2015/08/27 のログ
ご案内:「大時計塔」に綾瀬音音さんが現れました。
ご案内:「大時計塔」に蒼穹さんが現れました。
■綾瀬音音 > (当たり前のように女子寮の自室で朝に起き、朝食を食べてから学校に行き、学校が終われば街に出てブラブラとして。
そんな“当たり前の日常”を過ごしている。
食は相変わらず細いが前よりは食べてるし、味はなんとか解るようになってきたし、夜も一応眠れている。
こうして彼がいない生活に慣れていくのだろうか、そんなことを思いながら少しだけ軋む大時計塔の階段を登っていく。
少し、考え事をしたい気分だった。
何を考える、かはまだ決めていなかったけれど)
■蒼穹 > (さて、彼女が大時計塔を登る今から遡る事5分と26秒くらいの事。
その時間はいつ頃の事か。)
…ふぅ、ん。
(時計塔の天辺、退屈そうに三角座りしていた体を立て起こす。
今日は、他に誰が来るでもないかと、少しむー、とした、詰まらなさそうな表情をしながら、
既に見慣れたくらいでさえある、そんな小さく映る街の景色から視線を外して、降りる方へと目を向ける。
今日はもう、帰ろうか。そう思って、歩きはじめから、
どれくらいの時間が立っただろうか―――?)
…あれ。
やっほ、おとちゃんじゃん。…気に入った?ここ。
(軈て、数段を挟んで向こう側に。よく知った女の子が見えた。
今、学校帰りなのだろう。
前にも、ここで会った。
何となくだけれど、この前からの例もあって、ここに来る人は皆、何かしらの悩みを背負っている様な、そんな気がする。
考え事の何を考えるかもわからない、きっと迷いに迷いを生じる様な、少し憂鬱そうだろう彼女に手を振って見せる。
己もまた、"当たり前の日常"を過ごしていて。"いつもと同じ"笑い顔。
前の事もあったけれど、結果的に己が言いだしたことで泣かせてしまったのかもしれないけれど。
互いに避け合う意味などない。互いが忌み嫌い合う必要もない。そんな事、楽しくもないし。
そんな考えがあったのか、それとも別に深い考えはなかったのか―――兎角、いつもながらの緩く、何処か馴れ馴れしい様相にて挨拶。)
■綾瀬音音 > (時刻は夕刻を過ぎた頃。
太陽が水平線へと消えて、ほんのりと紫ともピンクとも付かない色彩が水平線の向こうに残っている時間帯。
階段をもう数段で登り切る頃、掛けられた声に顔を上げた。
見知った友人の顔に一瞬顔を曇らせたのは、自分の彼氏がどうなったかを告げないといけないと思ったからだ。
彼と彼女は友人だったのだから、避けてはいけないことだと、思う)
うん、結構気に入ったよー、景色は綺麗だしね
(とりあえずはへらっと笑って見せて。
残りの階段を登ってしまおう。
前回の邂逅は決して楽しいものとは言えなかったが、それが彼女を忌避する理由にはならないし、何よりあの言葉の数々は、自分を思ってくれてのものだったのだろう。
とりあえず、数段の階段を登り切ってしまおうか。
彼女が断らないのであれば、誘って遠くまで海が見えるところに移動したい。
その間、気まずそうに視線は彼女を見ることが出来なかったけれど。
彼の死をどう伝えるか――。
前回の事もあって、難しいと思う)
■蒼穹 > (夏の、逢魔が時とも言う様な時間帯。
暑い日々もこの時期、この時間帯なら多少なりともマシな涼しさがあろうか。
既に空に太陽はなく、暫くすれば夕と夜の混じり気のある不吉な色合いも黒と紫の空へと流転するのだろう。)
…。
そう、良いよね。ここ。
(何だかんだで、言葉を返してはくれるし、笑って見せてもくれる。
曇らせた顔は然し、この間の事で、やっぱり嫌われてしまったろうかと思った。
といっても、それは往々にして仕方のない事だし、…何より、嫌われるのもそこそこに慣れている。
幻滅した?なんて聞いたけれど、結局はそうなのだろうか。
どちらでも良いか、生憎楽しくない事は考えたくない。
言葉を返してくれるし、普段朗らかな彼女だから、きっと内心で避けてる…なんて事はないだろうと希望的観測。)
…え…っと。上、行く?
