2015/06/04 のログ
瑞穂之ノ伊 > ま、学生街周辺なら危険もないだろう

(そう言って住んでいるマンションには戻らずこの辺りをうろうろするようだ)

ご案内:「学生通り」から瑞穂之ノ伊さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に立花 響さんが現れました。
立花 響 > 「…はぁ」
ここに来てから何回ため息をついただろうか…内容問わないならば8回ぐらい?
疲れているからかその辺の商店の壁、人が通るのを邪魔にならない場所でもたれかかって空を見上げている

ご案内:「学生通り」に神代千早さんが現れました。
神代千早 > 「んー……まぁまぁイケる方やな」

露店で買ったのだろうか? たこ焼きをひと舟手に持ちながら、長楊枝を口に咥え、物珍しそうにきょろきょろと辺りを眺めている

立花 響 > ボーっと人が通る学生通りを見ていると丁度きょろきょろしている千早と目が合う

(制服じゃないし、教師の方かな…?)
着物を見てそんな事を考えて千早に対して軽く会釈する

神代千早 > 「お? なんや若モンが辛気臭い顔して。
 財布でも落としたんか? それともアレか? 恋の悩みっちゅーやつでも抱えとるんか? 」

新しいたこ焼きを口に運ぶと、無遠慮につかつかと歩み寄ってくる

立花 響 > 「財布は…ありますし、恋なんてここに来てからまだ一日ですからそんな暇ないですよ。ただ一日で沢山歩き回ったので疲れただけです」

歩み寄ってくる千早を見て、苦笑を浮かべて姿勢を正す。
流石に教師相手にこんなダラけた姿勢で会話するのは失礼だとは気付いたらしい

神代千早 > 「おっ、そら奇遇や。ウチも昨日ここに来た新米ホヤホヤやねん」

千早はと言えば教師の威厳など欠片も無い……ほっぺたに青のりをくっつけたまま人懐っこい笑みを浮かべている

「んー? あれ? ああ!! 前に局の方で見たことあるわ。こっちへは仕事なん? 」

と、唐突に響を指さす

立花 響 > 「あれ…そうなんですか?それはホントに奇遇で…えーと、青のりついてますよ?」
青のりをつけた千早を見て指摘するか指摘しないか迷った後に青のりがついている頬を指さして指摘する

「え、と。仕事ではなく、学生として今ここにいますよ。」

指差されると目を丸くして口ごもった後に質問に答える。
響は局、という言い方からそういう業界の人間なのだろう、と勝手に推理する。言われて見れば見覚えはある…が名前までは覚えていないようだ

神代千早 > 「ほー、まぁ、ここは随分オモロイところみたいやし、TV出とるより楽しいかもな」

と、果たして口ごもったのを見て気を使ったのかそうでないのか、イマイチ不明な感想を返す。
指摘された青のりを指で2~3度擦って指に移すと、その指をぺろりと舐めた。

「あーっと……見覚えはあんねんけど、何せ芸能界なんて人がうじゃうじゃおるやろ? 
名前まではちょーっと覚えとらんねん。悪いけど、自己紹介頼めるかな? 
ウチは神代千早……本職は落語家やけど、まぁ、TVで落語は演らんな……もっぱらバラエティ番組や」

と、2、3出演しているバラエティー番組の名前を挙げるが、どうもあまりパッとしないもののようだ。

立花 響 > 「確かに常識を疑わせに来ますね…面白いですけど」
ふと、今日出会った空を歩く人と家があるのに敢えて外のベンチで寝ようとする人を思い出しくすり、と思いだし笑いをしている

「えぇ、私も似たようなもので…神代千早さんですね?宜しくお願いします」
自己紹介をされると礼儀正しく礼をした後に今度は自分の番だ、と言わんばかりに深呼吸をして口を開く
「立花響。立ち上がるの立つに、咲く方の花。それで音が響くの響です。
元歌手で今さっきこの学園に編入してきた1年生です」
自分の紹介が終わるとにこり、と作り笑いをしてしまう

