2015/06/25 のログ
■葵 桃花 > 「あっ、知らない人について行ったらイケナイって先生言っていた!!
ソレと警戒心っていっしょなの? 警戒心何か大人っぽい言葉なの」
(と警戒心という言葉自身知らなかった様でなっとくいった表情だった)
「桃花ついて行っていないから先生に、メッてされないよね!?」
(ちょっと先生に怒られる様を思い出したかちょっと青ざめる少女)
「やった~~ お兄ちゃんがお父さんね~ 」(両手で砂を集めて水をつけつつ泥団子を作っている)
「えぇ~あれまるんまるになるあの虫さんがしゅらじゃないんだ? テントウムシさんとかと一緒にいるから仲良しさんのしゅらさんだとおもったのになぁ」
(しゃがみ込まれると嬉しそうににぱっと微笑みかける)
■風間蒼介 > ううむ、まあ危ないと思うものには近寄らぬとかそういうアレでござるな
(里の暮らしでは純粋な「子供」という存在は居なかった
幼い頃から異能集団として育てられた子供は知識も判断力も通常のそれとは大きく異なって
だから、今この純粋な子供に対しては言葉の選択や取るべき態度で思い切り戸惑っていた)
あー、まあ大丈夫ではござらんかなあ?別に拙者どこかにつれてく気はござらんし
(万が一怒られるなら自分のほうだし)
……うん!?拙者いつの間に父に!?
(子供特有の論理飛躍が忍者の思考回路に思い切り突き刺さる)
あー修羅はあれでござるなあ…怖い場所に行くとたまに生息してる噛み付いたり危険な感じのアレでござるからな
テントウムシなんかとはちと違うでござるかなあ…
(吸血鬼ならばその瞬間浄化されていそうなほどまぶしい笑顔にはどことなくぎこちない笑みを返す
まあ口元スカーフで隠しているからその分マシであるが)
■葵 桃花 > 「危ないモノに近寄らないやつなんだ~ おにいちゃんかしこ~~い!! 桃花、危なくても悪いことやっている人がいたら止めるの」(小さな胸を張りつつそう言う)
「わぁ~い じゃあ、桃花とお兄ちゃんとの秘密なの~ これで先生に怒られないの(両手を上にあげて嬉しそうにジャンプをしている」
「拙者ちゃんがお父さんなの」(名前を拙者だと思っているようだった。自分も一人称が名前だったので)
「とうさんごはんなの~♪ つくりたてだからおいしいよ」
(と出来立てほやほやの泥団子を手渡そうとする)
「あぁ、ももかしっている。 悪い奴だよね!! 桃花がビシッとやっつけてあげるから安心してなの」
泥だらけの手でびしばしっと手を振って叩いているようなしぐさをする
ご案内:「常世公園」にベルって何だろう?さんが現れました。
ご案内:「常世公園」にベルって何だろう?さんが現れました。
ご案内:「常世公園」にベルって何だろう?さんが現れました。
ご案内:「常世公園」にベルって何だろう?さんが現れました。
ご案内:「常世公園」にベルって何だろう?さんが現れました。
■葵 桃花 > (色々とテスト投稿で試そうとしていましたorz)
■風間蒼介 > む…桃花殿はえらいでござるな
しかしあまりに危ない事は誰かに助けを求めたほうが…
(幼い正義感に水を差すのは気が引けるがここで煽って痛い目を見られては…と
今まで経験した事のないタイプの胃の痛みであった)
う、うむ内緒でござるな、あ…それ名前ではなく風間蒼介という名前でござって…
え、ごはん、で…ござるか
(思わず泥団子を受け取ってしまい、どうするべきかと悩む
ぶっちゃけ泥団子とか毒性がない分だけマシというような経験はあるが、だからと言って美味しくいただけるわけでもなく、正直ごめんこうむりたい…
しかし幼女のキラキラした目も裏切れない…)
お、おー強いんでござるね?桃花殿は
(泥だらけの手を振り回せばビシバシと飛沫が飛ぶが…避けたら面白がって追撃が来そうなので甘んじて顔面で受け止め続ける)
■風間蒼介 > 【たまにここ妙な挙動起こすみたいなので…お気になさらず】
■葵 桃花 > 「桃花強いもん~ 友達一杯助けるの!! 助けを求めるのは格好良くないもん。 お兄ちゃんが困っていたら桃花助けに行くね」(強いと思っている少女は満面の笑みを浮かべ、少年にVサインを見せる)
「そうちゃんっていうんだね。 そうちゃんと桃花の秘密なの」
(嬉しそうにしぃっと指を立てて少女はこたえる)
「お父さん美味しい?」 ジィっと見つめる少女
「うん。桃花強いんだよ。一杯悪い奴を倒すのマジカルソードで一杯やっつけちゃうの」
