2016/08/10 のログ
ご案内:「図書館」に祐樹臨助さんが現れました。
祐樹臨助 > 以前、記号論理学の本を勧められたので読んでみる事にした。

「命題を記号に当てはめて式に……確かに魔術っぽいものもあるのか」

論理的思考が腐る事はないと思っている。
広く活用出来そうな学問なので、より意欲的に取り組んでいた。
この前の魔術書と違って勝手に魔術は発動しないしな。

ご案内:「図書館」に白泉椿丸さんが現れました。
祐樹臨助 > 意欲的に取り組むもしかし、意欲に知能はついてきていない。
進捗自体は遅く、やっとこさ一冊を半分近く読み進めたがそこまでだって理解が十分だとは思えない。
勉強が苦手なわけではないが、得意かと言われるとそんな事はない。
というかそうだったら魔術はとっくに扱えてる。

「……こんをつめても仕方無えし、他の本読むか。」

もしかしたら別の知識が思わぬところで理解の補助線になるかもしれないしな、なんて思いながら魔術書のコーナーへ向かう。

「さて……何読むかな……」

白泉椿丸 > 重量のある厚底ブーツの、どこか遠慮したような足音が響く。
ごつ、ごつ、と床を踏みしめるそれは――オカマの足音…。

この学園内の静けさ、うぅん!夏休みよねン。
アタシの本格的な授業は夏休みが終わってからだから、今のうちに読みたい本はたっぷり読んでおかなくっちゃ。
ということで、図書館に来たのだケド……。

「さて、何から読もうかしら」

オカマは手帳を取り出し、読みたい本のピックアップを見直す。
多分、この図書館にもあるはずだと、まずは魔術関係の本を―――。

祐樹臨助 > 「あ?」

本棚に大きな影が差した。
邪魔だったかと退けようお思い振り向くと、
なんだか派手な装いの男……男?いや化粧……いやでも男………んん?
まあとにかくデカイ人間がいた。

「っと、悪いな。」

微妙に判断がつかないがともかくそれはそれとしてそこから足をずらした

白泉椿丸 > 「あら、大丈夫よォ」

この隣の棚に用があるから、と笑い返す。
白い羽根を模した肩掛けを軽く直しながら、高いところに置かれている本をヒョイと取る。
軽く中身を流して、それを戻した。

「夏休みの勉強かしらン?」

まだ近くにいるはずの少年に、何気なく言葉を投げかける。

ンン、タイトルで気になった本をチョイスしてきたけど。
ちょっと違う感じがする…こうじゃない…っていうの、結構多いわねェ…。
魔術を考察してくれてるのかと思ったら、考察じゃなくて個人の批判なんだもの。
アタシもわがままかもしれないけどォ、難しいわァ~~!

祐樹臨助 > 「夏休み……まぁ、そんなところだ」

全体を一瞥する。
広い肩幅。
見るからに鍛えた厚い胸板。
丸太のように太い脚。
その付け根を纏うスカート。
だめだ、最後の項目でロジックエラーを起こす……。
なんだ……なんだこいつ……あっちこっち転々としてたけどこんな奴見た事ねえ……。
まぁ大事な事でもないから気にすることもないので俺は考える事をやめた。

「そういうあんたは……先生か?」

白泉椿丸 > このオカマはそのロジックエラーを増長させるかのごとく、
低音の良い声で、しっかりとした(?)オネエ喋りをする。
借りる本をひとつ横に抱え、小さく頷く。

「ええ、教師をさせてもらってるわ。最近戻ってきたのよォ」

何の授業を取ってるの?と、声が響かない程度に続ける。

アラッ、この著者の新作出てたのねェ!
この人の文章は優しく語りかけてくれるような雰囲気で、アタシは…好き…。

祐樹臨助 > 「へぇ、どうりで見た事がねぇわけだ」

なんかさらに混乱しそうなモロに男性の声が聞こえたがとっくに考える事をやめたので割とどうでもよかった。

「もしかして魔術の担当か?ならそのうち世話になるかもな。魔術に縁がなさそうって散々言われてるくらいには落伍者だから手ェ焼かせるかもな」

白泉椿丸 > 「残念だけど、アタシは魔術ではなくて"魔女薬"の担当なのよン。
 魔力やマナに頼らずに、魔術・魔法効果のあるお薬を作れるよう指導させてもらってるの」

落伍者だという言葉には、少し口をすぼめた。
そんなふうには見えないけどというような、不思議そうな眼で。

「そんなに自分を貶めちゃうくらい、魔力の扱いや意識の集束が苦手なのかしらン?」

ご案内:「図書館」に祐樹臨助さんが現れました。
祐樹臨助 > 「へえ、その辺って、てっきり魔術を力で作ると思ってたけどよ。まぁそっちももしかしたら受けるかもな。」

