2017/02/08 のログ
ご案内:「大時計塔」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > 「っはー!久々に来たけどやっぱ良い眺めー!」
日没からそう経っていない時間。
ジャージにウィンドブレーカーというスポーツ少年定番の姿で東雲七生は時計塔に居た。
何だかここに来るのもずいぶん久しぶりな気がするな、と独りごちて薄明るい西の空を眺める。
その下に広がる住宅街はどの窓も明かりが灯り、そろそろ夕食時なのだという事を感じさせられた。
「今日の晩飯は何だろーなー……肉多めだと良いな。」
数日前に買い込んだ食料を思い出しながら、七生は時計塔の屋根に腰を下ろした。
ご案内:「大時計塔」にイチゴウさんが現れました。
■イチゴウ > 焼き付くような夕日が照らす大空に
銀色の翼をもつ戦闘機が切り裂くように飛んでいる。
その航空機はまるで何かから逃げるように
飛行機雲を描きながら飛行している。
そこから2秒とたたないうちに
突如その戦闘機が火を噴きだし
瞬く間に機体が炎に包まれていく。
その瞬間にコックピットが空中に射出され
四足を持つ何かが空中に放り出される。
その何かはパラシュートを開き時計台を目指し
降下していく。
■東雲七生 > 明日はどんな日になるだろうか。
少しだけ高揚した気分で居るのは、お気に入りの時間帯にお気に入りの場所に居るから。
にこにこと空を眺めていたら、何だか風情も何も台無しになるような光景が広がって。
「あー……」
にわかに頬が引き攣るのを自覚しつつ、努めて冷静に。
アルカイックスマイルを保ったまま、七生は携帯端末を取り出した。
「あー、もしもし。風紀委員?
あ、はい。うん、そうっす。それそれ。あい。あーい、すいませんけどお願いしまーす。」
どうやら同じような問い合わせがあったらしい。
まったくどこの馬の骨だ、とぶつぶつ文句を零しながら再度空を見上げる。
「うん、宵の明星が綺麗だなー。」
■イチゴウ > 「油断大敵とは言ったものだな・・・」
パラシュートを開いて降下している四足ロボット、
イチゴウは空中でそう呟く。
しかも今日は最悪な事に多人数の目につく所で
空中戦をかましてしまった。
後でどう風紀委員会に言い訳すればいいだろうか。
そうしているうちにだんだん時計台の床が近づいてくる
と同時に時計台にいる人の気配にも気が付いた。
「(人か?こんな所に来るなんて中々の物好きだな・・・)」
イチゴウは重い音と共に時計台に着地する。
引きずっていたパラシュートを切り離して
赤髪の少年に近づいていく。
■東雲七生 > 「………。」
そのまま風に流されてってくれないかな。
ちょっとだけ、本心からそう思ってしまった自分を咎める。
きっと何か理由があって、あの人……人?アレ、はパラシュートで降下しているのだろう。そう自分に言い聞かせる。
「………で、此処に来ちゃったかー……。」
着地ならもっと広い所があったろうに、わざわざ衆目を集めてこんな所に来るなと。
どうにかして風紀委員が現場を押さえに来る前に逃げる算段を考えないと、と七生は頭を抱えた。
■イチゴウ > 「キミは・・・生徒か?」
イチゴウは赤髪の少年にそう尋ねる。
それと同時に少年の様子を見て
「んー。どうやら周りの注目を集めた状態で
来るんじゃねぇよって感じかね。
まー機体自体ははるか遠くに飛んでって
爆散してるだろうし
風紀にしろ公安にしろソッチの確認が先だろうから
ここはしばらく包囲されないと思うよ。」
イチゴウはそう言葉を並べる。
地味に風紀にマークされている身だ。
奴らの挙動はそこそこ予測できる自信がある
というかそうしないとやっていけない。