2015/06/02 のログ
ご案内:「図書館」に相楽 満さんが現れました。
■相楽 満 > 「さてと……」
医学書を一冊、手に取り席に着く。
この歳の男が読むようなものではないが、彼にとっては命にかかわる事態だ。
手を抜いてはいけない。抜いたら未来は無い。
■相楽 満 > 「とはいえ、難病指定の病気にどうこうしたもんじゃないしなぁ……一応最近は余命が数年伸びたくらいッスか……」
ばらばらと本をめくり、該当のページを目にしてため息をつく。
己の体を蝕む病は進行しているのか停止しているのかもわからない。
もし異能が無くなれば死が待っているのだ。
■相楽 満 > 死の恐怖に追い立てられるように、勉学とトレーニングに励んできた。
光明のひとつも見えなければ、これもいつか折れるかもしれない。
医学書も結局はあてにならない。その本を放り出した。
「……やってらんねーッスね。これ。なんか異世界から来てる人とか居るし、手がかりがありゃいいんだけど」
■相楽 満 > ぶぁーとため息をつきながら机に突っ伏した。
「やーっぱダメッス。一日二日勉強しただけじゃやっぱ無理かぁ」
机に顔をくっつけてぼーっとする。
なんともだらけた学生の図。
■相楽 満 > しばし静かになる。
突っ伏したまま寝ている。
「じゃねーッス、寝てる場合じゃねーッス」
がばっと起き、大きなため息とともに本を元の棚へと戻しに立つ。
■相楽 満 > 「……やっぱトレーニングしよっかな。無駄な時間作ってる場合じゃねーッス」
大きな伸びをして、席をきれいに戻し。
くぁ、とおおあくびをして外へと出て行った。
ご案内:「図書館」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「図書館」に谷蜂 檻葉さんが現れました。
■谷蜂 檻葉 > 「これでもない……か。」
何冊かの本を目前に積んだまま、読んだ本を横において閉じると
メガネを一度外して目頭を押さえる。
■谷蜂 檻葉 > 「やっぱり、怪異について調べるなら実地調査するべきなのかしら……?」
そう言って眼鏡をかけ直すと本を纏めて本棚へと戻り、丁寧に戻していく。
■谷蜂 檻葉 > 本を戻し終わると、お気に入りの本 『妖精大全』 と書かれた小さな小冊子を別の棚から取り出してまた席に戻る。
■谷蜂 檻葉 > (………?)
視線を感じて顔を上げる。
ご案内:「図書館」に和泉 兼次さんが現れました。
■和泉 兼次 > ちょうど、少女のすぐ近くの本棚の間から出てくる。
手には少し厚めのハードカバーが一冊。
そのまま少女の背後を抜けようとする。
■谷蜂 檻葉 > (気のせい? あ、そうだ。今度のレポート用の資料を―――)
ちょうど、和泉が背後に来たタイミングで椅子を引いてしまう。
■和泉 兼次 > 「…っと…!?」
かたん、とちょうど腰の部分に当たった。
少しだけよろめいて、ハードカバーを取り落としてしまう。
「あ、すみません…。」
拾うより先に謝った。
■谷蜂 檻葉 > 「ひゃっ?! え、あっ! こちらこそごめんなさいっ!」
こちらは逆に落としたであろう本に先に気付き、拾ってから謝った。
「通ったの、気づかなくて……。これ、貴方のですよね?」
ハードカバーをパンパンと軽くはたいて差し出す。
■和泉 兼次 > 「あ、ありがとう。」
表題は、割と有名なファンタジー小説のタイトルが書かれていた。
恐縮してそうな相手に心配かけないよう小さく笑みを浮かべて、
差し出されたハードカバーを手に取る。
■谷蜂 檻葉 > 「!」
目ざとく、表題に気付くと同好の士を見たような笑みを見せる。
「どういたしまして。……それ、これから読むの?」
■和泉 兼次 > 「…え? あぁ、うん。割と暇してて。」
借りていこうかな、って思ってるんだけど。と続けた。
少し驚いたような表情を見せた。
「面白いのかな?これ。 有名だけど。」
と少し本を掲げる。
■谷蜂 檻葉 > 「うん、うん! 最初はありきたりっていうか、王道過ぎないかなーって思うかもしれないけど、真ん中過ぎた当たりから一気に盛り上がるから途中で投げずにキチっと読んでほしいな!」
大人しそうな見かけの少女だったが、やや熱が入ったように語る。
■谷蜂 檻葉 > と、貸出の委員がジッと見ていることに気付いて赤面して顔を少しうつむかせる。
「と、兎に角面白いから。 是非。」
■和泉 兼次 > 「え?…あ、うん。読書しないわけじゃないから、ちゃんと読みきるよ。」
ちょっとびっくりした表情を浮かべた。
大人しそうな外見をしていると思ったけれども。
こちらを見ている図書委員に『すみません』の意を込めて小さく会釈をしたおいた。
「あ、俺。常世の2年生。和泉 兼次。…さすがに同じ学校だよね?」
■谷蜂 檻葉 > 「私も二年。谷蜂 檻葉(タニハチ オリハ)っていいます。 勿論、”二級”でも”違反”でもないわ。」