適当に本棚から抜き出す。
そういえば錬金術を勧められたのを思い出した。

「ま、留年してまで習うほどにはダメだな。マナを集めてぶっ放すのだけは出来るけどよ」

白泉椿丸 > 「ウフフ、色々やり方があるのよン。
 夏休みが終わったら授業の受付するから、覚えてたら是非来て頂戴な」

錬金術の先生もいるのよねェ。そういえば…。
最近見かけてないけれど、元気かしらン。

「マナを集められるなら、あとは意識やマナ操作なのだろうから~…
 そうねえ、魔術の先生はそれこそ選べるくらい、たくさんの人が構えてらっしゃるわン。
 どういう魔術を扱いたいか、という目標はある?」

ちょっとごめんなさいネと、少年の近くにある本を一つ抜く。

祐樹臨助 > 「おっとワリィ。……どういう、なぁ。絞ってねえなそういうのは」

パラケルススの本を一冊抜き取ってみた。
勧められたから選んだだけで、本当はなんだってよかった。

「魔術なんてできる事は多いんだろうし、あんまり狭めたくねぇんだよ、やれる事を。」

白泉椿丸 > 「絞ってみて、得意な魔術の系統を見つけてみるって大事よォ?
 得意と苦手がわかれば、伸ばせばいいこと・克服しなきゃいけないことが明確になるのだものォ。
 道を狭めるのは他人じゃなくて、選択肢を捨てる自分になっちゃうわ」

悩めるお年頃、ってヤツかしら……この子……。
わかる、わかるわ…。アタシにもそういう風に物事を広く見すぎてた時期があったもの。
自分で出来ることなのにやり辛かったり、もっと上手い人がいるのを知ってしまったり。
それを思うと焦りも生まれてしまうし、目の前が悩みの霞で見えなくなるのよネ…。

「学んで発見してから、やれることを増やすなりしても遅くはないのじゃなくて?」

問うオカマの声は咎めるような口調ではなく、
我が子に問いかけるような、ゆっくりした落ち着いた声色である。

祐樹臨助 > 「……そうだな、先ずは得意な事から見つけた方がいい。」

自覚はないが、焦っていたのかも知れない。

「いいアドバイスを貰った。ありがとうな」

白泉椿丸 > 「ウフフ、あまり気負わないようにネ。
 アタシは白泉椿丸って言うの。何かあったら、お話くらいは聞けると思うから」

職員室を訪ねてくれても良いわとウィンクである。
バチコンと星を飛ばし、他の本を探すために移動し始める。

少年の傍を通る瞬間、軽くお尻を叩いたかも―――しれない。

ご案内:「図書館」から白泉椿丸さんが去りました。
ご案内:「図書館」から祐樹臨助さんが去りました。
ご案内:「図書館」に滝川 浩一さんが現れました。
滝川 浩一 > 「涼しい…」

冷房の効いた館内に入ると小声でそう呟く。
当然だ。外は灼熱の日差し、その日差しを受け異様に温度の上がったコンクリート。
ヒートアイランド現象と言っただろうか?
田舎ではこの暑さでも水を撒いて畳の部屋で寝転がっても涼しかった。
蚊が襲ってきたが。

いくつかの手続きを済ませると持参したノートPCを持ってデスクにつく。
コンセントを繋ぐと、あることについて調べ始めた。

滝川 浩一 > 調べる事柄。それはこの島についてだ。
以前、出会った風紀委員の女性の言葉を思い出す

(この島の危険な場所…か)

足を踏み入れてはいけない場所、命の危険。
一体この島では何が起きているのか。どうして命の心配をしなければいけないのか…。

いや、それについては触れないでおこう。
何かとてつもなくやばい秘密を知って、黒服のお兄さんたちに追われるのはごめんだ。

危険な区画…それだけを調べることに集中しよう。
そうしてノートPCにあるタッチパッドに指を置く

滝川 浩一 > …とは言っても、すぐ出てくるはずもない。
飛び交うのは「住民はすべて生徒!?学園都市の秘密」や「学園都市最強の異能って何よ?」とかいう
胡散臭い記事や支離滅裂、でたらめなまとめ記事ばかりだ。

肝心の危険な区画や、何に気を付ければいいか。
それについて全く書いてない。

「やっぱり…誰かに聞く方がいいのかなぁ…」

PCの画面を見て、そう呟く。
やはり、現地住民に聞くのが一番だろうか。そう諦めかけつつも、記事をまた見直していく。

ご案内:「図書館」に谷蜂 檻葉さんが現れました。
ご案内:「図書館」に那岐夜車丸汀さんが現れました。
谷蜂 檻葉 > 悩める少年……というには年がいった、表情の硬い青年にその横から声がかかる。