神代千早 > 「あー、歌手やとちょっと芸能界でも河岸が違うな……」
「おーおー、何かおもろいとこ見つけたら是非教えてな? 
ウチもナンボでも教えたるさかいにな」

早速「あそこのたこ焼きはタコの入りが渋いんでやめた方がええな」などと毒にも薬にもならない情報を付け加える。

こちらは相変わらず人懐っこい笑みを浮かべている。

「さて、何か困っとるんならちょいと活入れたろかと思うとったんやけど、心配も要らんようやし、ほな、ウチはまた面白いトコを見つけに行くわ」

と、手を上げて大仰に挨拶する。

立花 響 > 「芸能界の方でもよくお話に来る方もいらっしゃいましたけどね…話の内容はよく分からない事ばかりでしたけど」

「その辺り歩くだけでも面白い事がたくさんありますから、出歩くだけ面白い事に遭遇出来ると思えば良いかもしれません」

千早の話すタコ焼きの情報を聞くと、そのたこ焼き屋台の人に申し訳なくなったのかあまり真面目に聞いていないで苦笑している

「あぁ、それはほんとすみません。手間を取らせてしまって…もう暗いですからどこか躓いたりしない様に気をつけてくださいね?」
手を上げて大仰に挨拶されるとつられるように少し手を上げてそれを横に振るぐらいの挨拶をする

神代千早 > 「ま、辛気臭い顔しとると福が逃げるさかいにな……笑顔笑顔」

と、青のりのついていたあたりを指でつんつんとつっつくと、手を振って去って行った

ご案内:「学生通り」から神代千早さんが去りました。
立花 響 > 千早を見送ると良かった姿勢が再び悪くなって壁にもたれかかる

「つい癖で作り笑いとか、姿勢良くしちゃった…この癖治さなきゃ…ホント」
はぁ、とため息をつく。

学生通りを見ていればあの時カフェテラスであった少年を見かけられるかも…と思ったがそんな偶然なんて早々起きるものじゃない、と一人反省している

立花 響 > もし見かけたら一言謝っておきたい、とは思ったが流石に今日一日中動き続けたので眠気も疲労も限界だった

「…寮に帰って早く寝よ」
その重い足取りで寮に向かって歩いて行った……

ご案内:「学生通り」から立花 響さんが去りました。
ご案内:「学生通り」にカエラムさんが現れました。
カエラム > 学校からの帰り道。
カエラムは、缶やペットボトルがいくつか並べられた箱の前に立っていた。

「……かん、ぺっとぼとる。」

中に入っているものの名前はバッチリと覚えている。
しかし目の前にある箱のことをなんて呼べばいいのか、カエラムにはわからなかった。

カエラム > 箱をよく見てみると、扉のように開く構造になっていることに気がつく。
戸に手を掛けて、軽く引っ張ってみる。

『ミシッ!』

…………どうやら鍵がかかっているらしい。
壊してしまうのも気が引けるので、無理矢理開けることはしない。

カエラム > やがて巨躯は、その場から離れていった。
ご案内:「学生通り」からカエラムさんが去りました。
ご案内:「学生通り」に麻美子さんが現れました。
麻美子 > (学生通り、カフェテラスのある通りをのんびりと歩いていた。
 ……というのも、カフェテラスを覗き込んでみたら超入り満員。
 まさに寿司詰め状態だったからだ。)

「あのカフェテラスも随分人気になったものッスねー。」

(苦笑しながら公安に流された『情報保持徹底の勧告書』を眺めると悪い笑みを浮かべる)

「資料が回収されて、次の日にはこれが流された。
 それだけで十分な裏取りになったッスよ。偲サン。」

(それを鞄に仕舞い込み)

麻美子 > 『……ファミレスにでも入るッスかね』

(このまま当ても無く歩くと疲れるだけだ。
 足には自信があるほうだが、疲れるものは疲れる。
 そんな事を考えながら、ぼんやりと学生通りを歩いていた)

ご案内:「学生通り」に相楽 満さんが現れました。
相楽 満 > 「ういっす、麻美子ー」

なんともだるそうな顔で、見かけた女性に手を上げて近寄ってくる。
かばんを片手に、だがもう帰り際といった様子。

麻美子 > 「ん、ういっすー。」

(手をひらひらとさせて挨拶に応じる。)

「……買い食いッスか?」

(帰り途中らしい彼にそう声をかける。
 記憶が確かなら、彼は結構大食漢だ。)

相楽 満 > 「残念、これからメシだ。
 今日はピザとパスタの予定だったけど……一緒に行く?」

手には何も無く、かばんから何かを出すそぶりも無い。
少し離れた方向、小ぢんまりした店のある方向を指差す。

麻美子 > 「んー、相楽サンがご馳走してくれるなら考えてやるッスよ?

