2015/07/28 のログ
■四十万 静歌 > 「ええ。そうですね。
あなたの引いたカードは――」
そっとトランプの束を持った手で正義を指差しながら、
もう片方の手でトランプが死角になるように顔の横へと移動させ――
「このカードです。」
その言葉と同時に伸ばした人差し指と中指の間にジョーカーのカードを出現させて、
手首を捻ってくるくる回して見せた後差し出すだろう。
■無悪 正義 > 「・・・!当たってる・・・すごいな・・・」
無悪はカードを見た瞬間、口をぽかんと開けたまま、しばらく感動していた。
なるほど、これは確かに手品だ。
まさか本物の手品を体験することができるなんて・・・
本土の田舎にいた頃では考えも付かなかっただろう。
「・・・ありがとう。面白かった。」
表情の和らいだ無悪は四十万に思ったままの言葉を伝えた。
■四十万 静歌 > 「あはは、数少ない私の特技でして。
御照覧いただきありがとうございます。」
なんて、茶目っ気を少し出しつつ、
丁寧に一礼して、
「面白いっていわれるのは嬉しいですよ。
本当に。
あ、そうでした。
折角、手品に興味をもってお付き合いくださったのですし、
名乗りをあげないのは失礼ですね。
二年の四十万 静歌(しじま しずか)と申します。
どうぞよろしくお願いします。」
そのまま見上げるようににっこり笑って小首をかしげて、
また頭を下げるだろう。
■無悪 正義 > 「・・・・・。
俺は無悪正義(さがなし まさよし)だ。
最近、この学園に転入してきた、君と同じ2年だ。
こちらこそよろしく。」
あまり人と話し慣れていないのか。無悪は少し頭の中で思考を整理した後、同様に頭を下げた。
(最初に怖がれたときはどうなるかと思ったが、話してみると面白くて可愛い子だな・・・)
■四十万 静歌 > 「じゃあ、同級生ですね。
同じ授業で一緒になるかもしれませんし、
その時はよろしくお願いします。」
両手を背に回してにっこり笑いながら、
嬉しそうにいうだろう、そして。
「無悪さんですね。
覚えました。
それにしても、転入してきたばかりなら、
きっと何かと大変な事もあると思いますし……
私に分かる事とか出来ることなら、
なるべく協力しますから、
遠慮なくいってくださいね。」
なんて真っ直ぐに眼をみて告げるだろう。
■無悪 正義 > 「あ、あぁ。その時はよろしく頼む・・・」
こちらを見つめる真っ直ぐな目に無悪は気恥ずかしくなってつい目線を逸らしてしまう。
何故、こんなに動揺しているんだ、俺は・・・
無悪は早まる心臓の鼓動をなんとか理性で落ち着かせようと試みる。
そのとき、無悪の背後に置いておいたビニール袋がガサッと揺れる。
しまった、今は買物の帰りだった。生ものは早く戻って冷蔵庫に入れなければ痛んでしまう。
無悪は、再び両手に大量のビニール袋を持った後、今度は照れずに四十万を真っ直ぐに見返した。
「今日は、面白いものを見せてくれてありがとう。
機会があったらさっきの手品をまた見せてくれ。
それじゃ、俺はこれで・・・」
再度、四十万に向かって頭を下げ、別れを告げた後、
無悪は重たそうな荷物を両手に持ったまま去っていった。
ご案内:「商店街」から無悪 正義さんが去りました。
■四十万 静歌 > 「ええ、それでは、また。」
手を振って見送るだろう。
「――
あんなに重そうな荷物を、
問題なく運べるなんて、
やっぱり、男の子は力持ちですね。」
なんて微笑みながら。
■四十万 静歌 > 「あ、いけない。
私も帰らなきゃ――」
そして、時間を見て、
こちらもまた去っていく。
女子寮に向かって――
ご案内:「商店街」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「商店街」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > (暑さも気配をひそめた夕方頃)
(マジックショップが立ち並ぶ通りに来ていた)
(先日風紀委員の後輩からアドバイスされた、精神操作系への防御護符を購入するためだ)
(超逸品を求めるのならば落第街の方がいいのだろうが、それを見分ける目はない)
それにしても店が多いな…
(さすがは異能と魔術の街といった感じか)
■佐伯貴子 > (本格的な防御護符から恋愛成就のアクセサリまで、様々な店がある)
(いつもこの島は新しい光景でいっぱいだ)
(迷う心配はないだろうから、しばらくさまよってみよう)
目移りしてしまうな。
(願いが叶う!系のアイテムもあったりして、目が行ってしまう)
■佐伯貴子 > (何やら魔法武器もある)
(携帯しておきたいところだが、武器を使う術は持っていない)
(護身用にはテーザーガンで十分だろう)
(それにしても種類が多い)
(護符の店だけでも何軒あるのか)
(とぼとぼ歩く)
■佐伯貴子 > (やがて一軒の物々しい雰囲気の店にたどり着く)
(いかにも効きそうなものが売っていそうな店構えである)
ごめんください…
(扉を開けるとますますおどろおどろしい雰囲気になってきた)
(店主らしき人物は何も言葉を発しない)
おすすめの精神防御護符はありますか?
