2015/06/22 のログ
ご案内:「学生通り」に和泉 兼次さんが現れました。
■和泉 兼次 > 学生通りにあるコンビニ。
24時間営業なのはここも本土も変わらないなぁ。
そう思いながら入店。
いらっしゃーせーというちょっと気の抜けた店員の声を聞きながら、
とりあえずパンコーナーへ。
…やっぱり夕食ちょっと足りなかったなぁ、と考える。
■和泉 兼次 > どれにしようかな、と選び始める。
メロンパンとかドーナツとか、多種多様なのも変わらない。
さすがにこの時間は補充がきかないのかちょっと少ないけれど。
菓子パンにしようか、惣菜パンにしようか。
できれば手軽に食べれるものがいいよね、とメロンパンを手に取る。
ボリューム大事な年頃。
■和泉 兼次 > しかし食べ過ぎるのもなぁ…とメロンパンは棚に戻した。
下部にあるスティック状のパンを手に取る。
10本くらい入ってお得な感じ。量も調節しやすい。
これにしようかな。
手に持ったまま、次はドリンクコーナーへ。
「………んー………。」
腰をちょっとかがめてにらめっこ。
■和泉 兼次 > 紅茶にしようかな、と指先を伸ばしちょっと停止。
うーんと少し悩んで別のものへ。
小サイズの野菜ジュースのパックを二つ手に取った。
これでいいか、と口の中で呟いた。
ちなみに黄色らしい。
■和泉 兼次 > これでいいか。
パンとジュースを持ってレジへ。
本当はアイスとか買おうかな、と思ったけれど。
今度にしよう。
会計を済ませ、また少し気の抜けたありがとうございましたを背に、店を出る。
ご案内:「学生通り」から和泉 兼次さんが去りました。
ご案内:「学生通り」にアルラウネさんが現れました。
■アルラウネ > 《普段、登校時と下校時は賑わうこの正門だが……今日は日曜である》
「……むうー、やっぱりたいくつかも」
《一応下校時だけあって、ぽつぽつと日曜も講義を受ける一部の学生達がいたり、なにか用事があってやってくる学生もいるのだが。
それでも、花精が退屈する程度には、人通りが少ない》
■アルラウネ > 「遊びに行っちゃえばよかったかなぁ~?」
《花壇のふちに、珍しく二本の足を投げ出し腰掛けて。
時折通る学生達に手を振りながら……退屈をもてあまして、先日もらった白い髪飾りに触れてみる》
「……~~♪」
《自分では見ることが出来ないものの、髪飾りに触れると鼻歌が出るくらいにはご機嫌になる。
それくらいに嬉しいプレゼントだったわけだが、似合っているかは……見る人によるだろう。
黄系の花と、白い花飾りは、花精の髪を賑やかに彩っていた》
■アルラウネ > 「あ、こんにちわぁ~。
おつかれさまでーす♪」
《そんな退屈な日でも、ちゃんと人が通れば手を振って挨拶する。
頭に白い花が増えた上に、珍しく人型の足を、素足のまま投げ出しているものだから、通行人の視線も自然と集まる。
が、やっぱり数が少ない》
「……うーん」
《さてさて、どうした物かと首を傾げる。
今から遊びに出るには……少し時間が遅い。
とはいえ、このまま誰も来ないのならそれはそれで退屈なのだ》
ご案内:「学生通り」に相楽 満さんが現れました。
■相楽 満 > 「……お、アルラ・ウネじゃん。
元気ー?」
今日もピーナッツを抱えて現れた。
いつぞやの男だが、今日は制服ではなく私服姿だ。
■アルラウネ > 「あっ、ぴーなっつのおにーさん!
こんにちは~!」
《ぴょん、と立ち上がってご挨拶。
もうすでにぴーなっつの人扱いである。
普段は膝辺りまで埋まっているため、少し身長が高く感じるかもしれない》
■相楽 満 > 「おう、ピーナッツのお兄さんだぜー。
今日も食う?」
がさがさとピーナッツの袋を振りながら。
そこでふと気付く。
「……あれ?