「読み終えたら、出来れば感想教えてね。 ……その、わりと熱血物だからあんまり友達で読む子いなくて……」
えへへ、と小さく頬をかいた。
■和泉 兼次 > 「谷蜂さん、か。」
こんな子もいるんだな、とふと思った。
少し拍子抜けしたような表情が見れる。
「感想か。…ちょっと恥ずかしいけど。そうだね。読み終えたら。」
よくここにいるの?と訊いてみる。
■谷蜂 檻葉 > 「最近は結構入り浸ってるかも……?ここなら調べ物も勉強も捗るし。」
「ここか、カフェテラスか……うーん。改めて考えるともっとアクティブに動いたほうが―――」
怪異とかに出会えるのかも……。
言葉の末尾は、聞こえるかどうかの小さな声で呟いた。
■和泉 兼次 > 「…そうか、勉強熱心なんだね。」
その辺は、うん、第一印象通りというか。
ちょっと苦笑した。
「動いたほうが…? えと、どうかした?」
よく聞こえなかったらしく、不思議そうに聞き返す。
■谷蜂 檻葉 > 「そうでもないよ。そうじゃないと、大変だってことだもの。」
貰うように、くすくすと苦笑する。
「動いたほうが健康にいいのかなって、ね?」
あんまり真っ白だとね、と腕を軽くまくる。
……確かに普通の子に比べて(どれほど比較対象を見たことがあるかは置いておいて)白くて細い腕だった。
■和泉 兼次 > 「缶詰するくらい勉強してるわけじゃないって事か。」
そうかもしれない。余裕があるようだし、と思いなおす。
「…そうだね、読書も楽しんでいるのなら。」
「あ、えっと………女の子はやっぱりそういう事気にするよね。」
白い肌を一瞬見て、すいっと視線を逸らした。
微妙に照れているように見えるかもしれない。
■谷蜂 檻葉 > 「そういうこと。 ……っていうか、ここ飲食は非推奨って話だから缶詰はキツイかなぁ。」
本に、持ち込みPC用の電源。 どちらも確かに飲食品は厳禁だろう。(明確には貼りだされてはいないが。)
視線をそらす和泉には(表題には目敏く気付いた割に)鈍く、小首を傾げるだけに留まる。
「ね、和泉君はどう思う?」
言外に、色白か色黒 の是非を問われているようだ……。
■和泉 兼次 > 「その場合は中断してカフェにでも行くのがいいとは思うけれどね。」
テスト前とか人気なのかな、と呟く
多分人気なのだろう、という予想はつくが。
「えぇと……。」
困ったな、というような表情だ。答えにくそうにして、半歩下がった。
視線は勿論逸らしたままである。
■谷蜂 檻葉 > 「むしろ最初からカフェに居る子の方が多いんじゃないかしら?」
テスト前の人数差はどうだったか。
元より注意深く、記憶力のある頭ではないので曖昧に答える。
「……あ、困らせちゃった? ごめんね、そんなつもりなかったんだけど。」
容姿に特段気を使ってないからこその言葉だった。
反応に少し赤面して入るが、聞く意味も社交辞令を出ないつもりのようだ。
――その時、檻葉の懐の携帯が鳴る。
「ん……はい。 はい……ええ、はい。それでは。」
「えへ……呼び出し喰らっちゃった。 じゃ、また会おうね、和泉君。 感想きかせてねー!」
机に図書館の蔵書である『妖精大全』置き忘れたまま、パタパタと図書館を出て行った……。
ご案内:「図書館」から谷蜂 檻葉さんが去りました。
■和泉 兼次 > 「…あぁ、それはそうかもしれないね」
需要はあるのだろうけれど、多くの学生がテストなんて嫌なものだろう。
「あ、いや…。」
答えにつまっていると、謝られた。
呼び出しに答えて去っていく姿を見送る。
「……なんか、悪い事しちゃったな。」
おや、と机の上を見る。
妖精、好きなのかな?と少し考えた。
■和泉 兼次 > 考えていても仕方が無い。
嘆息すると自身の持ったハードカバーと、『妖精大全』を持ってカウンターへ。
貸し出しの手続きを済ませ、2冊の本を持って図書館を出て行く。
ご案内:「図書館」から和泉 兼次さんが去りました。
ご案内:「図書館」にひなせさんが現れました。
■ひなせ > ああ……うー……(げんなりした顔で図書室に入ってくる。いつもの鏡は持っておらず、かわりに大量のプリントを抱えている)
どうして……どうして……(覚束ない足取りで机の一つに座り、プリントの束を乱暴に置いた)
■ひなせ > また遅刻したぁ……!また教室に!辿り着けなかったぁ!(机にダァン!と派手に突っ伏した)
■ひなせ > 宿題こんなに!こんなにたくさん!できるわけない!無理!明日までになんて!(突っ伏したままプリントをバンバン叩いている。一番上の紙が少し折れた)
ご案内:「図書館」にシュリクさんが現れました。
■シュリク > (学園に来た目的の一つ、図書館で早速歴史のお勉強をしていたシュリクちゃん)
ううむ、やはり異邦人街の図書館とは比べ物にならない蔵書量……来たかいがあったというもの……ん?