(だけれど、少々気まずい。のは、こちらも同じ。はてさて、昔の己はこんな事気にしていたか。
やっぱり大分変わった。優しくなったと旧友には言われたけれど、甘くもなったのだろうか。
どうにも自分らしくもないと思う。
さりとて、やはり明らかにこちらにと向かない目はあからさまで。彼女が心中に抱く懸念は察せない。
やっぱり、内心では嫌われているのだろうか。それとも―――また、別の案件なのだろうか。
こんな所に、幽霊風紀委員の不真面目さが裏目に出た。
けれど、胸騒ぎという感覚が己にもあったとすれば、今、正にそんな感じ、なのかもしれない。
こちらを向いてくれない彼女から視線を外して、上段を見遣る。
帰りがけだったけれど、勿論ここから帰るという考えはなかったかのように棄却。)
■綾瀬音音 > (まだまだ暑い盛ではあったけれど、太陽が落ちれば風は幾らか涼しくなる。
階段を登って幾らか汗ばんだ額を撫でる風は心地よかったけれど、夏の夕暮れはやはり物悲しい)
うん。
やっぱり景色が綺麗にみえるのはいいよね
(嫌ってなどいなかった。
ただ、その後に自身に起こったこと――喪失があまりに大きかっただけだ。
元通りの日常を過ごしていれば、あのたったの3ヶ月に漸く届くかと言う彼氏との付き合いが、どれだけ怒濤であったか、どれだけ自身が大切に思っていたのか知れる。
そのことを、告げないといけないと思うとやはり気が重くなる。
前は、告知される側だったが、今は告知する側、なのだ)
うん。海が見えるところ、いこう?
(気まずいのは声の調子で感じ取った。
前回の邂逅を考えれば当然のことで、然し彼女は何も間違っていなっかったのだ。
嫌うことなんて全くない。
相変わらずに、大切な友人だった。
だけど、今回は別件。
上へと移動して、言葉の通り、海が見える位置へと移動してから、適当な柱に寄りかかった。
今から言わないと言えない言葉は、喉に酷く引っかかっている)
――あのね、楽しい話じゃなくて申し訳ないんだけど。
ソラちゃんも友達だったから。
―――玲刃君が、凄く凄く高いところからね、飛び降りたって、
(視線は相変わらず、友人に合わせていられない。
前置きも殆ど無く、なんとかそう告げると視線をつ、と海に移した。
水平線の上のグラデーションは、もう余り残っていない)
■蒼穹 > …そう、だね。
ま、前も言ったけど綺麗、以上の感想はないんだけど、さ。
(この、不気味とも言えよう色合い。
絵の具を混ぜ合わせた、と言えば大袈裟だけれど、そんなのを背景にしている景色は、毒毒しくも綺麗だ。
この高い所では、虫の姿もなく、時折カラスが見えるかどうか、それくらいか。
軽々しく、これもいつもながらの様相。重々しい雰囲気を纏った彼女は、
この間と同じかそれ以上に、雑談の雰囲気ではなく、前の様に明るさも感じとれない。
声の調子も、元気がない。…が、それは自分が、自分だけが原因ではないのかもしれない。
まだ、彼は戻ってきていないのか。それとも、また彼がバカをしでかしたのか。
要らない穿鑿に首を振って。)
うん。
…もうすぐ、八月も、海の季節も終わっちゃうね。
泳ぎにはいった?