前と違って背高くね?」
アルラウネの頭のてっぺんらへんで、手のひらをかざしてみる。
ちょっと高い、気がすることに気付いた。
■アルラウネ > 「たべますっ!
あんまり美味しくないですけど!」
《味は余り好みではなかったらしいが、食感は非常に気に入ったらしい。
なぜか気合を入れるように両手を差し出す》
「ほえ、そうですか?」
《言われて、不思議そうに自分を見てみる……が、本人としては何も変わった自覚はない。勿論、実際になにかが変わったわけでもない。
本当にただ、二足歩行で立っているというだけである》
■相楽 満 > 「よっしゃ!
……っておいしくないのかよ」
ざらら、と差し出された両手に数粒落とす。
律儀である。
「……んー?
あ、立ってる。前は膝から下地面だったのに」
■アルラウネ > 「美味しくはなかったです!」
《力いっぱい真面目な顔で答えて、ぴーなっつを口に放り込む。
もぐもぐと咀嚼しているが、たしかにあまり美味しそうには見えないかもしれない。
……一生懸命ではあるが》
「あ、そうですよー!
今日は立ってるんです!」
《なぜか自慢げに答える。
そしてまたぴーなっつを口に入れて、もごもごとし始めた》
■相楽 満 > 「……固いもの食うのがいいの?
そしたら今度、別のもの持ってきてみよっか。
かりんとうとか、せんべいとか」
こりこり自分も食べながら挙げてみる。
多分知らないんだろう、とか思っている。
「……立てるんだ……」
足がちゃんと生えているのを見て、少し感心している。
■アルラウネ > 「かりんとう? せんべい?
それも食べ物なんですかー?」
《どちらも花精には初めて耳にするものである。
興味津々といった様子で、ぴーなっつの人を見上げた》
■相楽 満 > 「うん、食べ物。
かりんとうは甘くて、せんべいはしょっぱいやつ。
アルラ・ウネは甘いほうが好き?
それともしょっぱいほうがいい?」
伝わるだろうか、と考えながら一応尋ねる。
■アルラウネ > 「うーん……それなら甘い方が好きですけど……」
《頬に指を当てて悩ましそうに首を傾げる。
甘い方がすきというよりは、ぴーなっつを食べた限り、しょっぱい物……塩気は苦手だ。
だがしかし、せんべいという食べ物にも非常に興味を引かれてしまう。
どっちにしようかとしばらく考えてみて……》
「……両方じゃ、だめですか?」
《恐る恐る、といった具合に。
ちょっと上目遣いにたずねてみた》
■相楽 満 > 「お、両方食べてみたい?
そんなら両方持ってくるぜ」
にへら、と笑って快諾する。
「そーだよな、食べてみないとわかんないしな!
ちょっとひとっ走り買ってくるか!」
ピーナッツの袋をアルラウネの少女に差し出す。
持て、というらしい。
■アルラウネ > 「やったぁ♪
ありがとうございますっ!」
《喜んで笑顔になるが、袋を差し出されると、きょとん、とした顔になる》
「え、え?
