2015/07/15 のログ
御扇楓花 > ※30分経過で復帰困難と判断しましたのでこのままロール進めます。


「あれ?天導先生?」

先生が見当たらない。楓花は首をかしげる。

(さっきまで居たのにどこかへ行ってしまったのです。恥ずかしがって帰ったです?)

もう少し考え直す。

(……もしかして先生、本当は水着買うつもりはなくて楓花を助けに来てくれただけだったのかもしれないです。
 だとしたら今度会ったら改めてちゃんとお礼言うのです)

御扇楓花 > 「水着も買えたし帰るのです」

先生が水着を選ぶのを見届けることは出来なかったものの、当初の目的である水着を手に入れられたので楓花は満足しているようだ。

足取り軽くニコニコしながら楓花は女子寮へと帰っていった。

ご案内:「商店街」から御扇楓花さんが去りました。
ご案内:「商店街」にアリストロメリアさんが現れました。
アリストロメリア > 試験が終わり、夏休みが徐々に訪れの気配を感じさせる
日差しの眩しい午後、試験からの解放感と これからの夏休みの楽しみを胸に
音音にカフェで教えて貰った水着を買いに、と
デパートにある水着売り場へと足を運んだのだった

アリストロメリア > 女性の体を模したトルソーに、様々な水着が着飾られ
実に幾多の種類に飛んだ水着の数々が、そこには色とりどりに並べられていた

「……凄いですわね、色んなものが出ておりますわ」

彼女から雑誌を見せて貰って、形は分かっていたが
(実に大胆ですわね……)
等とも思いながらも、同時に此方の文化圏の水着のスタンダートである事は理解して
先ずは、どんな水着があるか片っぱしからチェックしていく

アリストロメリア > 水着と一口に言っても、実にその種類は様々だ
色や形・柄等のデザインは、興味の無い人にとっては『似たようなもの』に映るのだろうが――……
興味のある人間にとっては、全然違うものなのだ

同じビキニタイプといえども、紐だとか身体を覆う布の面積から始まって
そのデザイン次第では、同じ似たようなものといえども
やぼったくダサく見えてしまうかもしれないし
必要以上に色気を醸し出し、品が無いかもしれないし
自分の体のラインにあったものや、縫製やデザインに優れたものであるならば
ちょっとしたところで自分の体を美しく引き立たせてくれたりもするのだから

その辺は、下着選びとも少し通じるものがある

アリストロメリア > 「……どうしましょう、色やデザインも含めて
これだけ色々とあると、本当にどれが良いのか迷ってしまいますわねぇ……」

等と言いながら、水着を眺めて楽しみつつ、迷いながらも選んでいく

アリストロメリア > 数多に存在する水着を比較しつつも、どれが良いだろうか?と悩みは尽きない

「……うーん、この水着の黒の花柄は可愛いのですけれどデザインが少し子供過ぎかしら?
此方の赤も……可愛いですけど、ちょっと大胆すぎますわねぇ
ピンク系は可愛いですけれど……生憎似合う雰囲気でも無いですし」

等等と、頭を悩ませる

アリストロメリア > 「……やっぱり、私と言ったら紺や紫系かしらね?」

――……ふと、眼についた紺生地に黒のフリルと切り替えのあるデザインの水着が目に留まる
アクセントとして付いている模造品の宝石飾りも可愛らしいし上品な感じがする

「これにパレオを合わせてみたら良いかもしれませんわね……?
他にも、どれが良いか幾つか手に取りましょう」
と、悩んでいた黒の水着やら、赤やら水色のものやらを手に取れば
店員に声をかけ、試着室へと案内して貰う

アリストロメリア > カーテンに区切られた小さな個室の中で
服を脱ぎ、艶やかな肌の肢体へとなれば水着を合わせてみる

先ずは、黒のものから
「……なかなか可愛いですけれど――……ちょっと黒は暗く沈んだ感じがしますわねぇ」
身体が引き締まって見えるのは、良いかもしれない
くるり、とその場で横を向いたり後ろから確認してみる
悪くは無いかなと思いながら

アリストロメリア > 黒い水着を脱ぎ、次に手にしたのは
情熱的な赤の水着

「赤のものは肌の色が健康的に見えますし、水着のデザインも素敵なのですけれど――……
色合いのせいか、ちょっとセクシー過ぎますわね……きていて恥ずかしくなりそうですわ
っていうか、カーテンの中だからいいものの、ちょっと海では歩けませんわね……」

