2016/08/24 のログ
蒼穹 > 「ん?そう?じゃあ私帰っても良いかい?」

この切り替えの良さ。ある意味では最早神々しい。
こっちは8割ぐでーっとした体勢のまま、向こう側の人の流れを目で追ってる。

「あー…抵抗してくるような連中ね。ああいうのはここで犯罪はしないって、暗黙の了解みたいなのがあるから大丈夫よ。
こっちはこすい泥棒みたいなのだから…検挙したら割と簡単に捕まるね。やっても逃げ出す程度。」

この辺は治安も良いので、そういう荒事とも縁がない。
不良不勤勉不真面目と三拍子揃った蒼穹も、割とどちらの仕事も頭には入ってるらしい。
でも、真面目にやるかは別問題。

「だね。でもそれはもうどうしようもないじゃないかな?
異能犯罪って言うんだっけ。一応異能を感知したり封殺する方法はあるみたいだけど…そう言うのは専門外だよね。」

もともと、万引き犯一人捕まえるような仕事もしないので…
生憎、そういうレベルの高いヤツが居る事は知ってるけど、手を出すつもりはあまりない。

「そうそう、だから見張りの意味って言うのの多くはそっちじゃない?
まさか二人体制で見張ってるとこでずけずけ危ないことする度胸ある奴もいないでしょ。」

抑止力、と言う事だ。

「へー…かなり目が良くなるって異能かな?確かに見張りには適してるねー。
そんなんだと、透明人間になったり、時空を操る異能でもなきゃ中々万引きできそうにない。

…ってかやっぱり私これいらないんじゃないの…?
帰って良い?」

得意気に語る彼と対称に、自らの存在意義に困る蒼穹。
っていうかどっちかっていうと帰りたいだけの様だが。

一方でこうして風紀委員がどんな異能だとか、そもそも今見回ってるって、
周りに知れる事で、その抑止力は強まるのだろう。相変わらずスーパーマーケットの往来は平和である。

三谷 彰 > 「いや流石に俺一人でこのマーケット全域は見れねぇからそれは困るぞ!?」

 思わず周りを見ていた目をそっちにむけツッコミを入れてしまう。
 だがすぐに視線を元に戻す。

「へぇ、そんなものなのか。それなら普通に万引きグループはしょっ引けばお仕舞いだな」

 頭をポリポリと掻きながら異能を一旦解除する。
 目が黒に戻り目頭を軽く揉むともう一度異能を発動。瞬時に目が紅く染まる。

「だな、俺もそういうのは専門外だ。そういうのは専門に任せて俺らは俺らのやれることをってな」

 少し笑いながらそう呟く。
 察しがいいならこのまま抑止力を続けていようと理解できるだろう。

「まぁ簡単に言っちまえばそんな能力だな。今あんたが言ったが時空操るでもされなきゃ見ることはできるぞ。だからといって俺一人じゃ目が届かない場所もあるからお前は必要だけどな?」

 てか、抑止力としてわざと自慢げにいっただけだしと付け加え少し笑う。

蒼穹 > 「む……むう。帰っては、だめなんだね。」

当たり前である。
凄い不満そうに、しかし帰るのは一旦あきらめた様だ。

「そうそう。ところがしょっぴくってのが難しいワケだよね。
向こうも何だかんだでプロだからね。今こうしてのんきにやってる間も
例えばあの辺にあるアイスクリームが……。」

