2015/07/09 のログ
■アリス > うん?あれはどうしたものでしょうー。
しょぼくれた人と、周りのちょっと距離を開けた視線。
溜息もつくくらいですから何かあったのでしょう。
はて、どうしましょうか。ちょびっと考えて、テクテク近づいて。
「こーんばーんはー。お困りの様子ですがーどうしましたかー?」
聞くだけ聞いてみよー。
始まる学生生活、これも何かの縁なのだー。と明るく話しかけて。
■桐竹 琴乃 > 「んん?」
言われてそっちを見れば。
「―――」
まず絶句。
「えーと」
非常に失礼な事を言うのであればこういかがわしい絵本から出たのではないかと言うそんな容姿の女の子。
っていうか胸。
この身長でその胸。
確かに私もある方だと、思いたいが。
思わずまじまじと見てしまう、どうすればその身長でそこまで育つのか―――。
「―――あっ」
それはさておき。
閑 話 休 題。
「いや、携帯が壊れててさ」
取り繕いつつ、携帯端末をひょいと取り出して見せる。
先ほどと同じく真っ黒だ。
「折角テストが終わって誰かと遊ぼうかなーとか思ったんだけどアテが外れちゃったって感じかなあ」
うーんと唸って頬を掻いた。
■アリス > …何故絶句なされたのでしょー。
ゆさり。首傾げて胸の下で腕組んで考え込みました。強調された上揺れます。あ、胸に視線。何か察した。
にこりと笑顔浮かべて。
「あっ、あら、それは残念なー。…修理大丈夫ですかー。」
画面真っ黒、これはご愁傷様としか言えないです。
「それでしたらー、もし良ければー。入学したばかりで知り合いの人もなかなかいないのでー。あ、アリスって言います。」
ハーイ、と遊びに挙手。そして自己紹介。
■桐竹 琴乃 > 今の絶世の笑顔と振動は。
私の心を殺すには十分な威力であった。
「いや死なないけども」
ただすげーな世界って。
と思うのであった。
そしてアリスの申し出にぱっと顔を明るくする。
ぶっちゃけ一人でなければ何でもよかったのか。
単にラフなのか。
それほどに嬉しかったのかは定かではない。
「お、いいの?アリスちゃんか。何ていうか絵本に出てくるアリスと名前通りな感じだね」
胸はともかく。
言わないけど。
「ま、修理は明日にでもいくさ。で、私は桐竹琴乃ね。名前でも名字でもお好きに」
ぽん、と自分の胸の辺りに手を置き、そう自己紹介を返す。
■アリス > 「何故死ぬかどうかに至るですかっ」
どうしよう、今までこんな反応がなくて生まれて初めての戸惑いがあるですよ?
結構怒られたり一緒に遊んだり、保護者目線だったから、新鮮だ。
でも、コンプレックスって程スタイル悪い訳じゃなさそうなーと顔からちょいちょい下へ視線。
うん、ある。
「いいよー。絵本?あー。懐中時計は持ってないですよー?」
くすくす笑って、おー!と手振り上げた。
「琴乃さんねー、よろしくー。そして、遊ぶ場所のアテはありますかー?」
場所を聞きながら。おかれた手をじっと見て。うん、やっぱある。コンプレックスになるほどじゃない。とほっとしたのでした。
■桐竹 琴乃 > 「はっはっは、実は全くのノープランなんだよ」
笑いながらぺしっと自分の頭を叩く。
「集まったらとりあえずご飯食べつつ何するか決めてとか考えてたのさ」
アリスと並列して歩きながら、そう答える。
「と言う訳でアリスちゃん何かリクエストある?」
ぶっちゃけこうして喋りながら歩いてるだけで満足してそうな顔であり、そこまで人寂しかったのかというアレである。
■アリス > 「ありゃー、だらだら歩くのも良さそうですー」
ふむ、ノープラン。並んで歩きながらお腹押さえた。
「でしたらばー、ピザでも如何でしょー。同じ物をつつく、みたいな感じでー。
あ。」
鍋でも大皿料理でもいいんだけれど、ピザ位なら食べ過ぎる事もなさそうだし、…お金の問題があった!