(店主らしき人物は鼻を鳴らすだけだ)
■佐伯貴子 > (仕方なく店内を見て回ることにする)
(どれも結構な値段である)
(この街では値段が性能に比例すると見ていい)
(この店は当たりのようだ)
護符はどこにあるかな…
(店主が何も言わないので自分で探すしかない)
ご案内:「商店街」にジークさんが現れました。
■ジーク > (白いケープに長躯、フードの下に栗毛の青年
汗も流さないが、鋭い目の下にはやはり苦悶の色が伺える
鎖の軋む音を立て、店主の前にロザリオを置いた)
当たりだ。グラーベン・シルト式の3重積層呪式、得したな
■佐伯貴子 > (意外な先客の姿にびくっと飛び上がる)
ジーク…だったか?
久しぶりだな。
(声をかけてみる)
(人違いだったら困るが、声には聞き覚えがあった)
(それにマジックアイテムにも詳しそうだ)
■ジーク > おや
(カウンターに置かれた金を懐に納める)
キミがこういう店に来るなんてな。
おい店主、接客ぐらいしろ
■佐伯貴子 > ちょっと精神防御系の護符が必要になってな。
(何を売ったのだろう、少し気になる)
(接客を強制された店主は、面倒くさそうに護符のコーナーを指し示すだろうか)
君はこういう系統の道具に詳しいのか?
私はさっぱりなので、効果がありそうなのを教えてもらえるとありがたいのだが…
(一度路地裏であった以来だろうか)
(それでも知人がいると安心するものだ)
■ジーク > 贈り物やお守り・・・て様子じゃなさそうだ
詳しい、って言ったって、俺は使わないからな
(店主を一瞥したが、歩き出す)
殆ど気休めだよ。よく眠れたり、飯が美味くなる程度の。
本当に力のあるものはまずそう出回らない。
(展示品のある一角で足を止め)
ご案内:「商店街」にライガさんが現れました。
■佐伯貴子 > (相手の言葉を聞きながらジークの後についていく)
自分の身を守るために必要なんだ。
そうか、君は魔術系等に強いのか…
(相手のことは殆ど知らない)
ふむ、ではあまり期待しないほうが良さそうだな。
(そんなに簡単に手に入れば苦労はしない)
(内心残念だが仕方あるまい)
■ライガ > 「ちわー。頼んでた羽ペンとインク壺、できてる?」
店内に入り、気難しげな店主のほうへ声をかける。
ここは魔道具の質もいい、値段は相応だろう。むしろ安すぎるとかえって不安になるものだ。実際、格安の道具に良品はそう多くないのだが。
カウンターに向かい、品物を確認。
提示された額を見る、おやおや、この前より値段上がってないか?
「ちょっとー、困るなあ。で、今度はなんで値上がりしたんだい?」
眼鏡をずらし、黄金色の眼がじっと見つめると、店主は気が付いたように値段を貼りなおした。
もしかして、ボられてるんじゃないだろうか。
■ジーク > (ショーケースに並ぶ指輪、首飾りを順に示す)
悪夢を取り除くお守り、読心魔法への耐性を得る指輪、こいつは・・・異性に魅力的に見える髪飾りか。
(説法をするように唱え、懐を探り始めて)
どのレベルのものが必要かに因るな、吸血鬼の精神支配に対抗するなら、
もはや一財産だ
■佐伯貴子 > ライガじゃないか!
(確実に魔術に詳しい来客に声をかける)
(二人とも常連のようだが、自分はこの店のことは何も知らない)
>ライガ
ふむ、本物もあるのか…
(興味深げに聞く)
そんなに値段に差があるのか…
(覚悟はしていたが、懐が痛みそうだ)
このくらいの値段で、精神支配…洗脳に効きそうなのはないか?