(けらけらと笑う、どうせいく当てがあったわけじゃない。
 誘いに乗るのもまた良しだ。)

相楽 満 > 「いいぜ、それくらい。あそこそんな高くないし。
 ついでに面白い話くらい聞かせてくれよ」

くいっとあごでついて来るように示し、歩き出す。
その小さな店まで先導してさっさと席へと進み、メニューを開いて渡す。

麻美子 > 「さすが相楽サン、太っ腹ッスねー。」

(先導されて歩くと、メニューを受け取った。)

ご案内:「学生通り」から麻美子さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に渡辺慧さんが現れました。
渡辺慧 > 「…………はらへったなー」
ドーナッツをバクバクと食っていた奴が言うセリフではないが。

そんなことをつぶやきながら、学生通り、ご飯処を捜し、ふらふらと歩いているパーカーを羽織った少年の姿がいる。

渡辺慧 > 「……………シッ」
カフェテラスでの愉快な出来事を思い出す。
誰もが、何かを抱えていた。……見せたくないのか。強さか。それは分からないけど、ただ、ひどく楽しい。
――ひどく、空っぽだった。
だから、猫のように笑った。

その思考から逃れるように、フラフラ、と。
――ラーメンかな。決まりだ。この時間でも、やっている店は多いだろう。

渡辺慧 > みそ……しょうゆ……とんこつ……しお……。
様々な組み合わせから最強のラーメンを選び出す……今の自分に合ったラーメンはなんだ……。

クリーミーなみそ……スタンダードなしょうゆ……濃厚な豚骨……そして……あっさりな塩……。

昆布ダシ……カツオダシ……それとも……。

何て奥深いんだラーメン……。


なんてことを、考えているけど一向にラーメン屋が見つからない

渡辺慧 > あぁラーメン……なぜあなたはラーメンなの……。
さぁ……君もラーメンに好きな具材を入れて、君だけのオリジナルラーメンを作ろう……。


「…………って、いうか。……まじでないな」


もしや、この時間にはしまってしまっている店が多いのだろうか。そんな思考にとらわれ、目の前が暗闇に覆われて。絶望に膝を屈しようとしたその時。



そこには黄金に光り輝く、ラーメン屋の姿を見つけたのだ。
これが、オアシスラーメンのはじまりだと言われている

渡辺慧 > 恐る恐る、その扉をあけ、暖簾をくぐる。
中からは…………これは、豚骨……?

いや……そこまで、匂いはきつくない……これは、一体。……素晴らしい香りが、鼻孔いっぱいに広がった。

ごくり、と思わずつばを飲み込む。
あ、食券なのね、はい。


メニューは…………一種類しか、ない?
品名は……ラーメン、だと?

渡辺慧 > 値段は、550円。――安い。
思わず喉を鳴らす。……即座に1000円札を投入。食券のボタンを押す。
派手な音を鳴らして落ちてくる硬貨の音。450円。確かに受け取った。