色のせいか、妖艶な雰囲気になり過ぎてちょっと恥ずかしいので即脱いだ

アリストロメリア > 次に手にしたのは、水色の水着
実は紺のものと、色違いの同デザインである

「水色は――……そうですわね。好きですし可愛い感じがしますわ」
夏らしい爽やかさを感じる色合いと、可愛らしさが丁度いい
前の二枚と比較して、とってもしっくりとする

アリストロメリア > 買う候補にしつつ、残りの紺を手に取る
普段からこのような色の系統を来ているからだろうか?
自分でも一番似合っている感じがした

「やはりこの辺りの色は着なれているのかしらね?」
等と思いながら、馴染むかのようにしっくりとくるデザインの水着が決まったので、購入する事にした
透けるのが少し気になったのだけれど、上品な感じで良いかなと思うし
無いよりは恥ずかしさも軽減されるので、妥協点でもある

アリストロメリア > 水着を脱ぎ、服へと着替えれば
紺の水着を手に取り、店員へと声をかけ購入を済ませた

「海に行くのが楽しみですわね♪」
等と、言いながら軽く弾んだ気分になりつつ
これから訪れる夏休みへの期待を胸に帰宅する

ご案内:「商店街」からアリストロメリアさんが去りました。
ご案内:「商店街」に谷蜂 檻葉さんが現れました。
谷蜂 檻葉 > 海水浴。

昨年の夏は砂浜から楽しげに遊ぶ生徒達を見つめる臨時で出来た海の家の焼きそばが美味しいイベントだった。 しかし、今年は。


「水着、か……」

水泳は習っていたが、既にその頃のサイズは……合わない。
ので、昨年は部屋で打ちひしがれながらゴミ箱にダンクを決めて読書の夏、クーラーの夏を決め込んだが今年は約束がある。 折角なのだし、新調しようと思うのだ。

やがて到達する服飾品店。

スタイルの良いマネキンが憎い。

谷蜂 檻葉 > 大々的にポップが付けられた水着コーナー。
新作やら本土の最新流行やら、様々な美辞麗句を尽くされた派手な水着


―――は、スルーして。自分の身の丈に合いそうな水着を探す。

「シンプルなやつ、でいいよね。 泳ぐためだけに買うんだし。」

見せる相手にしてもアレなわけで。
飾り立てるよりは、しばらく使える物がいい。

谷蜂 檻葉 > 「んー………」

立ち並ぶ水着をかき分けるようにして物色していく。
いわゆるビキニタイプのもの、競泳水着のように上下一体になっているもの。
パーカー付きのラッシュガード。ふりふりの多いパレオ。
キャミソールが組み合わさっているタンキニ。

「なんか良いのは――――」

どれも、サイズが無い、柄が合わない気がする、色が好きじゃないと少し体に当ててみては次のものへと変えていく。

ご案内:「商店街」にサリナさんが現れました。
サリナ > 服飾品店の店頭に下着のようなものが陳列されている。これは最近どこに行ってもよく見るが、水着というものらしい。
下着とほぼ変わりのない形のそれは水辺で着る衣装だと知った時は驚いた。が、遠くから海を見るとこういうのを着用している人が居るのできっと常識なのだろう…

と、考えていると店内に見た事ある人物が居る事に気付いた。

(オリハさん…?)

何やら水着を自分の体に押し当てている。服のサイズでも見ているのだろうか…とりあえず店内に入って話でも聞いてみよう。
しかし、彼女はなんだか真剣に見ているようで、近寄ってくる私に気付いてない。

谷蜂 檻葉 > 「むー……」

都合30を過ぎたあたり。
1エリアを制覇する勢いで体に当ててみては止める。を繰り返したところで
ちょうど、とある水着―――黒いビキニタイプの水着を手にすると、
横にまで近づいたサリナに声をかけた。


「すみません店員さん、試着し…… サリナさん?」

あれ? と首を傾げる。  ともあれ、勘違いではあったがサリナには気がついたようだ。

サリナ > 流石に隣にまで来れば気付いたようだ。しかし私は店員ではないですよオリハさん。

「どうもオリハさん…それ、試着するんですか?」

彼女が今手に持っている黒い水着をまじまじと見る。なるほど、試着して実際に試すのか…
衣服の上からではなく実際に肌の上に乗せないとわからない事も多いだろう。

谷蜂 檻葉 > 「え? ま、まぁ試着しないと合うかどうかわからないし……。」

試着室はどこかな……と、見回せば そう遠くない場所にカーテン付きの一角が見える。
そちらに歩いて行きながらサリナに疑問を投げた。

「もしかして、サリナさん泳いだこととかって無かったりするのかな?」

そういえば―――完全に忘却の彼方に去ってあまり普段から感じないことだが、サリナは異世界出身の人間。 こういう文化自体、ないのかもしれない。 

サリナ > オリハさんが試着室にまで歩いて行くのでなんとなく私もついていく事に。

「私ですか?私が居た世界、国では海辺が近かったんですが、泳いだりとかはしませんでしたね。
 川で水浴び程度ならしましたけれど…まあ、溺れない程度、でしょうか。オリハさんの方は?」

