2017/08/27 のログ
ご案内:「学生通り」に紫崎衿沙さんが現れました。
■紫崎衿沙 > 学生通り沿いの喫茶店、その屋外席。
居住区に向かう路面電車を眺めながらアイスコーヒーを傾ける少女。
机に頬杖を突き、ぼんやりと眺める往来は、夏季休暇のためか人は少なめで。
「なーんか…暇、だよなぁ」
補修も終盤に差し掛かり、その数も減ってきた。
補修があるからとバイトも減らしたせいで、空き時間が増える一方。
ストローの袋を手元でいじりながら、暇を持て余していた。
ご案内:「学生通り」に木更津 水乃さんが現れました。
ご案内:「学生通り」に紫崎衿沙さんが現れました。
■木更津 水乃 > 「何と言うか、そこまで仕事熱心じゃないと自覚してましたが、
いざ休みとなると退屈…」
それなりに日照りが強く降り注ぐ時間帯。
今日は非番でこれと言って巡回があるわけでもなく、
学生通りの店を回って休日を楽しんでいた。
しかし用事らしい用事もなくふらついているせいで退屈なのか、
普段から持ち歩いている鉄球をポーンと投げては、
空中でピタッと止め、再び落として背後でキャッチ、
と遊びながら喫茶店の前を通りかかる>
■紫崎衿沙 > 眺める携帯の画面には、バイト先の業務連絡。
"バニー、レオタード、スク水、メイド服、どれがいいですか?"との
文面にがっくり肩を落とす。
「全部嫌です、っと…」
うんざりした様子で返信し、不意に視線を上げると、空中で鉄球が止まるのが見えた。
その様子に視線を奪われ、次にそれを行なったと思われる人物をみやると
視線が合ってしまい、そのまま逸らすのもバツが悪くて会釈をした。
■木更津 水乃 > 「……? どうも。熱いですねぇ」
鉄球で遊んでいると店内と道とを隔てるお洒落なフェンスを介して、
目が合った。
なんとなくお互い目を逸らしづらくなってしまったが、
会釈をされたのでこちらも会釈をする。
そしてなんとなく、他愛もない話を振った。
なんとなく、相手も暇そうに見えたから>
■紫崎衿沙 > 「え…?あ、ああ、そうっすね」
会釈はしたものの、話しかけられるとは思っておらず、
少し戸惑いながら言葉を返す。
「…それ、なんか能力っすか?空中に止めてたやつ」
挨拶だけして黙っているのもおかしいだろうと、
今見た光景について質問してみる。
■木更津 水乃 > 「なんだか退屈そうだったので。
これですか?ええ、能力ですね。物体を空間に固定できるんです」
どうも話しかけられてちょっと戸惑っているようだ。
こちらは風紀委員なので誰かに話しかけたりすることに抵抗が無いのだが、
普通の人なら確かに困ってしまうのかも。
そして鉄球について質問されると、
もう一度鉄球を放って空中に止めてみる。
性格には質点を固定するのだが、
簡単な説明なら物体を固定すると言った方が伝わるだろう>
■紫崎衿沙 > 「固定…」
確かに鉄球は静止しているが、いまいちピンとこない。
どんな状態なのか確認しようと、立ち上がり近づいて、
そっと鉄球に手を伸ばしてみる。
「あ、触りますよ…おー、ほんとに動かねぇ。あ、でも回ってる」
鉄球を掴んで引っ張ってみるものの、ビクともしない。
物珍しい現象を目の当たりにして素直に関心しつつ、
こんな玩具あったな、なんて呟きながら、鉄球の回転を速めてみて。
■木更津 水乃 > 「ええ、どうぞどうぞ。
そうなんです。正確には質点…重心と言えばわかりやすいですか。
を固定するだけなので、回転はできるんです」
ちょっと補足的に説明をすると、
ハンドスピナー、でしたっけ?
と話に乗っかる。そうしている間にも鉄球はクルクルと回り続けている。
「僕は木更津っていいます。
ちょうど暇だったので、そっちの席に行っても?」>
ご案内:「学生通り」から木更津 水乃さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に鈴木竜一さんが現れました。
■鈴木竜一 > それは単なる気まぐれに過ぎなかった。
普段の10kmジョギングコースを逸れて,辿り着いたのは学生通りの入り口。
何かしたいことがあるわけでもなく,買いたいものがあるわけでもなく,
青年は文字通り,気まぐれでこの場所を訪れた。
「前に来た時は炊飯器しか探してなかったからなー。」
そして見事に発見できなかったわけであるが,今回はしっかり1つ1つの店を眺めてみようと思う。
……自販機で買ったスポーツドリンクを片手に,青年は通りをぶらぶら歩く。
■鈴木竜一 > カフェや屋台,食べ物関係の店の多いコト多いコト。
そしてファッション関係の店の多いコト多いコト。
たまーに文房具店やら,本屋やら,何か武器っぽいものを扱ってる怪しい店やらがあったりする。
「武器屋とか鎌倉でしか見たことねーわー。」
ツッコミを入れつつ,次の店へ。
途中,住宅街があることに気付いたが,どうにも区画全体からお高い雰囲気を醸し出している。
きっと,卒業するまで縁のない場所だろう。
宝くじでも当たれば考えないでもないが……ってか,宝くじとかこの島でも買えんのかな?
