2015/10/03 のログ
ご案内:「図書館」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > 「~~♪」

のんびりと、どんな本を読んで借りようかな、
と本棚を眺め回している。

あっちへいったりこっちへいったり忙しいが、
中々良さそうな本が見つからないようだ。

四十万 静歌 > 「純粋に物語を楽しむか、
 それとも、勉強系に走るかは、
 割と悩むんですよね……」

うーん、と、ああでもない、こうでもないと、
一冊抜き出してページを見ては戻すの繰り返しである

四十万 静歌 > 「――」

うーん、と。
悩んだ末に何冊か本を抜き取って、
そのまま読書スペースへ行き、
本を開いて読み始める。

――どうやら魔術の入門用の本のようだ。

ご案内:「図書館」に流布堂 乱子さんが現れました。
流布堂 乱子 > 空気を孕んで、ぶおん、ぶおん、と何かが揺れる音がする。
図書館の絨毯を踏みしめる重い靴音と一緒に、
なぜだか明かりがゆっくりと読書スペースへと近づいてくる。

「……こんばんは。」
左手に分厚い講義要項と、
右手にはどこか古い作りのランタンを提げて、
乱子は静歌に挨拶をしてから、その隣の椅子を引いて座る。

その手元の本を見てから、
「なかなかマジシャンらしいことをしてらっしゃるんですね。」
と、冗談なのかそう呟いた。

四十万 静歌 > 「こんばんは。」

栞を本にはさんで、
にっこりと横にいる乱子へと微笑みかけるだろう。

「まぁ、マジシャンらしいかどうかは分かりませんけどね。
 私に魔術の素養は基本的にないようですし?」

ね?と口元に人さし指をあててウィンクする。

「乱子さんの方は――
 お勉強ですか?」

流布堂 乱子 > 「大統一理論が有るならまだしも、
この学園だけでも学び尽くせないほどの魔術系統がありますから。
あるいは似合いのものが見つかるかもしれませんよ。
……むしろその格好で魔術が使えないというのが似つかわしくない、という見方もありますけれど。」
ウィンクを受けると、ちょっと目を上のほうにそらして。
その後、もごもご言いながらちょんと指でランタンをつついて火勢を増やした。
パッ、と光量が増して、ドッグイヤーがいくつかついた講義要項を照らす。

持て余した感情の投棄を済ませてから、
「……お勉強、を始めようかなと思っていたところです。
いつまでも登録が面倒だからと講義を受けずに居ると、雑用ばかり言いつかることに先日気づきましたので。
何かおすすめなど有りましたらお聞きしたいと思います。」
ルフスだった頃の講義登録が抹消されている上、
後期から単位を取るのも億劫では有ったものの。
委員会の方から仰せつかる諸事に押し潰されるよりは、自主休講可能な講義ででも埋めておいたほうがいいという考えだった。

四十万 静歌 > 「そうですねぇ。
 でも、魔術は無くても、手品(技術)はありますから、
 それを魔術みたいに見せるには、
 やっぱり魔術の基本からおさらいかなと思いまして。
 文化祭でもショーをやる事にきまりましたので。」

なんて、えへへと、頬をかきながら、
照れたように頬を赤く染めて笑うだろう。
それにしても――と少し考えて、

「まぁ、確かに知なくば力の作業くらいしか、
 任せることができませんし、ね。
 お仕事の傾向にもよると思いますし――」

うーん、とちょっと考えて――

「ええ、折角ですし――
 どんな仕事をしてみたいなんてありますか?」

と首を傾げるだろうか。

流布堂 乱子 > 「ショー、ですか。それはおめでとうございます。
静歌さんの手品をしっかり見られるのは初めての機会ですから、
何処かから見させていただきますね」
照れたように笑うさまに、乱子も少しだけ頬を緩ませて。

「……しかし、門外娘の意見ですけれど。」
「魔術に見せかけてしまっては、この学園ではあまりウケないのでは…?」
努力している相手にいうべきではないと思うのだけれども、
珍しく言いづらそうに、おずおずとその意見を述べた。

仕事の話となれば。
とりわけ、"したいこと"となると、もう一つの仕事の話が飛び出しかねないだけに少しだけ表情が引き締まる。
講義要項をどさりとめくり、ドッグイヤーのついたページを開きながら、
「してみたい仕事でしたら、"いまのところ"はそれこそ力作業というか……
荒事、特に気兼ねなく周りに被害が出せる類が回ってくれば嬉しいのですけれども」
「立場上そう言う訳にも行かず、困っていますね」
そう答えた。
委員会の中で別部署の予算を探ってきたり、根回しをしたり、ギルドからそういう仕事が求められている以上は中々動けない。

そんな欲求不満を顔に滲ませながら、首を傾げた静歌に目線を合わせた。
「静歌さんの手品のように、将来に繋がる技術でも身につけられればよいのですけれど……
今のところは、体の都合で先の見通しもまるで立ちませんし。」

四十万 静歌 > 「ありがとうございます、
 気合いれないといけませんね。」

でも、恥ずかしいですと、ちょっともじもじして――

「まぁ、確かにそういう事もあるのですが、
 それ単体で使う訳ではないですからね。
 たとえば――」

と、んーと、頬に手をやって首をかしげ――
そうだ、と何か閃いたように手を叩き、
右手の指を鳴らすと同時に右手にバラの花を一輪出現させ、
左手でパチンと指をならすと、
バラの花がある頭の部分がぽろりと地へと落ちるだろう

「こんな風に?」

どうでしょう?なんてちょっとドキドキした顔で、
上目遣いに眼を覗き込もうとしつつ――

「それにしても――」

暴れたい、気兼ねなく被害をときいて――

「それなら、
 解体工事関係の資格をとってみる、
 というのはどうでしょうか?」

ついでに建築関係の資格もとってると潰しが効きそうですねなんて笑って――

「解体の知識があれば、
 遠慮することなく力を振るえると思いますし、
 力があるのであれば――
 一つの手ではあるかと。」

なんて頷いて。

「体のことを考えれば、
 もっと大人しい簿記とかの事務スキルがおススメですけどね。」