2016/06/12 のログ
ご案内:「図書館」に伊織 六郎さんが現れました。
伊織 六郎 > 手に入れた異能なんだか、魔術なんだか、の調べ物をしたいので図書館にきてみた。
見た目、ヤンキー崩れなので似合ってないこと夥しいのはわかっているんだが、まあ、人気も無いので構うまい。

読書スペースに陣取って、まあ調べられる範囲で調べていこう、という流れ。

調べたいのは ランプの精 と カイン という名前の何か。

伊織 六郎 > ランプの精といえば『アラビアン・ナイト』のアレしか思いつかんので、まぁちょっと一回調べてみるか?ということで、手っ取り早く本を読んでみる。


しょうがねえだろ、最近出くわしたんだから!
ゴミ捨て場のランプ擦ったら出てきたんだから!

ちなみに、誰にも話していない。
当たり前に 伊織、貴方疲れてるのよ と言われるのはわかってるからだ。

伊織 六郎 > どうも、「アラジンと魔法のランプ」にはアラビア語の写本や原典には無いらしい。

この話はハンナ・ディアブっていうキリスト教徒が言い出して、それをガランだかガワンだかってヤツが正式?に本にしたのが元である、と。
つまり 魔法のランプ の物語の大元はアラビアンナイトではないみたいだ。

ということは、調べる方向性はアラビアの逸話とかその辺じゃないというのは分かった。

「へー……ほー……」

頬杖をついて、開いた本のページを適当に捲っていく。

伊織 六郎 > どうでもいいけど、叶える願いって3つだったり1つだったりすんのね。

余りサブカルに詳しくない自分でも、色んなマンガやアニメでネタにされてるのを思い出すが、あんまりいいオチは思いつかないのは

  楽して儲かることはない

って教訓話なんだとばかり思っていた。
実際に出くわして力を貰った身としては、非常に宜しくないオチなのでソレは困るが。

「…………アラビアンナイトはもういいや。
 次はキリスト様キリスト様っと……」

あんまり好きじゃない系の宗教ではあるのだけども。
というか、そこで出てくる"カイン"なんて一つしか思いつかない。

旧約聖書『創世記』第4章に出てくる兄弟の兄の方。
うっかり弟を殺っちゃった、人類最初の殺人者様である。

わぁ、ロクでもないね!素敵!

伊織 六郎 > 違う本を捲って、ペラペラ読んでいく。

カイン。
ヘブライ語で「鍛冶屋、鋳造者」だそうな。

神様にガン無視された嫉妬の心で弟を殺っちゃって、追放されちゃったんで鍛冶屋に転向した人。

「こう言っちゃなんだけど、神様がシカトしなければ良かったんじゃねえの?
 どんだけ心狭いんだよ。だから世の中争いが無くなねーんだよ、アホか。」

しっかりしろよ、唯一神。
などと、教徒が聞いたら憤怒の大罪を得そうなことを口走りつつ、読書は続く。

鍛冶だから火の塊でランプから出てきたんだろうか?

  鍛冶だけに火事ってか、喧しいわ。

というか、外見が130%バケモンだったが、アレはどういうことなのか。

伊織 六郎 > 力を貰う時に聞いたことを思い出してみる。

不毛だとか、恵みを断つとか言ってたのは、殺人云々のことだろうか?
火なのは農家を辞めて鍛冶師になったところからだろうか?
  何でそんなにキレて何でもかんでも燃やすような炎を得たんだろうか?

今も自分の寒気を払ってくれている炎はどんだけヤバいもんなのだろうか?
昨日、山で出会った 妖怪:蕎麦食っていけ も若干知ってるみたいなことを言ってたのは、コレ有名な何かなんだろうか?

などなど、疑問は尽きないのだが……

「…………本読んで解決するたぁ、思ってねーけどなあ。
 そもそも、カインがコレなのかもわかんねーわけだし?」

地震の大きさを表す単位の1つ。
カイン(kine)は、地震動の大きさを速度で表しており、1秒間に何cm変位したか(cm/s)を示している。
近年は、大地震の被害状況が、経験的に「ガル」よりも「カイン」の方がより一致することが知られるようになり、地震学者の間ではカインを用いて研究する人が増えているという。