■鈴木竜一 > 当たるわけがないのだけれども,それでも思い立ってしまったのだから仕方がない。
竜一の目標が宝くじ売り場の発見。という何とも絶妙なラインに設定された。
スポーツドリンクを片手に通りを歩いていく。
美味しそうな香り,流行のファッション,どちらにも目もくれない。
狙うは宝くじただ一つである。
マジで3億円当たったらどうしようか。なんて考える程度には単純な竜一君。
■鈴木竜一 > そして結論から申し上げますと,御座いませんでした。
これまたもしかしたら商店街の方にあるんじゃなかろーか。
ほんっとに俺は,この学生街って場所と相性が良くない。
「……なんか走るより疲れっちまったわ。」
ベンチに腰を下ろして,スポドリを飲み干す。
それから,5mほど先のゴミ箱を狙って……「ほれっ」…投げた!
ご案内:「学生通り」に藤巳 陽菜さんが現れました。
■藤巳 陽菜 > 休日の学生街であるというのに普段と変わらない制服姿で街を行く。
そいえば来てから4か月近く経つのに落ち着いてこの辺りを見れてなかったな…なんて。
(そう考えると前と比べて、大分余裕も出て来たわね。)
そんな考え事をしながら歩けば知り合いの姿があった。
ベンチに座って丁度ゴミを投げた瞬間の様だった。
…ふとした生じた悪戯心からなるべく静かに近づいていきなり真後ろから声をかける。
「こんにちはっ!ジョギングでもしてたんですか?」
■鈴木竜一 > コントロールには自信がある。
投げられたペットボトルは綺麗な放物線を描いてゴミ箱へ吸い込まれるように…
「……おわっ!?」
…だがそれを最後まで見届けることは叶わなかった。
全くの無防備だった青年はびくっと身体を震わせて振り返る。
「び,ビビったー……陽菜ちゃんか…突然話しかけるもんだから何かと思ったわー。」
貴女の予想通りか,もしくはちょっと上の反応をしてしまっただろう。
ちょっと恥ずかしいけれど,それで怒るような竜一君ではない。
「さっきまでジョギングしてたんだけど,今は何か思い付いちゃったから宝くじ探してた。
さんざん歩いたのに売ってねーでやんの。」
苦笑しつつ,座る?と言いかけて……座るのつらいかな?と思い直す。
結果的になんか,迷った感じの表情に。
■藤巳 陽菜 > 「おおっナイスシュートですね。」
見事そのままペットボトルはゴミ箱に収まった。
かなり、綺麗なシュートだった。
「驚きすぎですよ鈴木さん。
いや、確かにちょっと驚かせようとしたんですけどね。」
その驚きかたを見れば楽しそうな笑みを浮かべる。
割と満足な反応だ。
「…宝くじ、この島にもあるんですかね?
何か異能とか魔術で一人の人が一等独占しちゃいませんか?
いや、詳しくは分からないんですけど…。」
そういう異能がある人には売らないんだろうか?
聞いた話では歓楽街の方にはカジノとかあるらしいからそういう事は問題はないのかもしれないけど…。
「…ああ、大丈夫ですよ。
こうやってればあまり疲れませんし。」
相手の表情とかから何を言いたいのか察したのかその場で蜷局を巻く。
確かにベンチには座りづらいがこの姿勢なら地面についてる面が多いから安定しているし疲れない。
■鈴木竜一 > 「ぶっちゃけ完っ全に気ー抜いてたからなー。
別に悪いことしてないけど,怒られるかと思ったわ。」
そんな風に言いつつも,楽しげに笑って…蜷局を巻いた貴女を見る。
とっても納得したように頷いて…
「…椅子要らずって感じ?便利って言えば便利な気がしてきたなソレ。」
…素直に感じたことをそのまま話す。
察してくれて少し安堵した部分もあるのだろう。
「そーか…そーだよな……そう考えると宝くじは無理か。
折角3億円当たったらどーしよーか考えたのになー。
ってか,そう言えばアレ,変身魔法ってどーだったんー?」
■藤巳 陽菜 > 「えー悪い事してないですか?
何か、忘れてる事とかありません?」
悪戯っぽく笑いながらそんな事を言う。
「…いや、概ねは不便ですよ。
常時キャスター付きの椅子を引きずってるみたいなものですからね。
やってみます?」
尻尾の先をぺしぺしと地面に打ち付ける。
あんまり強くしてないから特に痛みはない
「いや、無いかは分からないですけど…。
なんかそういう風な事されないように工夫してやってるかもしれませんし…それにしても三億円…。」
まず当たる事はないだろう。
流石に朝起きたらラミアになっていたよりはよっぽど高い確率であったとしても。
「今、準備中です。あの本の中の一冊に当たりがありまして…
それに書いてあった魔術に必要な材料を探してるところです。
一応…この島で手に入るものばかりではあるんですけど…。」
■鈴木竜一 > 「何だったっけかなー?思い出せねーなー?
…なーんて,冗談冗談,なっかなかタイミング無いけどさ,俺はいつでもオーケーよ?」
財布の中身もまぁ,多分きっと大丈夫!
「なーるほど,その言い方だとやっぱ不便だな…うん。
俺の場合はほら,多分走ったらキャスターのタイヤが壊れっからえんりょーしとくわー。」
肩を揺らして笑いつつ。走ったら引き摺るというか半分空中に浮いてそうな予感さえする。
とりあえず原型を保っている可能性はほぼゼロだろう。
「3億円。当たったらとりあえずそこのカッコいいアパートに引っ越すわ。
ついでに陽菜ちゃんへの奢りがレベルアップする!」
あたんねーけどな。と,肩を竦めてそんな夢たちをアタマから追い出す。
「お!そしたらちょっとは役に立ったって感じかな!
まだ上手くいくって決まったわけじゃねーけど,良かったじゃんか!」