(途中、何やら騒がしくわめきちらす少女を見つけた)
どうなさったのですか、図書館で騒ぐのはあまり褒められたことではありませんよ。
■ひなせ > むずかしい……無理……さよなら進級……へあ?(顔を横に向けてシュリクを見る。話しかけられるまで人がいることに気づかなかったらしい)
あ、ごめん……静かにするね……(突っ伏した状態から少し身を起こし、一番上のプリントを取って問題を見て)
やっぱり無理ぃ!(もう一度机に頭を打ち付けた)
■シュリク > ふむ。(ひなせが見たプリントを一枚取って)
ああ、なるほど。課題が分からず苦悩している、ということですか。しかし、頭部に衝撃を加えるものではありませんよ。脳細胞というのは酷く脆いので、叩くとそれだけで数千もの細胞が死滅するのですよ。それに、静かにすると言ったその次に騒ぐとはどういうことなのですか。
(どうしようか、瞬間迷って)
よろしければ、お手伝いしますが。
■ひなせ > うん……遅刻しすぎた罰にたくさん……
あっ、それ聞いたことある!どうしよう、たくさん死んだかなー、ただでさえ少ないのに困る!(額を軽く摩り)
ご、ごめん……あまりに絶望的すぎて……え!いいの!(手伝う、という言葉を聞いた途端勢いよく立ち上がった……せいで、派手にガッターンと椅子が倒れた)
■シュリク > 遅刻は罰せられるべきですからね、当然の報いと言えるでしょう。何故遅刻を?
脳細胞は脆いですが、使えば使うほど増えていきもします。つまり、減った分脳を使えばいいのですよ。
ええ、私としても貴女を放置して調べ物をするのは難しいと思いますので。……とりあえず、落ち着いてはいかがでしょうか
(横転した椅子を立たせて、座れるようにしてやる)
私のデータは些か古いので現代のそれと違う場合もあるでしょうが、まあ、なんとかなるとは思います。
■ひなせ > 学校、広いでしょ?迷って教室になかなか行けなくて……(普通ではないレベルの方向音痴のせいだが、そうは言わない)
ご、ごめんまた椅子……あ!じゃあ使って増やす!ありがとう、落ち着く!
データ……?(首を傾げ)あ、そうだ!私ひなせ!比良坂ひなせ!きみは?
■シュリク > まあ、確かに広くはありますが……覚えられないというのであれば、誰かと一緒に登校するという手段はどうでしょうか。
はい、それがいいと思います。逆に、脳とは使わないとどんどん腐ると言います。貴女はまだお若い、思考を放棄してはいけませんよ。
(そんなことを、10歳ほどにしか見えない幼子が言ってのけた)
比良坂ひなせ。……登録しました。私はシュリク。機械人形です、よろしくお願いします。(ぺこり、と頭を下げつつあっさりと自分の正体を口にした)
■ひなせ > だれかと一緒にかぁ……一緒に行く人はいないんだけど……一応案内はしてもらいながら行くんだけど、うまくいかないんだよね!
若いって、きみのほうが年下じゃ……機械!シュリクちゃんね!え、機械なの?(周りをぐるぐる回って、あなたの姿を確認し)
えー!全然わかんなかった!(驚いた様子だ)
■シュリク > 貴女がどの程度の、所謂方向音痴なのか存じませんが、案内されてダメなのであればやはり友人らと最初から最後まで行くことをお勧めします。この調子で遅刻し続けていれば、(山となっている課題を見て)無尽蔵に課題は増え続けるでしょう。
私は凡そ6000年前に製造されておりますので、年下ではありません。殆ど休眠状態で過ごしましたが……。
(自らの周りをうろちょろするひなせを目で追いながら)
そういえば、草薙も珍しがっていましたね。この時代は機械人形はあまりいないのですか?
■ひなせ > ほっ……方向音痴じゃない!(ここだけとても大きな声で)
ん、んー……でも、確かに、このままじゃいけないよねぇ……(げんなりした顔で課題の山を見る)
ろくせんねん……(想像もできないようで、頭の上に?でも浮かんでいそうな顔をして)じゃあ、大先輩?シュリク大先輩って呼んだほうがいいかなぁ……?
他の人も?うん、機械人形の人みたのわたし、はじめてだし!