イヤこれはどうでもいい絶対に関係ない話が混じった。

伊織 六郎 > 更に本を読み進める。

あぁ、不毛とかのアレはアベルを殺っちゃった時に

 土を耕しても土は作物を実らせることはない

って宣言されたからか。
じゃあ、あの炎もひっくるめて、カインであって、そーいうものの現れとしての炎なのかもしれない。

これで焼けば、文字通りの……アベルを殺った焼け野原みたいに。
何も残らないから、魂だって灰になって撒かれるだろうということか。


「ぉ、なんか話が通ってきた気がすんね?」


まぁ、全部、何の根拠も無いんですけどね?
なんでランプの中に入ってんのかも全然わかんないし。

伊織 六郎 > 「ちょっと休憩しよ。
   あんまり頭使ってるとバカになる。」

本を開いたままにしつつ、溜息ついて背もたれに体を預けて伸びをする。
バキバキっと肩と背筋が鳴る音が気持ちいい。

ご案内:「図書館」に綾瀬音音さんが現れました。
綾瀬音音 > (宿題を片付けるための資料を返した後、何か軽く読書でも、とふらふらと図書館内を歩く。
時間のせいか書架のラインナップの為か人気は少ない。

そんな所為もあって、無意識に視界に入った少年を見やって、一瞬固まった。
厚着だ。
この季節には些か暑くないだろうか。
そんな視線を思わず向けて、立ち止まった。
距離にしてテーブルひとつ分ほど)

伊織 六郎 > だらっとした、弛緩した空気に入り込んでくる視線を感じた。
天井を見上げていた顔を戻して、見回す……までも無かった、割と近くに居たわ。

「ぁー……  なんすか?
  あ、どれか探してる本あった?すんません、もう大丈夫なんで。」


座っているから、位置的に見上げるような……
目つきが悪いのは睨んでいるわけではない、いつもこんななのだが、のだが、相手にどう映るかは分からない。

5-6冊積み上げた本を慌てて閉じていく様子は、まぁ、大体普通だろう。
着込んでる服以外は。

綾瀬音音 > あははは……ごめん、ええと……
(見上げられる。
初対面だったし睨まれているのか目付きが悪いのかは判別は出来ないが、言葉には威嚇のようなものは感じ取れなかったので、少しだけ内心で胸を撫で下ろす。
動作からも普通……やっぱり威嚇は感じ取れないのだが。

服装が、やっぱり暑そうなのである)

や、本は大丈夫だよ。
ちょっと何となく来ただけだからね。

…………暑くないの?
(慌てている様な様子に気にしないで、と笑って告げると、結局はそんな質問を飛ばしてしまった。
6月も半ば、そろそろ夜とは言え気温もあるし、ここは室内だ。
首を傾げながら)

伊織 六郎 > 「ぁ、そっすか…… まぁ、タダっすもんね、ここ。
 暇も潰せるっすよね。」

一応、本当にこれでも丁寧に接している積りなのだ。
言葉遣いも、育ちが悪いのでこれが精一杯なのだ。

まぁ、本が目当てじゃないようだが閉じた本を積み上げて、脇にどける。
ノートも閉じる。

「ぇ、あー。
 暑くはねえっつうか……オレ、そういう体質なんすよ。
 寒がりっつうか……そんな感じになっちゃったってーか。

 と、兎に角、暑くはないんで、大丈夫なんすよ。」

言いながら、笑ってみせる顔は汗をかいた様子も無い。

綾瀬音音 > 空調も効いてるし、読みたければ幾らでも本読めるし、パソコンもその気になれば持ってこれるし、ね。
こう言うところは便利だよねー。
(言葉からは特に悪意とか兎に角そういうものが無いので、ああ、こう言う口調でこう言う目つきなんだろうな、と勝手に納得する。
もうちょっと話しやすい位置に移動しつつ)

ならいいんだけど……。
体温調節できないと熱中症とかこれからの季節大変だろうから、気をつけてね?
(まあ確かに暑くはなさそうである。
そう言われれば納得して頷いて。
それから)
ああ、敬語じゃなくていいよー。
どうせ大して歳、変わらないでしょ
(言葉の端々から敬語を感じ取って。
雑談モードに入った少女は、座っていい、と彼の前の席を示しつつ)

伊織 六郎 > 「パソコン。
 いいなあ、ノートパソコン……ぁ、どぞどぞ。
 特にオモテナシとかできねっすけど……」

椅子は勿論、どうぞどうぞ、である。
こちらも少し椅子をズラして、座りやすいように気を遣う。

「ほんと、夏とか無理っすわー。
 地殻変動で夏がスキップされればって毎年思うんで……冬も辛いけど。
 いつもより寒いから…… あー、そりゃどーも。
 つってもあんま、言葉遣いとか変わらねーと思うけどな。」

その地殻変動は人類と地球の危機だと思われるが。
大変だよー と、ジャンパーコートの襟をパタパタして見せる。

綾瀬音音 > 持ってないなら学校の使わせてもらえるんじゃないかな……情報処理室とかの。
レポートとか手書きって結構大変だしね。
いいのいいの、ちょっと暇だからお話に付き合ってくれれば
うん、ありがとう
(気を使われればへらっと笑って、彼の前に座ろうか。
背筋が伸びているのは緊張ではなくただの癖だ)

