2016/06/16 のログ
伊織 六郎 > 「知ってんのかよ!
 あれ妖怪じゃねのかよ。 乳は知らんが、足はもうちょっと裾捲って欲しかったなあ。」

何で話が通じるのか、じゃあアレは名のある妖怪なのか。
まあちょっと憶えておくか……

「委員はちょっとガラじゃなくてさ。
 バイトは今模索中っすわ、まだ島のことよくわっかんねえし。

 いやー、親とかもうとっくに居ないんでわかんねっすわ。
 遺産とかも無いんで、もうどうでもいいっすわ、その辺は。」

はははー と笑って、ガイドブックをパタンと閉じた。

リビドー > 「この島の大体の事は知ってるよ。教師だからな。
 ――ははっ。おみ足については今度頼んでみたらどうだい。」

 胡乱に語る。
 彼女については最近ちょっとした縁があっただけでもあるが、それはそれ。

「確かに来たばかりでバイトを模索するのもアレか。
 ……そうかい。立場上紹介できるバイトは少ないが、
 ま、色々探してみると良い。思わぬものが転がっていたりもするからな。
 ……ああ。教師のリビドーだ。以後よしなに。」

伊織 六郎 > 「マジか、教師すげえな。
   つーかあれ何の妖怪なの。やたら蕎麦に拘ってたけど。」

足見せてって言ったら首を持ってかれるかもしれんのだし。
一応、できるだけ詳細は聞いておきたい。

「あぁそうな、変なもん転がってるよな、この島。
 ゴミ捨て場とかに。

 あー、オレぁ伊織っすわ。
 よろしくおねがしゃーす。」

ゴミ箱に魔法のランプがあったりするこの島は、本当に狂ってると思う。

リビドー > 「ああ。アレこそが逆蕎麦アレルギーだ。
 ――ま、趣味だろう。暇が高じると趣味に走りたくなるものだ。」

 くくっ と 愉快そうな笑みを浮かべた。
 嘘っぽいが、それにしては断言めいた迷いのなさだ。

「そうだな。ゴミ捨て場には色々転がっている。
 価値の分からない奴や、分かり過ぎている奴がそうやって捨てていくものだ。
 伊織、伊織か。覚えやすい名前で良いじゃないか。ああ、覚えたよ。」 

伊織 六郎 > 「すまんが言ってるコトが何一つわからん。
 要するに暇な妖怪なんだな?
 大体知ってる先生さん、何の妖怪なんだよ、結局。」

正体になんか言及してくれないのは、この先生の言い回しの問題か?
この先生、持って回った言い回しとかが好きなタイプか?

「まあお陰で特するコトもあっけどー。
 まぁ適当につけた名前っすからね、元の名前わっかんねーもんで。

 まぁ立ってるのもあれだし、座ったらいんじゃねっすか?
 せんせーもさ。」

向かいの椅子でもどぞー と、適当に持ってた本で示した。

リビドー >  
「正体、正体なあ。
 ――喧嘩を売らなきゃ今の所は悪い奴じゃないから、
 彼女の平穏の為にも伏せておくよ。学校に居ない暇な奴って言うのは、大体そういう事だ。」

 首をと手を横に振りつつ言わないと断言。
 席を勧められれば促されるままに座るだろう。
 そうして数冊の本を置く。 背表紙を改めれば、

 【マンガでわかる!蛇の生態】
 【蛇神伝説 -Legend of Snake-】と、銘打たれている事が伺える。
 
「しかし、ふむ。得と来たか?」

伊織 六郎 > 「………………
 つまり、関わるなっつーことな。
 おーけい、分かりやすい。」

つまりは、正体は平穏ならざる者であり。
かつ、今のところは、という点で 面倒ごとになる場合があるということ。
そんなもんには、回避の一択あるのみだ。

「拾ったモンで一割貰えるコトだってあんだろ?
 お徳じゃねーか、へへへ。

    先生さんは何読んでんだ?そりゃあ。蛇でも飼うの?」

持っていた本をなんとは無しに見て、そのままストレートな感想を口にした。

リビドー > 「んー……いや、関わっても良いだろう。
 キミがどうしようもない悪人でなければ、危機にかかわるのならば渡りをつけておくのは悪くない。
 そうだな。どちらかと言えば週刊少年誌属性だ。100円で蕎麦を売る様な奴だからな。
 見込まれれば情に厚い。厚すぎるかもしれないが、キミ程の常識があれば大丈夫だろう。
 

