2015/09/03 のログ
四十万 静歌 > 「――」

帰りましょうか、と借りた本を手に帰ってゆく――

ご案内:「図書館」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「図書館」に鏑木 ヤエさんが現れました。
鏑木 ヤエ > (高いところにある本を取ろうとしてぴょん、とジャンプしながら手を伸ばした。
 生憎のことに身長は高くない。
 引っ掛けてしまった本を数冊バサバサと降らせながら溜息を吐いた)

「………バリアフリー、ってんでしたっけ」

(忌々しげに眉を下げる。
 落ちた数冊の中には取りたかった本がなかったらしく、見るからに不機嫌そうな表情を浮かべた。
 濁ったクリーム色をした髪から紫色の瞳が忌々しげに本棚を見つめた)

ご案内:「図書館」に谷蜂 檻葉さんが現れました。
鏑木 ヤエ > (また溜息。
 溜息一回で幸せが逃げるというならば先刻から軽く一週間分くらいは
 裸足で幸せが逃げていきそうな重苦しく恨めしい溜息。
 ちらちらと刺さる周囲の視線も痛い。
 ───落ちてきた本が直撃した脳天も中々に痛い)

「なーんで図書館ってのは低身長に優しくねーんですかねえ。
 図書館だけじゃなくてもなんか悪いことしたのかってくらいには───」

(ふるふると首を横に振る。
 それに合わせてふわふわと髪が揺れた)

「………高身長のが頭打ったら痛そうですね」

谷蜂 檻葉 > 交代の人手に合わせて、戻り際に書架の整理を請け負ってカウンターを出る

「それじゃあ、こっちの返却本戻したらあがりますね。」

手を振って、本を片手に本棚の間に足を向ける。
と、その視線の先で本の雨を受ける生徒を見かけて早足で向かう。

「―――あ、その。……だ、大丈夫ですか?」

酷く重苦しいため息をつくその姿は大丈夫じゃないのは見て解るんだけど。


「えと、何か、本をお探しで……?」

暗い雰囲気の相手に、おっかなびっくり声をかける。