2015/06/04 のログ
設楽 透 > 「そうかな?言葉を使う事自体は共通なんだしさあ?」
「ふふ、お礼は言いたい側が言いたくなった時に言うものさ。」
「そうそう、可愛い女の子。まあ、最近は物騒だからねえ……」
「へえ、6000年前!そりゃあ気の遠くなるほど昔だねえ!」
【愉快そうに自動人形の話を聞いている】
【話す内容が真にしろ、偽にしろ、そんな事は如何でも良かった】

「擬似異能?……それも6000年前から?」

シュリク > 言葉とはあくまで出力物です。データベースが違えば、出力も変わりますよ。
物騒、たしかにそうかもしれませんね。<<ゲート>>が開いているのですからたしかに物騒ではあるでしょう。神話上の怪物も出てくるでしょうし。
とはいえ、私はその殆どを眠って過ごしたので。だから、6000年分の歴史を学ぶ必要があるのです。
(返す此方はあくまで淡々と。嘘を言うようにはプログラムされていない)

ええ、そうですね。6000年前は現代とは比べ物にならないレベルで科学技術が発達されており、異能も体系化されていたのです。ついには人工的に異能を作り出し、私のような異能人形を生み出したのです。

設楽 透 > 「なるほど、確かにその通りだね。」
「それにしても自動人形の価値観は中々面白いよ、君。」
【久々に有意義だ、とシュリクを見つめて告げる】

「その、ゲートとやらが具体的に何を指すのか僕には分からないけれど、」
「どうにも穏やかじゃなさそうだっていうのは感じ取れたよ。」
「そうかそうか、6000年前はそんなに技術が発展していたのか」
「他でも無い当事者が言うんだから、十分信用に値しそうだ。」
【実のところ彼はまだシュリクが自動人形である事は認めていても、】
【『6000年前の自動人形である』と言う事には半信半疑だ】

シュリク > 私としては、人間の価値観のほうが興味深いですよ。私達機械は、3体いれば3体とも同じ価値観を持つことが多いですが、人間は逆ですからね。
機械と人間の差は、多様性にあるのではないでしょうか。有意義と感じるのも、あまり機械の文化に触れていないからというだけだと思いますよ。
(知ってしまえばどれも画一的で、単調に見えると続けた)

ゲートを詳しく説明するのは難しいですが、簡単にいえば異世界へと繋がる門ですよ。私達の文明も<,ゲート>>によって滅びた……と、推測されます。実際のところ私は眠っていたので分かりませんが。
実際に6000年前の技術の片鱗を見たければ、未開発地区の遺跡群を攻略するといいでしょう。私もそこから出てきましたし。

設楽 透 > 「なるほど多様性、確かにそうかもしれないな~」
「人間っというのは、確かに3人居れば3人とも違う、10人居れば10人違う。」
「それもそれで面白くて、僕は好きだけどねえ」
「でも、『君たち』もそうだよ。」
「同じ時期に同じ場所で造られた機械人形は確かに同じ様かもしれないが、」
「作られた時期、場所、とその時の環境で大きく差が出るからね。」
【温和な笑みを浮かべたまま、やや早口で話す】
【本当に楽しんでいるのだろう、彼自身気付かないうちに口数が増しているのだ】

「異世界に、繋がる門……ふむ。」
「それは今まさに起こり続けている現象なのかい?」
「………ふむ、遺跡群か。そうだね、明日にでも行ってみよう。」
【興味を惹かれたのか熱っぽくなった頭で頷いた】

シュリク > それは、確かに。ですが、「合理性を優先する」という部分ではあまり変わらないと思います。
人間と同じように考え、感じ、行動するというのは、一見出来ているように見えて、その実未だ到達できていない世界なのですよ。
感情、というものが機械に宿るのかどうかは分かりませんが、そんなものをプログラミングできるような存在は――まさしく、神かそれに類する存在かと。
(表情は一切替わらない。が、有意義な会話ができているとはシュリク自身も感じているらしく、表情が最初に比べると柔らかくなっている)

ええ、そう考えるのが一番自然でしょう。実際、魔術や魔物がこの島でも跋扈しています。この世界にはもともとなかった概念が入り込んでいる。<<ゲート>>が開いた以外に考えられません。
ただし、行くならば入念に準備してから行くことをお勧めします。どのような異能をお持ちかは知りませんが、遺跡内部には異能を無力化する装置が設置されていることもありますので。

設楽 透 > 「ふむふむ。なるほどなるほど。」
「確かに、人間はたまに、いいや、大体常に不合理と共に生きてるね。」
「それが善きにせよ悪しきにせよ、だけど」
「ああ、そうだね。そんな事が出来るのは、神に違いないだろうねえ。」
【くすくす、笑いながら肯く。どうやらシュリクの表情の変化には気づいている様だ】

「ふむ、そうか。」
「ということは、数十年前から続いているのかな、そのゲートが開いている状態、というのは」
「実に興味深いね、新しい発見だ。」

「ああ、僕の異能ね。」
「無効化、されるのは困るなあ。何かと異能頼みなところがあるし。」
【やっぱり優秀な護衛必須かな、と呟いた】

シュリク > 私から見れば、人間の行動は甚だ非合理的で理解できない点が多いです。
ですが、それこそが人間の本懐であり、同時に、私達には到達できない高みなのでしょう。
……私を作ったマスターは、そこを異能の力で越えようとしていたみたいですが。
(機械に命を宿す。心をもたせる。もしもそんな異能があるならば)
それは、「奇跡」に類するものでしょうね。

