2015/09/19 のログ
四十万 静歌 > 「まぁ、平穏を望むというのは、
 それくらいの覚悟がいるものですよ。」

なんてクスリと笑って。

「独り言は私の考え、そして――
 災いを防ぐとはありがたいですね。
 まぁ、無駄に消耗しないよう気をつけます」

とぐっと握りこぶしを握って答え、

「それではまた」

と手を振って見送るだろう

流布堂 乱子 > 応えるように手をひらひらと振って。

ああ、たぶん。
私がこの人を護りたかったから、
"傷つかない"ように見えるのが気に喰わなかったんだろうな、と。

そんなことに気づいた顔を見られずに済むことも幸運なのかもしれないと思いながら、
通りを歩いて、去っていく。

ご案内:「学生通り」から流布堂 乱子さんが去りました。
四十万 静歌 > 「――優しい人、ですね。」

なんてぽつりと呟き、

再び撤収の準備を始めるだろう。

四十万 静歌 > そして、そのまま撤収するのである――
ご案内:「学生通り」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に濡衣茶楽さんが現れました。
濡衣茶楽 > いつも通りの夕方頃の学生通り。
学生たちの赤く染まった帰り道を風紀委員の腕章をつけ、建物に寄ったベンチに座ってボーッと見守っている茶楽がいた。
どちらかといえばだらけている様にも見えるが知り合いを見つければ手を振るぐらいの意識はあるようだ。

「…あー、このまま今日も一日平和に終わってくれねぇかな。
 何かこう、蕎麦食べたいよな。蕎麦。うん。今日は蕎麦にしよう」

誰に向けた言葉でもない独り言を空中に投げかけて暇を潰している。
今日の晩ごはんは蕎麦のようだが、茶楽自身気まぐれの為に夕方頃に決めた意志が夜まで続いた事は殆ど無いらしい

濡衣茶楽 > ふと思い出してスマホのメール欄に入っている迷惑メールの中に紛れている風紀委員からのメールを確認する。

「…なんだっけ。えーと、七英霊
 何か今度はモンクってのが商店街に現れたんだっけか…
 ぱっと見て巨人!って感じらしいし、今度から見かけただけで通報入りそうだよな
 どのぐらいの大きさなんだろ…5mとか余裕で超えてんのかな。いや、そんなのいたらどこにいても見えるし…」

見回りの時間ながらもメールの内容を見て現れたモンクの存在を妄想し始める。
傍から見ればやはり不審人物に見えるかもしれないがしっかりと腕章をつけている為にまだ見逃して貰えてるようだ

「噂をしたら影って言葉あるし、あまり言及しないでおこ…」

『本当に現れるなら街踏み潰して現れそう』等と特撮番組の影響で最後の怪人が巨大化するお約束の場面を想像しているようだ。
『そして現れるなら迦具土先輩がどうにかしてくれそう』とこの前の子供の様子を見てなんとなく思いついてしまった事柄だが
迦具土も人間なのだから無理な事はあるだろう…恐らくは

濡衣茶楽 > 「…ってか、下手したら俺より自衛する力あるやつ一般生徒に多いと思うんだよなぁ。
 そのモンクって奴が現れても俺が手を出す前に襲われた生徒が返り討ちに!とか……無いよな。
 1対複数でどうにか撃退って話だし」

希望的観測を抱いていたが、どうやらその線は難しいということで首を振ってその願望を忘れる事にした。
学生通りから帰っていく生徒の数も少なくなってきた気がする。
その事に気付いてはいるが、茶楽は気付いていないフリをして独り言を続ける

「そもそも俺はちょーっと物を強く出来るだけであって、俺自身が強い訳じゃないんだよなー
 まぁ、色々費やせばこの学生通りにヒビを入れるぐらいのパンチは出来るのかもしれねーけど、やる意味ねーし、疲れるし。」

あまり人通りが少なくなってきたことを良い事に愚痴のような独り言を続ける。
実際に茶楽の魔術は物の耐久・威力等を強化する事が出来るが、勿論その強化する量によって消耗する体力も多い。

濡衣茶楽 > 「戦う力が欲しいなら武器ぐらいは持てって話だよな。
 ナイフとか…刀とか…銃とか……駄目だ。俺の武器って感じじゃねぇぞ」

膝と肘を合わせ、頭を抱えるように唸り始める。
ここ3年でまともに事件に巻き込まれる事なく、ほぼ事後処理として活動し続けていたのはほぼ幸運でもある。
茶楽にとっては3年もこの島で生き続けた、という事は何の皮肉でもなく幸運な事であり、誇らしい事とも思っている
しかし、その七英霊の存在が目の前で島の住人が襲われたともなればどうなるか。
勿論茶楽は躊躇いもなしに助けに行くが、このままでは犬死がオチだろう。

「…何か、訓練すっかなぁ。魔術でも武術でも何か
 後悔先に立たずって言うし、なー」

ゆっくり立ち上がり、沈みかけの夕日を眺める。
今日もこの夕日を眺められるのはこれまでいた風紀委員や公安委員、通りすがりの鯛焼き屋の存在があってこそだろう。
少しは何か風紀委員らしい、守られた人を守る二番煎じではなく一番目になってみたいという欲望も出てきた

濡衣茶楽 > 「最低限を最中、ぐらいにすっかな。」

何か異能がある訳でもない、やっと魔術を使えるようになった程度の後2年もすれば酒が飲めるようになってしまうお年頃。
そんな18歳は少しは拳を握りしめる覚悟は出来たということか、何か胸に高鳴る物を感じつつ
見回りの終わりを告げるスマホのカラスの鳴き声のアラームが耳に響き、通りすがりの生徒も何があったのかとこちらを見てくる

「…明日から本気出そ
 カラスが鳴ったらかーえりましょー」

むず痒さと共にスマホを操作してアラームを止めると一路住宅街にある自宅を目指し始める。


今日もまた、風紀委員がどこかで汗水流して働いてもいれば茶楽は家に帰るのであった

ご案内:「学生通り」から濡衣茶楽さんが去りました。