浜辺は木や建物がなく、陽射しが強い。陽射しというものがあまり好きではない国民性でもあったので、海で泳ぐ事はほぼなかった。
それに何より、海は危険なものという認識も強かったのだ。
しかしこの世界の住民は暑い時期になると一斉に海に繰り出す。浜辺に人だかりができるのを見て驚いたものだ。きっと、その誰もが泳げるのかもしれない。

谷蜂 檻葉 > 「そうなんだ……。 私?嗜み、って事で近所のプールに通ってたかなー
 中学からは数える程度だったけど、一応ひと通り泳げるよ。」

バタフライも出来るんだから。と、笑みを見せて試着室に入っていく。

バタフライは地球発の泳法なので伝わらないという事はしっかり忘れている。
サリナ以外の異世界出身の身近な人間が居ないので意識することも出来ないけれど。


「ん……よい…しょっと…… んー…… ん、……ぅ、くっ…… うわ………………うぅ」

衣擦れの音と、何か嫌なものを見たような声だけが聞こえる。

サリナ > 「なるほど」

バタフライ、バタフライとはなんだろう。蝶を指す事はわかる。話の流れからそれが泳法の一部というのもなんとなくわかる。
私は水の中で蝶のように優雅に舞うオリハさんを想像した。なるほど…それを自慢げに語る彼女を見ると、きっと美しいものなのだろう。

と、考えている間に試着室の中で変な声が聞こえた。どうしたんだろう、何か不都合な事が起こってしまったのだろうか?
少し不安になったので、周囲を見回して辺りに女性客だけしか居ない事を確認すると、試着室を覗き込んだ。

「オリハさん、何かありましたか?」

谷蜂 檻葉 > 「ひゃっ!? ちょっとささサリナさん!?」

ビクーン!と肩を震わせて飛び上がり振り返る。
するとフルリと、同年代からしたら大きな胸が揺れる。

……お腹も少し揺れる。
チラリと視線を向ければパンツの方に、少しだけお腹が乗っかっていた。
普段の服装では気づかないが、どうも着痩せするタイプらしい。

「ない!何もないったら! 閉めて閉めてーっ! ……はぁ」

あわあわと顔を真っ赤にしてカーテンをピシャリと閉め直させて、へたり込む。
デザインは良いが、体がついてきていないという現実を改めてつきつけられてしまっていた。

ここで檻葉には二つの選択肢がある。
別の水着を、お腹を隠せるようなものを買うか。 いっそ開き直って多少は見て見ぬふりをするか。

サリナ > 何かあったのか私を見ると驚きの声を上げ、シャッとカーテンを閉めてしまった。

「ヱ、」

彼女の体が見えたが、特に外傷はないし、汚れている所もなかったような気がする。
なんというか私が覗いたから驚いたような感じだったが、何もないから閉めろとの言葉に私は首を傾げる。

「あの、ごめんなさい。何か不都合な事がありましたか?」

谷蜂 檻葉 > 「うぅぅ……問題あるといえばあるけど直視させないでぇ……」

最初のシュルリとした音とは違う、モソモソとした音の後に先ほどまでのワンピース型
―――体型が出にくい服装に着替えた涙目の檻葉が出てくる。

「水着買うのやめようかなぁ……」

鬱々しい空気でサンダルの試着用の椅子の上に体育座りで座り込む。
この試着でここまでで「良いな」と思ったタイプの水着は全滅という現実にショックを隠せない―――体型が少なからず出るから。

サリナ > 彼女がさっきの服に戻って試着室から出てきた。そしたらすぐに椅子の上で丸くなりはじめた…
もしかして、裸を見られた事自体恥ずかしかったのだろうか。全裸ではなかったし、恥ずかしいものが目に映った記憶はない。
が、異世界人である所の私では及びもつかない程に深刻なものを晒してしまったのだろうか…

そっと彼女の肩に手を置いて慰めの言葉をかける。

「何か、ごめんなさい…。でも水着を買うのをやめるんですか?この店に入る前にあなたの姿が見えましたが、
 結構な数の水着を自分の体に押し当ててましたよ。…気に入ったものもあるんじゃないんですか?諦めてもいいんですか?」