そのようですね。故に「異邦人街」などというものもこの島にはあるのでしょうし。……私としては、さっさと追い返したいのですが。この世界にもともとなかった概念というのは、バランスを崩す要因になるのですよ。

行くのであれば、パーティを組んでから臨んだほうが良いでしょう。異能がなくとも純粋な腕力があるとか、……私は推奨しませんが、魔法を使う人物とか。
さて、長話してしまいましたね。とても有意義な情報交換でした。又お話してくださいね、設楽先輩。それでは。
(ぺこり、と頭を下げてその場を去る。本は、鞄の中に仕舞ったままだ)

ご案内:「常世公園」からシュリクさんが去りました。
設楽 透 > 「ふふ、人間はね『理解できない』ことも楽しむものさ」
「確かにそれが本懐だろうね。」
「でも、」
「それを『出来ない』と決めつけちゃあいけないぜ?」
「まだ君には、実行されていないプログラムもあるんだろう?」
【そう笑いながら告げ、改めて、マスターが見つかる事を祈る旨を伝える】

「へえ、それも初耳だ」
「なるほどね、異世界の存在も危険、かあ。」

「そうだね、そうさせて貰おう。」
「ただ、自慢じゃないけどそういのに向いてる知り合いが居なくねえ。」
「ああ、僕としても実に……実に有意義だったよ。」
「また会おう、シュリクちゃん。」
【その場を去る自動人形へと、朗らかに手を振って見送った】

設楽 透 > 【会話の余韻を楽しむかのようにベンチに深く腰掛け直して、すっかり暗くなってしまった空を見上げる】

「嗚呼──」

「此処はいつだって新たな発見に満ちているね。」
「実に面白い。」
「折角だから在籍10年目指して頑張ってみようか」

【クツクツ、と喉を鳴らしながら笑う】

設楽 透 > 「さてと。」
「そろそろ僕も帰ろうか、それともどこかうろついてみようか。」
「まあ、動きながら決めようか──」

【静かに息を吸い、そのまま呼吸を止める】
【すると設楽 透の体は、腰掛けていたベンチを通過して地面の中に吸い込まれる様に消えた】

ご案内:「常世公園」から設楽 透さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にテリメーラさんが現れました。
テリメーラ > ふわふわと雲に乗った少女が空から現れ、公園に降り立つと、ベンチに座る。

手元には小さな雲を作って、形を変えて遊んでいる。

テリメーラ > 今日も昨日も、いろんな人とおしゃべりすることができたうえ、今日は、先生と授業のためではないとはいえ、学校に行く約束もできた。
(このままいろんな人とおしゃべりできるようになりたいなー)
少し前の、人と会う前から逃げていたときに比べて、かなり成長したな、と我ながら感心しているご様子。

ちいさな雨雲をちぎって食べながら、月を眺めている。

テリメーラ > 今日はお昼から夕方までうっかり眠ってしまって、余り眠くないようだ。出てくるあくびも、眠気からというより、ヒマからくるものだろう。

ちいさな雨雲を食べ終えると、大きく伸びをした。

テリメーラ > 結局、抱いていたクッションに顔を埋めて眠ってしまったようだ。
ときどき、バランスを崩してかくっとなったりしている。

ご案内:「常世公園」に瑞穂 之ノ伊さんが現れました。
瑞穂 之ノ伊 > (ワイシャツにエプロン姿の男・之ノ伊は買い物帰りで帰る途中にある公園のベンチに何かがあるのに気付き公園内に入ってくる)

なんだ……子供か?
(不思議そうにその姿を眺めつつ近寄る)

テリメーラ > 近寄られても目覚める気配はなさそうだ。
ある程度近くなら寝息も聞こえてきそう。

瑞穂 之ノ伊 > (テリメーラのいるベンチの数歩のところまで近づき寝ていると気がついた。
少女の前まで来て膝を降り視線の高さを合わせようとし買い物袋をゆっくりと地面につける)

おーい、嬢ちゃん。こんなトコで寝たら風邪引くぞー

(少し困ったような顔をして先ずは声をかけてみることにする)

テリメーラ > 話しかけられて、一瞬は目を覚まし、青年の姿を確認したが、
「んー・・あと少しだけ・・」
というと、また目を閉じて眠ってしまった。

瑞穂 之ノ伊 > うーん、寝かしてやりたいのは山々だが寝るなら安全で風邪の引かない場所で寝たほうがいいぞ!

