学園を運営する重要な組織である「委員会」の本部などが立ち並ぶ一画。所謂官庁街に相当する。
「生徒会」の本部もここに置かれている。基本的に各種委員会の事務などが行われる場所のため、歓楽的なことを求めるには向いていない場所である。
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参加者(0):ROM(1)
Time:02:22:13 更新
ご案内:「委員会街」から伊都波 悠薇さんが去りました。
ご案内:「委員会街」から伊都波 凛霞さんが去りました。
■伊都波 凛霞 >
「肉じゃが? ふふ、楽しみ」
いつも通りの笑顔を返して、二人で帰路につく
夕飯の後は…いつ以来になるのか──思い出すのも少し懐かしい
古ぼけた道場で、二人。向き合うことになるのだろう
■伊都波 悠薇 > 「……できないよ」
できるわけがない。だって、姉ができないことしかできなかったなだ。
でもーー
「姉さんができないことが、できる。それを証明するよ」
そう告げて。
「夜ご飯、肉じゃがだよ。私、つくったんだ」
■伊都波 凛霞 >
「……それは」
ダメだ、という言葉が出そうになる
危ない場所、自分自身で自分自身を守る最低限の"戦力"が必要になる
決して妹を過小に評価してるわけじゃない、けれど……
「…悠薇は、自分で自分のこと、守れる?
お姉ちゃんと並んで、同じことをするっていうことは…悠薇もお姉ちゃんと同じことができないとダメ。
お姉ちゃんには、それが少し、わからないから……」
口籠る、口籠る
普段饒舌に他人との会話ができても、妹相手にはこの始末
嘘はつけない、でも、言葉を探すのも難しい──
「……お家帰って夕飯食べたら…… …道場で、待ってるね」
■伊都波 悠薇 > 唇を噛む。
とてもいやな、嫌な予感しかしない。
幼なじみ、思い出した。出してしまった。
もしかしたら、関係ないかも知れない……でもーー
ない話じゃないし、このタイミングでいなくなった人を思い出すのは不自然だ。だから、この嫌な予感が、それに近いのではないかという恐怖がある。
でも姉は止まらない。
理由が明確で、頑張れてしまってーー責任感が、ある。
ーーだから、そう。だから来たのだ。
なんのためのーー
「なら、私も行く」
姉妹だ
■伊都波 凛霞 >
「うーん…」
少しだけ、困った表情をして頬をかく
ずっと前までの妹だったら、きっと無条件に自分の言葉を信じていた
けれど、姉妹の関係を、異能の絡繰を知った今は違う──
「悠薇、お姉ちゃんが今まで悠薇のお姉ちゃんだったことと、これからとは何も違わないよ。
一人分だって、妹に心配させないような立派なお姉ちゃんで在りたいと思う。
もちろん、危険だし、もしかしたら、怪我もしちゃうかもしれないけど……」
少しだけ、口籠る
やがて頭を優しく撫でながら、口を開いた
「でも、悠薇や他のみんなが危なくならないように、頑張らせてほしいな」
■伊都波 悠薇 > 「信じない」
妹の、初めての言葉だった
「その大丈夫は、信じないから」
顔を上げて、あなたの手を掴む
「姉さんは、もう。一人分なんだよ? 彼処だったら、絶対、怪我する」
■伊都波 凛霞 >
「……ああいうところは、いろんな情報が交錯するから…なんでも鵜呑みにしちゃダメだよ?」
でも、その話題に関しては明確な否定はしない
実際に、拡散を阻止できていないのだ
「そりゃあ…私、風紀委員だし。
危ないものが出回ったら、取締りにいかないと、ね?」
ハンカチをポケットへと仕舞い直して、姿勢を正した
「でも大丈夫。危ないと思ったら、お姉ちゃん逃げ足も早いんだから」
■伊都波 悠薇 > 「snsの掲示板にのってるって聞いたよ」
そのままの、いつもの声音。でも真剣だ
「姉さん、行くよね? 絶対。そこに」
■伊都波 凛霞 >
「………」
汗を拭う、その手が一瞬止まる
…でも、すぐに動き出して
「どこで知ったの?それ」
穏やかな声で、そう問いかけた
■伊都波 悠薇 > 「クスリ……」
呟いたのは一言
でも、それでもーー
姉を驚かせるには十分だっただろう
ご案内:「委員会街」に伊都波 悠薇さんが現れました。
ご案内:「委員会街」に伊都波 悠薇さんが現れました。
ご案内:「委員会街」に伊都波 悠薇さんが現れました。