2016/11/20 のログ
ご案内:「学生通り【常世祭期間中】」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 「ご、ごめんなさい!通ります!通してください!」

まるで川みたいな人の流れを何とかようやく抜けて出てくることが出来ました。
このままでは、人の勢いに溺れて沈んでしまうところでした!危なかったです!

「人間が、人間さんの数が多すぎます…。」

街を歩くは人、人、人数えきれないくらいにいっぱいです。
常世祭が始まってから急にいっぱい人が出て来たのです。
今まではどこに隠れていたのでしょうか?

「ふう。…ところで、ここはどこなんでしょう…。」

やっとたどり着いたベンチに座って一回、落ち着くと周りが見えてきます。
ここは…知らないところです!

ちょと、寮から買い物に来ただけでこんな所に着くなんて…
私はとても困ってしまいました。

フィアドラ > とりあえず、寮の人が作ってくれた『これマジで美味いので!食べといた方がいいと思うよ!』リストを眺めてみます。

「リンゴ飴…わたがし…たこ焼き…知らないものが一杯。」

祭りの時にしか手はいらないらしいので早めに全部食べたいのですが…。
人があまりに沢山いるところは歩きにくくて困ります。
特に少し気を抜くと尻尾が他の人に当たるのがとても不便でしかたありません…。

「でも折角書いてくれたんだから回らないと…。」

そう思って立ち上がろうとしますが人の波はまだまだ流れ続けていて…。
この中を歩いていくのはやっぱりとても大変そうです。

「…もう少し待ちましょう。そしてら多分人も減るはずです!」

そう呟いて足としっぽを揺らしながら待ってみます。
…人が減る感じはありません。

フィアドラ > なんとなく人が減ったようなそんな気がします。
今です!

そう思って一気に進みます!
このぐらいの人なら進んで行けます!
見えました!あれはたこ焼きのお店です!
そこに並ぼうとした時、一気に人が増えて!

「たこ焼きがー!」

…私は流されていってしまうのでした。

ご案内:「学生通り【常世祭期間中】」からフィアドラさんが去りました。
ご案内:「学生通り【常世祭期間中】」にジャムさんが現れました。
ジャム > (身長2mの龍人ハーフから120cmでも成人してる異世界の小人族まで。常世祭期間中の学生通りはクリスマスケーキにのったフルーツみたいな人種の盛り合わせだ。呼び込みから嬌声から罵声から拡声器ごしに歌ってる人まで色んな掛け声が響いている。ハーフクロコダイル族の長くて固くていかめしいウロコに覆われた尻尾を踏まないように身軽にジャンプしていく半獣人の姿がある。両手いっぱいに食べ物を抱えて)

……んー!おいしい!こっちもうまー!

(左手のわたがしをかぶりついた後に右手のりんご飴をかじった。右手の薬指と小指で器用にフランクフルトの棒をホールドしている。しかし、それだけでは物足りないらしい。通りのどこかから食べ物の良い香りがして、くんくんくんと鼻を揺らして歩いている)

ご案内:「学生通り【常世祭期間中】」に三谷 彰さんが現れました。
三谷 彰 > 「……」

 休日、本来であればバイトでもしている時間に彼は風紀委員の制服を身に纏い見回りをしていた。
 というのも人が多い日という事で駆り出されたのだ。本来であれば断る事も可能だったのだが……前の新聞の一件のせいで断るに断りにくく結果的にこうして風紀委員の仕事に入ったということだ。
 にしても、とふと考え周囲を見回す。改めてみてみると本当に多くの人種がいるものだ。昔であれば驚いたりオドオドしたりしていたかもしれないが1年も過ぎればさすがに慣れる。
 長い尻尾や羽などにぶつからないように気をつけながら歩くいているとすこし向こうに食べ物を大量に持った学生だ。

「おーい、ぶつからないようにな!」

 鼻で何かの匂いを嗅ぐ様に歩いているその少女に声をかける。相手の服にフランクフルトを押し付けての脂汚れなどかなり面倒なことになりかねない。

ジャム > (両手いっぱいに食料があるというのに、目先というか鼻先に新しい美味しそうな匂いがあれば簡単に意識が逸れてしまうほどの単純思考。気づかぬうちに、しっかり持ってたはずのフランクフルトが緩んで落ちそうになっていた。通りの向こうから浅黒く顔つきの優しそうな、けれどもどこか修羅場をくぐり抜ける胆力が備わった雰囲気をまとった少年の声にはっと我に返り)

う、わあっ……っと、っと。

(指先すりぬけて地面に落ちていくフランクフルト。慌てて右手のリンゴ飴を器用に口に加え、マスタードとケチャップたっぷりなお肉の棒が地面に落ちるコンマ数秒の間にさっと棒を掴み取った。)

ふー、あぶなかった……。はーい、気をつけま……って、三谷さんだ!こんにちはー!
今お仕事中?見回り中なの?