(と笑顔で言って軽く肩を叩こうとする)

テリメーラ > 肩を叩かれると、また目を覚まして
「・・・。」
じっと青年を見つめる。

完全に目が覚めたのかみるみるうちに顔を赤くして、雲のクッションで口元を隠す。
「あの・・えと・・こんばんは」
小さく会釈する。

瑞穂 之ノ伊 > (そんな少女様子を見て少しきょとんとすると之ノ伊は声を出して笑う)
はははっ!こんばんわ&おはようだな、嬢ちゃん。
良かったよ第一声が事案発生に繋がるようなことがなくて。
一応、最近は物騒らしいからな嬢ちゃんみたいな子供が公園で一人っていうのはどうにも危なっかしいからな

(そう言いつつキメ顔なのか爽やかそうなドヤ顔をして自分は紳士だと主張しているようだ)

テリメーラ > 「えと、えと、ありがとうございます・・」
よくわからないが、ジアンとか言うのになると困るのに、自分を起こしてくれたようだ。
と、ぺこぺこと頭を下げる。

「ボクうっかり寝ちゃってたみたいで・・・」
正直見ればわかります。というような感じだが。
まだ申し訳なさとか恥ずかしさが大きい様で、口元はクッションで隠したまま。

いかし、ドヤ顔の主張が少しは通じたのか、怪しい人ではないようだ、とは思っている。

瑞穂 之ノ伊 > (寝ていたことを恥じているのだと理解しニヤリと笑う)

可愛い寝顔を見られて恥ずかしかったのなら今度からはちゃんと家の布団で寝たりしたほうがいいぞ!
そして俺の名前は之ノ伊だ。近い将来、料理部で学園のテッペンを目指す男だ。
初等部の子だろうと学園の子だ。俺が助けるのは当然だとも。
(一人でうんうんと頷いてなにか納得しているかのように振る舞う。)

テリメーラ > 「之ノ伊さん・・ですね。」
カワイイなんて言われて、少し落ち着き始めていたが、また顔を紅くする。
「これからは気を付けます。」
素直に忠告に従うことを告げる。

「ボクの名前はテリメーラです。えと、えーっと・・・。うん・・」
オンカイのハシャとか、料理部のテッペンとかといった自己紹介が流行っているのかなと思いつつ、自分のは思いつかなかった様だ。

瑞穂 之ノ伊 > 素直な子はモテるぞー!これからが大変だぞ嬢ちゃん。

(忠告に素直に返事をして反応もよく、小さい子は純粋だなーと外見年齢にとらわれている之ノ伊は完全に先輩風を吹かしている)

素直で可愛いテリメーラちゃんにはいい子なので今度学校で会う機会があれば料理部としてお菓子を作ってあげよう!こう見えても人並みにレシピを見れば作れるんだぜ?

(さもそれがとても凄いことのように語る言葉にはなにかパワーがあるように聞こえるかもしれない、そういう口調だ)

テリメーラ > 学校で合ったら、という言葉を聞いて、表情が曇る。
「・・・。」
お兄さんにも不登校のことを話さないとうそつきになってしまう、
でも話すと失望されてしまうような、お菓子食べてみたいな・・
と、三竦みの感情にごちゃごちゃと考えている。
しばらくの沈黙と、考え事をしている難しい顔を見せつつ、

「い、今は学校言ってないですけど、いつか行ったらおいしいお菓子食べさせてください!」
意を決してそう告げた。
思っていたことをちゃんと口に出せて少し満足げにも見える。

なお、完全に口調に騙され、お菓子作り大得意マンだと信じ込んでいる。ショートケーキとか想像したり。

瑞穂 之ノ伊 > ふむ。

(ここに来てようやくテリメーラをよく見てなるほど、と之ノ伊なりに考えた。
この子の頭にある角や後に見える尻尾から察するにこの子は異世界の出身者なのだろうと。
であれば、転入生の可能性もある。であれば今は学校に来てないというのも納得だと一人でそう考える)

よし、なら之ノ伊先輩は素直で可愛いテリメーラがお菓子を食べに来る日を楽しみにしておこう。俺の最高の腕前を披露してやるさ!食べたいときに楽しみにして来るといい

(すごく偉そうにドヤ顔をみせる)

テリメーラ > 「はい!ボクも、学校で合えるの楽しみにします!」
目を輝かせながら之ノ伊を見る。

完全に天才パティシェか何かと勘違いしているようだ。

瑞穂 之ノ伊 > よぉし!なら寝る時はちゃんと布団で身体の疲れをちゃんととるんだぞ!
ちゃんと寝て元気でいればご飯も美味くなるって昔テレビかなんかで聞いたからな!

(そう言ってニカっと笑い歯を少し見せると白い歯を覗かせる。
そして立ち上がり腰に手を当てる)

さて、寝るなら帰ってだ。そういう俺も帰って学校の準備してちょっと寝ないとだしな!

テリメーラ > 「はいっ!」
つられて立ち上がり、元気にお返事。
最初に比べて大分なついてきた様子である。

「あの、之ノ伊さんも、お休みなさい」
両手からもこもこと一人が乗れるくらい雲をだして、それに乗っかる。

瑞穂 之ノ伊 > (返事を聞くと頷いて、背中を向け顔だけをそちらに向けた)

じゃ、またな

(と少し笑ってから公園の出口を目指しはじめる
こういう背中を向ける動作でこういう台詞を言ってみたかったようだ)

テリメーラ > 「またー!」
大きく手を振って見送ると、自分も雲に乗ったまま飛んで行った。

(あれ、ちょっとかっこいいかも・・)
之ノ伊の別れ際の姿をみてそんなことを思いつつ。

ご案内:「常世公園」からテリメーラさんが去りました。
瑞穂 之ノ伊 > (ふぅ、決まったな…と思い公園の出口に来たところで之ノ伊はハッとする)

やっべ、買い物袋置きっぱなしじゃん!