(携帯デバイスに打ち込んで示したのは風紀委員会一ヶ月分の給与ほどだ)
(無駄遣いはしないので貯金はあるが、実費でそれほど出せない)
>ジーク
■ライガ > と、声に気付き、コーナーの一角を見た。
そこに見知った顔と、見慣れぬ顔を発見すると、店主いじりをやめて近づいてくる。
大柄な青年の後ろで、店主がほっとしたようにため息をついた。
「やあ久しぶり。元気してたかな?
こんなところで合うのは意外だったけ、ど……
こちらは?」
貴子の傍らにいる白い法衣の青年に目を向ける。
見たことがない人間だ、だがそれから発せられる聖なる気配は尋常ではない。
(こりゃあ、魔に携わる者としては、対応間違えるとエライことになるぞ。
害意がないことを伝えないと)
しかし、そうホイホイと話題に出していいものではない。
どうやって伝えたものだろうか。
■ジーク > (店主が接客の片手間に出した銀の指輪――翼の意匠が施されている――
を手に取り、貴子の前へ)
吸血鬼は無理だが、チャームを弾くにはこいつで十分だ。
弾いた所で、意志を持って行動を取れるかは、キミ次第だがな。タカコ
(ライガと貴子を交互に見据える。目つきは鋭いが、表情に険があるといいうものでもない)
ボーイフレンドか?
■佐伯貴子 > 久しぶり。
トラブルに遭ってちょっとな…
こちらはジーク。
(彼のことは実はよく知らない)
(聖なる気配も感じる素養がない)
>ライガ
ああ、ありがとう。
とても助かった。
(実のところ、自分は既に洗脳を受けている)
(「ぶり返さない」のがせいぜいだろうか)
(翼の意匠の指輪を受け取る)
仕事上の知人でな。
らいが…ライガだ。
(フルネームをいう必要はないと思って言わなかった)
(ちなみに当然だが二人の考えていることなど感じ取る能力もない)
>ジーク
■ジーク > よろしく
(表情を変えず、ライガに掌を差し出す)
彼女はいつも、トラブルに遭遇しているんじゃないか
ひょっとして
■ライガ > 「ああ、大変だったんだって?
てっきり改造手術でもうけて、トンデモ外見になってたらどうしようかって心配だったんだけど。
相変わらずの美人で安心したよ、今日は買い物かい?」
本心は不安で仕方がなかったのだが、それを表には出さず、軽口をたたく。
ジークと紹介された青年の握手に応じる。
続けられた言葉に苦笑して。
「ジークっていうのか。
僕はライガ、っと、紹介されたね。
学生で、魔術師の端くれさ、といってもそんなに魔力はないんだけども。
風紀委員って立場上、トラブルに遭遇するのはある意味しょうがないのかもしれないね……生きてたからいいけどさ。
ところで、違ってたら失礼だけど、その装い、何かしらの神官かい?」
暑くないんだろうか、と思いながらコーナーに近づき、護符かあ…と言葉を漏らす。
■佐伯貴子 > 風紀委員という立場上、大なり小なりトラブルは避けられないさ…
(先日のトラブルは自分の異能によるものらしかったが)
(ちなみにライガのセリフと被った)
(握手する二人を見てよかったよかったと思うだけ)
(裏で動く自体には気づかない)
とにかくありがとう、買ってくるよ。
(店主の方へ移動する)
>ジーク
ああ、褒められたんだよな?
ありがとう。
(笑顔で返す)
(これでも成長したのだ)
大変だったので、お守りをな。
このジークに選んでもらったからもう大丈夫そうだ。
心配かけてすまない。
(どこからどう情報がもれるかわからない)
(ちなみにライガが公安に入ったことはしらない)
>ライガ
■ジーク > 「『女神』に仕えている。ここじゃ一年生だ。
今日は解呪した道具の引渡しに来たんだが・・・」
(ライガに応えるが、僅かに眉をひそめる)
「誰かに尽くす事は美徳だが、然りと己を顧みる事を忘れるなよ」
■ライガ > >貴子
「ど、どういたしまして?
