2018/11/18 のログ
伊庭 幸弘 > 「ふっはっは!その顔、僕の力に気づいたようだね!!」

気づけば足が動くようになっていた。すぐさま立ち上がり、人差し指を立ててそう言って見せる。
笑ってさえいれば、明るい表情であれば殴られることはない!
これぞ僕の無敵の...布陣?

「悩み?そんなもの僕にはないね!!何故なら...えっと何故なら?」

セリフが浮かんでこなかった。もっと練習しとけとあれほど...!!
疑問符を浮かべたような表情を相手に向け。

柊真白 >  
(強がっている、というわけではなさそうだ。
 かと言って本気で怖がっていない、ということでもない。
 よくわからない。)

そう。
なら、いいけど。

(あっさり引っ込んだものの、納得したわけではない。
 したわけではないが、あまり人の事情に首を突っ込むものではないだろう、と。)

伊庭 幸弘 > なんだかこんな会話をしていたら怖さが消え失せていた。
もしかして諦めてくれた?
マンガでみたよく分からない構えをよく分からないままに構える。
というかもしかして。

「えっと、もしかして...僕、殺されない?」

先程から一度も僕に攻撃を仕掛けてこない。
まぁされたところで殺しのプロ相手に自分ができることは何もないのだが。
変な構えを解けば、数歩下がり、柵を背にそう聞いてみた。

柊真白 >  
言ったでしょう。
君に危害を加えるつもりはないって。

(最初からそう言っているのだ。
 脅したのは、彼がこちら側に近付きすぎないための、まさに脅しである。)

危害は加えないけれど、裏の人間が全員こういう人間だとは思わないこと。
中には姿を見られただけで殺すって人もいる。

(最初が私でよかったね、と続け、扉へ向かって歩を進める。)

伊庭 幸弘 > 「あはは...もしかして僕の勘違いだったのか...!!」

はぁ、と気が抜けたように大きな溜息を吐く。
でも刀をあんな速さで向けられるとは思わなかった。コワイ。

「はぇ...ふふ。
っと次からは気を付けるよ!!というか僕はいい人だから皆友達にしちゃうもんね!!」

一瞬何故か羨ましそうな表情を浮かべる。
だがその表情もすぐに消え、普段通りの口調と表情に戻る。切り替えは大事!
そのまま去っていく相手の背を見つめれば、笑みを浮かべ。

「次にここで会ったとき、またお喋りしようよ!
暗殺者?ってのはよく分からないんだけど、怖くない人ってのは分かったからさ!」

柊真白 >  
(扉に手をかけて、止まる。)

いい人でも。
相手が悪い人だと、どうしようもない。

(そう告げた瞬間、振り向いて抜刀し、彼の首を飛ばす――と思わせ、首に触れるか触れないかのあたりでぴたりと止める。
 それを一瞬のうちに行った。)

覚えておくといい。
本当に怖い人というのは、その怖さを隠すのがうまい。

(面の下から鋭い眼光を彼に向け、納刀。
 パチリと言う音だけを残し、一瞬で彼の後ろに回って塔から飛び降りた。
 彼から見れば、消えたようにしか見えなかっただろう。)

ご案内:「大時計塔」から柊真白さんが去りました。
ご案内:「大時計塔」から伊庭 幸弘さんが去りました。