(幸いだったのはテリメーラが帰ったところだったということだろうか。
買い物ぶくろを回収し之ノ伊は公園を出た)

ご案内:「常世公園」から瑞穂 之ノ伊さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にサトー・桜木さんが現れました。
ご案内:「常世公園」からサトー・桜木さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にサトー・桜木さんが現れました。
サトー・桜木 > 人通りもまばらな夕方の公園、レトロなステレオを抱えて広場へとやってくる
周囲を軽く見渡せば、何かに納得したように頷いてステレオの電源を入れる
公園に響いていく、陽気なメロディと重低音に合わせて軽く軽く頭を振りながらの準備運動を始める…

「うっし、やるかーっ。ステージ開幕っと!」

誰にでもなく声を上げれば、ステレオの重低音に合わせてステップを踏み始める

サトー・桜木 > まずはアップとばかりに足運びから、踏み出したステップは軽やかに、淀みなく
メロディの盛り上がりに合わせて徐々に上半身にも動きを付けてゆく
誰に見られている訳でもない、ギャラリーはおらずとも青年は楽しげに
一人ぼっちのステージで軽やかに踊り続ける

サトー・桜木 > 流れる音楽もクライマックスに向かうにつれて、ステップも激しくなっていく
滴る汗とは裏腹に、その表情は涼しげですらあり満足感に満ちている
ラストのサビに合わせて、バク転を一度、二度、三度目は手をつくことなく宙返り
着地とともにボージングを決めたところでステレオからは音がフェードアウトしていった
余韻に浸るように暫しその体制のままでいたが、特に観客がいた訳でもない事に気が付けば大きく息を吐いて
近くのベンチにおいてあったタオルで汗を拭い始めた

サトー・桜木 > 「最近バイト漬けだったし体力落ちてんなー…走り込みの距離増やしてかねーと
 ってかあそこのステップもうちょいどうにかなっただろうに。なんだよあのその場しのぎ感は。ダメ。全然ダメ。なってない」

うー、とかあー、とか自分に対する自分からの駄目出しに唸る。

サトー・桜木 > しばしぶつぶつと、イメージトレーニングと休憩を兼ねてベンチに座りこんで何やら呟いていたが
すっく、と立ち上がればタオルをベンチに引っ掛けて再びステレオの再生ボタンをスイッチを入れる
「考えたところでしゃーねーし動け動け、体で覚えるのが一番だ」

先ほどと同じ音楽、再びステップを踏み始めた

ご案内:「常世公園」に川添 孝一さんが現れました。
川添 孝一 > (ステップを踏んでいるサトーの近くを不良が通りかかる)
おっ、サトーじゃねぇか。なんだオイ、今日もダンスの練習かァ?
(ポケットに手を突っ込んだまま近づいていく)

サトー・桜木 > 近寄ってくる他と見間違いようのないヤンキールック…旧知であるところの川添の姿に気が付けば、よっ、と軽く手を上げて挨拶
と共に、これが終わるまで待てというような手振りをしてからダンスへ集中を戻した

~数分後~

「っふぃー、よう孝一。ナイスギャラリー、例え腐れ縁ヤンキーでも見られてると違うわ、サンキュー。」
タオルを首に引っ掛けて川添に近寄っていく
「そういうお前は何やってんだこんなとこで。ブラつくのが趣味なのは知ってるが」

川添 孝一 > 拍手は要らねぇよな?(腕を組んで仁王立ちしながらダンスを見ていた)
うるっせぇな、俺だって暇じゃけりゃてめーのダンスなんか見てねーよ。
(サトーは川添孝一にとって数少ない友達であった)
(そのため、こうしてお互い軽口を叩きあう)
いやぁ、ここらへんの甘味屋を開拓しとこうと思ってよォ。
なかなか見つかりゃしねぇ。今日はハズレだな。
ところでよ、今の音楽なかなか良いじゃねーか。相変わらずセンスだきゃ悪くねぇ。

サトー・桜木 > 「やめろよ、お前が拍手なんてしたら常世島に流星群が降り注いじゃうだろ。それでもなんとかするだろーがこの島の連中なら」
入学一年目にして留年、という何ともアホな事をやらかして新一年の間で浮いていた存在であるハーフエルフ
そしてその一年の中でも一際目立っていた鼻つまみ者であるところのヤンキーの川添
浮いた存在同士、妙に気が合う…という訳でもないが、交友が始まり一年の月日が経った訳で。サトーにとっても川添は友人といえる相手の一人だった
けらけらと笑いながら持ってきていたスポーツドリンクに手を伸ばす、喉を潤せば向き直って
「あー、さっき来る時クレープの屋台なら出てたぞ東側の入り口んとこ。割りと女子がたむろってたから美味いんじゃね?」
「ありがとさん、まぁ曲の良さにまだ俺のダンスが追いついてこねーんだけどさ。っつかこないだ貸したCD返せお前」

川添 孝一 > オイ、てめー俺をなんだと思っていやがる。
東急デスティニーランドに行った時にはアトラクションごとに拍手してるっつーの。
(時代錯誤な不良と、苗字みたいな名前をしたハーフエルフ)
(奇妙な友情、そして奇妙な絆がそこにあった)
えっ、クレープか! 今日はクレープも悪くねえな……教えてくれてサンキュな。
あー、まだ聴いてるんだよアレ、なかなか名曲揃いじゃねーか。
んじゃ聞くけど俺が貸したデスティニーアニメ見たんだろうなァ?
いや、ほんっと名作なんだぜ、姉と由紀の皇女。
(通称アネ由紀を見て川添は泣く―――10回見たら12回は泣く)