寒いならしかたがないけど、その格好はキツイよね。
夏も冬もそれはそれで楽しいことあるけど、やっぱり過ごしやすさでは春と秋が強いよね。
ん……冬はもうそれこそ着こむしか。
夏は脱ぐには限界あるしね

あはははは……いいんだよ、気持ちの問題だしね
(パタパタする様子に小さく笑って。
本当に大変だね、と)

伊織 六郎 > 「あぁ、パソコン使えないわけじゃねーんだけど。
 なんかうっすいノートパソコン、喫茶店で出してるヤツとかいるじゃん?
 便利だなあ、いいなあ、って思っただけなんよ。
 一応、家にはあるから……古いけど。」

そう、古いけど と、顔にちょっと影が差した。

「何がきついって、 何コイツ って目がちょっと辛いのは事実かなあ。
 あー、アンタみたいに普通に心配してくれる系ならいんだけどさ……

 どっかにさ、保温?っていうのかな。
 身につけてると周りの温度をどーにかしてくれる魔法の道具とか売ってねえかなあ……もしくは、落ちてねえかなあ……」

この見た目だが、割と、喋るらしい。
あと、そんな魔法の道具は無いか、あってもクソ高いと思われる。

綾瀬音音 > ああ、なんか出来る! って感じの人が持ってるヤツだね。
薄いのは持ち運び便利で良さそうだよね、何時でもネットとか出来るのはちょっといいかも。スマホでもいいんだけどね、こう、画面の大きさとかやっぱり。
……物を大事にするのはいいことだよ?
(差した影に気づいたけれど、突っ込んでいいことなのかどうかなんて解らない。
だから、そんなごく普通の言葉しか出てこない)

あー……それはあるかもね。
真夏にその格好だとちょっとびっくりするよね。

ううん……探せば売ってるかもしれないけれど、金額的にどうなのかな……。
落ちてることはないと思うけど
でもそこまで切実じゃないけど、あったらちょっと欲しいよね……。
(学園都市、異能や魔術を研究している場所だし、あるかもしれないと真顔で言うが、実際金額を考えると首を傾げるしかない。
しかし夏を快適に暮らせるとなればちょっと考えたい。
考えるだけならタダだし)

伊織 六郎 > 「そう、意識……意識高いっぽいヤツの持ってるアレ。
 クソが、金持ちめ ってゴメン、変な気ぃ遣わせたわ。」

露骨にでる貧乏人の僻み根性が全力疾走しかけた。
が、相手の気遣いが心に刺さったので、途中で急停止、それ以上の金持ちへの罵倒は出てこなかった。

「だよなー。
 引くの分かってんだけどなあ……でも寒いの辛いしなあ。
 真夏に寒いってのもオカシイ話なんだけどさ。

 きっと高いんかなあー……ここさ、変な研究一杯してる区画あるじゃん?
 そこでテスターとか募集してねーかなあ……

 ごめん、さっきアンタとか言っちゃったけど、名前聞いてもいい?
 オレ、伊織っつーんやけど。」

どっかにそういう、被験者募集みたいな求人コーナーか、求人誌はないだろうか?

綾瀬音音 > 意識高い……。高いのかな。
……あははは、いいよいいよ、そんなに気、使ってないから
(なんか聞こえた気がするけど、余り気にしない。
それなりに苦労しているのかもしれないし、そう言う苦労をしていない自分がとやかく言うことではないと思うのだ)

寒いの辛いなら着てたほうがいいよ、それで体調崩しちゃったりしたら大変だしね。
うーん、体温調節上手く言ってないのかな、一回保健室とかで相談してみたら?

多分、だけどね。気軽に作れれば安いんだろうけど。
ああ、結構いろんなのあるみたいだね。
何かしら募集はしてるだろうけれど、そんなピンポイントなのはあるかな……。

気にしてないよー。
私、綾瀬音音だよ。
伊織君、でいいのかな?
よろしくね?
(被験者募集は探せばある気がすると言いつつも、詳しくは知らなかった)

伊織 六郎 > 「実際、何の意識が高いのか知らんけどな。

 あぁ、脱ぐ気はないし……
 体温調節はなんかおかしいらしいし、原因もよーわからん、って島に来る前に病院で言われたよ。

 ただ、だからって生き死ににゃ直結せんから、大事にしなさいね ってさ。」

一応、もう病院には行ったらしい。
その結果が 厚着して頑張れ という話だったというオチだそうな。
確かに、服を着込んでればいいだけなので、まぁ……うん、というトコロか。

