2015/07/27 のログ
ご案内:「風紀委員会本部取調室」に白崎玲刃さんが現れました。
白崎玲刃 > 【前回までのあらすじ
先日の路地裏にて無くした3つの特殊な剣
その剣の情報を求め、わずかな希望をもとに風紀委員会本部へと訪れた玲刃

先日の戦闘の時に路地裏に落ちていたものについて問う玲刃に対し
窓口の人物は、その事で話があると玲刃についてくるように言うのであった。

しかし、それは、玲刃をあの騒動においての重要参考人と判断し、取り調べする為の方便でしか無かった

だが、それに気付かず取調室へと連れて行かれていってしまう玲刃

果たして玲刃はどうなってしまうのか?】

白崎玲刃 > ……なるほどな…
【窓口の人物に補され連れて行かれた部屋
流石にその部屋に入れば、いやでも意図には気づくというものである。
その部屋にあるうちの片方の椅子にする人物を見やりつつ、
しかし、抵抗をせずに溜息を吐きながら、机を挟んでもう片方の椅子に座る

玲刃は素直に取り調べを受けるつもりであった。
何故か?それは、下手に対抗をするべきでは無いと判断したためである。
なぜならば、下手に抵抗し、例え、この場は切り抜けられたとしても、
指名手配されるような事になれば、親しき人物に迷惑をかけてしまうのは容易に想像出来た為であった。】

………それで何を聞きたいんだ?
【玲刃は、椅子に座りながら、少し面倒くさそうに苦笑いを浮かべながら
目の前の人物に問われるよりも先に、どのような質問をするのかと問うのであった。】

ご案内:「風紀委員会本部取調室」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 一方その頃、風紀委員会の受付にて。
「こちらに、保健病院から行方不明になった、白崎玲刃
君が身柄を確保されていると聞いて、保健課から身柄
を引き取りに来た、保健課一年生の嶋野陽子と申しま
す」と言って、保健病院からの正式な指令書を受付に
提示する陽子。
あと1週間の入院を要するとの医師の診断書も添えて
ある。
受付の担当者は、経緯を知らないらしく、
『只今確認しますので、少々お待ちください』と
陽子に告げると、奥に引っ込み、管理職に相談する。

白崎先輩を見舞いに保健病院に行った所、病室から
脱走したと聞かされ、面識があるならば、その身体
を活かして連れ戻して来いと無茶振りされた陽子。
しかし、現在地が風紀委員会の取調室と表示された
のを見て、これは本当に連れ戻した方が良いのでは
ないかと思い、風紀委員会の受付に突撃した所であ
る。

白崎玲刃 > 何があったか…な。
いや、言っておくが俺は被害者だぞ?
【あの事件において何があったのか話せという目の前の人物に対し
玲刃は苦笑いと共に告げる。】

まあ、なんだ。
冗談とも、思う話だろうがな?
落第街の路地裏を歩いてたら突然な、50人くらいの奴らに囲まれて襲われたから撃退したってわけだ、が…
どうだ?これは正当防衛に入るかね…?
【先日の、路地裏での騒動の事を苦笑い混じりに告げて行く
しかし、自分を助けてくれた、メアや畝傍に追及が向く事を恐れた玲刃は
彼女たちの事には一切触れず、自分一人で撃墜した様に言った為
いささか現実味に欠けるものとなるのであった。

そうしながら、最後に、冗談めいた笑みを浮かべながら、これは正当防衛に入るのか?と、問うのであった

当然、追及される事はあるであろう
そもそも、真っ当な学生は、落第街に行かないし、
50人もの者たちに囲まれるなど本来ありえざる事態である。】

嶋野陽子 > 受付の奥の管理職は、どこかと
スクリーン越しにビデオ会議を始める。恐らく保健課
か保健病院に、陽子の身分と事実関係を照会している
のだろう。
途中で管理職が陽子の方を見て驚いたような表情をす
ると、ビデオ会議を早々に切り上げて、管理職自らが
陽子の所に来る。

白崎玲刃 > 【管理職からの返答は、
白崎玲刃の容態は、安定しており入院の必要は無いと思われ
更に、とある事件の重要参考人の為、すぐに身柄の引き渡しには応じられない
といったものであった。】



あー、落第街に居た理由と、それだけの人数に囲まれた事について思い当たる事は無いか言え…か。
いや…そこはちょっとな……
ああ、この常世島には、黙秘権ってあるか?あるならそれに関しては黙秘させてくれ…
【流石に玲刃もそこら辺を追及されれば
なんでも屋としてやってきた、諸々の事が明るみに出て捕まる危険があったので
流石に苦々しい表情を浮かべながら黙秘するのであった。】

