2016/09/28 のログ
烏丸秀 > 「あ、だめだめ。ボクすごく弱いから。
喧嘩でたぶん檻葉ちゃんに勝てないから」

へらへらと笑って両手をあげてみせる。
降参とばかりに。

「ボクに夢とか見ちゃ駄目だよ。ボクは楽しい事が大好きで、かわいい子と遊ぶのを何よりの楽しみにしてるただの学生。
『ありあまるお金を篤志に使う資産家』なんて少女マンガの登場人物じゃないんだから」

あっはっはと笑い、彼女の言う事を否定する。

「――あ、そういうイメージもたれてたなら、その路線でいけば檻葉ちゃんといいとこまで行けたんじゃない?」

谷蜂 檻葉 > 「……まぁ、”そのへんの”には勝つ自信ありますけど。」

冗談や、皮肉、見下しではない『力』を自覚する人間の呟きは、この場ではそっと溶け消える。


「そこまで色眼鏡で見ては居ませんでしたけど、もうちょっと『隠す』方かなって思ってました。
 今までが普通だったから、余計に。」

それは、幾らかの『不思議そうな視線』。

こういう人間であればもっと目に見えてわかるとは思うけれど、何故今になって?
……そういった疑問。

「まぁ、良い所までは行けたかもしれませんね。」

最早完全に呆れた口調は、『今は無理ですけど』という明確な否定のニュアンスを含んでいた。

烏丸秀 > 「うんうん、まぁ一応ね、表は取り繕うんだけど」

そういう人間だからこそ、図書委員会に寄付・寄贈などしているわけだ。
ただでさえ、金があるというのは人の嫉妬を買うのだ。善行を積んでおくに越した事はない。

「でもね、ある時唐突に、裏を見せたくなる人間が居るんだよ。
ま、そういうのは大体の場合、その子の『歪み』を見つけちゃった時なんだけど――」

もしくはその場の勢い、などと言いながらも。
烏丸は、彼女の何処かに『歪み』がある事を信じている。

谷蜂 檻葉 > 「……そう、ですか。」

ため息混じりに、髪を梳いて視線を外す。
その表情は、確信めいた烏丸の瞳から逃げるような不安げな表情を見せた気もする。


「――――さて、そろそろ締めます。

 閉館準備をするので、楽しい楽しい雑談タイムはおしまいですよ。」


しかし、そこに思考を回す集中を遮るようにパンと手を打って檻葉が宣言する。
片手に鍵を持って、シッシと手で烏丸を追い払う。


ちなみに、”閉館”でも図書館自体には入れるので出ていく義務はない。
『夜』に活動する存在も、島にはいるのだから。

烏丸秀 > 「はいはい」

再び笑うと、ゆっくりと出口に向かう。
随分と株を下げてしまったが、まぁ、いい。
この方が、自分らしい。

「じゃあね檻葉ちゃん――またね」

最後にもうひとつ笑うと。
烏丸はひらひらと手を振り、図書館を後にした。

ご案内:「図書館」から烏丸秀さんが去りました。
ご案内:「図書館」から谷蜂 檻葉さんが去りました。
ご案内:「図書館」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 前に会った龍人さんに『ヒュドラって蛇じゃね?』って言われて
私はヒュドラの事について調べていました。

「ホントにドラゴンじゃない…!」

この世界のヒュドラに関する本を読んで思わず大きめの声を出してしまいました。
ヒュドラはこの世界のお話に出てくる怪物。それか海蛇座の事らしいです。
てっきり、ドラゴンの仲間だと思ってたのでショックでした…。

「ウミヘビ…ウミヘビか、海に行ったこともないのにウミヘビ…ふふ。」

何だか面白くって思わず笑ってしまいました。
どちらかと言えば沼に住んでいたので沼蛇とかのほうがいいかもしれません。