2015/08/26 のログ
四十万 静歌 > 「それで良いんですよ。」

うん、と一つ頷いて。

「やっぱりするなら面白い話の方がいいですし?」

と悪戯めいた笑顔をみせて、

その様子に――

「ちなみに、こんな感じでした。」

と、新しい携帯に保存しある砂の城を見せるだろう。

……復旧はギリできました。

「――」

そして、笑顔のままじっと檻葉の眼をみるだろう。

谷蜂 檻葉 > 「それもそうか、じゃあ、えっと―――」

静歌さんの話を、と。

脳が『今の会話は止めろ』と不可思議な警鐘を鳴らし続けている。
けれど、弾みの付いた会話を無理にそらすことも出来ず。

差し出された写真にビシリとなにかひび割れたような音が幻聴として聞こえる。

同時に、次々にパズルのピースが組み上がるように記憶が塗り込められていく。



「あ、あぁー! うん、大丈夫、思い出せてる思い出せてる。
 砂浜の精霊と一緒に、大きなものにしたのよね。あぁ、なんか一つスッキリしたかも。」

言葉通り、その表情は明るく。

―――その裏で、記憶が塗り替えられていく。

新しく、矛盾なく。 割れたガラスを拾い上げ、新しく『使える部分』を纏めた記憶。

四十万 静歌 > 「すっきりしたならよかったです。
 まぁ、その……
 私の心にしまっておきますから。」

マジカル美少女★オリハちゃんのフレーズは言わないほうがいいだろう。うん。
と心の中にしまいつつ。

「――記憶が曖昧だと色々大変でしょうけど、
 力になれることがあったら力になりますから。」

とふんわり笑いかける。
そして――

「私の面白い話といわれると、
 たいした話何かあったでしょうか――」

少し思い出してみる。

「――忘れ物をとりにいって、
 そのまま眠ってしまいました。」

恥ずかしい話しかなかったと、
顔を紅くしてちょっと横を向いていうだろう。

谷蜂 檻葉 > 「……え”っ。 え、なに。何知ってるの静歌さん。 なんなのー!」

後を引くような言葉になんとなく顔が赤くなる。
なんだ、何を言った過去の私。教えてくれ私の記憶ー!

「あ、えっと……うん、宜しくね。静歌さん。」

ともあれ、こうして事情を少しでも理解してくれる人が居るというのは心強い。
今後もお世話になります。と内心で少し拝みながら。



「うんうん、忘れ物を…… ……んふっ……ふふ……っく……」

なんと言えばいいのか。随分と”らしい”話で息が抜ける。
顔が赤くなるようなことをうっかり言ってしまうのも、それもまた。

谷蜂 檻葉 > 「ふふ、ふ……はー……あ、えっと。ところでこんなところで手品?やってたみたいだけど、お散歩途中だった?」


かく言う私はただの道草帰りの帰路だ。

四十万 静歌 > 「後悔シナイナラオシエマスヨ」

そうとしかいいようがない。
うん。

「まぁ、私はちょっと頼りないかもしれませんけどね。」

えへへと笑って首をかしげ――

笑われたことでがっくり肩をおとし、
でも、気が抜けたようでよかったと、
思わず顔が綻んで微笑む。

「あ、手品をしてたのはですね。
 特に用はなかったのですが、
 手持ち無沙汰だったので、手慰みに。
 誰にも見られてないと思うと、
 逆に気合が入ってしまって。」

えへへと頬をかきながら答え、

「檻葉さんの方は?」

と、人さし指を頬にそえたまま小首をかしげた

谷蜂 檻葉 > 「う、ぐ……えっと、じゃあ寮の部屋で、こっそり、お願い、します……。」

色々と怖い。心の準備をして、泣いても笑っても大丈夫そうな場所で聞きたい。


「ううん、頼りにさせてもらうわ。静歌さん♪」

くすくすと、頼りない。芯があって頼りになる少女の姿に笑みを零す。


「あぁ、なるほど……解らなくもない、かな?」

無駄に無駄のない無駄な動きというか。
無益な事ほど全力を出してみたくなるというか。

……ちょっと違うかな?