「夏に向けた新製品とかでさ、ありそうな気はするんだけど……
 ちょっと探してみっかなぁ……

 おおありがとよ、綾瀬、綾瀬、な。
 オレは伊織でええよ、君とかちょっと痒いんで、是非、呼び捨てで。」

綾瀬音音 > 勉強意識とか……ここ学園島だし。

原因不明って結構辛いよね。
対処できるのならまだ良いのかもしれないけど。
体質なのかなぁ……。

それならまだ安心……安心できるけど、ううん……!
(厚着位なら生活に不便は少ないだろうし、それで良いのかもしれないけれど、ちょっと唸った。
夏場も冬場も大変そうだし)

あったら良いよね……嬉しいよね。
快適な夏ライフはやっぱり重要だし。
案外普通に売ってそうな気もするんだよね……
(なにせここは異能魔術に関しては最先端だ。
探せばあるかもしれない。無いかもしれない)

呼び捨て……うう、呼び捨てって慣れないんだよね。
伊織、伊織……
(口の中で何度か彼の名前を唱えつつ)

伊織 六郎 > 「………………そーだな、ここ、勉強する場所だったわ。
 はは、そーいやそーだわ。」

物凄い、意外なことを言われたかのように きょとん と悪かった目つきが少し緩んだ後、ちょっと笑った。

「これで死にますっつーんならちょっと困っけど……
 服代がちょっと増えるだけならまぁ……なあ、って感じだべさ。

 なんかさー、そういう良さそうな道具見つけたら教えてくれよ。
 値段とか凄そうだけどさ、あるってだけで目標になるし。」

緩んだ、笑った顔のまま話を続けたが ふと気付いて、ポケットから出したスマホを見た。

「すまねえ綾瀬、そろそろ夜のバイト行く時間だわ。
 ここらでけーる…… あと、そんな頑張らんでもええよ、君でもええから。」

綾瀬音音 > そうだよ!! ここ学校だよ!!
え、学生だよね?
(少しばかり緩んだ目元に瞬きを数度してから。
学生だと思っていたけど違うのか。
それとも学業優先じゃない学生何かなのか。
まあこんな場所だ、目的が様々でもおかしくはないけれど)

死んだら困るよ。
折角だからお洒落も楽しんだらいいんだよ……重ね着ファッション。

うんうん、解ったよ、見つけたら教えるね。
値段もちゃんとチェックしておく。

(スマホを見る動作に、次に告げられた言葉に頷いて)
あ、そっか。
ううん、こちらこそ付き合ってくれてありがとう。
バイト頑張ってね、ええと……伊織。
(呼び捨て慣れてないのでちょっと照れながら。
本人がそう呼ばれたいのであれば頑張りたい心持ち。

彼が行くなら手を振って見送ろう)

伊織 六郎 > 「あ、うん、そう。
 オレ学生、普通の学生。
 ちょっと日々のバイトが忙しくて、学生を忘れがちな学生だよ、普通だよ。」

スマホをポケットに突っ込んで、慌てて弁明。
弁明するけど、言えば言うほど怪しいよね、こういうのって。

「ファッションかあ……よくわっかんねえんだよなあ。
 おお、ちゃんとチェックしたら教えてくれるのか。いいヤツだな、綾瀬。」

ガタっと椅子を引いて立ち上がると、脇に積んでいた本を両手で抱える。
引いた椅子?足で直すんだよ。

「そんな恥ずかしいなら、無理に呼び捨てにせんでもええのに。

 へいへい、こっちこそありがとーよ。
 久々にふつーに女子と喋ったわ……そんじゃ、またどっかでなー。」

よっこいせー と本を持ち直すと、そのままテーブルを去っていく。
とりあえず、本を返さないといけないので、まずは本棚の奥の方へと。

ご案内:「図書館」から伊織 六郎さんが去りました。
綾瀬音音 > あはははは、バイトとかやることあるならしかたがないよね。
でも折角だから学生ちゃんとしようよ!!
(弁明に可笑しそうに笑いながら。
信じてないわけではないし、ここで学校に求めるものは様々だろうし)

男の人って無頓着なのかなー……。
そりゃあね、相互扶助は大事だと思うし。
伊織には必要そうだしね。
(器用だなって足で直した椅子に笑って。
そう思えば結構な量の本を持っているように思うが、何を調べてたのだろうか)

ぅ、でも頑張る……。
その内慣れると思うしね。
ん、じゃあまたね?
(去っていく少年を見送って。
それから軽く伸びをした。
自分はもうちょっと時間を潰してから帰ろうと、立ち上がって椅子を直すと書架の奥へと向かっていった)

ご案内:「図書館」から綾瀬音音さんが去りました。