ふむ…?
何かあったのか?
【そうして、度々、ドアを開けながら入って来る人物と
何やら少し困った様な様子で話している目の前の人物を見て
悪戯めいた笑みを浮かべながら問う
言葉の端々から聞こえる、保健課、病院と言った言葉を聞きながら玲刃は何事かと訝しむのであった】

嶋野陽子 > 『重要参考人』という言葉を聞いて、
一瞬怯む陽子だが、すぐにある事を思い出して、
「海水浴場にクラーケンが現れた時に、体を張って津
波を止めた功労者に対して、風紀委員会も随分な仕
打ちですこと。確かあの時、風紀も公安も誰もいな
くて、大変な事になったんですよね」と、らしからぬ
嫌味を炸裂させる陽子。

委員会の間の綱引きなど、陽子の知った事では無いが、
自分が身体を張って稼いだポイントは、活用するに
吝かではなかった。

白崎玲刃 > 【クラーケンについては聞き及んでは居るが、
基本的にこちらは、人間に対しての機構であり
むしろ、怪物に関しては、そちらの、更に言うなら、怪異対策室の領分では無いかと
嫌味を言われ、むっときた管理職は、逆に嫌味を返すのであった。

無論、玲刃が海水浴場で津波を受け止めた事実やや、
度々、事件において、それを止めた者達の中にいたという事実も把握していた
しかし、それとこれは別であり、
それ以外で聞くところにより、玲刃は危険な人物でもあると、この管理職は判断していたのであった。】



というか、そもそもだ。
あの場所は、本来、無い事になってる所だって俺は聞くんだが…
そこで起きた事を事件として扱えるのか?
【そうしながら、玲刃は目の前の、自身を尋問する人物に対し問う
落第街での事を風紀委員は事件として扱えるのかと?
無論、詭弁ではある、落第街で活動する風紀委員を玲刃は何人か見ているわけで、きっと事件として扱えるのだろうと玲刃は推測する
更に、玲刃は、落第街でも何件か『依頼』はこなしている為、自身の活動について追及されるのは不味かったのである。】

ところで、な。
結局、俺の剣は返してもらえるのか?
【目の前の男に対し、玲刃は苦笑いと共に問う
無論、結果は否だ。事件に関与が見受けられる者の、
更にその事件で使われたと思われる武器を返すのは危険だとそう判断される。

流石に、玲刃もまあ、そうなるだろうなと思っていたのか、その返答には苦笑いを浮かべるのみであった。】

嶋野陽子 > 相手が組織論を振りかざすならば、
こちらも然るべき所にエスカレーションするだけだ。
今の一部始終を保健病院と保健課に報告して暫くす
ると、生活委員の腕章を着けた管理職が現れる。

『君が嶋野陽子君か?』とその管理職に聞かれ、
学生証と指令書を相手に見せる陽子。

『事情は承知した。この指令書は私が預かるので、
生活委員会の事務所で待機してくれ。』と指示され、
生活委員会の事務所に向かう陽子。事務局長が出て
きたのには驚いたが、これで何とかなるだろう。

後でお説教の3つ位喰らうかも知れないが、無茶振り
したのは保健課の方だ。恐らく筋書きがあるのだろう。

白崎玲刃 > 【流石に、事務局長が出てくれば
反応せざる負えないのか、管理職は現場に聞いてくると言い
取調室の方へと、向かって行くのであった。】



あー…なんというかな。
これこのままじゃ一向に進展しない気がするんだがな…
【詳しい事情については黙秘する玲刃と、
そこについて問い質そうとする取調官により
取り調べはの内容は平行線を辿っていた。

玲刃はその事実に気づき、苦笑いを浮かべながら苦言を申すも、
取調官は引けなかった、
何故ならば、あの事件においては、玲刃がボロボロであったという、事実もあり
本当に正当防衛の可能性(事実だが)もあり、
それだけでは、玲刃は無実であるという事になってしまうからだ、
しかし、取調官は思う、目の前の男は怪しいと、何かを隠していると。危険な人物だと、推測していた。
故に、取調官は玲刃を取り調べする事を止めはしなかったのだ。】

いや、な。俺もな、音音にまた心配かけたくないしな、早く帰りたいんだが…
まあ、それとは別に剣も返して欲しいんだがな…
【これ以上、無駄な問答を続けたくないだろうと、苦笑いしつつも、

しかし、玲刃も、自身の剣を取り戻す事に関しては譲る事は出来なかった。
あれは。どれも玲刃にとって、思い入れのある武器であり、
なんとしても取り戻したいものであったからだ。】

