2016/09/25 のログ
ご案内:「商店街」に三谷 彰さんが現れました。
三谷 彰 >  制服ではなくチェックのジャケットを着て夕暮れのスーパーをうろうろと歩き回る青年。
 右手には買い物籠をぶら下げ左手にはチラシを持っている。のだが……

「……ちょっと遅れたなぁ」

 そう呟きそのチラシをしまう。
 仕事が長引いたのだろう。セールの時間は過ぎスーパーは普通の値段に戻っている。
 今日はセールの品を料理して終わらせるつもりだったのに予定も何もかも振り出しへと帰ってしまう。
 チラリと見た先はスパゲティ。値段も安く手ごろだが。

「昨日もこれだったし」

 そう言って視線を逸らす。
 何か見つけようと考えブラリブラリと歩き回っても結局買うべきものは思いつかず溜息を吐いた。

三谷 彰 > 「んー」

 キャベツを手に取り値段を見る。あまり売れなかったのか売らないとまずいのか少しだけ安い。
 だが賞味期限もあまり長くなくしかも大きいから食べきれる気がしない。
 それくらいならと隣のキャベツに視線を移す。少しだけ値段は高いものの賞味期限も長めで使いきれるだろう。

「……まぁまずはこれか」

 今持っていた物を下ろし隣のを掴み籠の中へ。
 少しだけ上を眺める。
 頭の中で大まかなメニューを考えてからまた足を進める。向かう先は魚のコーナー。

ご案内:「商店街」にアイシャさんが現れました。
ご案内:「商店街」からアイシャさんが去りました。
ご案内:「商店街」にアイシャさんが現れました。
アイシャ >  
(カシャンカシャンと硬質な足音を立てて歩く。
 彼の向かう先、鮮魚のコーナーで魚のパックを前になにやら唸っている。)

安いのはイカ。
しかし博士はイカがお嫌いだったはず……。
でもお刺身はお高い。

(真剣な顔でうむむと悩む対人制圧用兵器。
 今は完全に対食卓制圧兵器の顔だった。)

――おや、三谷さん。
お買い物ですか。

(そこで近付く同僚に気が付いた。
 魚から視線を外し、会釈してご挨拶。)