  たぶん。」

 口調は大真面目。内容は冗談めかしそのもの。
 たぶん。と言って見せたが、場を軽くしようとするものと読めるだろう。

「1割って言う所がかわいいなキミは。
 十割二十割――拾ったものでゆすって追いはぐ様な輩も多いと言うのに。
 先生としては安心だが、な。」

 置いた本に言及されれば、困惑顔が浮かぶ。
 先までの所作と違い、作っている様には見えない。

「……いや。必要があってね。
 蛇の哲学を学んでおきたくなったんだよ。この世界にはいろんな奴が居るからな。
 哲学専攻としては拾わずに居るのは沽券に関わる。

 まあ、教師 としての 矜持 だ。」
 

伊織 六郎 > 「先生さんよ。
 何も答えになってねーよ、ワケのわからんモンにゃ触らない。
 コレがふつーの処世術だろ、常識的に考えて。」

無理の無理無理、かたつ無理、と笑いながら手を振った。
妙なもんに関わって酷い目には合いたくはないから、聞いたのだ。

「世の中には弁えるべき分際ってのがあるでしょーや。
 欲しがり過ぎると、何も拾えねーのが世の中じゃねえっすかね。
 大体の人間は慎ましく生きてくもんっすよ。」

ここの島にゃ揺すりタカリと追い剥ぎしかいねーのか?
大丈夫か本当に。

蛇の云々、と言い出した時にはついに は? と口を半開きにして。

「蛇に哲学なんかあんの?」

リビドー > 「かたつ無理って流行ってるのかい。前にも聞いたが、さておき。
 ――教師としてはそう言えんよ。ワケのわからないものを教えて覚えて貰うのが仕事だからな。
 キミの使う日本語だって処世術だって、源を辿ればワケのわからんものだ。」

 こめかみを抑え、角度を付けた視線で伊織を見て、強めに言ってのける。
 いわゆる シャフ度だ。

「本当につつましいなキミは。
 ボクとは大違いだ。……ああ、あるらしい。

 感情を語るなら、もう少し世間話の仕方と言うものを学ぶべきだ。
 蛇の哲学を学んでいるなら謝るけれど、と、言われたばかりでね。
 哲学者としては忸怩たる想いだよ。沽券に係わるから、何としてでも見返せなばなならん。
 いくらボクがひねくれ者と言えど、感情を語れない哲学者などと言われてたまるか。全く。」

 ……表情は険しさを極める。
 怒りこそはないが、意地のようなものは見て取れる。
 

伊織 六郎 > 「おいおい先生。
 わけのわからんもの、だから何なのって聞いたんだ。

 ソレの答えがないのに、一体全体何を教えてるっていうんだ?
 つーかもうこの話題よくね?
 センセーは答える気がない、オレはもう興味が無い、続ける意味ねーぞ。」

あと、面倒くさい、と手を振ってこの話を切りたいと笑った。
口論したって、何の特も無い、と。

「この島はどーなってんだ、欲の深いヤツしかいねーの?
 こんなん、慎ましいっていうより 普通 だろ。

 オレはそもそも襲ってくる蛇のバケモンは見たことあっても、喋る蛇は見たことねえから、知らん。

 オレにゃ感情とか哲学とかよー知らんけど。
 要するに空気読めって言われたんじゃねーのか、それって。」

難しい話とかわかりません、低学力のヤンキーなんで。
なんだか知らんけど、相手と美味く喋れない原因なんて 前提が違う か ふいんき 何故か変換できない が合わない、くらいしか思いつかないのだ。

先生が何でそんなマジになってるのか、わからない。

リビドー > 「……そうだな。」

 神話伝承の区間を指さして、それっきりにしました。

「ああそうだ、空気を読めと言われたのだろう。
 だから彼女の示す空気を学んでいる。哲学ってのはそう言うものでもある。
 普通については、そうも言えるだろう。」

 大きくため息を付いて、疲れた調子で息を吐く。
 が、次の瞬間には愉快そうに笑ってみせ――。

「しかしそうだな。よくわからんと言うわりには立派にモノを語れるじゃないか。
 そこまで断言出来るのは実に好い。キミは決して馬鹿ではないよ。
 ――いっそボクの代わりに教師でもしてみるか? 金に困っているなら給金はやろう。」

 やっぱり愉快そうに笑ってみせました。

伊織 六郎 > 指差された区画は見た が、それを蕎麦妖怪とは結び付けなかった。
蕎麦の神様とか居るとか思えなかったから。
いや、居るのかもしれないけど。

「オレよく知らんけど。
 空気って勉強するもんじゃなくね、そういうもんなの?