【そうして、取り調べが平行線を辿っている中
ついに、窓口の方で生活委員会の事務局長が現れた事により、
取調室がどよめく。】
あ…なんというか。
たぶん、俺が病院脱走した件についてだろうな。
ああ、いや、ちゃんと代金は置いてきたから、その事で俺を罪に問う事は出来ないぞ。
いや、まあ、見ての通り、俺はもう、大丈夫そうだろう?だから、連れ戻される必要も無いと思うんだがね…
【取調官に、どういう事だと疲れた表情で問われれば、
玲刃も、苦笑いを浮かべながら、推測される事実を語るのであった。
そうしながら、逆に自分が取り調べから逃れられるチャンスを、気づかずに駄目にしてしまうのであった。】

嶋野陽子 > 事務局長が持ち出した話は、病院脱走だけではなく、
退院手続きの済んでない入院患者を拘留する事の違法
性であった。本人が何と言おうと、法的に入院患者の
ままである白崎を病院以外で取り調べる事は、刑事訴
訟法違反である。

入院患者が拘留されるという先例は、保健課として絶
対に許容できない。尋問を続けたいならば病室で行っ
て欲しいと迫る事務局長に、関連法規を確認した風紀
委員会も、反論できない。

白崎玲刃 > 【刑事訴訟法違反という事まで言われれば反論できず、
流石に、管理職に、しいては、現場にまで動揺が走る。
そして、一挙に方針を変え、保険課に従い、
玲刃を病院へと戻そうという方針へと転換するのであった。】



え…病院へ戻れ……
いやいや、流石に折角脱走したのに戻るってのはな…
あー、いろいろ面倒な事があるのね。
【突然、取調官が慌てた様に玲刃に病院に戻れと告げる
しかし、折角、ミウの協力によって脱走した玲刃は戻る事を躊躇うも
取調官から告げられた事情を聞けば、苦笑い混じりに同情の視線を向けるのであった。】

……どうだな。例の、俺の無くした剣かもしれないって剣
あれを持ってきてくれれば、考えない事も無いが…
持ってきてくれないなら、ここに居続けると言ったらどうする?
【と、取調官が見せた弱みを逆手に取り、
悪戯めいた笑みを浮かべながら玲刃は問う。

しかし、それは流石に公務執行妨害になるであろう。】

嶋野陽子 > 病室に戻してから、改めて事情
聴取申請を出して、病室で聴取を行うという方向で
委員会同士の手打ちが成立し、陽子は白崎先輩を保
健病院まで脱走させずに送り届けるよう指示される。

風紀委員会の係員に取調室まで案内されると、
「白崎先輩。先日は大変お世話になりたした。保健
病院より、お迎えに上がりました。」と、取調室の
入り口から声をかける陽子。

白崎玲刃 > 【風紀委員会と生活委員会、二つの委員会同士で話が纏まり
安堵しながら玲刃を一旦、保健病院へと搬送するといった方針に移る双方】

(……これは、雲行きが怪しいぞ…)
【聞こえてくる、取調官やその他風紀委員の話を盗み聞き
この状況は、剣も取り戻せず、更に折角脱走した病院に連れ戻されるという、状況は流石に不味いと玲刃は推測し】

……お前は、たしか…あの時の
嶋野だったか?見舞いの饅頭ありがとうな。
【取調室の入り口から聞こえてくる声を聞き、
その声の主が、以前、クラーケンの津波の時に出会った者だと思い出しながら
見舞い品の礼を良いながら、

しかし】

すまないな…見ての通り、
俺はもう殆ど治ってるんだ、だから、今更、あんな退屈な所に連れ戻されるのはごめんって訳だ
【病院に連れ戻される事については、
あの病室での退屈な思い出を思い出しながら、拒否しつつ

玲刃は身体強化の重ね掛けおよび、収納の魔術を発動する

突然の、玲刃の敵対とも思われる行動に、風紀委員も鎮圧用の銃を取り出すも】

セット A B
【玲刃はその場から、後方へとムーンサルト跳躍をしながら、
後ろの壁へと当たる直前に、
収納の魔術により取り出した
加速の呪符と、防護の呪符を、それぞれ、2枚と、4枚発動し。

後方の壁を、そう、窓があり、建物の外と面していた壁を
呪符によって一瞬の間加速されたマッハ3の速度によって砕きながら逃亡しようとするのであった。

器物損害も追加であった。】

嶋野陽子 > (まさか、Mode Aegis発動の
栄えある第一号の相手が、事もあろうに大恩ある白崎
先輩になるとは)
内心の嘆息を抑えつつ、MBHRを起動するが、流石に
風紀委員会の本部で未登録の戦闘モードを公開するの
は不味いと考え直し、取調室の入り口を背中で塞ぐ
と、背中側に重力波シールドを起動し、先輩の破壊
行為で飛び散る破片が廊下に飛び出さないようにする。