保護されて学費問題は云々かんぬん問い合わせ中だけど保護した先生がだめなら出すって言ってましたからいいのですがー。手持ち…ポッケからピンクのちっちゃいお財布だします。
拾い集めた小銭がそこそこ。…リーズナブルな割り勘が限度でした。
■桐竹 琴乃 > ふむ、と様子を見る限り手持ちは心許ないご様子。
「いーよいーよピザね。今日は琴乃さんが出しちゃうぞー」
ぽんと胸を叩く。
今日ぐらい大盤振る舞いをしたところでバチは当たるまい。
「の前に」
さっと、自分の財布の中身を確認する。
「ひーふーみー……うん行ける行ける」
奢ると言っておいて中身が無かった場合、非常にアレな事になるので一応、確認だ。
「まーピザの1枚2枚ぐらいなら大丈夫だった」
うんうん、と頷きつつ。
「と言う訳でピザ食べようピザ。美味しいトコとか知ってる?」
ピザ久しぶりだなーと呟きつつ。
■アリス > 「おぉーありがとーございますー
今晩はご馳走になりますです。」
こうしてお礼したい人が増えていきます。
ここはありがたくご相伴に預かりましょうー。
お財布が二人とも足りないオチも回避されたみたいです。
「残念ながらー、この辺りは殆ど探索中でしてー。
この島、に生まれたのも一月程前でしてー。」
残念ながらーと首振りました。何か重要な事漏らしてた。
■桐竹 琴乃 > 「うむうむ。アリスちゃんと初めて会った記念ってヤツにしておこう」
わはは、と笑いながら答えが返ってくれば。
「そっかーじゃあしょうがないなー」
検索しようにも携帯端末は明日から本気出す状態であり全く役に立たない。
こういう時にこういう事に慣れてると陸の孤島になるんだなあ、としみじみ思いながらしょうがないので前に一度見かけたピザ屋にでも入ろうかと考えた所で。
先ほどの答えを反芻。
……ん?
「生まれた?」
首を傾げる。
■アリス > 「おぉー記念っていいですなー」
うむうむ頷き。気分も好調、さて、ピザ屋さんは歩きで適当にか琴乃さんが知ってるお店になるでしょー、と楽天的な考えで歩いて。
…ん?あ、言っちゃってた。まいーや。
「そーですよー。0歳1ヶ月強ですよー」
ある胸をドヤ顔で張った。
■桐竹 琴乃 > 「そっかー」
そして軽かった。
「ようこそこの時代へ!世界へ?まあ何でもいいかな。一ヵ月って事はまだ色々知らない事多そうねー」
まあそんな事よりおしゃべりとピザだよと言わんばかりであった。
「じゃーちょっと前に見つけたピザ屋かな、そこ行こう。美味しいかは入った事無いからわかんないけど」
一人でピザ屋は流石に入りにくいしねー、と言いつつ。
全く気にしていないのであった。
■アリス > 「おー、ありがとー!どっちもで良さそうかなー。色々生まれた時に知識はあるけれどもー。」
知らない事は多いでしょー、とかるーく。
「うにゅ?おー、ピザ屋開拓、開拓だー。」
それもそーだ、今はそれよりピザとおしゃべりだし、一人だと、あー、入りづらいんだー、と今納得した。
じゃーレッツゴー、と隣ではしゃいでピザ屋へごー。
そういえば海開きのお話どうするのー?って話題も織り交ぜて
■桐竹 琴乃 > 「いえーピザピザーってももうちょっと歩くけどね」
その間はおしゃべりだなーと言いつつ。
「海、そっかー海」
思えばもう海開き。
「誰かと遊びに行くかなー……あ。水着買ってないな」
うーんと腕を組み考える。
去年のはあるけど新しいのは買っておきたい。
何ていうか、多分入るけど。
こう、成長はしたはずなのだ。
多分。
「その内買おうかな。うん。見せる相手は―――」
ふと、少しだけ止まって。
すぐその考えを打消し。
「まあ、居ないけど」
あはは、と笑う。
■アリス > 「サラミにベーコンにー生ハムにー。」
ピザのトッピングがお肉だらけだ。
「海ー、そうそう、暑くなるから泳ぎたいしねー」
そして水着は妄想をかきたてる素晴らしいアイテムである。是非みたい。
「あれ?それはーいけませ、ん、なぁ?
見せる相手などそのうちできるものですよー。
…ところでー学園指定の水着等支給されるですかー。」
水着がないなんてもったいない!是非水着姿を見たいと言うにー。挙手は自重しましてくすくす笑って。
そして、悲しい事に気付いたのです。先ほど見せたとおりお金がない。
水着を買うお金もないのだ…!