(わざわざ声をかけてくれた彼を見れば、にーっと八重歯浮かばせて笑った。彼とは魔術学の講義で何度か一緒になった。重力変化のクラスで一緒に実技をした事がある――きっとそんな仲。彼が風紀委員である事も知っている)

三谷 彰 > 「おいおい」

 一瞬落としそうなのを見て少し駆け寄ろうとするが取ったのを見て苦笑へと変わる。
 落とさなくて良かった。もし落としていたらあまり良い気分はしなかっただろう。

「その通り見回りの仕事中だ。入れって言われてな」

 ふぅと溜息をつきながら軽く手でやれやれといったポーズを取る。
 授業などでも何度か話したことはあるが改めて会うというのはあまり無いななどと少しだけ考える。

「そういうジャムは……なんというか楽しんでるな」

 両手にたっぷりと持った食べ物を見れば楽しんでいるであろうことは何となく想像がつく。
 そもそも楽しく無かったならあんなふうに歩いていないだろうし。

ジャム > きっと気のせいだ。他人なんてお互い想像通りに動かないもの。危うく地面に赤い血潮のようなケチャップを散らすところだったフランクフルトを先に食べてしまおうと、リンゴ飴とわたがしを左手に持ち帰る。わたがしの丸さが扇みたいに広がり。

「大変だねー……。今のところトラブルとかあった?友達とテンション上がりすぎて電柱に登っちゃっただとか」

軽く肩すくめる彼を見て苦笑じみる。風紀なんてどうやったって乱れるものだし。
それを正すお仕事は苦労も徒労も多そうだ。彼はどちらかというとある程度のハメ外しはあえて見逃してるみたいだけれども、それでもため息を見ればそれなりに疲れるんだろうな。

「ふっふー!お祭りだもん!せっかく常世の楽園に来たんだし楽しまなきゃ!三谷もお仕事してるフリしてサボっちゃえば良いんだよ」

二言目には先輩に対してもさん付けを外してしまうぐらい適当な半獣はそう言って、さっきから美味しそうな匂いかもしだしてるハニーカステラ屋さんを視線で示す。あれでも摘みながらお仕事すればいいとでも言うように。

三谷 彰 > 「いや、運のいい話今の所は……まぁ喧嘩とかくらいだな。大抵取り押さえる結果になってるし」

 無いと言いたかったが思い出せば思い当たるのがあってもう一度溜息を吐く。
 別に少しふざける程度なら見逃すつもりでも喧嘩まで行けばそうはいかない。しかも大抵の場合矛先は自分に向くわけで……怪我をさせないように取り押さえるというのはかなり面倒なものだ。

「俺もそうしたい所なんだがな。流石に制服きてそれやると色々と問題があるんだよ」

 風紀委員としてはとんでもない事をぶちまけながらそのハニーカステラの店を見る。意識してしまえば甘い匂いに誘導されそうになる。うーんと悩み。
 ふとジャムを見てカステラを見る。そして少し頷く

「……買ってやろうかあれ。俺も少しだけ食べたいが流石にもって歩くわけにもいかねぇし」

 少しでも騙せば良い物をそっちの方向に思考は働かない。
 素直に思ってることをぶちまけてしまう。 

ジャム > 「喧嘩かあ……痴情のもつれ?交友関係?交際上のトラブルってやつ?」

この世界に来てニュースを見るようになり、ケンカはこういう場合に起きるのだという偏った知識を披露しつつ。
やはり知ったばかりで意味のよくわかっていない言葉を呟き。

「それなら、その制服を脱げばいいんだよ。……冗談だって!
今日はずっと見回りって感じになるの?何時で交代とかだったら、この後一緒に遊ばない?」

真顔でしれっと言ったあと、笑ってわたがしを振り振り。ふと、お祭りは1人より2人のほうが楽しげだという事に思い当たって軽く誘いかけてみるが。

「ほんと!?いいの?やたー!うんうん奢って奢って!三谷さま!かみさま!」

半獣にとってご飯を奢ってくれるひとは神様にも等しい存在であった。わかりやすいぐらいに機嫌がよくなるケモミミ揺らし、尻尾が興奮に揺らめく。

三谷 彰 > 「その偏った喧嘩理論なんだ!? 普通にぶつかったとか足踏んだとかそういう理由だよたぶん」

 その三つどれが喧嘩の理由になってもそれは喧嘩ではなく昼ドラか何かになりそうだ。
 といっても自分自身も取り押さえるだけ取り押さえて他の委員に引き渡しただけなので詳しくは知らない為一概に違うとはいえない。
 その後の脱げば良いに対してジト目を送るが何時終われるかという問に対しては目線を腕時計に落とす。
 