買ってくるって、どこにですか?」
《一応袋は受け取ってみる物の。
この学生通りに売っているのだろうかと、きょろきょろとしだす》
■相楽 満 > 「ちょっとだけ待ってな。
購買まで行ってくるから」
ぐっぐっと軽く屈伸をし、駆け出した。
とんでもない勢いで土煙を上げて走り去る。
ものの数分で帰ってきた。
手にはかりんとうの袋と、しょうゆせんべいの袋だ。
「ただいまーっと。
どっちから食ってみたい?」
■アルラウネ > 「わー…………」
《突然すごいスピードで走り去っていくぴーなっつの人に目が点である。
呆然としたまま見送り、そのままぴーなっつの袋を持って硬直していた》
「……オ、オカエリナサイ」
《そしてまた同じような勢いで帰ってきたぴーなっつの人に、やはり呆然としたまま、カタコトに返す》
「え、えっと、それじゃあ……せんべい? から?」
《とりあえず、辛うじて我に戻るとぴーなっつの袋を返すように差し出しつつ、せんべいとやらをセレクトしてみるのだった》
■相楽 満 > 「よっしゃ、じゃあせんべいからな。
ではこいつだ」
ピーナッツを受け取り、せんべいの袋を開けて見せる。
中にはしょうゆを塗って焼いたもので、きざみのりがくっついている。
おにぎりの形をしたもので、甘辛く香ばしい香り。
■アルラウネ > 「おおー……」
《目を丸くして袋を覗いてみるが……まだ手を伸ばさない。
すんすん、と匂いを嗅いでみて、むむむ、と眉根を寄せる。
匂いが強い。普段、自分の花の匂いで周囲の匂いが相殺されているため、強い匂いというのを花精は嗅いだことがない。
そこにこの、しょうゆの香りは少々刺激的だった》
「…………」
《また数度、慎重に匂いを嗅いで、嗅いではちょっと離れて。
そうしてようやく、恐る恐ると袋に手をつっこんでみる。
そしてせんべいを手に取る。
……硬い。ちょっとべたつく。
ますます難しい顔になる花精。
しかし、やはり興味と好奇心は猫だって云々》
「……い、いただきます」
《そうやって時間をかけてようやく取り出したせんべいに、思い切ってあんぐ、と齧りついた。
思った以上に硬い。
ちょっとだけ頑張って、ぱりん、と一口分噛み割ってみてから、口の中でぼりぼりと、咀嚼してみる。
……やっぱり表情は、眉根が寄ったままの難しい、真面目な顔である》
■相楽 満 > 「……どうだ?」
かなり長い時間、警戒したり考えたりしている少女を見て、根気強く待ちつづけ。
とうとう口にしたところで、尋ねてみる。
その合間、自分もぼりぼりとせんべいを食べている。
成長期の男子、口のサイズは大きい。
一口でせんべいを口に入れ、咀嚼する。
■アルラウネ > 「……おいしいけど、しょっぱいです。
おみずがほしいです」
《一生懸命噛み砕き、ごくん、と飲み込んで。
とっても渋い顔のまま、そう答えた》
【あるらうね の えんぶんのうど があがった!
すいぶん が ほしくなった!】
■相楽 満 > 「おう、ダメか……
そう来るかと思って水買ってきといた」
用意がいい。
なんとか山の天然水、みたいな水のペットボトルを取り出し、差し出した。
が、そこで止まる。
「……口から飲むの?
根っこにかけるとかじゃなくて?」
ある意味真っ当な質問が飛び出す。
■アルラウネ > 「あ、それはどっちでもだいじょうぶです」
《いつもよりテンションが低めである。
わーい、とか、ありがとうございます! と飛びつかない。
やっぱり笑顔じゃなくて、しぶーい表情である。
一応手を出してみるが、そのまま頭からかけても、足にかけても、どっちでもいいのだろう》
■相楽 満 > 「うわ、ローテンション。
んじゃまぁ、かけてみるか……」
出された手に、ペットボトルを逆さにしてだばだばとかける。
腕から足へと水がしみこんでいくだろう。
■アルラウネ > 「はぁー……♪」
《水をかけられると、気持ちよさそうに息を吐きつつ、目を細める。
そして、水をかけられていない、せんべいをもったままの手を口に運び、二口目に挑戦》
「…………」
《やっぱり真面目な顔になって、一生懸命咀嚼をし始めた。
どうやら、しょっぱいだけで嫌いではないらしい》
■相楽 満 > 「……もうやめといたら?」
さすがに少し心配になったか。
だが片手に水をとぽんとぽんとかけ続けている。
そのうち一本分の水が無くなった。
■アルラウネ > 「……うん、やめときます」
《二口目をしっかり飲み込んだところで、残ったせんべいをぴーなっつの人に返そうと差し出した。
嫌いではなかったものの、あまり好きでもなかったようだ》
■相楽 満 > 「うん……」
なんかちょっと残念そうに受け取った。
「じゃあ今度はかりんとうだな。
こっちは甘いけど、もっと固いぞ」
黒糖かりんとう。
ばさっと袋を開けて差し出す。
■アルラウネ > 「…………」
《せんべいがアレだったので、警戒しているようだ。
やはり、またそっと鼻を近づけて嗅いで見る……が、匂いはそうでもない。
むしろ、たしかに甘そうな香りだ》
「……いただきまーす」
《なので、ちょっとだけ安心して手に取り、口の中に放り込んでみた。
固いと言われたのもすっかり忘れて》
「…………」
《そして今度は、ゴリッ、である。
そうていがいのかたさ!