(何とない日常会話。気休め、焼け石に水という言葉が適切だろうか。
如何に朗らかな話で濁したとして、重たい雰囲気はどうにもならないと分かっているのだけれど。
返事一つ、それから彼女に従い上段へ。
三角座りして、これから海を見るだろう彼女を見上げる。)
楽しくない…か。
…友達"だった"、か。
(過去形で告げられた。絶交でもされるのだろうか。
ああ、確かに楽しくないな、と苦笑い。言葉の意味通り、苦しくも笑う。
反芻しながら、それが終われば、あまり良いとは言えない気分で言葉を待つ。
引き出そうとしても引き出せない、そんな彼女の踏み出せないでいる、僅かな前置きの時間は、
待っている間は幾分かそれよりも長く、それでいて、彼女が次ぐ言葉を紡げば無に等しい瞬間だったように感じられた。
そして、次ぐ言葉に、そんな小さな沈んだ気分が、そんないじいじした、自分らしくもない蟠りが―――。)
あっはは、そっか。そうだったんだ。
レイハが。
(―――吹っ飛んだ。
ああ、…そういうことか。納得がいった。
これは確かに楽しくない。だけれど、白崎玲刃と己は友人"だった"?
…まさか。)
―――それで?
どれくらい、高い所なのかな。様態は?複雑骨折?
(座っていられない、そんな感じで立ち上がる。
落ち着き払ってはいるけれど、いつもより急かす様な口調で。
最後の方は、海に向けた彼女の視線に、強引に己を割り込ませるように。)
■綾瀬音音 > でも綺麗なものは、好きだなぁ。
(夕暮れの色合いはやはり綺麗だと思う。
そして、儚い。
人の夢と書いて儚い――そうか、自分は夢を見ていたのかもしれないなぁ、なんて、ぼんやりと思った。
彼がバカをやったといえばそうだし――いや、バカでは済まされないことだろう。
取り返しの付かないことだ、彼のしたことは。
前を向くと決めても、それを思うと相変わらずに胸がぎゅっと締め付けられるような気がする。
それと同時にどっと押し寄せてくる疲労感)
そうだね、結局忙しくて夏らしいことなんて殆どできなかったよ。
海はね、一回言っただけなんだ、玲刃君と一緒に砂浜を歩いてね、
(そう、滔々と思い出話を語ろうとして、辞めた。
そして静かに首を振る。
今はまだそういう思い出は、まだ綺麗な思い出、と割り切れていない。
きっと時間はかかるだろうと、そんな気はしていた)
――うん。
(楽しくない。
過去形を強調された言葉に頷いて。
視線は相変わらず彼女を見れなくて、語り出すには些か時間が掛かった。
どうやって伝えたらいいかは解らなかったけれど、ありのままを伝えるしか無かったから、言葉自体はシンプルなものだった、けれど)
うん、玲刃君が
(そう、言葉を肯定して。
何時もの笑い声がちょっとだけ、耳に痛い。
だって、自分だって、信じたくはなかった。
だけど、あの時自分にそれを告げた後輩は、嘘を言う理由も何もなかったのだ)
――高度一万メートル超えた、天界だって。
天界がどういうものかはよく解らないんだけど。
様態っていうか、ええとね、玲刃君は、見つかってないんだよ
でも―――――――
(急かす口調には、ゆっくりとのろのろと答えた。
じらしたかったわけではない、どうも上手に喋れなかっただけだ。
でも、の言葉に続く言葉はない。
だが、きっと解るはずだ。
己がどういう想像をしたのか。
どういう結論を、導き出したのか。
正確には生死不明の行方不明だが、それを信じられるほど自分は強くはなかったから、言葉が濁ってしまうのだ)
■蒼穹 > 綺麗なのが、嫌いな人なんていないさ。
綺麗って言葉は肯定の言葉だしね。綺麗って、好きな物事にしか言わないんじゃないかな。
でも、何が綺麗かは人に依って変わるんだろうけどね。
…こういうのは、誰が見ても綺麗、なのかな。
(彼女の疲労が乗った、そんな声と、いつもよりも少ない口数。
それは、嫌っているというより、喋りたくても喋れないと、そんな風に見える。
儚いそんな色合いは、人間にも分かる様に、刻一刻と消えて、黒に溶けていくか。)
そうなんだ。私は割かし暇だったんだけど…。
…そう。