「そうだな……後2時間ちょっとで祭りは周れるようになるぞ。終わりって意味だと今日の部が終わってから報告会あるからなんとも言えないが」

 腕時計から目を離しジャムの方を向いてそう答える。
 相手に反応に大げさだってのと軽くツッコミを入れながらカステラを買い自分がふたつほど掴んだ後残りをジャムに渡す。

「後良いぞ。あんまり沢山持つと隠せないから」

 とかいいながら笑う当りやはり緩い風紀委員ということなのだろう。

「まぁ、とりあえず俺が動けるのは2時間位後だ。それまで待っててくれるか?」

ジャム > えー、そういう理由かあつまらないなあ。だなんて言って何故か不満げに唇を尖らせた。
もっと激しくドロドロとした昼ドラ展開が好きだったのだ。きっと最近友達からゆずってもらった古い液晶TVの見すぎである。

「えっと。OKって事でいいよね。それじゃあその間、適当に時間潰しておくよ。待ち合わせはどこがいいかな……あそこのコンビニの前って事でどう?」

何故か最新の秋冬モデルの端末取り出して、彼に従うように時間を見る。その時間ならまだ、ずらっと並んだ屋台や露店は品切れしていないだろう等と思いながら。
大げさって言われても嬉しいんだもん、と尻尾揺らした後に。フランクフルトとわたがしとりんご飴をものすごい勢いで口の中に収めた。その間わずか1分ほど。口端にマスタードくっつけつつ空いた右手にカステラの入った袋を貰って。

「ありがと!今度何かお礼するよ。うーん、三谷は風紀委員の鏡!」

ニコニコと笑ってお礼を言えば、
そんな調子の良い事を言ったりした。奢ってくれた人をものすごい立てる半獣人であった。

「ん……というか。見回りしてる三谷の後ろを僕が勝手にくっついて歩けば問題ないんじゃない?」

そういう発想こそ問題だろうがとか言ってはたかれそうな事をポロッと口にする。

三谷 彰 >  喧嘩の理由なんて大抵はそんなもんだ。とかいいながら軽く笑った。

「ああ。待っててくれるなら俺は問題ないし待ち合わせ場所もそこで良いぞ。報告会あるから飯とかは無理だけどな」

 連絡するからアドレスくれとこちらも携帯を取り出す。
 こっちはかなり前の型を何とか使ってるといった形だ。最新の冬モデルと比べると画面も小さいし暗いし厚いだろう。
 相手の自分を立てるような発言にはありがとさんと笑って答えるがその後の着いて来るというのに関してはあぁと何処か言葉を濁らせる。

「前ならそれでも良かったんだが……今はちょっとなぁ。前に少しやらかして」

 ハハハと乾いた笑いを浮かべながら軽く頭を掻く。
 今思い返しても不自然な事件だ。新聞部に上げられているのに記憶に無い。記者も写真しか使っていない。その上更にジュース1本分のお金も消えるしどこか記憶に引っかかりも覚える。
 一体なんだったのだろうか。
 もし新聞部の新聞を読んでいるなら祭りの一コマという記事で彼が女生徒と手を繋ぎ……というより引っ張られるように祭りを歩いている写真を見ているかもしれない。

ジャム > 「よーし。じゃ頑張って時間潰すよ。報告会って何かわからないけど、ご飯はまた今度って事で!」

そしてそのご飯は奢ってもらう気まんまんである。言外の雰囲気にその願望があふれかえるぐらい、ウキウキと尻尾揺らしてる。当たり前だが、ほんとに奢ってもらえるかどうかは別である。

彼の取り出した端末に「やったー僕のほうが新しいやー」とか言って子供じみた勝ち負けゲームの勝手な勝利を自ら祝いつつ、操作がまだよくわからないので情けない表情になって相手に手伝ってもらうような格好でアドレス交換に至り。

「へー?よくわからないけど。うん、わかったよ」

言葉の前後がまるっきり矛盾しているが、こくんと頷いた。物分りは良いほうである。
とりあえず、2時間後になるまで付け回して遊ぶのはやめておこう。
新聞部の詳細な記事は知らないけれども、後日確認してはこの時の彼の乾いた笑いの意味を知るのかもしれない。あるいは写真を見るなり「女の子に引っ張られるなんて素敵な展開……!このあと三谷とこの人があれがこうなってくんずほぐれつむふふふ」と何か勘違いして目をキラキラさせるに違いない。