ふと言いかけて止まる。

「……時空を操ってまでアイスクリーム盗むってそれどうなの?」

素朴な、素朴すぎる疑問である。

「わ…色が変わるんだソレ。異能…かな?」

こういうのは因果は良く分からないが、それ故に異能っぽいと思った。

「って言っても、こういう見回りに関しては、キミは結構専門になれそうだけどね。
適材適所って感じで。」

知ってか知らずか、程よく声を抑えず周りに聞こえるくらいの声で頷きつつ応える。

「分かったから分かったから。交代人員来るまでは帰ら―――んー、でももうすぐ私は上がりの時間よ。
えーっと、キミ、名前…何だっけ?」

掛け時計を一瞥すれば、そろそろ既定の時間が迫っていたんだろう。
そういえば、と言う具合に名前だけ聞こうと問い掛けた。

三谷 彰 > 「ああ、終わりの時間まで諦めとけ」

 ハハハと軽く笑いながらそう答えた。
 アイスクリームを例に出されかんがえる。そして考えた結果。

「……金が無いのにどうしてもアイスクリームを食いたい馬鹿かなにかならやるんじゃないか」

 というとてつもなく無難な答えを返すのだった。しかも色々着けてはいるが結局は馬鹿の一言に集約されている。
 相手が興味を引くと少しだけそっちを向き。

「ああ、そうだ。赤い間はその視力強化モードって事だよ。疲れるけどな」

 胸ポケットから目薬を出して少しだけ振るいそれをしまう。
 いくら無限に近い時間使用できるといっても負担が軽いというわけではないのだ。

「だからこそここに連れて来られたんだろうな。間違いなく適任だろうし」

 自分で理解できるからこそ一切の否定をせずに腕を組み肯定した。
 見回りに関して限定すれば風紀委員でもトップクラスの1員にはなれるだろう自覚はあった、自覚があるから=必ずやるとも限らないが。

 軽く伸びをして振り向く。

「そいつは残念。次の奴が真面目なタイプだとこういうことも出来なくなるからな。名前は三谷だ。三谷彰。あんたは」

 よろしくとでも言った感じで少しだけ笑い椅子から立ち上がる。
 

蒼穹 > 「……時空を操る馬鹿っているの?」

二律背反である。

「あー…目を酷使するんだね、それ。成程…。便利なだけじゃないって事かー。」

目薬使うくらいだから、目への負担もあるんだろう。
赤くなったり目が疲労したり、異能らしい異能であるといえる。

「あっはは。本当にね。御互い緩々な感じで良かった。真面目な人多いからねー。
私は蒼穹(そら)って言うんだ。んじゃま、またどっかであったらよろしくね。ショウ…でいいかな?」

その辺りも同意だ。サボりって言うのも、やって程々にと苦笑いで済ます彼もいれば、大激怒されることもある。
意外と、この辺りはゆるゆるで気が合うのかもしれない。
立ち上がった彼に向いて名前を告げれば、ぱっと片手上げて後ろ手を振って、じゃあね、と。
アイスクリームを1箱手に取ればカゴも持たずにレジに並びに行った―――。

ご案内:「商店街」から蒼穹さんが去りました。
三谷 彰 > 「どんな能力でも馬鹿はいるんだろうしいるとは思う。相手にしたくもねぇけどなめんどくせぇ」

 ふぅと溜息をつかんとする勢いで言葉を並べる。今回も言ってしまえば後ろの部分がメインである。

「そりゃな、まったくダメージ0ではねぇさ。まぁでも便利にはちがいねぇぞ」

 たしかに便利ではあるがその分色々と苦労も多い能力なのが欠点だ。たとえばこういう時に真っ先に徴収されるし長いのだから。
 
「緩くない時には緩くねぇぞ俺は。こういう場じゃ緩いけどな。好きに呼んでくれてかまわねぇよ。またな蒼穹」

 相手にあわせ手を振り替えす。
 同じ緩い同士気楽だったのもあるし気も合うのかもしれない。

「機会ありゃまた仕事したいもんだな」

 ふぅと呟き彼もまた自分の仕事場へと戻っていく。

ご案内:「商店街」から三谷 彰さんが去りました。
ご案内:「商店街」に滝川 浩一さんが現れました。
ご案内:「商店街」に鬼灯花蓮さんが現れました。
滝川 浩一 > 「……」

商店街の一角にて、スマートフォンで時間を確認する。
まだまだお昼、商店街の人通りを見れば学生が多く行き交い、よく見ればカップルも多い。

そんな中電柱に寄りかかりある人物を待つ。

(もしかして俺が約束の時間、間違えたか…?)

置き手紙の内容を思い出しつつ、そんなことを考える。
何故だか不安になってきた。
しかしスマートフォンで手紙の内容をメモしており、それを何度も確認するが間違っている様子はない。

鬼灯花蓮 > スマートフォンというモノを持って居ない。
考えたら精霊界にはそんな精密機械はないので知らなかった。
待ち合わせするには 今の時代?大変古風だが手紙というモノがあって…

陰からぬるりと出るわけにもいかず、商店街をつかつかと歩く一人の髪の色が派手な存在。

(うむ 場所は間違って…ない。が 我 ま…いや)

迷子では、という言葉は飲み込んでしまった。大丈夫だ この先に彼はいる。気配がする。

「 またせた!! すまん 迷子になった!!」

隠し事は出来なかったという。髪の色は大変鮮やかだった…
其れ位落ち着いていない というのが丸見え。

滝川 浩一 > (お、来た来た)