サトー・桜木 > 「それはアトラクションに対してであって人に対してじゃないだろ。人のパフォーマンスに対して面と向かって拍手をするような甲斐性がお前にあるとは…とてもじゃないが俺には思えないんだけど」
つるんで何処に行く訳でもない、待ち合わせをして遊ぶような間柄でもない
しかし顔を合わせば遠慮無く言葉を交わし、屈託無く笑える、そんな間柄
「まぁあの手の店、日が暮れてくると店じまいする事多いしそろそろ微妙な時間な気もするが。
 んじゃ飽きたら返せよ。見つけるの苦労したんだからなあのCD…あぁ見たよ見た見た。デスティニーアニメとか金曜映画ショー以外でひっさびさに見た
 お前ほんとベタなの好きよな…確かに面白かったけど。俺はトイ物語のが好きだな。思い出補正もあるだろうけど」
あくまで面白かった、レベルの話として処理しているがサトーも泣いている。3回程見返して三回とも泣いている。

川添 孝一 > ム………それはまぁ、そうだな。(認めた)
ぶっちゃけ不良だからよォ、ストリートパフォーマーとかに拍手してたらかっこつかねーんだよ。
何、んじゃあもう時間的に無理じゃねーか、仕方ねぇ明日にもう一度来るか……
わかったわかった、絶対返すからよォ。
デスティニーアニメは出色の出来のものばっかだから! また貸すからまた見ろよオウ!
ベタ、良いじゃねーか……トイ物語も最高だよなァ。
あれ見た後に俺が持ってる玩具も知らない間に動いてるんじゃねーかって思って夜眠れなかったし。
んで、アレだ、まだバイトやってるのかサトー。
苦学生? っての? 俺にゃよくわかんねーがなぁ。(カツアゲしてるから)

サトー・桜木 > 「かっこつかねーって言うならまず甘味屋巡りやめた方がいいんじゃねえの…何より一番不良っぽくねーよそこ…スイーツな女子塗れの中に一人いるヤンキーってカッコ悪いというかむしろ面白いぞ見てて」
からかうように笑い、んじゃー明日は一緒に食うか?等と誘いもしつつ
「なんでそんなに不況したいんだよ、初めてのオフ会みたいなテンションになってるじゃん。見るけど。貸されりゃ見るけど。
 そして女子か、夢見がちな女子か。メルヘンでスイーツな女子か。お前外観をその主観に合わせて性転換したらたちまちサークラお姫様だわ」
当たり前だ、と言わんばかりに腕を組めば頷いて
「先週まですっげー忙しかったんだよバイト。おかげでこれから暫くはシフト空いたんだけどさ
 苦学生って程じゃないだろ、他にもバイトしてるヤツなんていくらでもいるし。俺の場合は夢に向けた貯金の為だし」

川添 孝一 > ………そうなのか!?(今知ったというリアクション)
いやでもスイーツやめたら俺じゃねえ……!(わなわな)
(そうだな、明日の放課後にクレープ食うべと二人で会話を交わして)
そりゃあ……デスティニーランドの光を色んな人が知っていたほうが良いに決まってんじゃねぇか…
だ、誰がサークラお姫様だコラァ! 俺は不良だよ!!
(肩を竦めて苦笑しながら)そりゃー大変だったなァ。
夢に向けた貯金ねぇ……やっぱ将来はダンスで食ってきたいのかよ?

サトー・桜木 > 「えっ」
えって顔
「今まで誰にも指摘されてなかったのかよ…と思ったけどお前友達いないもんな…ごめんな…今まで教えてやらなくて………お前はお前のままでええんやで………」
とても、とても生暖かい視線

「変なところでマメというか真面目というか…好きなものは好きだと言いたいのはわかるがうん…(不良としてどうなんだろうか、とは言わずにおいた)
 サークラも不良も社会的にはアレって意味では一緒よ。分かれよ。」

「当然のパーペキだ。世界中、異世界まで含めて全部を俺のステージにするってのが俺の夢だからなー
 まぁその為に努力をするも、なんも金が必要ってこと。世知辛いわ」

川添 孝一 > う、うるせぇ!! 俺はお前みたいに色んな奴とつるんでるわけじゃねーからな!!
(人はそれを友達がいないと言う)
その視線やめろ殺すぞ!!

社会的にアレなのは重々承知してるが不良はツッパってるからいいんだよ!!
ツッパることが男の勲章であり伝説なんだよ!! そこんとこわかれクラァ!!
(最後の恫喝をちょっと噛むくらい動揺している)

そうか、夢か…………(サトーの言葉を最後まで聞いてから)
なァ。夢を持ってるってどんな気持ちだ? 熱いのか? 苦しいのか?