噛めないほどではないのだが……深刻そうな表情を浮かべて、両手で顎を押さえた》
■相楽 満 > 「……大丈夫か?」
顎を抑えた幼女を見て、少し心配になる。
少し硬すぎたか、と反省した。
思わず肩をさする。
■アルラウネ > 「…………」
《驚いたのか、痛かったのか。
ちょっとだけ目に涙が浮かんでいた物の、うんうん、と頷いて答える。
そのまま、少しずつ噛み砕いて……飲み込んだ》
「……お、美味しかったです!!」
《と、力いっぱい答える。
やっぱりちょっとだけ涙目だったが》
■相楽 満 > 「お、これは美味かった?
もっと食べる?」
袋を差し出す。
さぁ、どうだ。
■アルラウネ > 「……いただきます!」
《差し出されると悩んだが……結局受け取った。
しかし、すぐに食べるという事もなく、受け取るだけだ》
■相楽 満 > 「……食べないの?」
受け取って動かない様子に、いぶかしんで尋ねる。
やはり固すぎたか。
チョコレートあたりから攻めたほうがよかったか。
■アルラウネ > 「……後でゆっくり食べます!」
《むむっ、と気合を入れて答えた。
味はしょっぱくなく、甘めではあるので嫌いじゃない。
単純に、これまでの物で一番固くて、顎が疲れただけなのだ。
あと、ちょっと驚いた》
■相楽 満 > 「ん、そう?
じゃあ袋ごとやるよ。
好きなだけ食べるといいよ」
袋を差し出した。
中には黒いかりんとうがごろごろ入っている。
■アルラウネ > 「あ、ありがとうございます。
後でちょっとがんばって見ますね!」
《と、受け取りながら答える。
テンションは元に戻っているようだが、なぜか頑張るらしい。
やはりかりんとうを倒すにはまだレベルが足りなかったのかもしれない》
■相楽 満 > 「おう、いっぱい食べて大きくならなきゃいけないしな。
……でも頑張らなきゃ食べられないなら、無理しなくても……」
ぼりぼりとせんべいを食べながら呟く。
でも食べたいなら止める理由はない。
■アルラウネ > 「……たべますっ!」
《食べるらしい。
気合十分といった様子が見られるだろう。
もしかしたら、最初びっくりさせられたのが悔しかったのかもしれない》
■相楽 満 > 「お、おお……わかった。
じゃ気にせず食べて……
あ、ピーナッツと違って、空気に触れ続けると湿気って柔らかくなっちゃうから気を付けてな。
食べないときはこんな風に、袋を折りたたんでおくといいよ」
目の前でせんべいの袋の口をぱたぱたと折りたたむようにしてみせた。
■アルラウネ > 「なるほど、わかりましたっ」
《一つだけ手に持ったまま、かりんとうの袋を真似して折りたたむ。
とはいえ、これだけでは結局開いてしまうので、あまり変わらないのだが》
■相楽 満 > 「ん、おっけー。
そんじゃ俺帰るわ、またなーアルラ・ウネ」
やっぱり変な区切りとイントネーションで名前を呼び、その場を去って行った。
自分で買ったせんべいをばりばり食べながら。
■アルラウネ > 「はーい、さよならです!
