2016/08/18 のログ
ご案内:「学生通り」に影打 鈍さんが現れました。
■影打 鈍 > (カランコロンと学生通りを闊歩する妖刀娘。
通り掛かるファミレスや喫茶店などの前で立ち止まり、入り口の周辺を観察してはまた歩を進める。
お茶する店を探している様子は無く、書店やコンビニの前でも立ち止まって同じことを繰り返していて。)
――仕事などしたことがないから、何で決めれば良いか分からんな。
(言葉通り、捜しているものはバイト先だ。
とは言え学生の担い手など初めての事で、今までバイトどころか自身で金を稼いだ事も無い。
一体自分にどんな仕事が出来るかなど考えた事も無く、いまいちピンと来るものも見付からない。
足で探そうと学生街に来たは良いが、どうにも上手く行っていないのが現状である。)
■影打 鈍 > (そもそもまだ生徒登録をしている訳ではないので、今すぐに働けるわけではない。
しかし働くのであれば早い方が良いし、生徒登録をしてから探すよりは今から探した方が早く稼げるだろう。
主ばかりに金銭的負担を強いるのも心苦しいし、出来れば生徒登録するまでにバイトの話だけは店から聞けるようにしておきたかったのだが。)
接客ばかりだな。
あまりそう言うのは得意ではないんだが。
(学生バイトと言えば、ファミレス、喫茶店、コンビニなどの接客バイトが定番である。
定番と言う事は募集しているものもそれらが多くなり、結果入ってくるアルバイト情報はそればかりになってしまう。
得意な事はと聞かれれば、人を斬る事としか答えられない自身に出来るようなバイトはないものかと学生通りに下駄の音を響かせる。
そういう仕事は落第街に行けばいくらでも転がっていそうなものだが、主に迷惑は掛けられないのでそう言うわけにも行かない。)
ご案内:「学生通り」に蒼穹さんが現れました。
■蒼穹 > 丁度、どっかしらのコンビニ前にて。
やけに人間文化に慣れ親しんだ堕落系破壊神、こと青髪の少女がコンビニ袋を下げて、
自動ドアから出てきた。
買い物でもしていたんだろう。
鼻歌交じりで上機嫌―――
「…うっわ。」
入り口を歩き回ってた彼女とほぼほぼ正面に近い角度にて鉢合わせれば、
割と嫌そうな風を隠さないで足を止めた。
何か少し雰囲気が変わっているが、あの日あの時、襲って来たあの刀の使い手だ。
黙って知らん顔で通り過ぎるってのも気が引けたのだが、開口一番これである。
「いつぞやぶりだね、刀のキミ。
買い物かい?それとも……食い物になりそうなヤツでも探しに来たかな?」
突っ立ったまま、ぶっきらぼうに視線と、加えて言葉をぶつけた。
普段より態度がトゲトゲしいのは言うまでもない。
■影打 鈍 > ――おお。
いつぞやの。
(コンビニの店員の仕事ぶりを外から観察していたら、中から出てきたものに声を掛けられた。
よくよく見れば、以前落第街で出会った風紀委員であり、目を丸くして驚くような表情を。)
久しいな。
いやなに、働くところをな、探しているのだ。
(あからさまに敵意を向けられているが、気にしない。
普段と変わらぬ様子で応対するが、彼女からすれば以前と中身が違うような応対に思えるかもしれない。)
――そういえば汝は風紀委員だったな。
何か接客以外の仕事、出来れば長期で続けられそうなものを知らんか?
■蒼穹 > 「あいあい、いつぞやの破壊神でーす。」
物凄いやる気なさそうにピース。
どうやら何か変わってるけど前の刀の子で間違いなさそう。
「ふーん…?働く、ねー。
……え、えぇー。急に言われても困るなぁ。」
予想外すぎる展開だった。
あれが働くって?っていうかこんなにコミュニケーションできたっけ。
などなど、気にすれば気にするほどに色々と違和感がアリアリである。
「んー…風紀委員にでも務めりゃいいんじゃない?
程々にサボって程々にお金も貰える。なんてね。」
冗談半分に自らの所属を勧め。
「…いやまて。キミ生徒だっけ。なんでこんなとこに出てきてんのさー。
私としちゃカタい事は言わないけど。
街中で暴れ回られたら困るのは私なんだよ。困るだけだけどー。
それにしても、接客以外で、かぁ…。
もしかして、この辺歩いてじかに探してた?」
唐突に襲われた身としては、そういう懸念がある様だった。
どっちかといえば直接的より間接的な敵意の方が強い。
けど、何だかんだ話はする、甘ちゃんなのは相変わらずだとまた自認した。
■影打 鈍 > 色々あってな、無事担い手が見付かった。
もう誰彼構わず襲うことはせんから安心してくれ。
(ダブルピースを返す。
ついでにその両手を前後させつつ、立てた二本の指先をくいくいと。
サービス精神旺盛である。)
風紀委員なぁ。
金払いは良さそうだが、なーんかイメージに合わんだろう。
(腕を組んで目を瞑り、眉間に皺を寄せる。
出来れば権力に遠いところにいたい。)
まだ生徒ではないな。
この間申請に言ったんだが、主の住んでる男子寮が住所では駄目だと言われた。
それで主が引っ越すのを待って生徒登録するつもりだ。
歩いて探したが――まずかったか?