(それから、あまり口数が多くないのは、自分もそうなのだろうと思った。
今度ばかりは、"死"を連想させられたのだし、
何よりも、彼女の言葉と、彼女の今の態度が、まるで死んでしまった者に向けるような、
大切な人が死んでしまったかのような、振る舞いだから。
詳しく聞くことはしない。彼女が口を閉じたのなら、それだけ言って話を切る。)
…あはは、そう。
そっか。
(天界から飛び降りた。何処をどうとってどう解釈しようと実に馬鹿らしいが、
そんな馬鹿をしでかす人物だった。
無茶苦茶な人物だった。
冗談であるほうがまだマシだった。
だが、それは冗談ではないのだろう。
同じく天界云々は知らないが、その馬鹿げた高度は、人間に耐えられるものではない。)
そう、なんだ。
(死んだ。そう想像するのが適切だろう、彼女にその先を言わせるのは、宜しくない。
故に、押し黙った言葉を、聞いたかのように振る舞って、頷く。
それに、彼女だって言いたくないのだろう。その事実を、拒絶している。
だけれど、いずれ、こうなる予感はしていた。
何らかの形で白崎玲刃が命を落としてもおかしくないと。
だが、あまりにも早すぎはしないか。
彼女は、結局置いて行かれたのだろう。それも、話を聞く限り、不可抗力ではなく、彼の意思で。
「突き落とされた」のではなく、「飛び降りた」のだから。経緯はどうあれその行為は自発的だ。)
だけどさ。
…見つけないと…ね?
(生きている可能性なんてまずない。
彼は人間だ、脆い。脆すぎる。
もし1万メートル以上の高度で叩き付けられれば、ただではすまない。
途中で何らかの形で助かっているかもしれないけれど、その可能性も僅か。
1%より低い可能性という希薄すぎる希望を握らせたいわけでもない。
どちらかといえば、残酷な現実を見せる意味合いが強いのかもしれない。
それでも、いつまでも彼女が、そうやって拒絶し続ける、或いは夢を見続けるのも、如何なものか。
彼女がどれだけ深く忌避しようと、いずれ向き合わなければならないだろう現実。
早いうちに、現実と向き合って…それから、彼女なりのけじめをつけた方が良いのではないか。
もし、死んでしまっていると言うのであれば。だが。
最も、死体が綺麗な形で残っている保証さえもないし、そもそもそれが彼の死体と分かるのかさえ曖昧で。
更に、見つかるかどうかも分からない、途方もないことではあるけれど。
生きているなら、バカバカといつも通り抱きついて泣きじゃくるのか。
だけど、己はもう、彼と彼女がくっついていることが、それ自体が良くない様にも思えてきた。)
■綾瀬音音 > 確かにあんまり綺麗って嫌いなものには使わないもんね。
――どうだろう、ずっと昼間がいいって人にとっては、あんまり綺麗じゃないのかも。
人によって、捉え方は自由だもんね
(ゆっくりとしたのろのろとした喋り。
柱に体重を預けたまま、否、まっすぐに上手く立っていられないかのような。
もうすぐ、完全に空は真っ暗になる。
月と星は、輝いているけれど)
うん……
(そう、と言われて言葉短くただ頷いた。
まだ完全に感情を整理できたわけではない。
前を向こうと思っても、時々やってくる疲労感には勝てやしない。
それでも、大分マシにはなってきたのだが――何方にしても、今は時間が居るのだろうと、思う)
うん。
………そう、なんだよ。
(彼女の言葉を肯定する。
それは即ち、“そういう事”だ。
彼女は一回手合わせをしているし、共通の友人だったから知ってるだろう。
彼がどういう人間かは。
バカだし無茶だし、命を削っているような人だった。
――そう、だった、だ。
過去形だ。
過去形になってしまった。
そして再び告げられた肯定に、うん、と頷いて。
言いたくはない。
彼がいなくなってしまってもう帰ってこないと分かっていても、その言葉だけはなぜか言いたくなかった。
“死”
と言う事実はあまりにもまだ年端もいかない少女には重い事実だった。
彼は帰ってこないこと選んで、更に死んでしまったのだ。
少なくとも、正確な事はともかくとして、この少女の認識はそうだった)
……高度一万メートルだよ?