ご案内:「常世公園」にクラスカさんが現れました。
クラスカ > 公園の街路灯変えるのも生活委員会の仕事なのかァ……。
(配布された資料を眺めて嘆息する。『学園都市』の定義は曖昧で、本当に学園回りを指すこともあれば、島全体として扱われる場合もある)
業者に頼めばいいじゃん、ねえ。産業潤うよきっと。
(悪態をつきながら、最初の目標物である電灯を目指そうとしたところ)

(会話をしている二人の男子生徒を見つける)
(一人は悪名轟く―生活委員会での先達にあたる人物。もう一人は、きっと品行方正な生徒なのだろう、記憶領域の中から該当する人物はいなかった)

(気付かれる前に、慌てて物陰に隠れる)

サトー・桜木 > こいつは決して悪い奴ではない。なんていう事を言える人間では無い事は良く知っている。
ただ、付き合う事が出来ない程の悪い奴ではないのだが…何故こいつは『こう』なんだろうか。軽く嘆息して
「へいへい、寿命が来たら好きに殺してくれ。俺より長生き出来る自信があるならだけど」

「すっげー古いポップスの歌詞みたいな事言ってるな…男だったらやってやれ、みたいな気持ちは分からないでもないんだが」
恫喝にも慣れたものである、受け流せるくらいでなければこの男との付き合いはこなせない

「そりゃ、人によりけりだろ。俺は苦しいより熱の方が勝つけどさ。なんつーかな…
 こう、分かりやすく目先に人参釣られてるみたいなもんだし、やる気は出るよな。そういうお前はねーの、なんかそういうの。」

サトー・桜木 > 「…ん?」
キョロキョロと、周囲を見回す。視線を感じたような気がしたのだが…

川添 孝一 > てめーそりゃズルいだろ。
お前ハーフエルフだからぜってー俺より長生きするだろ。
(真面目に殺すと言っているわけではないので冗談も言う)

お前も男ならわかるだろ、意地を張ることがどれだけ大事かがよォ。
………あ、サークラ姫言われたの初めてで地味にダメージが。

……そうか。(サトーの夢は、熱い)
俺は……(逡巡の末に)夢なんてねぇよ。そんなもん、不良が持つもんじゃねー。
(どうにも歯切れの悪い言葉で否定した)

(クラスカに気付くことはない、そもそも生活委員会なのでお互い認識こそあるが)

クラスカ > (偶然とはいえ泣く子のオシメを変えさせる鬼の川添孝一のプライベートを覗き見していたと知られた後の処遇を考えたら)
(ここで隠れる選択肢を取ったことは正解と言い難い)
(気付かれなければそれでよし、見つかった場合は……その時に考えることにした)

(川添ともう一人の男子生徒はどんな繋がりか気の置けない中のようで)
(この弛緩した空間に漂う空気を醸し出している張本人が彼だとは、到底考え辛かった)

(最初に挨拶した時は、虫の居所が悪かったのか無言で睨まれて「死ね」と言外に吐き捨てられたような悪寒さえ抱かせた)
あんな表情もできる人なんだな。
(実の年齢は知らないが。噂に聞く不良の、年相応な素顔を、垣間見た気がした)

クラスカ > (公園内に散在するは街路灯は、全て同じ白光を放っている)
(後は問題なしを報告するだけで仕事が終わる。友人間の語らいには、自分という異物は邪魔になるだけだ)

(気配を殺し、小さな背中を更に小さく丸めて、静かに公園を後にする)

ご案内:「常世公園」からクラスカさんが去りました。
サトー・桜木 > 「どーなんだろうな実際、イマドキのハーフエルフってあんま数いねーからさ、伝説上みたいに長生きなのかどーかも良く分からないんだよな」
軽く肩を竦めて、小首を傾ける。
「まーせいぜい長生きしてくれ人間くん。ダチに先に死なれるってのも面白くねーから」

「分かるけど、俺はプライドよりも大事なモンがあるしなぁ。意地を通して芯が折れたら意味ねーじゃん?
 ってかメンタル。不良、メンタルを強く持て。お前それでこれからも不良やってけんのか不良」
本当に、なんで不良やってるのかがいまいち分からない奴だ

その歯切れの悪さから、何事かを察せない程の鈍感でもない
しかし、そこに対して突っ込んだところで何かを漏らすような性格では無い事も知っている
大切なのは意地を張ることだなんて言うような男だ。弱みを見せるはずも無いだろう
「そっか、不良もなかなか大変だな孝一。好きなように生きてる癖に、そこらの奴よりよっぽど縛られてるようにも見えるわ」

川添 孝一 > そうか……俺は人間だが、この異能を持ったことで寿命が延びるのか縮むのかすらわからん。
(肩を揺らして笑って)が、今の言葉を聞いたなら俄然長生きしてやろうって気になったぜ。
てめーの葬式に出てやる。

プライドよりも大事なもんなんて、俺にはそうそうねぇよ。
テメェ、不良不良連呼するんじゃねー! チンピラって呼ばれるよりいいけどよォ!
(形だけ怒って吼える)

………そうか? そうかも知れねーな………
俺は俺を閉じ込める檻に我慢ならねーが。
自由と言う言葉にこだわりすぎて、縛られてるのかも知れねぇ。
(顔を左右に振って)忘れろ。

それじゃ順当にクレープ屋も閉まったろうし帰るわ。
明日ガッコーでな。CD返すからクレープ屋行く約束忘れんなよ。
(背を向けて歩いていった)
(この会話を覗いていた男子生徒に気付くこともなく)

ご案内:「常世公園」から川添 孝一さんが去りました。
サトー・桜木 > 「よしよし、その意気だ。せいぜい生き急がずゆっくりと生きるがいいさ
 ちゃんと香典は用意しとけよ、それと、泣くなよ。お前がボロボロ泣いてたらみんなドン引きするだろうしな」
そんなに長い付き合いになるつもりなのかよ、という言葉は口に出さず。同じように笑った