(もしや生徒登録していないものがウロウロしては行けないアレだったか。
キョロキョロとあたりを見回し、伺うようなトーンで恐る恐る尋ねる。)
■蒼穹 > 「ああうん……そお………。」
反応に困るっていうか。色々過程がすっ飛んでいるのでなんて言っていいか分からなかった。
ついでに何かあんまりそういうのしなさそうなのにピースサインを二つも返して来たもんだから反応への困惑に拍車をかけた。
立った二本の指は力なーく倒れていった。
若干呆気にとられた感じだ。
「イメージって何さぁ…まっ、ああいうのは人を選ぶだろうけど。
嫌ならそれはそれで。」
無理強いはしないようだ。
「ああ…うん。大体の事情は察したよ。
まずひとーつ、何か良く知らんけど、
私以外のまじめーな風紀委員に見つかったら不法入島者としてしょっぴかれるかもしれないね。
学生証ないとやばいよー?これから学生になるっていうなら大して問題ないだろうけど。
はいはい、大丈夫大丈夫。そんなのよっぽどでなきゃ滅多にないから。」
推測は的中していた様だ。
「そしてふたーつ、今の時期便利な機械ってもんがあるでしょ。
多分…知らないんだろうけど。インターネットだのなんだのと。」
半ズボンのポケットを片手で弄れば。
「これこれ。携帯端末!…俗にはスマホとか言われてるらしい。知ってるかい?」
手に握って見せる、破壊神も御用達の携帯端末。
■影打 鈍 > なんだ、腹でも減ってるのか。
喰わにゃいかんぞ、喰わにゃ。
(力なく倒れるピースサインに、的外れな助言を。
ちなみにこちらは最近戦闘は無いし、魔力の供給はあるしでお腹一杯大満足だ。)
まじか。
つっても仕事探さんといかんし、主だけ動かすと言うのもどうなのっつーあれだし。
学生証ないといかんなら、今の住所で受け付けろっつーのに。
スマホとかネットは知ってるぞ。
主と契約した時にその辺のアレは上手い事アレしてアレしたからな。
(とても曖昧な説明。
自分でも説明しづらいのだ、察してくれと言わんばかりのブン投げ感である。)
だがな破壊神。
それを契約するにも身分証居るだろ。
私持ってないぞ。
(刀である自分はそんなもの持ってない。
刀における身分証っつったら刀剣登録証だが、異世界生まれの自分がそんなもの持ってる訳がないし、持っててもケータイの契約はきっと出来ない。)
■蒼穹 > 「うっさいわ。余計なお世話だっ!
諸々説明するの面倒くさいけど少なくとも空腹が原因ではないんだよなあ…。」
心なしか視線は恨めし気だ。
大体お前のせいだと言外に示すかのようだ。
「ごめん。一旦落ち着け。キミが何を言っているか分からんが、
更に何を言ってるか分からなくなったから。…そりゃま、主が誰かは知らないけど、
誰しもコレ使うだろうね。」
察することは、残念ながらできなかった様だ。
強引に言葉を遮るように言葉を挟み込んで。
「はいはい、知ってた。
じゃあ特別大サービスで今だけ私の貸してやるから。」
電源入れてインターネットに接続しながら。
「それと。学生になったら学生証が貰えるわけだよ。
人間でも犬でも、紙コップでも破壊神でも。
それが身分証明書としてここじゃあ使えるわけだから、今は無理だけど学生証さえあったら、割と何とかなるもんよ?
…私もなんとかなったし。」
その辺は、常世島らしく異邦人や妖異への対応も柔軟かつ適当なんだろう。
「んー…にしても、接客に短期募集が多いね…。
夏季休暇だからか、夏季限定のバイトも増えてるみたい。…あぁ、見る?」
端末の画面の上で指先を上下しながらぶつぶつと。
■影打 鈍 > む、ならば寝とらんのか。
睡眠不足はお肌の敵だぞ。
(まだ言う。
その辺の細かい心情を察することが出来ないので、目線に込められたものは気が付かない。)
ああすまん。
とにかくまだその辺の情報を得る段階ではなくてな。
足で探すしかないんだ。
おお、これはありがたい。
(礼を言って見せられた端末を覗き込む。
画面は所謂バイトの情報サイトらしい。)
私としては携帯はいらんのだがなぁ。
主と連絡は念話でいつでも取れるし。
ただ主は持たせたいようだ。
(そんなことを話しながら携帯端末の画面を注視。
彼女の言うとおり、短期募集も多いようだ。
長期はやはり接客が目立つ。
これと言ってめぼしいものは見当たらない。)
■蒼穹 > 「だーかーら!余計なお世話だっつってんでしょ!