ねえ、人間の体ってほとんどが水分で、それが地面に、柔らかいところでもぶつかったら――
(一体人間の身体はどうなるのかは、想像に難くない。
見つからない理由もきっと、それなのだろう。
言われなくても解っている。
どれ程その言葉を避けていたって、彼が死んでしまっている可能性のほうがずっと高いと、少女は解っているし、理解している。
だけど、それを悲しむより、捨てられてしまったという事実のほうがずっとこの少女には重かった。
彼が自分のもとに帰って来る気がなかったという事実が辛かった。
最終的に残ったのは、悲しみよりも疲労感。
それが今も襲ってきて、目を閉じて息を吐く。
前を向きたいとどれほど願っても、まだうまくは出来ないし、時折呼吸するのも苦しいくらいの時がある。
僅かな――京に一つのような確率にすがれるほど、この少女は強くも弱くもなかった。
生きてるのかもしれないが――もしそうだとしても、きっと自分はもう、待つことは出来ないだろうという予感はあった)
■蒼穹 > …吸血鬼にはとりわけ綺麗なんだろうけど、向日葵には綺麗じゃないのかもね。
人に依って、じゃないけど。
(徐々に黒くなる空は、軈て夕の色を消し去った。
綺麗な境目があったわけではない。気付いたら、真っ黒だった。
今日も、普通に月は出る。)
…ま、今度さ。
私と遊びに行ってよ、ね。私は泳げないけど。
(それだけ付け加えた。心の傷には時薬。
体の傷と同じで、如何に深くても、壊れてしまっていなければ、触らず放っておけば治る。)
そう…かぁ。
(やや呆れるようでいて、感嘆するようでもあり。
何時しかそうなると思っていたのだから、驚くでもなく疑うでもない。
彼が飛び降りた、若しくは死んでしまったと言われても、その程度。
彼女と違って、友人だけれど、そこまで深い関係でもないし、人とは、少し生死に纏わる感性も違う。
だから、少し、や、やや、で止まってしまう。
彼女の気持ちは、やはり分からない。分からないけれど、想像することや形容することはできる。
彼女が、どれだけ彼にバカバカと言いながら好意を抱いていたかも、然り。
だけど、やっぱり良い気分ではない。おこがましいだろうが、普通に笑ってくれればそれでいい。
彼女は、何を求めているのだろうか。
人間の生と死は一方通行。もし、死んだとしたら戻ってくるわけもない。
そして、状況を考えれば死んでいると考えるのが自然だった。
幾千幾億幾兆の確率を越えて生きているとは思えないし、それこそ幻想にすがっている。
「死んだのかぁ。」と、それに等しい意味合いで溢した。)
うん…だけど。
―――ああ。どうしようかな。
先に謝っておこっか。ごめんね。
(死んでいる。それしかないのだ、結局。
如何に希望的観測を述べようと、起こった事は起こった。
だったら、いつまでも、こうして嘆いていても。現実から目を逸らしていても、どうしようもない。)
もし。もしも…その。ええっと。
―――死んでたら、どうする?…どうしたい?
(過去の事で悲哀に暮れるのだって、人間故の感情で仕方ないのだろう。
この辺りも、少し己が人間と離れた感性を持っているが故かもしれない。
他の生死をあまり深く考えるようなタチではない筈だったのだが、この所どうもおかしい。
死、と言う言葉を、躊躇いがちに述べれば、何処か逃げる様な口調で後付。
もしも、なんて言うけれど、使い方が違うかもしれない。
生きている確率の方が、低い。
けれど、過去に縛られたままと言うのも、頂けない。…御節介、余計なお世話、か。
若しくは、傷を抉るだけの言葉、か。
最善の言葉ではないのだろうが、生憎そんな言葉をすぐさま選べるほど上手く出来ていない。)