また遊んでくださいねー」
《ぶんぶんと、かりんとうを持った手を振って背中を見送るのでした。
そして》
「……きょうてきだけど、まけないもん」
《そう言って口の中に黒い塊を放り込み。
かりんとうとのたたかいがはじまるのだった》
ご案内:「学生通り」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「学生通り」からアルラウネさんが去りました。
ご案内:「学生通り」にチェシャさんが現れました。
■チェシャ > 今日も今日とてふわふわこにゃにゃはそのぬいぐるみの様な愛らしい容貌に似合わず
極悪なコンビニ強盗を行っていた
ターゲットは、コンビニの客
会計を済ませた所、その愛くるしい容姿と、人懐こい性格を武器に
買物客から
「何を買ったの~?」と擦り寄って、ご飯をねだるのである
■チェシャ > ふんわりとした艶のある毛並みのふわふわが箱座りして
可憐極まりない容姿で、お客さんを待つ
「今日のご飯何かなぁー?」
と、まるで夕食を楽しみに待つ子供の様に
ご案内:「学生通り」に和泉 兼次さんが現れました。
■和泉 兼次 > がーっと自動ドアが開いて出てくる男子生徒。
図書館で缶詰してたらすっかり遅くなってしまった。
手に下げられたコンビニの袋はそれなりの大きさ。
さて、寮に帰ろうか。と考えてたらふと、
なんか猫が目に付いた。
■チェシャ > 目の前で箱座りするペルシャ猫
コンビニのドアが開くと、素早く兼次の足元にてててーっと歩いてくる
「おにーさんなに買ったのー?
チェシャにごあん頂戴ー」
にゃぁぁん……と、足にすり寄れば頭をこすりつけて、甘える
■和泉 兼次 > 「しゃ、喋った!?」
急に声を出した猫に驚いてちょっと後ずさってしまった。
でもきっと気にせず擦り寄ってくるのだろう。
甘えてこられたら相手しないわけにはいかないな…。
そう思いながら屈みこんだ。
「君は…野良、じゃなさそうだね。綺麗だし。
喋るし、異邦の子かな。」
甘えてくる頭に手を伸ばした。なでようとする。
「…何か食べれそうなのあったかな。」
袋をごそごそ。ツナ缶が出てきた。…食べれる?と訊いてみる。
■チェシャ > 大抵、猫が喋る時の人間の反応は『驚愕』である
気にする様子もなく擦り寄って、くるくると兼次の足元を回りながら
身体をこすりつける様に懐く
「野良じゃないよ、ふわふわはねーちゃんと毛並みも綺麗だし
野良と違ってノミも居ないし綺麗綺麗な猫なん
異邦……?うぅん、大体合ってる」
そんな事を言いながら、手を伸ばされれば歩くのを止めて、触りやすいように立ち止る
頭を撫でれば気持ち良さそうにごろごろと喉を鳴らしながら
きっと、野良とは違い、手入れの行きとどいた綺麗な毛並みが感触で分かるだろう
兼次が袋を漁れば、期待した顔で……
「ツナさん!ツナさんはねー大好きなの!!」
ご機嫌尻尾でぴーんとした尻尾が喜びを表現して
食べる食べる、と足元をせかす様にカリカリとする
■和泉 兼次 > よしよし、と懐いてくる頭をなでる。
手つきは優しく、毛並みを梳くように。
急かされればはいはいと優しく微笑んだ。
「そっかそっか。…よし。じゃあ俺も今日はここで晩飯にしようかな。」
よいせっと駐車場の車止めに腰を下ろす。
自室のパン用だったけどツナ缶はまた買えばいいやと考え
まずは、とぱきゃっと快音と共にツナ缶を開ける。
「…君は、チェシャちゃんだったかな?」
どうぞ、と目の前にツナ缶を置きながら名前を聞く。
初めにそんな風に喋ってた気がする。
■チェシャ > 優しい手つきに気持ち良さそうに喉を鳴らす
撫で方も、表情からも『優しいお兄さん』である事を知ると
殆ど無いに等しい警戒心も無くなって
まるで飼い猫の様な懐きぶり
「うんー!今日は一緒にご飯ね、うれちぃん……」
腰を下ろす彼の傍に寄ってくる
ぱきゃっと軽快に缶の開く音が鳴れば、期待にお耳がピンとして
「うん、チェシャって言うのーあとねー時々自分の事をふわふわって言う事もあるのー
でもね、名前はチェシャなのよー
おにーさんのお名前は?」
首を傾げながら尋ねるが、ツナ缶を貰えると猫まっしぐら!