破壊神には食う必要も寝る必要もないの…嗜む程度に食事はするけど。」
手から下げたコンビニ袋に歯と言えば、嗜好品…というか、
御菓子が入っていた。
必要はないが人と同じ様に嗜むことは出来る、便利な人の身である。
それにしても、こんな事いうヤツだったっけ?と、
「…なんか、変わった?」
曖昧な問いが零れた。
「ああ、そういうね…。
っていうかそんな段階でバイト探しとはまぁ苦労の多いことで。
…こういう表に乗らない真っ当じゃない仕事ならいくらでもありそうだけど。」
短期、長期、単発可、限定、履歴書不要、などなどのタグ付けされた幾つものバイトが羅列されているが…あんまりこれといったものはない。
「要らないなら持たない方が良いかもね…結構バカにならないお金かかるし。
その辺は主とやらと相談、かな?
その人、携帯端末持ってるんなら一緒に探してご覧よ。」
一通りの情報を流し見れば、
「こんなもんかな…?」
画面の電源を落として端末を再びポケットに仕舞い込む。
■影打 鈍 > 良く分からんな、人間は。
――破壊神だったな、汝。
破壊神も良く分からん。
(わざわざ言い直す。
半分は人とか人と思えば人とかなんとか言っていたし、人間でも良いのかもしれないけれど。)
なんか、とはまた曖昧だな。
まぁ変わったと思うぞ。
刀っつーのは人に振るわれてなんぼだからな。
主の性格の影響も受けてるし。
(否定はしない。
むしろ積極的に肯定していく。
実際自分でも変わったと思うし、主からも言われた。)
金はあった方が良いからな。
なら早い方が良い。
出来れば真っ当なのが良いなぁ。
主に迷惑かかるし。
(恐らく落第街に行けば用心棒みたいなものは見付かるだろう。
しかしきっといつか主に迷惑が掛かる。
だとすると裏の仕事を選ぶ理由は無い。)
そうだな、とりあえず仕事の件も含めて主と相談してみるよ。
世話になった。
(携帯端末から目を離し、一歩離れる。
お礼の言葉と共に深々と頭を下げた。)
■蒼穹 > 「破壊神が良く分かられてたまるかっ。」
そのあたり、妙な見得張ってフン、と鼻を鳴らす。
突き放すように見せかけて、言ってやったと少々ドヤ顔。
「だって曖昧にしか分からないしー。
さて、私の記憶としてはキミはもう少々オカタく冗談も言えない、
割と危険な殺人鬼めいた危ない剣士だったのに今は腹減ったかとか、
お肌の敵とか、そう言う事言うんだなぁって。
それ主のせいなのか…。」
やや困惑気味。
「とりあえず、何だかんだ主とやらが好きそうなのは分かった。
とりあえず私にはこれ以上力になれないね。」
ばさ、とビニールの袋が喧しい音を立てる。
「はいはい、主さんとやらと程々に頑張りな。
何かあったらまた相談に乗ってやらん事もないよ、力になれるかは分からないけど。
…それじゃ。」
止めた足を動かす。そのまま片手を上げればひらっと翻し、
もう片手にコンビニ袋を握ったまま、向こうの歩道までのんびりと歩き去って行く。
ご案内:「学生通り」から蒼穹さんが去りました。
■影打 鈍 > 主がいなけりゃただの刀だからな。
刀の習性に従ってただけだったのが、今は主の意向を汲んで動いてると言うだけだ。
お肌だのなんだのは多分主が女子として見てるからじゃないか?
(その辺は自分でもよくわからない。
わからないが、今の方が楽しいのでこれでいいのだ。)
おお、好きだぞ。
良い奴だし腕も立つ、からかって楽しいと言うのも高評価だな。
童貞だが。
(とは言えそれもまた良し。
可愛いと言えば可愛いのだ。)
承知した。
色々と助言、感謝する。
困った事があれば遠慮なく頼らせてもらうぞ。
(言って彼女を見送った後で、)
――そういや名前聞いとらんな。
(しまった、このままでは頼れない。
まぁ風紀委員の破壊神と尋ねればきっとわかるだろう。
そんなことを考えながら、アルバイト探しに戻ろうか。)
ご案内:「学生通り」から影打 鈍さんが去りました。