学生街のメインストリート。
学生・教員居住区から続いており、常世学園校舎までまっすぐ続いている大きな道。
学生達の通学路であり、学園行きの路面電車なども走っている。
道に併設されるようにして様々なカフェや飲食店など、商店が並んでいる。
居住するためのマンションや家もあるが、学園も近いこともあり家賃は高く、高級住宅街である。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:06:03:35 更新
ご案内:「学生通り」から暁 名無さんが去りました。
■暁 名無 > 「帰って考えるかあ。」
そもそも一人で考える方が間違ってる気がしないでも無い。
帰って同居人と考える方が多少はマシな案が出るかもしれないし、結局何も出ないかもしれない。
それはそれで、まあ、悪くは無いと思うけれど。
「そーだ、コンビニで何か温かいものでも買ってってやるか。」
中華まんか、おでんか。それとも他の惣菜か。
何を買っていってもあいつは喜びそうだ。そんな事を考えながら、俺は近場のコンビニへと歩を向けるのだった。
■暁 名無 > 「……うう、寒っ。」
不意に木枯らしが吹いて足を止める。
師走の末だと言うのに通行人の少ない通りを歩くのは、寒さも相俟って何とも心細くなる。
赤や緑の電飾が点滅する様をしばしぼーっと眺めてから、再び歩き出して考える。
クリスマス、どうしよう。
もちろん恋人なんて居ない。強いて言えば血の繋がっていない書類上の妹が一人。
まあ奮発してケーキとチキン買って食って満足するだろうか、なんて考えるがそれだけだと何だか物寂しい気もする。
こんな時間に一人歩いてるからそう思うのだろうか。
■暁 名無 > 「とりあえず明日は荷解きと、隣近所への挨拶とー」
引っ越し──そう、引っ越した。
町外れボロアパートから心機一転、そこそこ街なかのマンションのワンルーム。
妹として戸籍登録も済ませたラフィと二人暮らし、という体にはなっている。だってその方が手当て付いたんだもん。
幸いお互い荷物は多くなかったのでちゃっちゃと契約したらその数日後には転居し、家具はちょっとずつ買っていけば良いかという方向で纏まっている。
明日しなきゃならない荷解きは、授業用の資料が少しと、“趣味”の資料が大部分。書類ばっかりの段ボールってなんであんなに重いんだろうな。
「腰いわさなくて良かったよなあホント……」
■暁 名無 > 「はぁー、どうにか今年中に今年の仕事は終わらせられそうか。」
すっかり冷え込んだ夜の学生街を、俺は半死半生で歩いている。
頭上には月が浮かび、昼間も寒いのにより一層の寒さを感じてなるだけ身体を縮こまらせて早足で家路を急ぐ。
「その前にクリスマスと終業式と……大掃除もあるか。」
まあ大掃除は引っ越したばかりだから見送りで良いか。
そんな事を考えながら均等に並んだ街灯の下を往く。人通りも大分まばらで、もう夜も大分更けて来たことを嫌でも思い知らされた。
ご案内:「学生通り」に暁 名無さんが現れました。
ご案内:「学生通り」から雪城 氷架さんが去りました。
■雪城 氷架 >
「…寮に帰って食べよ」
カサカサと包み紙に食べかけの豚まんを包んで、コンビニの袋へと戻す
冷める心配はない、異能の力で保温くらい、朝飯前だ
ちょっと多めに買っちゃったし、ルームメイトにも1個ずつくらいやろうかな、なんて思いながら帰路を歩いていた
■雪城 氷架 >
にくまん、あんまん、カレーまん
ピザまんなどの変わり種が発生しはじめてからはや数十年、らしい
中華まんという言葉が似合わないようなものもたくさんである
しかしやはりスタンダードは廃れない
肉まん、そして定番オブ定番、元祖中華まんとも言える豚まんである
この時期にしか売られないような巨大豚まん
…女学生が一人で食べている光景はあまり良いものではないかもしれない
「はむ」
この氷架という少女は、それほどキにせずに食うのであるが
ベンチに腰掛けてもふもふと豚まんを食べていると、
どうにもビジュアル的なギャップがあるのか道行く人間から視線をもらいはじめる
……さすがにはずかしくなってきた
■雪城 氷架 >
あと、重要なポイントとして多少は寒い思いをしないと、
この時期の温かいホットメニューの趣が弱くなるというのがある
やはり寒いときには寒い思いをして、温かいものを食べたいのだ
「(そう、例えば───)」
コンビニに目をやる
年中売ってはいるがやはりにくまんは冬が旬だろう
思い立ったが吉日
5分後にはいくつかの中華まんの入ったコンビニ袋を下げて、ベンチへと向かっていた
■雪城 氷架 >
「すっかり冷えたなー…」
今日は曇り空、冷たい風が吹き、通りを歩く学生達も皆一様に厚着をしている
女子学生とは不思議なもので、この寒空で上は温かい格好をしていても下はスカートにブーツ、なんてのはザラなものだ
彼女達のファッションに対する拘り、対外的な視覚意識は寒さをも超越する
「(いやあ、普通にクソサムだと思うけどさ)」
その点自分は、異能の力で自分の周辺だけちょっと暖かくできる勝ち組である
多少の厚着はするものの、全身もこもこにまでする必要はないのだ
コートにマフラー、あとはブーツ
これくらいで十分なのである
ご案内:「学生通り」に雪城 氷架さんが現れました。
ご案内:「学生通り」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。
■水無月 斬鬼丸 > 鼻歌交じりにたどり着いたショッピングモール。
さぁ、メシだ。肉だ。ステーキだ。
なにに勝ったわけでもないが、ステーキは勝利の味。
つまり今日の俺はWINNER。
誰にもとめられない。止めさせない。止めないで。お願いだから。
■水無月 斬鬼丸 > 昼から600gのステーキとか、王かよ。神かよ。選ばれし者かよ。
そう、選ばれたがゆえのこの神器クーポン券。
ピラピラと手の中で揺らめかせつつ、最寄りのショッピングモール…。
距離にして数百メートル。
確実な勝利(肉)が待っていると思えば、この微妙な距離もまたウィニングランのようなものだ。
肉600gで頼むじゃん?ソースたっぷりかけるじゃん?食べるじゃん?美味いじゃん?
ついでにごはんも炒めるじゃん?食べるじゃん?美味いじゃん?
「はー、やっぱ…ステーキって神のくいもんだな…」
想像だけで涎が出てくる。