「俺にはその気持ちが良く分かんねーんだよな、親父がサラリーマンだからかね。頭下げて済むならそれでいいじゃねえかって思うし
 だからって孝一孝一連呼してもそれはそれで気持ちわりぃじゃん」
おー怖い怖い、とばかりに軽く身を震わせて

「らしくねーなぁ。ま、一時の気の迷いってことにしといてやろう。感謝しろ」
この様子では何を言っても梨の礫だろう、特に突っ込みはしない
しかし、忘れろと言われても…そのらしくない言葉は、忘れられる訳もなく

「おー、お前こそサボんなよ。んな事言っといてお前のがよく忘れるんだから
 んじゃな、俺はもうちょい練習してくわ…すっかり体が冷えちまったしアップから、だな」
軽く手を振って、悪友を見送り…再び準備運動を始めた
その後暫く、ダンスの練習を続けてから帰っていった

ご案内:「常世公園」からサトー・桜木さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にヒカサ=カノさんが現れました。
ヒカサ=カノ > [彼女のクロスバイクのブレーキ音が一つ。むなしくも誰もいない公園に響いていった]

「あっちゃー、今日完全に丸潰れだよ~・・・」
(近くの電灯が灯されたベンチに腰掛け、飲みかけのペットボトル飲料を一口。その隣には外の天気には不必要なビニール傘。)

ヒカサ=カノ > 「あ~、今日はミスった、眠すぎ・・・後でカフェにでも行こうかな・・・」
(ぶつぶつと独り言を漏らす、今日は学校が全講義休講だった故、明け方まで歓楽区のゲームセンターで遊んでいた。その結果起きたら見事に日は沈んでいたのである。)

ヒカサ=カノ > 「ってかホントに誰もいないっぽい・・・?」
(辺りを見回して誰も居ないことを確認)

「じゃあ、"アレ"でもやってみますか~?」
(そういうとベンチから勢いよく立ち上がり、傘をカッコつけて構えてみる。傍から見たら"14歳くらいが罹るであろう病気"のそれである)

ヒカサ=カノ > [よっ、と一声。そして傘を軽く振る。傘は光を纏い、夜の公園に軌跡を作る]

「うん、いい感じかも? んじゃあ・・・」
(そういうとペットボトル飲料を飲み干し、水飲み場で空になったそれに水を注ぐ)

ヒカサ=カノ > [コトリ。公園の開けた所に水が満杯のボトルを置いて、一呼吸。]

「―――試しに一丁、お遊びしましょっ!」
(少しだけ恥ずかしい決めポーズとともに、傘でボトルを掬うように斬り上げた)

ヒカサ=カノ > [見事に芯を捕えホームラン・・・ではないが真上に飛ぶ、さしづめキャッチャーフライ]

「まだまだ!」
(空を舞うボトルは残光を取り込み紅色に光っている。それを頼りに今度は銃のように構え)

[音はないが紅い光が傘の先から飛んでいく、行く先は空に舞う赤い的一直線。]

ヒカサ=カノ > [いくつもの銃撃(魔撃といった方が正しいか)を受けた的は穴を空け、水が漏れ、切り上げられた力を失い落ち始める]

「最後に一丁、さようなら―――――」
(手際よく傘の先と柄を持ち替え、傘を立てて肘を引き、右足軸に体重を乗せ構える、構える姿は伝説の本塁打王のそれである)

ヒカサ=カノ > [当たった瞬間、公園に響く音とともに傘の柄から光が飛び出し的を包む。]

(公園の喧騒は止み、少女は一人呟く。)
「ホームラン・・・じゃなくてこれじゃファールチップか。」
(筒状であっただろう的は原型を失うほどに穴が空き、二つに裂けている。最後の強振がどれほどであるかを物語っているだろう)

ご案内:「常世公園」にリリアさんが現れました。
リリア > 常世公園上空。授業に依頼と徹夜明けの体には到底厳しい一日にぐったりしていた。
それでも集中を切らさぬように、と借用品の鉄パイプに跨がりさしずめ魔女の如く寮の方向へ飛び続ける。

ふと下を見ると紅い光が飛び交っている。
―――公園でもドンパチやってるのか。ひどく穏やかじゃないな。
眠気が九分目程に積もりつつも、光の元へと向かってみる。

ヒカサ=カノ > 「ゴミはゴミ箱に、ね。」
(原型の無くなった的は、公園のゴミ箱に吸い込まれていった)

「だれも見てなかった・・・よね?」
(と、再び辺りを見回す。再びいつもの暗さに戻る公園、ましてや空を飛んでいる少女にはおそらく気づかないだろう)

リリア > (あれ、あの子昨日見たぞ。カノだっけか。)

木の陰にそっと着陸し、そっと覗く。そこには楽しそうに傘を振り回している少女が一人。
光と少女が落ち着いたのを見計らって声をかけてみる。

「やっほー。カノさん何してんのー?」

ヒカサ=カノ > 「おっぶげぇべrっるぁあr!!??!?!?」
(誰もいないだろうと安堵していたところに突然の人。)
("何か"が出かねないような夜に"このような状況"では心拍数も跳ね上がる)

「あーっと・・・リリアちゃんか。 コホン・・・・・・・・・・・・えーと・・・暇つぶし、って言ったら近い・・・かなー・・・? まさか・・・見てた?」
(自らの焦りを取り払うように数拍おいてから咳払いを一つ。平静を装うも声はうわずって。)