はぐはぐはぐ……と美味しそうに夢中になって食べながら、時折
「おいちぃ……このツナ缶おいちぃぃんねぇぇ……!」と声を漏らしながら食べていく
その姿は、とても幸せそうなのが きっと見ている方にも伝わるだろう
■和泉 兼次 > 「はは。ふわふわか。」
可愛いねと笑顔を零す。
自分の分、袋からレタスハムサンドを取り出すと封を切る。
嬉しそうに食べる様子を眺めながら一口齧った。
「俺は…あー、そうだな。ケンジでいいよ。
よろしく、チェシャちゃん。」
サンドイッチを一つ、ぺろっと食べ終える。
もう1つのサンドイッチから中のハムを抜いて差し出してあげる。
残りは自分で食べる。
喜んでくれるだろうから、いいのだ。と食べている背を撫でながら思った。
■チェシャ > 艶の良い毛並みは、きっと手に触れれば心地よいだろう
「うれちぃんね……」
褒められると嬉しそうに『ありがとー』とお礼を言って
ツナ缶を食べている隣で、兼次がレタスハムサンドを食べ始めて
ささやかな、けれど幸せな夕食タイムがコンビニの隅で密かに始まる
「ケンジね、覚えた
よろしくねー」
そういいながら、ツナ缶を食べ終えて『おいちかった』と言いながら口の周りを舐めていた所で――……
「! ハムも貰って良いのー!? 嬉しぃぃん!」
差し出されたもう一枚のハムに、驚きつつもとっても喜んで、またはくはくと食べた
『おいちぃ、おいちぃ』と言いながらハムを食べて
撫でてくれる背中に伝わる手の温かさが、とても気持ちいい
それはそれは、幸せな一時だった
食べ終えて舌で口周りを拭うと、兼次に問う
「美味しくって、大満足なんねー
おにいさんはここにある学校に通ってる人?