聞きなれた声が聞こえると、そちらを向きながらスマートフォンを仕舞う。
胸を撫でおろし、予定が正しかったことに安心したように息を吐く。

「ま、迷子って…道教えておけばよかったな。…と、とりあえず落ち着け?」

髪が色鮮やかに煌めいている少女の両肩にそれぞれ手を置けば、落ち着くようにと諭す。
漢字とカタカナもそうだけど、こちらの地理も教えなければと考えつつ、目的の爬虫類専門店へと向かおうと振り返る。

「じゃ、早速行きますか」

そう言って歩き出す。

鬼灯花蓮 > 騒めきに相応しい髪の鮮やかさ。一つとして固定せず
溶岩もしくはマグマが流れゆく様を表しているかのように
髪の色は変化しっぱなし。大凡異能でないと説明がつかないカラー模様だが、これは地だ。

「 念話 繋げて置けばよかったと思っている。……う、うむ」

ざわざわ、と鮮やか過ぎた炎髪模様だったが 落ち着けと言われると瞬く間に落ち着いてくる。
放置すると髪の先から炎とかが噴射して仕舞うあたり、彼に言われると落ち着いてくるのは

商店街の知らぬおばちゃんに あらあらまぁまぁと温かい目で見られている事には気づきもしなかった。
どう視られているか よくもそんなことは鈍くて。
目的地の為に 連れ立つのだ、彼の後ろを靴音を鳴らしてついていく。

「うむ。いろいろと いるのだな。」

何が。ヒトか、ヒト以外の住民も含んでいるのか。

滝川 浩一 > 「念話なんて出来るのか。まぁまぁ、過ぎたことをくよくよ言ってもしょうがないよ」

髪色が落ち着いた様子を見れば、安心した様子でそのように返す。
こちらを温かい目で見ているおばちゃんに気付けば、周囲からは『そのように』視られているということに気づき、少し緊張する。

「いろいろ…?あぁ、人間とか、人間以外とかってこと?」

この島は多いからねーっと付け加え、なんとなく彼女の発言の意図を汲み取る。
自分はそうではないが、傍から見ればサラマンダーなんて珍しくないのかもしれない。


「さて…ここだ。」

目的の店の前まで来ると看板を見上げる

『爬虫類専門店"LeNox"』

先日、滝川少年が訪れて定休日だった店だ。
やけに名前のかっこいいその店は蜥蜴は勿論、蛇や蛙、亀などの動物やそれに関するグッズの販売をしている。
品添えも豊富でペットとして爬虫類を飼うために生徒が多く訪れるんだとか。

鬼灯花蓮 > 「主と契約を結んでいる限りは、な。今は繋がって居らんから 今度繋げばいい。」

魔力さえ繋いでしまえばいいんだが、と何か途轍もない事を口にしている何か。
髪の色は深紅が大半の端が夕日色 つまりいつもの色に落ち着いた。
温かい目…温かい時点で気にしなくなる何かに比べて、彼が緊張になったのは気づいていない。

「そう。そう。極論 どっちかであろ?」

島全体 何か色々とおるな、面白き島だ、とのらりくらり。
自身が精霊だか竜だかわからん状態でいるので ヒト以外に分類されるが。
今の処 サラマンダーは見ていない いるのかもしれないけど見ていない。

「うん? ここか。」

爬虫類専門店。 いや 水槽を所望したのは我だが。
火蜥蜴に変化出来るし、火を消せばただの蜥蜴と化す。
部屋の片隅でじっとして過ごすためには 爬虫類として過ごすのも、とは言った。
が、有言実行とはまさにこのこと。本当に来てしまった。

「はいろうではないか。 因みに 我の蜥蜴のサイズは是位だ」

丁度10センチも満たない手のひらサイズだった。

滝川 浩一 > 「契約すれば魔力が供給される訳じゃないのか。今度ね。了解。」

てっきり契約すれば自動的に魔力供給をするものだと思っていたが違ったようだ。
とすればどうやって『繋げる』のだろうか。契約時と同じく、魔法陣を用いる可能性が高い。

「確かに、どっちかである…なんだけど。
人間もそれこそ化け物みたいなもんがわんさかいるし、人間らしい魔物も多いからね」

実際、この少女が異邦人だということはなんとなく看破していたが、サラマンダーだということは知らなかった。
中々どうしてわからないものだ。

「こんなに小さく…へぇ~かわいいな」

蜥蜴を見て、次に少女へと視線を移しそのように呟く。
その発言は蜥蜴を指して言ったものだが少女にはどう捉えられるだろうか。

「っとここら辺が水槽コーナーみたいだ。良いのある?」

店に入り、少し進むと購入した爬虫類を入れ、飼うであろう空ケージがズラッと並んでいるスペースへと行きつく。
長方形のスタンダードな物から、縦長の物、側面、上面にアクリル製の扉がついている物など、バリエーションが豊富であった。
見慣れないケース群に少年は驚き目を輝かせる。案外こういうのが好きなのかもしれない。