■桐竹 琴乃 > 「肉々しい!それもアリだ」
シーフードもいいなーと言いつつ。
「その内、うん、その内」
復唱し。
「指定のは支給されたかな、どうだったかな」
うーんと考える。
そもそもあれも学費の内に入ってたような気がする。
「学費の一部だったっぽいから貰えると言うかは買うカタチになるのかな」
と結論付けて伝えた。
「しかしアリスちゃんだとこう、サイズがオーダメイドになるね確実に」
うむ、と頷きつつ。
■アリス > 「笹身なんかのあっさりしたのもー。シーフードは食べた事がないので挑戦してみるのもーあり?」
そういえば魚介類食べた事ないやーとピザでチャレンジもいいかもと楽しそうに笑う。
「そうそう、別に見せる相手が男性等に限ったわけでもなしにー。」
女性や友達同士で見せ合うのも乙なものなのですよーとか。
「う、うーん。学費ーに含まれー。」
そうだ、ちゃんと出して貰った場合は返さないといけない事を思い出した。やっぱり稼がねばなるまい。ふむふむ頷いてお金稼ぎの薄い本計画をこっそり再起動。
「はっ。…特注品?」
もわもわ、妄想。胸の名札に『いちねんいちくみ ありす』と書かれたスクール水着。
それを着る自分。
「生地がのびのびだ!」
■桐竹 琴乃 > 「そうならないように特注になるねー」
大体何を想像したのかわかったのでそう言う。
「ま皆で遊びに行く時も居るしね」
と言いつつそっと、ここだけの話、と続け。
「ほらまあ去年のはあるんですよ。ただほら、私も成長しているから入らないし、とか」
背伸びしてみたい訳ですよ、などと冗談めかして笑う。
もうすぐピザ屋は近い。
■アリス > 「おお、な、なるほどー」
採寸とかやるんだろうなーと想像して。
「うむー、女の子同士で遊んで見せ合うのも良いのですよー」
とにっこにこ。ここだけのお話に耳ぴくり。
「それは、いい事じゃないですかー。成長は素晴らしいのです。
小さいままなのもそれはそれでいい事ですがー
胸元伸びますかー」
なんてにやりと冗談多めに笑って。
プチセクハラ入れました。
■桐竹 琴乃 > 「うっ……伸びませんよ」
流石に彼女のサイズは悲しくも当然ながら規格内であり、彼女が着れる水着はごまんとある。
わざと小さいのを着て行った所でただの恥さらしになるだけ。
結局プチセクハラを貰って自爆しただけである。
「ま、まあ新しいデザインの水着はやはりこう必要ですよ」
年頃の女の子だ、着飾る時は少しぐらい着飾りたい。
など話していると件のピザ屋が見えてくる。
「お、あそこあそこ。まだ時間は大丈夫っぽいし、じゃ入ろうか」
食うぞーと笑いながら。
■アリス > 「むむ、それは失敬ー。揉めば大きくなるとか。大きくしたいのですかー?」
悪い事を聞いてしまった、とちょっぴり反省。次の言葉が反省してない。
「あ、新作は確かにー。」
そういうのは着たい着たいきゃっきゃっ、とはしゃぐ。
そろそろ足も棒にーと思っていれば。
「おや、あそこですかー。よし、食べましょー!」
ごちになります!と笑顔でちょっぴり駆け出して手を引いちゃおうと。
■桐竹 琴乃 > 「大丈夫、普通の子はまず伸びない。後おっきい事はいい事です」
そこだけ真顔だった。
「女の子だしね!」
笑う。
自然と手を引かれてピザ屋へと進んでいく。
楽しい夜はこれからである―――。
ご案内:「学生通り」から桐竹 琴乃さんが去りました。
■アリス > 真顔に突っ込むには奢って貰う故に、ちょっぴり出しそこねてた
「毎年の楽しみにできるのですねー。」
年月を重ねた経験がないから、おしゃれはわかっても毎年の新作までは解らなかった。
でも、その辺は色々放り出してピザ屋へごー!夜はこれからなのでした。ゴチになります!