リリア > 「え、えと、とりあえず日本語で喋ってもらえるかな?私こんな名前だけど日本語しか分からないし、ね。」

すごい声で驚愕され、こちらもやや驚く。
一部始終こそ見ていないものの、見ていたかと言われればにっこりと肯定する。

「なんだか楽しそうな事をしていたのはちょっとだけ。似たようなことなら私もよくやるよ。」

ヒカサ=カノ > [もう大丈夫、落ち着いたと一言。2本目のペットボトル飲料を少し流し込むように飲みながら。]

(見られていた――――少し恥ずかしさを覚え、カノは苦い表情を浮かべ固まる)
(似たようなことをしている? 小さく疑問を想いながらもフォローされてるのかと少し気持ちが緩む)

「楽しそう?楽しいでしょ、そりゃぁねぇ。・・・でもさすがに人に見られたくはなかったかな―――なんてね」
(頬を軽く掻く、見られていたという恥ずかしさが隠しきれていないようだ)

リリア > 「ん、良かった。まぁ突然木の陰から人が出てきたらびっくりするよね。ごめんごめん。」

突然の無礼を謝りつつ、こちらもポシェットから飲みかけのコーラを取り出す。
キャップを捻った途端盛大に炭酸の抜けた音が夜の公園に響いた。

「んー、なんだろ。いつも人前でそんな感じのことしてて割と慣れちゃった、というか。
てっきりカノもそんな感じなのかと思ったけど……もしかして真似事、みたいな?」

気の抜けたコーラを一口飲み、ちょっとだけ意地悪くカノに問う。

ヒカサ=カノ > [いいよいいよ、とだけ軽く返し、少し考え込んでみて]
(変に思われたくない―――って思ってたし、この異能も傍から見たら"変な人"だから・・・)
(慣れ、ねぇ。なんか少し羨ましいなぁ―――)

「私はまだ慣れてないだけかな・・・やっぱり出すところを選ぶかも。」

「まぁほら、雨の日は傘もってたし、マンガとかのキャラ真似てチャンバラごっことかよくやったもの、その延長かもね」
[少しだけ照れくさそうに、そしてごまかすように。そしてまたこちらもボトルの中身を一口。ちなみにこちらは非炭酸だ。]

リリア > 「すぐ慣れるよ?"ここ"はそんな人達ばっかりだから、ね。
私の能力も傍から見たら"おかしな人"だし。実は大して変わらないのかも?」

小さく笑いつつ、飲みきったコーラのボトル缶を手で弄ぶ。

「ふふ、私と一緒。小さいころから"魔法少女"に憧れててね。アニメとかのあれ、わかる?
目を輝せてまね事をしたり、作品を追っかけてたりしたら……」

真上にそっと缶を投げる。宙に浮いたコーラのボトルは"花火"の如く小さく爆発した。

「私も"魔法少女"になっちゃてたんだよね。」

ヒカサ=カノ > [少しポカンとした表情を浮かべて、その後ニヤリと笑い]

[じゃあ私も、とボトルの中身を飲み干したかと思うと上に投げ、傘でノック。ライナーで飛んでいったそれはゴミ箱にカップイン]

「ま、こういう"変なもの"追っかけて、"変な人"としてあり続けるのもアリかもね?」
[あどけない表情をして、少し気が紛れたような。そんな気がした。]

リリア > お見事、とにっこり笑い小さく拍手。

「私もカノも変人かもしれないけれど……"ここ"なら変人とは言われないし、もっとはっちゃけていこ?」

右手を差出してカノに握手を求めた。

ヒカサ=カノ > [ありがと、と小さく返し]

「少しは箍外してみちゃおっかぁ・・・そっちほどは無理かもしれないけど」
[一言余計になりそうな言葉を漏らしつつ、]

「"変人同士"、よろしくね!」
[握手に応じた]

リリア > 「無秩序である必要はないけど、ね。楽しいのは保証するよ、ってね!」

握手を交わした後、大きな欠伸が出る。さすがにそろそろ限界か。

「さてさて、長話もしちゃったしそろそろ帰らなきゃ。家にたどり着けるかどうやら。」

ヒカサ=カノ > [握手を交わして笑顔で頷く。]
(面白いなぁ、リリアちゃん。ついていってもいいかも。)

「今日は今日で取り戻したいから私もこれからちょっとどこかに行こうかな。」
[少し離れたクロスバイクを取って、原因となった何の変哲もない傘もいつも通り前輪の傘立てに差す]

リリア > 端末をちらと確認。今日もあと少しで終わる。
クロスバイクに跨るカノを見つつ鉄パイプを横に置き、ホバ○ボ○ドよろしく上に乗る。

「そういえばカノって寮住み?家が近いなら今度お邪魔したいなーって。」

いつの間にかリリアの体は数十センチ程浮いている。

ヒカサ=カノ > (空を飛ぶ系ってそこまで珍しいタイプじゃないのかなぁ・・・)
(昨日の栞といい・・・あれー?)

[少し浮いてるリリアを見て戸惑いつつ]
「あぁ、えーと、私は一人暮らしだけど・・・居住区なんだけど歓楽区の"あそこ"の近く。」
[ゲーセンを指しているというのは歓楽区での用のメインがそこであるなら分かるだろう]