鬼灯花蓮 > 「…物理的に まだ 口づけが… 繋がって居らん。今度だ」

自動的にしても良かった。が、やめたのはサラマンダーの後に人になり、そこで契約している。
一寸契約の際に設定を間違えていたらしく 彼と粘膜を通して繋がっていくのを忘れていた。
…一部失敗していたが、 まぁ 今度 やる?のだから今度にしよう。
それまでは普通の食事を提供されるという形で補給しよう。

「かっ  …かわいい!?…そっちか」

我が。が、すぐに気づいた 我ではなくその後ろの蜥蜴だった。声のトーンが落ちたし ざわっと髪の色が動いてきた。

「うん?  では 探してみるか。」

水槽コーナーが恐ろしい事になっている。
色どり見事な水槽のバリエーションの豊富さ。ただ単に過ごすためではと考えていたが、
こうじーっとしている蜥蜴なverの場合、長方形の角が取れた今ドキ風なアクリル製のモノと
天井にふたが無いタイプ―網目でふたをするのだろう的なものに視線が泳ぐ。

「我 蜥蜴の時 じっとしているからな…スタンダートなモノでもいい。だが…これとかな」

と手に取ったのは 予算的にちょっとオーバー的なケースだった。

滝川 浩一 > 「…?」

口づけがどうのこうの聞こえたような気がしたが気のせいだろうと自分に言い聞かせる。
ともかく、彼女にいつまでも魔力を供給しないのは酷だろう。
契約者である以上はキッチリと契約は守らねば。

「あ、いや、ソニアさんの可愛さには敵いませんよ!?」

自分のしたことに気付き、ざわっと髪の色が動くとそのようにフォローを入れる。
ついつい焦ってしまい敬語に戻ってしまう。

「こ、これは……」

彼女が手に取ったケースを見て、値段を見る。
予算をオーバーしているが今後の経費を節制すると考えれば買えない値段でもない。
どうしようか…折角気に入ったものができたのだから買ってやりたい。腕を組んでその場で考え込む。

鬼灯花蓮 > 「な、何でもないのだ!…(今度ねだ…無理だろ)」

強請る?いやいや 我 そんなキャラでない。口づけをするのが一番確実で繋がりが最も太いのだが、
無理過ぎる なんちゅう それは 恋人とかがやる方法だろう!
契約を紡いだとはいえ まだ 主と我だ 難しい。

「そ、そうか!? そうだな!」

髪の色 機嫌の良し悪しでよくもまぁ色が変わる。
これでは隠し事は難しいだろう 当初から気分が変わると変化しているので読みやすいとも。
落ち込んでいたのが 急に そわそわとしたり フツーな乙女の反応だったという。

「だ、駄目だったな…」

彼の予算というのは知らされていなかった。

その反応に、コトッとそのケースを元のあった場所へと置く。
何 もう一つ 気になるケースもあるのだ。それが。

昔ながらの金魚鉢を少しだけ大きくした波模様の縁取りの円形ケース。
其れの値段は予算より少し安めである。然し 重さが先程より重いのとケースの形状が幅を取るので
置き場所が少々考えてしまうモノだった。

滝川 浩一 > 「?…そうか」

彼女の様子に少し首を傾げるが、本人が何でもないというのなら何でもないのだろう。
あまり詮索せずに気にしないようにする。
重要なところで鈍いのがこの男の欠点である・

(あぁ、よかった~…)

機嫌が良さそうな彼女と煌めく髪を見て、安心したように胸を撫でおろす。
嬉しそうな彼女を見て乙女か?などと考えつつも微笑ましく見る。

「…いや、これにしよう」

残念そうに別の水槽で妥協しようとする彼女に先ほどのケースを手に取ってそのように言う。
ここは少し男を見せようじゃないか。
今後色々節制しなければいけないが、いざとなれば自身の異能に頼ればよい。