ご案内:「学生通り」からアリスさんが去りました。
ご案内:「学生通り」に朽木 次善さんが現れました。
■朽木 次善 > 男が一人、携帯を耳に当て街灯を見上げている。
「……はい。はい、そうすね。
多分、はい。いえ、他は切れてないです。はい。
二列になってるじゃないですか、学生通り。ええ。そっすね。
確かこれ並列ですよね。だったら多分単なる故障かキレてるだけなんじゃないすか。
僕も専門じゃないんでわかんないですけど。
はい。んー、どうですかね。ま、一応見てもらうほうがいいかなとか思います」
立ち並ぶ街灯の内、男の見上げる一つだけが切れている。
コンコン、と街灯をノックするように叩いてみるが、その程度の衝撃では何も起こらなかった。
■朽木 次善 > 「直接見た方がいいっすよ。いや。それはないっすね。
特に周囲に争った形跡もないですし、平和なもんです。
ああ、路地裏の例の。はい。ああ、まあ、ですね。
そっち見てたらまあ、はい。
いや、まだです。そっちはまだ見て来てないですけど、見た方がいいすか?
そっすね。めんどいっす。……分かってますよ、大丈夫です」
へらっと愛想だけで笑う。うさん臭いといえばそうだ。
表情は少しだけ憂鬱を帯びている。表情だけは電話では伝わらない。
携帯の先にいる内勤の生活委員会の小言を携帯を耳から離してウルサそうにする。
面倒なものはどんなに努力しても面倒だろうに、とも思う。
■朽木 次善 > 「センパイは過敏すぎっすよ。そういうのは風紀とか公安とかに任せときゃいいんすよ。
仕事熱心なやつらは皆あっち行くわけだし。適材適所ってやつですよ。
ハハ。そっすね。いや、大丈夫すよ。
ちゃんとやりますし。それなりに。適当に。ああ、この適当ってテキトーにやるほうじゃない方す。
……周り? いや、特には。
こんな時間すよ。いないでしょう。
暇でしょうがないんでいてくれたほうが眠くならなくて済みますけど。大丈夫、寝ませんて。
ああ、A系ですねこの電灯。多分在庫あったんじゃないすか。明日の昼間に調達課に聞いてみます」
多少は骨が折れるが仕事なので仕方がない。
生活委員会の仕事は常にこんなものだ。
華やかな正義もなければ他者を駆逐する条理もない。
誰にも知られない程度の活動を、誰かがやらないと回らない活動を、黙々と続けることに終始する。
携帯の向こうで労をねぎらうようなことを言う先輩に、軽薄に笑い。
「仕事すから」
何度目になるかわからない言葉を口にした。
■朽木 次善 > 「ああ。センパイ。そういや明日、いや、もう今日か海開きっすね。
うちも一応バックアップとして配備あるんでしょう?
それとも全部そこは風紀と式典に任すんすか。
まあ、出れますけど、大したこたぁ出来ませんよ僕も。
あんまり泳ぐの好きじゃないですしね」
ふと、海で思い出すことがある。
「そういや、あれ今年もあるんすか。
悪魔の岩礁跡。
いや、そういう名前の、センパイ知らないんすか?
去年ちょっとした物議かもしてて、今年は閉鎖されんのかなと思ってたんすけど」
■朽木 次善 > 「例の。門の。ええ。跡地です。
悪魔の岩礁の方はご存知すか。
神殿自体に魚雷打ち込んだってやつっす。
ええ。一応、はい。なんかあるみたいですよ。
多分ですけど、上はそこにある何か回収したいんじゃないですかね。
でなけりゃあそこが一般に解放されてる理由があんまねーですから。
逆に言えばそれだけのもんがあそこには眠ってるらしいですから。
いや、近寄りませんよ。でも僕みたいな臆病モンばっかりじゃないって話です。
どうですかね。例の海底神殿側に見られた魚人が、そっちにもいるらしいんで。
まあ普通の異能使いなら大丈夫でしょう。ただの千枚通しには無理ですよ。ああ、アダ名す。資材課の子が、ええ」
■朽木 次善 > 「さあ、色んな奴がいるからじゃないですか。
僕もその辺で暴れられる方がありがたいすね。
正直路地裏とか裏通りとかで暴れられると、事後処理大変すから。
あんま風紀や公安も協力的じゃあないですし、現場荒らすなって釘刺されますしね。
いや、どうでしょうね。
その辺は自己責任ってやつなんじゃないんですか。
ある程度放任主義であるのが方針みたいすから。
色々アノへんは曰くとかもありそうですからね。
ああ、了解です。
んじゃこっちも処理しときますんで。書類だけ置いときます。
明日見てください。んじゃ失礼します」
■朽木 次善 > 携帯を切り、街灯を二回だけ叩き、帰路についた。
ご案内:「学生通り」から朽木 次善さんが去りました。