなぁ私。女としてどうなんだろほんと」
■雪城 氷架 >
「うん。なんだから、経験をいかして…なんて偉そうなことは言えないけど、
将来はそういった自分の力に悩んでる異能者の子の力になれる仕事がしたいなと思ってる。
…そのためには勉強しなきゃいけないんだけどな」
苦笑して頬をかく
サボっているという言葉通りに、どうにも勉強が苦手のようだった
「お、おう…。……うん。
今の先輩のがよっぽど活き活きしてんじゃん」
熱の籠もりようといい、よっぽど先程までよりも、楽しそうに見えた
■尋輪海月 > 「……そ、うなんだ」
ちらり、と。
先程氷漬けにされていた空き缶を見た。……もう既に氷は溶けているだろう。
拾い上げ、手の中の冷たさと━━缶のフタ付近の、温い感覚に、唇を強ばらせながらテーブルに置き直す。
……窓からの風景を一瞥してから席に戻る。
「……逃げっぱなしだった。うん、これじゃ先輩、なんて威厳無いに等しいよ。異能も人も怖くって、今まで何やってたかって、アルバイトとバイクで一人ツーリング……何も考えてないから卒論なんて書けなかったし」
だから、今なんだろうと。頬をかいた。
「……そこは大丈夫。私工業高校出身だし、あと、ツーリング歴も高校からだし、良いもの置いてるショップなんかも私のアルバイト先にあるよ。そこで装備一式買ってから後ろに乗ってもらう。
……綺麗な女の子がバイク事故で大怪我なんて絶ッ対許さないしね!後ろに乗せる相手にもフル装備は基本!あとメットはフルフェイス!ジェットの半メットとかダメ絶対!!」
突然熱が篭った。なんかそこに妙な意思の強さがある。
■雪城 氷架 >
「私も、異能が発現したからこの島に引っ越してきた。
その異能の力も、多分今でも制御しきれてるとは言えない。
だからまぁ……先輩の気持ちもわかるよ。
私も他に縋るものがなかったら、制御薬なんて夢のようなモノに縋ってたかもしれないし」
すっかり静寂が訪れた窓の外を眺めながらそう言葉を続ける
外はちょっと曇り空、そろそろ一雨来そうだ
「多分、逃げてもいいんだとは思うよ。でも一度逃げるとずっと逃げ続けなきゃなんないから、それもしんどいかなって」
窓から向き直って元々座っていた椅子へとどかっと書け直す
少し冷めたココアを口に運んで…
「バイクショップ?いいけど、私なんにもわかんないぞ」
えすこーとしてもらわないと、と軽口を叩く
■尋輪海月 > 答えはない。
…………と言うより、それが答えだ。図星。
ゆっくりと間を開けてから首を縦に振る。
「……地元さ、異能、なんてものが無かったからね」
━━小さく呟いた一言が、ほぼ全てを物語る。
画面に映った新しい連絡先を確認すると、ぱたんと折り畳む。
「…………怒ってもらえても、正してはもらえなかったし。うん。探せば良かったな……逃げなきゃ良かったって、今思った」
「…………それについては、近いうちに。多分、凄く危ない異能だ。本当に……危険な、異能、だから」
濁る言葉を、それでも告げた。それから、
「…………だから、今度ゆっくり話したいな。大型免許持ってるから、後ろに乗せて走るくらい、なんて事ないし。あぁでもそうなると私のヘルメットだと大きいかぁ。アーマーとかも予備あったっけ……買い足そうかな……」
などと、またあっけからんとした先輩の顔はみるみる悩み込み始める。
それがきっと本質だ。悩み出すと内側でぐるぐると回る性格。
……そして。
「……よし!雪城さん!今度バイクショップ行こう!メットとアーマーと、出来ればスーツと!!」
■雪城 氷架 >
「振り回されることもあるかもしれないし、危ないこともあるかもしれないけど…。
多分それ、先輩が自分で一人でなんとかしようとしてたからだろ」
あ、ガラケーなんだ、と思いつつ、まぁ赤外線通信ができれば問題ないなーと連絡先のやりとり
「さっきも行ったけど人間って色々間違えちゃう生き物だから、一人ではうまくいかないんだよ。
間違ったら正してくれるヤツとか、怒ってくれるヤツとか、いないとダメなんだと思う」
連絡先の交換を終えて、スマホをポケットへと仕舞い込む
改めて、眼の前の先輩へと視線を向けた
「先輩の異能が本来どういうものかしらないけどさ、
あの缶の動きなんかだったらやべークスリじゃなくったって、私の力でも止めれられる。
いいじゃん、バイクの話。私身長低くてバイクとか乗れないからなんなら後ろに乗っけてどっか遊びに連れてってくれてもいいぞ」