「委員会の方からのお仕事で、これからお肉屋さんでコロッケだけ買って帰りよ。 静歌さんも一緒に帰る?」

四十万 静歌 > 「分かりました。」

どうやら、
マジカル美少女★オリハちゃんのくだりをいわないといけないらしい。
しゃべるほうも覚悟いるよねと、ちょっと遠い目しつつ、

「はいっ!」

頼りにさせてもらうといわれると、
すぐに凄く嬉しそうな顔で元気よく真っ直ぐみて答えるだろう。

「まぁ、あがり症だから、
 人前だと恥ずかしい気持ちになっちゃうってだけなんですけどね。
 えぇ、折角ですから一緒に帰りましょうか。
 晩御飯はコロッケですか、
 ほくほくして美味しいですよね。」

とクスリと笑うだろう。

谷蜂 檻葉 > 「そういえば、あがり症って言ってたわね……。

 うん、そろそろ本格的に荒療治にコラボで舞台、一つ考えてみましょうか。」

春に話した話題だったが、互いにゴタゴタ続きで出来ていなかった。
もののついでに、話を聞くときにでも考えてみようか。

「そうそう、ご飯にはそこそこだけどね。最近はパン食だし、食パンに挟んで……とかね?」

そういえばキャベツは買ってあっただろうか。なければレタスでバーガー風と無理やり納得すればいいか。 なんて事を考えながら。

のんびりと、二人で並んで帰路につく。

ご案内:「商店街」から谷蜂 檻葉さんが去りました。
四十万 静歌 > 「よろしくお願いします」

とふんわり笑って、

「パンには良く合いますよね、
 他にも――」

等と他愛のない話をしながら一緒に帰るのである

ご案内:「商店街」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「商店街」にアーヴィングさんが現れました。
アーヴィング > (午前の授業を終えた昼下がりの放課後、スーパーマーケットの一角に彼の姿はあった
 手にしたカゴには無造作に放り込まれた肉と肉と肉と焼肉のタレ
 見るからに雑な食生活が伺えるラインナップであった
 一応同居人の要望もあって申し訳程度にたまねぎやキャベツもあったが、基本的に肉と一緒に焼けば美味いかどうかが基準という酷いものだった)

アーヴィング > ふむ………
(あまり迷うという事をしない男には珍しく難しい顔をして悩んでいた
 顎に手をやり、眉根を寄せて、真剣な表情で見つめる先にあるものとは)

SR-71が出りゃいいんだけどな…
(それはお菓子コーナーで燦然と存在感を放ちお子様を引き寄せる魅惑のコーナー
 食玩コーナーであった
 そこにある「世界の名機」と銘打たれたチョコのおまけにミニチュアが付いて来るそれであった)

フライングパンケーキ来られるとちょっとなぁ…
(わりとラインナップが偏っているのだが、異世界人である彼にとっては造型しか興味ないので問題なかった
 まあ裏面の簡易解説を読んで欲しくなってしまったというのもあるが)

アーヴィング > (無論、こちらに転移してきた時に研究許可を出した時に得た報酬や嘱託委員として何度か出動した手当てから考えると棚にある全てを持っていく事は可能だ
 しかしそうすれば子供が買えなくなってしまうし、そもそも中身の判らない何かを買うという楽しみが開封するだけの作業へと変化してしまう
 だから一個入魂、気合を込めて一つを選ぶしかないのだ
 
 そう、思い出せ。輝かしい騎士決闘の数々を
 結果的に当代最強の名を得る事になったがそこまでの戦い一つ一つが決戦と呼ぶに相応しい死闘だった
 それを制したのは瞬間的に網目の隙間を縫うような選択で正解を引き当て、もしくは相手の手の内に飛び込みながらも噛み破ったからだ
 
 そう、自分には運がある
 天運を信じて手にすればおのずと正解に行き着くはず
 意を決してひとつを手に取り…)

なんか、軽い気がするな…
(戻した
 それを横目で見ていた子供は「あるある…」と頷いていた)

アーヴィング > (そもそも航空機が出ればそれはそれで嬉しいのだが、これのタイトルは「世界の名機」である
 すなわち空に限らず陸海空それぞれ3種、9種+シークレットで構成されているのだ
 陸を行くマウスやグスタフ列車砲、海を行く氷山空母とかに来られても嬉しくない
 メカニックという意味では心踊らなくも無いが、目当てと違う物が出てくるのはこの状況ではいわゆる負けに等しい)

どう思う?
(近くで吟味していた子供に聞いてみる
 どんな時でもそこで経験をつんだ先任ほど頼もしいものは無い
 少年が言うには彼の目当ての物はサイズは大きいものの航空機であるため厚さがそれほどでもなく
 戦艦や戦車のようなごついメカニックと比べると容積が少なく「軽い」らしいのだ
 なんかやたらと気合の入ったコレクターのようなアドバイスだったが、それを受けて重々しく頷き
 箱に残された食玩を手の平に乗せ、重さを比べ始めるいい歳した男の姿が生まれるのだった)

アーヴィング > ………これ、だな
(数秒とも数分とも取れる長い長い葛藤の末、騎士は一つの答えに至る
 これだ、これこそ自分が求めた物に違いない
 その確信に最早迷いは追いつけず、カゴに放り込めば力強い足取りでレジに向かう

 なお、その日の夜から彼の部屋のベッドサイドには地上爆雷パンジャンドラムという名の円筒が飾られる事になるのだが
 それはまた、別のお話)

ご案内:「商店街」からアーヴィングさんが去りました。