「――――お困りですか?」

実に事務的な定型句、しかし何事にも作法があり、
迷い人へのソレは会話のクッションに実に扱いやすい。

「何か研究資料でもお探しなら、お役に立てると思いますよ。」

向けば、本を幾つか両手に抱えた『図書委員』という腕章をつけた少女があなたに微笑みかけている。

滝川 浩一 > 「えっ…?」

横から声をかけられ、そちらを向く。
メガネとオレンジの髪、そして紫色の瞳の女性が隣に立っていた。
また美人のお姉さん…先日に続き、ここは楽園か。

そう内心喜ぶが、即座に我に返り、そう返す。

「いえ、その申し出はありがたいですが…自分の力でもう少し頑張ってみます」

目の前の女性に笑顔でそう返す。
何を頑張るのか、何に悩んでいるのかは敢えて言わず、それだけ返し自分の意思を主張する。

谷蜂 檻葉 > 「あら、それは重畳。 では、どうぞごゆっくり。

 ――タダで冷房効いてる所ってあんまりないんですよね、資料探しは受付でお申し付け下さい♪」

遠慮の言葉に、楽しげにそう頷くと少女は言葉の通り受付カウンターの方へ足を向けた。

ご案内:「図書館」から谷蜂 檻葉さんが去りました。
那岐夜車丸汀 > 変化実験終了。
幼女巫女の姿から漸く元に戻ったとある女子生徒はいつもの?制服ならぬ和風ゴシック衣装を身に纏い、

図書館のある方へと目の代わりとなる鷹を肩に乗せて 廊下を歩いては来た。



「平穏 でしょうか。    何もなければ僥倖 あれば致し方ありません。」

図書館前に無事についたので 目の代わり兼護衛?の鷹を還し、
図書館の扉を開けてみた―。

中にいる人の気配は 司書かそれに準ずる委員かの気配と、一度は感じた事のある気配と。
あと よくわからない気配が少々か。

よくわからない気配は放置しよう、気にしても致し方ない。

滝川 浩一 > 「…はい、ありがとうございます。」

カウンターへ向かっていく少女の背へ向けそう告げ、
再度ノートPCの方に向き直る。

最近会ったのが美人なお姉さんしかいない。
ここでまともに会話した男性と言えば…あのポーズをシュババっと取る幸運の男性か。

ジュースの礼、改めてしないとな…
そう考えつつ、PCのキーボードをたたく。

那岐夜車丸汀 > 誰かがPCを使用しているらしい。音がする。
聴覚が頗る鋭く顔は向けないが、音の方角からその者がどこにいるか位は判別は出来る。

異能も併用したらさぞかしきちんと即場所が分かるだろうけど ただ今未使用。異能に頼らなくてもそれ位は出来ると、
音を発している気配が―《あの時》の気配とは気づいているが名乗っていないので
挨拶はどうしたものかと思案した挙句、書棚の方へと―足を進めてみようと。




からん   ころころ…



落とした事も気づかず そのまま書棚の方へと移動。
落としたのはペ○ミンクス。ルー○ックキューブの難解版。  

滝川 浩一 > 「…はぁ…」
結局、お目当ての情報は見つからなかったようだ。
ため息を漏らしながらノートPCの電源を切り、折りたたんで持ち上げる。
失意の中、図書館を出ようと出入り口へ足を進めると…

ルービ…いや、違う。なんだあの黒い線がいっぱい入ってるカラフルな12面体は!?
これは…まさか異邦人…悪魔か何かのアーティファクトか?

警戒しつつも人差し指でツンツンし、害がないことがわかるとそれを拾い上げる。
誰かの落とし物だろうか?そうであれば、持ち主は今困ってるはず…
そう考え、これの持ち主を探すため図書館をキョロキョロと見渡す。

那岐夜車丸汀 > 音が消えた、気がする。PCを使用していた存在が移動をしたか、単に操作をやめたか、だ。
どちらにしろ 異能を未使用の場合 気配はぼんやりと感じるが靄がかかったような状態で今一分からない。

(では、この前作ったキューブで本を探し…?)

ない。帯にぶら下げた形でいた袋の中身がない。ペ○ミンクス(外見はあの12面体)がない。
あれ、手足が生えて落ちたのか、袋の口が緩んで中身が落ちた事に気づいていなかった女は
書棚の間でワタワタとしていた。探したって 手元にはない。


「……ありませんわ。困りましたわ あれは 魔力を込めると…!」

別に魔力を込めても爆発はしない、一寸した魔道具なのだ。
来た道を逆に戻る様に、入り口の方へと視線を下に向けた状態で歩き始め そして。

滝川 浩一 > 「……??」

せわしない様子でこちらに歩いてくる和服に…スカート?の女性を視認する。
このアーティファクトの持ち主だろうか。
何処かで遇ったような雰囲気がするが…気のせいだろうか?