 知らん文字の本は読めねえだろ、知ってるヤツに教えてもらわな。
 蛇に聞けばええやん。

   ごめん、その空気分からん。何キレてんのか教えて?

 って。
 本にある コミュニケーション上達法 とか 空気の読める本 とか、役に立った見たことねーぞ。」

金返せって思ったわ、と悪態をつく。
実際に読んだことがあるらしい。

「褒めてもジュース代も出ねぇぞ。
 75円しか持ってねえからな。

 やだよ、教師とか無理の無理、荷物の宅配でもしてる方がマシだ。
 楽だからな、単純労働。」

リビドー >  
「蛇の道は蛇なのは分かっている。
 いずれ聞くつもりはいるが、手ぶらで訪ねる訳にはいかん。
 ……で、そうだな。あの手の本を役に立たないと決めつけるのは流石に早計だ。
 役に立たないが。って言うか読んだのかキミ。」

 しれっと掌を返しつつ、次の話題に流す。

「だが、学べるものであり、学ぶものではあるよ。
 それすら否定されると先生としては心苦しいものではあるが、
 それならそれで仕方あるまい。キミにそれを向けると否定されると学ぶ事が出来る。
 コミュニケーション本が役に立たんはそういう理由だ。アレは下手な哲学書より読み難い。」

 当たり前のようにそう言ってのける。

「そうするならば金を遣るって言ってるだろうに。
 キミの矜持が気になるだけだ。……75円しか持っていないのは予想外過ぎたが。」

 何やら憐みの視線が、伊織に降り注ぎます。

伊織 六郎 > 「菓子折りでも持ってけよ、めんどくせーな。

 バカ、ぼっちを舐めんなよ。
 ボッチってのは、コミュ上手になろうとして、なれなかったからのボッチなんだ。
 そりゃ、本くらい読むわ。読んで失敗して、古本屋に売るわ。」

読んで悪いかと機嫌悪げに眉を顰めた。
リフレインするトラウマ。
本の通りに実践して、空気を凍らせたあのストップザタイムナイトメア!

「せんせーの話、回りくどいって言われたことねーか。
 もちょっと直球投げないと伝わらんコトがあるんじゃねえ?

 ちょくちょく、よーわからんトコロあんぞ。
 オレがアホなだけかもしれんが。

 金は欲しいが、出来んコトはやれん。
 7割くらいの力で生活費を稼いで静かに生きて、異能に頼らない生活をする。
 コレがオレの人生設計だ。

 あと、その目は止めろ。」

しょうがなかったんや。
うっかり缶ジュース買ってしまったんや。

リビドー > 「当然持ってくよ。」

 当たり前だ、と言わんばかりに応えてみせ、

「そうか。それは悪い事をした。
 でも、おかげではっきり言えているじゃないか。」

 そこまで云ってから、一呼吸置き、

「はっきり言うと不足が出るんだよ。
 言いたい事が多すぎるのは認める。ざっくり言うとだな――
 ――もっと欲を持て。普通に生きるのにもそれでは足りん。となる。
 異能や幸運を普通と言うなら話は別だ。キミより生きているものとして断言する。」

 頬杖こそついているものの、今までのどの言葉よりも鋭く言ってのけたでしょう。
 ですがそこに、怒りや害意、悪意はありません。
 純粋に慮るそれであることは、何よりも強く打ち出されています。

「7割くらいの力で生活費を稼いで静かに生きて、異能に頼らない生活をする。
 そんなのはこの世界に大変容が訪れなくとも困難な話だ。歴史を紐解けば分かるはずだぜ。

 だからこそ、普通ってのは考えてしまうと難しいんだよ。
 だからこそ、君の語る普通はもうちょっと聞きたくある。
 語ってくれるなら飯位は奢るが、キミの様子を見るに割に合わないと応えそうだな。」

 ふっ、と、力を抜いて笑ってみせました。
 
 