学校は楽しい?」
■和泉 兼次 > ハムを喜んで食べた事にまた笑みを零す。
懐っこい動物というのはいいものだ。
猫であれ、犬であれ。
食べ終えるまではそっと背中をなでていただろう。
自分もサンドイッチを食べ終えると、ごそごそと袋から野菜ジュースを取り出した。
「学校? んー…。」
少し考える。勉強はそれほど嫌いではない。
ただ、本当に楽しいかは…少し迷った。
「…そうだね、楽しいよ。」
けれど、笑顔を浮かべてそう言った。
ジュースにストローを差して、飲む。膝上がガラ空きである。
■チェシャ > 動物というのは、人の愛や善意に敏感である
人と長く生きた歴史を持ち、人と共に在る事で、彼らは生き伸びて来た
故に、餌をくれる行為や、優しい微笑み、温かいふれあいが心地よくて気持ちいい
何処か、身を委ねるかのように安心しながら食事をして
撫でられる背中に触れる温かい手に甘える
野菜ジュースを飲む彼を、ビー玉の様な丸い綺麗な瞳で見つめながら
少し迷う表情と、それに続く台詞と、笑顔を見ると
「そっか」
と、短く答えてガラ空きの膝の上に、飼い猫の様に飛び乗った
「楽しいなら、いいの
でも、たまに学校で嫌なことあっても……ケンジ君くらいの子だと我慢する事もあるし
そういう子はちょっと心配なんだけど、楽しいなら安心した」
膝の上に落ち着くと、箱座りしながら
「ケンジくんとこうしてご飯食べるの楽しかったから、また色々ご飯食べたり
色んなお話したいなーって、チェシャはねー思うの
大体いつでもコンビニとか、商店街に居るわ。ここがチェシャの場所だから
ケンジくんは何処に行ったら会えるー?」
とか、首を傾げながら問う
■和泉 兼次 > ちゅーっとジュースを飲んでいると膝上に乗ってこられた。
おっと、という表情をしたが、すぐに元の笑顔に戻る。
甘えてくる様子に笑みを漏らしながら、ゆっくりと顎下をなでてあげる。
「…随分長生きしてるのかな。」
見透かされた様子に少し驚き、そう呟く。
けれど、それならそれで安心させてあげなくちゃならないかな、とも思う。
笑顔のままで、膝上の猫ちゃんをゆっくり撫でながら。
「俺?…俺は学校か、男子寮にいるよ。
このコンビニは近いからたまに来るし…。
寮は割とザルだから、遊びに来てもいいんじゃないかな。」
首を傾げた愛くるしい様子に、こちょこちょと首元をくすぐる。
■チェシャ > 膝に乗れば、少し驚かせてしまったらしい
けれどすぐにその優しい顔に戻れば、落ち着いて安心しきった様子で
顎下を撫でられると気持ち良さそうなごろごろが大きくなる
「ケンジ君は撫でるの上手ねー、チェシャはねーとっても気持ちよくってうれちぃん……」
「他の猫よりは、長生きだよ」
短く答えながら、優しい笑顔と撫でる手が居心地が良い
「きもちぃーん……」等と漏らしながら、伸びてリラックス
「学校と、寮住まいの子だったのねーチェシャ、覚えた
うん、わかったーまたいつでも会えるのね?
嬉しいわ、楽しみにしているのよ」
そういいながら存分にこちょこちょされて
「きもちぃぃんねー!」と、嬉しそうな声を、喉のごろごろを大きくしながら漏らして
この日は、存分にご飯を貰った後に、撫でて貰ったりして遊んで貰った後に
ぴょんと膝から降りて
「今日は一緒に遊んでくれてありがとね!また遊んでね、約束よ!」
と、ご機嫌しっぽを見せつつ、去って行った
■和泉 兼次 > なでなで。こちょこちょ。
甘えてくる様子に、しばらくそうやってなでていた。
気持ちいい、という声が聞こえると、
喜んでもらえたようで何よりと笑顔をちょっと明るくする。
「うん、またいつでも会えるよ。俺も楽しみにしてる。」
チェシャが膝から降りると、自分も立ち上がる。
少なくとも、学園にいる間はすぐに機会があるだろう。
「あぁ、約束だ。…またね。」
少しかがみこむと、最後にひと撫で。
去っていく様子を笑顔で見送る。
ご案内:「学生通り」からチェシャさんが去りました。
■和泉 兼次 > さて。と空き缶やら何やらを回収。
ささっと綺麗にして、コンビニのゴミ箱に突っ込んでおく。
それから、んーっと一つ伸びをする。
「……。なんか不思議な体験だったなぁ。」
喋る猫。
異邦の縁が多いこの地ならではって感じかな。
…その内また会う事もあるだろう。
そう考えると寮への道を歩きだした。
ご案内:「学生通り」から和泉 兼次さんが去りました。