「あの…すいません。これ、貴女のですか?」

視線を下に向けて不気味だが、目の前の女性を助けない理由にはならない。
とりあえず声をかけ、持ち主かどうか問いただす。

那岐夜車丸汀 > 異能未使用はやめ、舌打ちが目立たない異能の片方を使用してみた。
色なき世界になるが辺りの様子が鮮明に視えるし、形状や気配の主…幽霊などの類は相変わらずだが
人であると確実な姿かたちは分かる。

…此方もだったがあちらから気配が近づいてくる。異能で視た限り男だろう。
気配は分かる、一度会えば憶えてしまう。だが その際に遭った姿は此方は幼女だった。
あの幼女を成長させればこの姿に繋がるのだが気づくだろうか?

(あ、キューブ持ってましたわ。)

「え、あ、はい。    わたくしのですね、拾って頂いたようで感謝致します」

視線は下だったが 言葉を還した際は顔は上げて視線を何となく彼へとむけたつもり。
そして、会釈程度に感謝の言葉も返してみよう。

滝川 浩一 > 「……あっ、いえ、別に、大丈夫です…」

目の前の女性が顔を挙げると、その顔を見てドキッとして少しの間放心状態に陥る。
即座に意識を取り戻すと、赤くなった自分の顔を戻そうと視線を逸らし、
あまり女性を見ないようにする。

それより気になるのは…この女性の雰囲気だ。
絶対、どこかで会ったことがある。そう絶対。
しかし、だとすれば何処で?名前は?経緯は?

そこら辺の疑問が頭の中で渦巻きつつも
その12面体のアーティファクトを返す。

那岐夜車丸汀 > 不思議そうに 首を傾げて瞬きを数回繰り返す。

彼の頬が赤いとかは分からない。色なき世界で見ている限り
色は分かりようがない。照れた位は表情とかで辛うじて分かる位だが 今一その辺の事に鈍くて気づかない。

(視線をそらされるほど 何かしたでしょうか?…分かりません。)

彼は相変わらず…姿は変わっていない。気配は覚えている。
彼の声は覚えている。あの時は確か公園で遭遇しているのだった。
此方事を異邦人として会話できたことを嬉しそうにしていた位は覚えている。
それを此方が指摘するわけにもいかない、あの幼女は 変化実験中だったので
余り名乗れないのだった。(多々名乗っているのは言わない)


と、12面体のあの物体が手渡されるように返された。

「ありがとう。…一寸した暇つぶしの道具ですの。此処を弄ると確か……何か違った様な。」

ここをこうして回すと、ととある面をかちゃかちゃと動かすと 
その隙間から  光が掃射された―その光の線の先にあるのは、書棚に照らされたPCキーボード。
出したいものではないのだが 赤い光が確かにPCキーボードの形状を照らし出していた。

滝川 浩一 > 「!?な、何ですかこれは!?」

やはり悪魔のアーティファクト…と驚きつつその赤い光が表す物体を見る。
PCの…キーボード?
何を表したいのかさっぱりだ。
やはり異邦人の持つ道具、技術は人間の叡智をはるかに超えている。少なくとも滝川の理解の範疇を超えている。

「…その装置って何なんですか?明らかに暇つぶしの道具じゃないような」

その照らされたPCキーボードをジーッと見ながら、ふと隣の女性に12面体のアーティファクトの正体が気になり、
そう問いかけてみる。

那岐夜車丸汀 > 「これですか キューブです。」

見た目はペ○ミンクスキューブ。中身は激しく違う得体のしれない物体X。
いやこれの原型は確か 形状は違うがバッテリーという蓄電池によって
稼働するというPC投影型キーボードだった筈。
そのエネルギーは蓄電池の構造が今一だったため、魔力を代わりに蓄魔力という形で貯めさせ起動させてみたのだ。

表立っては どこでも投影し放題のPCキーボード。
本当の正体は 12面体の通りに12通りの機能を一寸つけた事により
暇つぶしは超えている、ただどの面に何が割り振られたか 忘れてしまっている―。

「はて。一面は取りあえず 投影キーボードですね… 一寸した道具にすぎません。
使う人が悪用しなければ 割と面白事が出来ますよ。」

カラララ、と面を再び弄り 面を揃えてあっという間に元通り。
投影されていたキーボードは壁から消えたし、隙間から出ていた赤い光も消える。