(相手を泥まみれにしているがそれには気がついた様子もなく興奮したように悪モノがこうげきしてきたら華麗に避けて攻撃する様を語っている)
■風間蒼介 > むむ……確かにそうでござるな…
困っている人間を助けぬというのは、凄くかっこ悪いでござるなあ…
(しみじみと呟き、その言葉を飲み下すようにこくりと頷いて)
では、桃花殿が困った時は拙者が助けに行くとするでござるよ
(同じく人差し指を立て、今度は自然に笑みを浮かべ……間髪いれずにその笑みは引きつった
食えと…そうか泥団子を食えと…そう言うのでござるね…と
ままごとという遊びにとんと縁が無かった彼に食べた振りで済ますというエスケープゾーンは選択肢に存在しなかった
泥団子を口元に運び…スカーフをすり抜ける忍者食事法で口元に運ぶ
そのまま身じろぎに紛れ込ませ懐に落とし込む…がそれでは片手落ち
徹底して不確定要素を排除するよう構築された思考回路は彼女が詐術に気付く可能性を考慮し
一口の泥を、かみ締めた。 じゃぎりと)
う…む、桃花殿は、料理上手でござる、な?
(ギシィと音を立てて歯を食いしばり、やりきった男の笑みを浮かべた)
料理も上手で強いとは…凄いでござるなあ
(飲み下した泥が喉を抉る、本能的に高まる呼吸と鼓動が事案度を加速させる
それを押さえつけ、楽しそうに腕を振る彼女に合いの手を入れる
というか場所柄的に本気で飛び出してもおかしくないんでござるよなあ…マジカルソード…)
■葵 桃花 > 「うん。 格好悪いよ。 困っている人を助けるのは正義の味方の役目なのっ 」
「うんやくそくやくそく~~」
(少年の笑みに答えるように満面の笑みを浮かべる)
「わぁ~ おいしいんだ!! やった~~ じゃあ、もっともっと作るの!!」
(と嬉しそうに泥団子を何個か作り始めたようだった)
■風間蒼介 > 正義の味方でござるか
桃花殿はアレ、良い子でござるな
(小難しい理屈を通り越した子供の理屈は、余計な物が無いだけにするりと落ち込み、それがまた心地よい)
……いや!いくら美味いとはいえ食べ過ぎてはほら!良くないでござるよ!あれ…えっと、太ったり
(同年代の女子ならば口にするだけで抹殺ワードだ
しかしこの年頃の少女に通用するかどうか…賭けに負ければ、また泥を噛み締めるような思いをする破目になる
というかその物である)
■葵 桃花 > そして少女は、呼びに来た友達を見つけた様だっ
そうお兄ちゃん、桃花そろそろ行くね(にぱっと嬉しそうに手を振りつつバケツを持って行く。そう兄ちゃんの前に数個の泥団子の山が待ってた)
PL:そろそろ落ちます。
■風間蒼介 > あ、そうでござるか
気をつけるでござるよー
(ヒラヒラと手を振ってかけていく少女を見送り…)
どうしろと
(とりあえず人目につかない場所に破棄するか…と、供え物のようにそびえる泥団子を見つめた)
■風間蒼介 > 【はい、お疲れ様でした】
■葵 桃花 > 「うん。 桃花いい子なんだよえへへへへ~ まったね~ そう兄ちゃん」(っと嬉しそうに笑い両手を後ろに回してくるりと一回転する)
「え!? 食べないと大きくなれないのに桃花大きくなりたいから一杯食べているんだよ(ぷくぅっと ほっぺたを膨らませて)」
■葵 桃花 > 少女は元気よくお友達の方にかけて行った
ご案内:「常世公園」から葵 桃花さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に畝傍・クリスタ・ステンデルさんが現れました。
■風間蒼介 > (彼女に見えるように備えられた泥団子を掲げ…にこやかに頷くのだった)
…………強いでござるなあ、女子
(年齢とか能力とかその辺完全無欠に無関係な強さだった
さてどうしたものか、この敗北の味のする泥をどうしたものかと…
子供は聡い、雑な処分をすれば現場検証とか誘導尋問とか竹串とろうそくを用いた巧みな話術で暴いてしまうだろう
※風間の里基準の感想です)
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 橙色のボディスーツに身を包んだ少女、畝傍は木の上に座り、
先日、彼女のただ一人の友人――石蒜と交戦していた忍者のような少年の姿をじっと眺めていた。
畝傍は彼に聞いておきたいことがあったのだ。
「とうっ」
狙撃銃を抱えたまま木の上から飛び降りると、
「しゅたっ」
と、少年の眼前で着地する。
「――みつけた。ニンジャのヒト」
■風間蒼介 > ………いつから見ていたでござるか?
