2016/11/17 のログ
真乃 真 > 「メイジーさんか!僕は真乃真!よろしく!
 本当に良いところ見つかればいいんだけどね…。
 紹介出来なくてごめんね。」

この人はここでもメイドさんを続けたい様子。
でも、この島でメイドさんの需要はやはり低い気がする…。

みども…。身共とか初めて聞いた!
一人称何だろうか?とにかく珍しい!

「厳しい人だったのかい?旦那様?
 そして、結構偉い人だったんだろう?うん!そんな気がする!!」 

彼女の印象からそんな風に思う。
多分彼女は優れたメイドなんだろう。仕事は分からないが対応は綺麗だ!
そんな凄いメイドを連れているのはきっと偉い人なのだろう!

「大丈夫!僕もこの島に来てからほっぺは落ちそうになってもまだ落ちてない!
 意外と落ちそうで落ちないものだからね!抑えなくても!抑えなくても大丈夫だから!」

ほっぺたを抑える様子を見てそんな事を伝える。
だが、このメロンパンでほっぺたを落としそうになっていてはこれから立ちはだかる
いくつもの常世島グルメを乗り越えられるのか?不安である。

「はあ、美味しかった!いやあ、やっぱりここのメロンパンは絶品だね!!
 もう一個買っていこう!…ああ、メイジーさん!もしどうしてもどうしても!メイドの仕事が見つからなかったら
 一旦別の仕事をやってみてもいいと思うよ!今の時期の仕事なら始めやすくてやめやすいしね!!」

そんな事を言いながら男は再度トレーを持つ。
再びメロンパンを買う為に!

ご案内:「商店街【常世祭期間中】」から真乃 真さんが去りました。
メイジー > 「真乃様。不思議な響きでございます。竹村様といい、蒸気都市では耳慣れぬお名前にございますので」
「よき主を得るのも人の縁。巡りあわせと申します。どうかお気になさいませぬ様」
「旦那さまは……ええ、厳しくもお優しいお方にございます。身共は心よりお慕い申しております」

メロンパンの最後の一切れを名残惜しく味わい、その場を簡単に片付ける。
このまま探索行を続けるにせよ、先に現地通貨の問題を解決しなければならない。

「なるほど、別の仕事……それは考えも致しませんでした。素晴らしいお考えにございますね」
「よろしければまたいつか、ご一緒させて頂きたく存じます。では、行ってらっしゃいませ」

長い帯のようなものを巻いた気さくな男子生徒を見送り、祝祭の雰囲気溢れる商店街を後にした。

ご案内:「商店街【常世祭期間中】」からメイジーさんが去りました。
ご案内:「商店街【常世祭期間中】」にザフィールさんが現れました。
ザフィール > なるほど…ここの祭りというのは、故郷とずいぶんと違う
(祭りの最中、活気のある商店街の中でぽつりとつぶやく
 その表情は祭りの最中という浮ついた空気とは不釣合いなほどに無愛想な物だが
 これは感情を表に出すのは恥ずかしい事だ、とする故郷の習慣に寄る物で)

食べ物の屋台が…多い
(こつこつとリズミカルに地面をタップする姿は、どう見てもはしゃいでいた。
 故郷は砂漠であり、口にする物はほとんどが保存の利くものであり、ご馳走とされる食事でも羊の丸焼きのようなもので
 まっことこの世界の誘惑は暴力的なほどであった)

ご案内:「商店街【常世祭期間中】」に久世藤士郎時貞さんが現れました。
ご案内:「商店街【常世祭期間中】」から久世藤士郎時貞さんが去りました。
ザフィール > あれはいったい、どういう食べ物なのか…
(おそらく職人の物であろうと思われる巧みな手つきで作られるそれ
 なにやらふわふわとして白くて良く判らない
 わたがし…とあるが、綿が食えるはずも無い
 そうした種族の食事かと思えば、おそらく同じ系統の人族であろう子供が嬉しそうに手にしていた)

しかし、参ったな…
(祭りの作法が、判らない
 祭事であるとは聞いていたが、何を祭っているのかが良く判らない
 どうした振る舞いが正解なのか…現在履修中の異世界文化概論でもその辺りは教えて貰えなかった
 果たして精霊の奉り手である自分を受け入れて貰えるのかどうか…客人として振舞う事が許されるとしても
 自分はここで奉られる存在に対する仁義の通し方がわからなかった)

ザフィール > む……
むぅ……
(とぅんく、と鼓動が一つ跳ねる
 表情筋を引き締め表情が動くのを防いだが…これは、暴力だ
 視線の先には肉があった
 それもただの肉ではない、巨大な塊だ
 鉄の棒を突き刺した巨大な肉にタレを塗りぐるぐると回しながら焼いている…

 なんという事だろうか、故郷の祭りでも慶事の時に食べられる料理にそっくりだ
 それを大胆に小刀に削り、パンだろうか?それにつめこんで居る)

なんたる……
(この世界の豊かさは知っていたがそれは異質な物として
 よもや故郷では一番のご馳走とされる物がここではこんなにも簡単に振舞われるとは
 それも奪い合いどころか行列すら出来ていないところをみると当たり前の光景なのだろう
 しかし、しかしだ「ドネルケバブ」とはなんなのか
 翻訳魔法が助けてくれないという事は特別な言葉なのだろう
 それはつまり「神に捧ぐ贄の血肉」のような祭儀的な意味が込められているのではなかろうか
 どうすればあれを食する権利が手に入るのか
 タフなミッションになって来やがった)

ザフィール > (その後のことは…とても、そうとても素晴らしい時間だった
 じっと見つめていたらしく、店主が気を利かせて食うかい?と進めてくれたのだ
 どうやら金が無いと思われていたらしく奢るつもりだったというのが驚きだ
 
 祭りの作法が判らんという自分に対して丁寧にオシボリポンなどの作法を教えてくれ
 丁寧に顔を清めてから食う肉は、最高だったと

 しっかりとタレが染みて焦げを作った肉
 瑞々しい野菜と共にパンのようなものに挟んで食べれば濃いほどの味が柔らかく
 思わず、恥を忘れ頬を緩めてしまうほどであったと
 これは帰ったら日記に残さねばなるまいと記憶にしっかりと刻み込み、寮へと帰るのだった)

ご案内:「商店街【常世祭期間中】」からザフィールさんが去りました。