伊織 六郎 > 「じゃあ菓子折りだけでええやん。

 自分で言わんともう誰も言ってくれんからな、ボッチは。」

ちょっと泣きそうだが、きっと照明の加減のせい。

「欲しがって手に入ったら、無くなった時に悲しいだろうが。
 普通じゃないもんだから、普通になりたいんだろうが。

 …………ちげーか、何かこう、オレの言いたいのはこーいうことじゃねえな。」

欲、欲。
そんなものこれ以上あったかなあ、と、言いながら、頭をガリガリと掻いて、首を振る。
そうしながら立ち上がった。

「異能なんか無くなっちまえばいいのに。
 こんな与太話聞いて面白いかね?先生はよーわからんな。

 焼肉でも奢ってくれるなら、付き合ってもいいけどなあ……
 そんじゃオレはもう帰るわ。

 帰って洗濯しないと、明日着ていく服が無い。」

リビドー >  泣きそうな顔は見ないフリをして、
 違うと悩む素振りには何故か口を閉ざして――

「ただ、そうだな。異能ってのはそうたいしたもんじゃない。
 絵を描くのだってある種の異能だ。……ああ、ボクは好ましい。
 与太話は大好きでね。焼き肉だって奢ってやr――」

 同情の視線、パート2.
 それとは別に、有望と見込むような、期待のようなものが込められていました。

「それは切実だな。
 ……ボクも行くよ。本は研究室で読む。また会おう。」
 

ご案内:「図書館」からリビドーさんが去りました。
伊織 六郎 > 憐れむのなら先に金をくれ。
そんなことを言いたいような、でも流石に言えないような。

「大したもんじゃねえ、異能、な。
 そんなのなら良かったなぁ…………ほんとなぁ……」

自分の持ってきた本を抱え、溜息と鬱々とした顔と共に、その場を離れていく。

ご案内:「図書館」から伊織 六郎さんが去りました。
ご案内:「図書館」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 『山で役立つサバイバル』

長いタオルを首から垂らし、やけにぴしっとした姿勢で椅子に座って真剣な顔でそんな本を読む。
真乃真に登山の予定はない。さらに言えば山籠もりの予定もない。
少し前の失敗で懲りた、そして後から気づいたが山に籠っていては人を助ける事が出来ない。
それでも知らないそれを知る事はきっといつかは自分の為になるだろう。
或いは山で困っている誰かを助ける時にも使えるかもしれない。

「なるほど、食べれそうでもキノコは食べちゃダメなのか!」

この程度の知識であってもないよりはいくらかマシである。

真乃 真 > ペラペラペラとページを捲る。
ときおり「ほう」とか「なるほど」とか呟きながら読み進める。
分かりやすい解説と図解。レベルに合わせたサバイバル術の種類。

「何となく今なら山いけそうな気がする!」

そんな勘違いを誘発するほどに読みやすく分かりやすい。
きっと真の他にもそんな思考に陥った者は多くいたのではないだろうか。
ある意味危険な本であった。

真乃 真 > 本を読む手を一旦止めて一息入れる。
タオルを外して首を回すと改めてタオルの重さを意識する。
更にタオルをを机に置くときにドスンという音がする。

うん、やっぱりこれ重い。
長くて、柔らかくて、時には堅い。
そして汗は吸わないし弾性はあるしなんか光る。

「うーん、なんなんだろうコレ?」

凄い今更だった。

真乃 真 > 見た目はすごい長いマフラータオル。
生地もタオル地だし触り心地も普通にタオル。

「確か風紀委員の先輩にもらったんだっけ…。」

あの先輩はどこでこれを手に入れたんだろう?
異世界に旅立ったと噂されているあの先輩に聞く方法はすでにない…。

「まあなんでも良いよね!」

身も蓋もない。

真乃 真 > 改めてその長いタオル?を首に巻くと再び本を読み始める。
そこには簡単な罠の作り方とかそんな感じの解説が始まっていた。

「なるほど、なるほど!」

外して読んだ方がいいのでは?
そんな疑問を持つことも無く真は本を読み続ける。

真乃 真 > 読み切った…。

「OK大体わかった!」

そんな大きな勘違いをしながら本を閉じて席を立つ。
自信ありげな足取りに長いタオルが揺れていた。

ご案内:「図書館」から真乃 真さんが去りました。