「すいません、これください」

店員を呼び出し、ケースを指さす。
会計をしようとレジの方へ向かう。

鬼灯花蓮 > 「……うむ」

今後の課題が出来てしまった。
今後はどうやって彼と 繋がり を持つのか、だ。
口づけが一番太く繋がるのだが 今は流して―成功したので後日 戦略というのを考えてみようではないか。

然し 髪の色が変化する時点で 破綻は高い。

こう じっとする場所が欲しいのであって 形は あ。
別の水槽で妥協?そもそも予算の額を知らされていないので
妥協も何もだったが、彼が動いてしまった。

瞬く間にレジの方へと動くのに あれ?あああ、とわたわたと近寄り

「え、いいのか!? 予算という…額は知らんが 超えているんだろう!? 考えている風からして。」

滝川 浩一 > 「まっかせなさい!今後俺が節制すればいいし、いざとなれば異能を使えばいいから!」

自分の胸をポンっと叩き、心配そうにしてわたわたと近づく少女へそう返す。
実際、飲食物以外なら異能で賄えるし、数週間ぐらい異能に頼っても神様は怒らんだろう。

(あっ、そういえば異能について詳しく教えてないっけ…?)

魔術とか契約とか、そこらへんは彼女のホームだろうが異能はどうだろう。
それに俺の異能を晒してもいない。今度教えよう。

「それに、最初に目がついたもんが一番良いって言うだろ?何、従者であるお前は気にすんなって!」

やけに男前な一面を見せるが改めてその金額を見ると少しビビる。
ムッと顔に力を入れ、気合いを注入すると会計を終わらせる。

店員より名前や電話番号、住所を聞かれ、それらに答える。
ケースは後日届くそうだ。

鬼灯花蓮 > 「異能 そういえば 主の異能知らんな。…倹約のし過ぎは体に悪いぞ?」

いいのか こんな高いものを購入して。水槽だけで予算オーバーしているぞ?
水槽と砂地と物陰に隠れる壁と水槽用灯りと…色々と爬虫類を飼うに当たってはそんな品々が必要になる。
…いいんだろうか、って購入終わってしまった…ああああ。

異能自体 まともな異能は 発火だけだった。
そもそもそれは異能なのか?疑問形すら浮かんでしまう。

気にするなと言われても。そっと彼に差し出すのは 爬虫類を飼うに当たって 必要な 砂とか諸々のリスト。
大丈夫なのか まともに買ったら 暫く粗食になるぞ、と。
其れとも異能で解決してしまうのだろうか これらすべて飲食可能ではない代物であるし。

滝川 浩一 > 「大丈夫!あまり主を舐めるなよぉ~?」

彼女にサムズアップし、大丈夫と言い放つ。
先ほどからそれしか言ってないが、これほど言うのなら大丈夫なのだろう。

購入手続きを済ませるとレシートを受け取り、予算外から出した資金のおつりを貰う。
明らかに動揺している彼女を見るが一番動揺しているのはこの青年である。

「……ど、どうにかなるでしょ」

リストを受け取り、視線を逸らして動揺する。
照明や壁はどうにかなりそうだが、砂に難儀しそうだ。

ともかく、発想で勝負だ。

「さ、水槽も買ったし、帰ろうぜ。 蜥蜴形態も見てみたいし」

少女の頭をぽんっと軽く叩き、笑顔で店の出口へ向かう。
そのまま少女と肩を並べ帰路に付くだろう。

鬼灯花蓮 > 「いや なめてはいない ただ どうにかなるのか?」

予算超えている、此方も動揺してしまった。
が此方は下手すると日向ぼっこだけで栄養と外に漂う魔力を補給さえできれば補給してしまうだけに
彼の暫くの食生活が凄まじく心配だった。

大丈夫なのか 滝川浩一(マジで。)
砂はさらさらな砂漠みたいな砂…無理っぽかったらそこら辺の砂地でもいいのだ。
っていうか砂 作れるのでは?? 成分さえわかればよいのだれば 地学の本を手に入れられればあるいは。

「え、まぁ 帰るか…いいだろう」

ざわっとまた髪の毛が緩く揺らいだ。大したものではない。
彼の後ろをついていくように出口へと。肩を並べつつも 今後について暫し考えていたという。

ご案内:「商店街」から鬼灯花蓮さんが去りました。
ご案内:「商店街」から滝川 浩一さんが去りました。