カウンターに座る。厨房の中には、いかにも。そう、いかにも、といったような、ラーメン屋のおやじがいた。

「……す、すいません」
恐る恐る、食券を渡すと……返事はなく。

しかし、それでもよかった。

この、ラーメンを食べれるなら、多少の些事など。

ご案内:「学生通り」に霜月 零さんが現れました。
霜月 零 > 「…おー、サボマイスタ。さっきぶり」

気だるげな表情でラーメン屋に入ってくる剣士がいた、本当にさっきぶりである

渡辺慧 > 待つこと、およそ20分。

……あまりにも、長い時間だった。もはや、空腹感は致死量にも達し、今にでも爪楊枝を食べてしまいそうなほど。それほど、気が遠くなるような時間だった。


出てきた、そのラーメン。――きれいだ。

思わず口に出すほど。それはとても……繊細で、優雅で。綺麗なラーメンだった……。


はやるように、割り箸をつかみ、静かに割る。


そして、その、一口を、口に入れて。

渡辺慧 > …………………………――――――――――。


返事を返す余裕なく。その背中は固まっていた。

渡辺慧 > めっちゃまずいやん。
霜月 零 > 「……あれ、どうした?なんだ、そのラーメン、味がどっちかに振り切れてたりすんのか?」

固まっているのを見て、ちょっと心配げである

渡辺慧 > 「……………………すっごく、おいしいよ!」
霜月も食べてみなよ! と、背中を押すように食券の方へ追いやる。
デビルスマイルだ。

霜月 零 > 「ん?あ、ああ…」

ラーメンオンリーかよ!と券売機にツッコミを入れつつ、550円でそれを購入。

おやじにそれを出し、しばし待つ間、慧の食事姿を観察する。

渡辺慧 > 表には出さないプロの技だ。まるでそれが、食べてみると何かやたら臭くて、粘つきを感じるようなスープ、伸びきっているスープ。あらゆる面で、やばい。

が……しかし。この渡辺少年は、その、あらゆるまずさを、内面に閉じ込め。まるでおいしい食べ物を食べているかのようなスムーズさで…………わずか、10分間で完食した。

渡辺慧 > 伸びきっている麺。と、誰に向かっているかわからない訂正を入れている。
霜月 零 > 「……」

彼にもう少し剣の…相手の表情を見て心中を見抜く才があれば、その虚飾も見抜けたかもしれない。

だが、悲しいかな。霜月零は凡才だ。

霜月零は才能がない。だから、見抜けない。

「まあ、普通に旨そうだな…?」

違和感はあるものの、普通の期待感でそのラーメンを待つ。待ってしまう。

霜月 零 > 20分ほど待って、そのラーメンを目の前にする。

見た目は、綺麗だが……

「いただきます」

一応は良家の息子らしい礼儀正しさで手を合わせ、割り箸を割り、そのラーメンに口をつけ……

……もう一度、言う必要があろう。霜月零は、凡才だ。

彼には、剣において必要な才が、大して備わっていない。表情から見抜く才もなければ……己の表情を、隠しきる才も、なかったらしい。

「…………!!!!」

声を出すのは堪えた。が、それが限界。

恨みがましい目を慧に向ける。その表情は、歪み切っていた。

渡辺慧 > そして、それを食べ終わった渡辺少年は。
ごちそうさま、と。すばやく、どんぶりを返す。まるで――。


――そう、ばれたら速攻で逃げよう、としているかの準備を、しているかのように。だが……あくまで、自然にやる動作だ。気づけるとしたら、よほどの疑心暗鬼なのだろう。







「サラダば! 明智君!」
そういえば……さっきは見せてなかったな、と。つぶやき。

少年は風になった。…………あくまで、比喩だが。

風のように。――――駆け抜けた。


「そしてまた会おうホームズ!」

ご案内:「学生通り」から渡辺慧さんが去りました。
霜月 零 > 「こ、の……!」

すぐ立ち上がり、追いかけようとする。が、そこにあるのは、まだほとんど残ったままのマズいラーメン。

「…………」

良家の生まれの彼は、実はそれなりに厳しいしつけを受けて育ってきている。その中には当然…「食べ物を無為に残さない」も、含まれていた。

「ちく、しょう……!」

己の敗北を痛感する。己の非才を嘆く。ああ、また勝てなかった。
落涙しそうになるのを堪え、食べる。
マズい。即吐き出したい。だが、食べ物は残してはいけないものなのだ。

「…御馳走、様でした」

苦難を乗り越えるのに、彼がかかった時間は20分。時間をかけたせいで麺は更に伸び、もう最後は苦行でしかなかった。だが、なんとか、やり遂げたのだ。

霜月 零 > 即座に追いたい。追って、取り敢えずぶん殴りたい。だが……

「……時間かけすぎたな」

もうどこにいるかもわからない。この為だけに使い魔を出して探すのも、あまりに馬鹿らしい。

「……今度会ったら一発殴る」

それだけを胸に秘め、彼は気分転換の散歩に繰り出すのであった……

ご案内:「学生通り」から霜月 零さんが去りました。