これならば、とっさに逃走経路を塞いだと申し開き
が立つだろう。

白崎玲刃 > 【突然、取調室から出され困惑する風紀委員達
しかし、嶋野の重力波シールドによって中に入る事が出来ず立ち往生するのみであり
だが、嶋野を協力者と認識している風紀委員達は、
重力波シールドを確認した事にとって、嶋野の方が戦闘に向いていると判断し、嶋野に任せるのであった。】

このまま……無事に逃げられれば良いが…!
【玲刃は、自分に対して、特に危害を与えようともせず、依頼の対象でもない
風紀委員達に対しては、危害を加える事言う事は避けるつもりであった為、
壁の破片は、殆ど取調室の内部へは飛ばず、建物の外部へと落下してゆくだろう】

………!?おいおい…これは
【そうして、壁の破片と共に、外部へと落下し逃げようとしていた玲刃はしかし、
その地上との距離を見て、驚愕する。
そう、取調室があったのは、地上6階の高さであったのだ】

いや…手は、あるか
【だが、玲刃は驚愕する事はあれど、慌てる事は無く、
収納の魔術を発動し、
ミスリル銀糸製のフックロープを取り出し、片側をを対岸の建物の屋上へと投擲し、
その建物へと飛び移ろうとするのであった。】

嶋野陽子 > 白崎先輩が、意図的に破片を
外側に出した事を感じた陽子は、取調室の入り口から
どくと、中に入って様子を見る。6階から飛び降りて
大丈夫だろうかと一瞬、心配するが、フックロープ
を投げる様子が確認できたので安心する陽子。

後は風紀委員会の問題だ。陽子は、事務局長に白崎
先輩の逃走を報告すべく、受付に急ぐ。

白崎先輩の逃走先が、昨日商店街で世話になった綾瀬
さんの下だとは、知るよしもない陽子であった。

ご案内:「風紀委員会本部取調室」から嶋野陽子さんが去りました。
白崎玲刃 > 【玲刃の逃亡を陽子から報告された、
事務局長も、以降は風紀委員の問題だと、風紀委員に玲刃の追跡は任せるのであった。
以降、玲刃は、風紀委員から、建造物等損壊罪の容疑で追われる事になるであろう。
しかし、それは建前であり、玲刃の余罪を追及する意図もあるであろう。】

………っっ!
【フックロープが引っかかった事により、
玲刃はそれを引っ張り、反作用の力により、対岸の建物の屋上へと何とか着地するようにしながら
パルクールめいた受身のロールを行う

この建物は3階建てあり、どうにかある程度衝撃は逃がせた様ではあったものの
流石に病院脱走から1日後の身では厳しいものがあり、多少の苦痛を得る。】

……ここは、いや、駄目か。
【だが、玲刃は立ち止まっている訳にはいかなかった。
玲刃が着地したこの建物も、風紀委員に関連した建物であり、
連絡を受けた風紀委員が、次々と屋上へとやって来ようとしていたのである。】

白崎玲刃 > 不味いな……
だが、どうするか…流石に殺すのは不味いだろうしな……
【風紀委員に囲まれるこの状況、
以前、公安委員に住宅街に住んでたころの自宅を囲まれた事を思い出すも
今回、非はこちらにあり、向こうは何も悪行を行っていない為、
流石の玲刃も、危害を加える事に関しては気が乗らなかった】

どうやって、打破するべきか…
【しかし、この囲まれている状況
どうやって打破するべきかと、玲刃は苦々しい表情をしながら考え込むのであった。】

白崎玲刃 > 呪符を……いや、駄目だ…
【この状況をどうやって打破し逃げるべきかと玲刃は思案する。
加速の符に関しては、加速時間は一瞬であり、逃亡には向かず
更に衝撃波も伴う速度のため、たとえ包囲を突破するのに使えたとしても、
進行方向の風紀委員を巻き込む恐れがあり、玲刃は使用を躊躇う。
だが、囲まれている現状、包囲する風紀委員を傷つけずに逃げるとなれば、
それはすなわち、逃走経路は上、上空しか残っておらず、
飛行手段を持たぬ玲刃にとっては到底不可能に思われた

しかし、】

ああ、そうか、これなら…
【玲刃は、何か思いついたように呟きながら
収納の魔術を発動し、弓と、長剣を取り出す

明らかな武器と見られるものを取り出した玲刃の行動に風紀委員達は警戒し銃を抜く
が、玲刃は身体強化による速度で長剣にフックロープを括り付けると
その長剣を弓に番え、斜め上空へと構え、弦を強く引く

玲刃の奇妙な行動に訝しむ風紀委員達であったが、
明らかな隙であることに気づき、玲刃を確保しようと近づいてゆく】