うん、笑ったほうがいいよ」
おや。想像していたのと反応が違う。
いつもの調子なら褒めてもスルーされるはずだが……
しばらく見ない間に、何があったのだろう。
いや、人は成長する物だってわかっているけど。
などと失礼なことを考え、あいまいに頷く。
>ジーク
「ありゃ、僕も一年だよ。そうか、『女神』か……術体系は対立しなさそうかな?僕は中東系だけど……
ああ、しっかり肝に銘じるよ。
大丈夫さ、彼女は自分で言うほど弱くないからね」
そう言ってほほ笑む。
そうじゃなかったら風紀委員など続けられるとは思えなかった。
「さて、羽ペンとインク壺のほかに、買うものあったっけかな?」
■佐伯貴子 > (無事指輪を購入した)
(ライガの言葉が効いたのか、思ったより少し安かった)
(安ければいいというものではないが、助かる)
?
(ジークのセリフはどちらに向けられたものかわからなかった)
(心当たりはあるので反省する)
(何度反省したかわからない)
ありがとうジーク。
これで安心して眠れそうだ。
>ジーク
そうかな?
(笑顔を続ける)
(いつもの自分を知っていれば不気味であろう)
(ちなみに洗脳されたからではない)
褒め言葉は素直に受け取ることにしたんだ。
それより、私は用事も済んだので帰ろうと思うんだけど…
(これは二人に向けた言葉だ)
>ライガ
■ジーク > (顎を撫でる、思索する時の癖であるが)
「対立?相性、という点ではあるかもしれないがな。
義を尊び、信を善しとするのが我らが祈り、術理の違いなどに気を留めはしないし」
(言葉が止まり、分かり辛いが、笑みを作ったようだ)
「そうでなければこの学園になど居られないだろう」
(しかし、すぐにまた無表情に戻る)
「弱くはない。か?
・・・だが、やはり女の子だ」
■ライガ > 「ああ、僕の用事はそんな大したことないからさ。
気にしなくて構わないさ、またね」
いいバイト先紹介しようと思ったけど、しばらくはごたつくかもしれないからまた今度ね、と付け足し、見送るだろう。
>ジーク
「ああよかった。
気に障ったら御免なんだけど、聖職者はどうも苦手でさ……説法好きが多い印象があって。
いや、女の子としても、さ。
それに精神耐性なら、それこそ男女関係ない。
僕も正直、他人の事言えないしね」
後頭部を掻き、苦笑する。
■ジーク > 貴子に応えて
「送って欲しかったか?」
(これも冗談のようであるが)
「異邦人街の隅に教会がある。何かあれば相談に来るといい。
用が無くても歓迎しよう」
■佐伯貴子 > (ライガとジークの会話はわからない)
(内容が、である)
大丈夫、一番有名な風紀委員も女の子なんだ。
(もっとも彼女はダンピールでサイボーグの戦闘系異能使いなのだが)
それは助かる。
そんな事態に巻き込まれないよう注意するよ。
(真面目な顔で返した)
>ジーク
そうか。
もし今度ジークがいない時はライガに頼るかもしれないからよろしくな。
(そう言って出口へ)
>ライガ
じゃあ二人とも、また今度。
(笑顔で手を振り店を後にした)
ご案内:「商店街」から佐伯貴子さんが去りました。
■ジーク > ライガの言葉に、僅かに戸惑ったのか、しかし
「放ってはおけない。それは、弱くとも、強くとも、同じ事だ」
■ライガ > 手を振り返し、その後ろ姿を見送る。
「ふう、行ったか。
彼女、変わったなあ。以前より笑うようになった気がする。
ま、僕もそんなに言葉かわしてないからわからないけど」
インクツボと羽ペンを会計して、以前のままの値段に、満足げに頷いた。
「そりゃあそうだ。
僕だって、それは考えるよ。
でも人の身じゃどうしても限界があるのはしょうがない、できる範囲でやるしかないさ」
ジークのいう事はもっともだろう。
別に神官かどうかに関係なく。
「さっきは非術師の手前ああいったけどさ。
……僕が魔術を使うときに契約してる精霊、君の教義じゃあ悪魔扱いかもしれない。
でも、好き勝手させる気はないから安心してほしい。それだけ言っときたかったんだ」
そうとだけ、ジークに伝え、
「僕も帰ることにするよ。またどこかで会ったら、よろしく」
■ジーク > 「いい、変化だ・・・
ああ、導きがあればまた会う事もあるだろう」
応えて、こちらも外に目を向ける
ご案内:「商店街」からライガさんが去りました。
ご案内:「商店街」からジークさんが去りました。