彼女が金銭的な意味で躊躇したとは思えない。…するとなんだろう、考えてみてもやっぱりよくわからない。

谷蜂 檻葉 > 「いいよ、謝らなくてぇ…… 悪いのは全部私……強いていうならどうせ今年も水着なんて着ないでしょなんて高をくくっていた過去の私……!!」

嗚呼、正月の餅を食べていた私。
春のスイーツフェスタに参加した私。
夏のクーラーの中でタオルケットに包まってアイスを食べていた私。

出来るのであれば時を遡ってカロリーコントロールをさせてやりたい。どうせやらない。
そして確かにお気に入りの物は見つけたし諦めたくはない。

それでも、いやしかし……。

なんて、暫くうーうー葛藤しながら膝を抱えていたが―――

谷蜂 檻葉 > 「……買う」
谷蜂 檻葉 > 蚊の鳴くような声で、そう呟いた。
サリナ > …何か、彼女の過去には色々あったみたいだ。何を言ってるのかよくわからなかったが、そこにはとてつもない葛藤があるのを感じた。

それはきっと極北の大地で水に浸かり、
植物の芽が芽吹く時期になっても飢えと戦い、
一年で最も気温が高くなる季節に収穫という重労働を経たに等しい経験に違いない。

彼女は膝をかかえていたが、何か決心をしたような声を小さいながらも聞き取る。

「買いましょう。そこに欲しい物があるのならば」

私はその背中をそっと押した。

谷蜂 檻葉 > アリガトーゴザイマシター!

自堕落の極みを謳歌した代償に心を深くえぐられつつも、
異世界出身の友人の真摯な支えによって、爽やかな雰囲気の若い女性店員のレジで会計を終わらせる。


「ねえ、サリナさん……」

何かを悟ったような表情で店を出た所で、菩薩のような笑みで友人に一つの疑問を投げかける。

「サリナさんって、ダイエットとか詳しかったりしないかしら?」

サリナ > 先程から彼女の従者のように追従する私。
店から出ていく彼女の顔は満足したような表情で、私も少し嬉しい。

が、ダイエットなる事を彼女が私に聞いてきて、先程見たオリハさんの体型を思い出しつつ口を開く。

「ダイエット、ですか?物の本で読んだ事もあって言葉の意味は知っていますが、オリハさんはそんなに太っていますか?
 私の母と同じぐらいだと思うのですが……それがどうしたのですか?」

私の母もオリハさんと似たような体型だった。医学的に過度の肥満は命の危険があるというのは私も知っているが、オリハさんはダイエットが必要な程だとは思えない。

谷蜂 檻葉 > 「うぐぅ――――ッ!!!」

あまりにも純粋な疑問の返しが今は鋭く突き刺さる―――!!

ごめんなさいちょっと八つ当たりも兼ねていたから
その『こいつは何を言っているんだ』っていう視線だけはやめてください……っ!!

嗚呼、文化と価値観の溝は深く広い。
……サリナさんのことだからただの天然の可能性も二十分にありそうだけど。

「ナンデモ、ナイ。 うん。」

サリナ > 「…?!」

何か彼女が膝に矢を受けたような叫び声を上げる。少し驚いたが、外傷はない。何か起こった形跡もない。
一体彼女の身に何が起こったのだろう…?

「なんでもない…ですか?しかし、少し体調が悪そうに見えます。どこかで休みましょう」

なんでもないと言った彼女は、何か酷く落ち込んだというか、衝撃を受けたというか、そんな雰囲気を纏っている。
夏の暑さにやられたのかもしれない。彼女には休息が必要だろう。

谷蜂 檻葉 > 「うぅ……そうする……。 はぁ、この夏の間にしっかりダイエットしないとなぁ……」

ふらふらと、暑さ以外の目眩を覚えながら商店街を後にする。

まぁ、一応の目的の水着は買えたので良しとしておこう。
着るかどうかは……当日まで、保留だ。


この日の決心がどこまで続くかは、神のみぞ知る。

ご案内:「商店街」から谷蜂 檻葉さんが去りました。
サリナ > 「ダイエットするんですか?がんばってください。そういえばこのすぐ近くに喫茶店がありまして、そこのパフェがおいしくて───

ダイエットというのは運動をするという、ここでしっかり食べてもらって力をつけてもらおう。
今日は私が代金を持つので安心して沢山食べてもらおう。それがいい…

そんなこんなで夏の喧騒に消える私達であった。

ご案内:「商店街」からサリナさんが去りました。