(無駄にシリアスな声音、それは幼女に声をかけ共に戯れていた光景が現代社会においてどの程度の破壊力を持つか理解しているが故であった
主に社会的な側面と法曹界において
狙撃銃という武器の選択と目の前に姿を現したという行動から、警戒のレベルは最低限の物で、泥団子を懐にしまうと立ち上がり向き合って)
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 「……さっきからだよ。あのこがコレみたら、こわがるとおもって」
手にした狙撃銃を両手で抱えたまま、指で軽く叩くような動作をすることで示す。
畝傍は常に狙撃銃を携帯するか、狙撃銃の形をしたモノを身につけていなければトラウマに苛まれてしまう。
以前は学生街などにおいてはマズルがオレンジ色になっているレプリカを携帯するようにしていたものの、
先日、大時計塔にてある男と交戦してからは実銃を持ち歩く頻度が増えた。
「ボクはウネビ。畝傍・クリスタ・ステンデル。ねえ、ニンジャのヒト。ききたいこと、あるんだけど」
眼前の忍者のような少年に名乗りつつ、用件を述べる。
■風間蒼介 > その辺の良識は持ってるんでござるねえ…
(はぁ、とため息を吐く
完全に狂気に呑まれているよりよほどタチが悪い
理性的に狂っているというタイプは虚実の判断が狂わされる)
…風間蒼介……聞きたい事とは?
(一瞬の躊躇、しかしこの場で風間の名を隠す事に意味は無い。何より名が力を持たない、ならば名乗りを戸惑う理由も無い)
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 風間と名乗った少年に対し、畝傍は真剣な表情で、単刀直入に問う。
「ソースケ……うん、おぼえた。ソースケは……『サヤ』のこと……しってるんでしょ」
『サヤ』――先日、石蒜と交戦していた風間の口から発せられた名だ。
畝傍は『サヤ』であった頃の石蒜を知らない。しかし、二人の言動から概ね察することのできる部分はあった。
「おしえてほしいんだ、『サヤ』のこと。シーシュアンは、『サヤ』、なんだよね?」
■風間蒼介 > (かり…と頬をかき、困ったような表情を隠そうともしない)
いや…ほとんど知らぬといっても過言ではござらぬ
名もあの時に知ったくらいでござってな?
ただ…異能の暴走に、そして何らかの術に落ちる前の彼女を知っている、それだけでござる
(彼女は敵である、敵意は確かにある
今でも彼女のわずかな仕草や言動から何かを読み取ろうとしている
それは敵対しているが故
しかしそこに悪意と害意がまざるかと言えばそうではない
その言葉に真摯さを感じ取れば、隠す必要性もまた感じられない)
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 「……そう、なんだ」
ほとんど知らないとの言葉に、当てが外れたようで畝傍は一瞬戸惑うも、
わずかに得られた情報をもとに、再度風間に問う。
「イノーのボーソー……それに、なんらかのじゅつ……やっぱり、シーシュアンがサヤだったのは、まちがいないってことでいいんだね。シーシュアン、ボクにもおしえてくれたよ。シーシュアンは『ご主人さま』にゆがめてもらったんだって。でも」
こちらからも知り得ている情報を開示する。
「……その『ご主人さま』が……たぶん、むかしこの島にいたわるい神さまで。シーシュアンは、もしかしたら、その神さまに……」
俄かには信じがたいことであろうが、
相手が石蒜の過去を知り、『サヤ』を取り戻さんとする者である以上、
話しておかないわけにはいかないであろうと考えた。
■風間蒼介 > ただ…彼女は助けを求めたがっていた
でも、その事で誰かを巻き込む事を恐れていた
ゆえに、拙者決めたでござるよ
泣こうが喚こうが助けて、それから余計なお世話と怒られるならばそれもまたよしと
(なぜ自分は敵相手にこんな事を語っているのだろうかのかと思いながら
そこに詐術を乗せるなど微塵も思わず、ただ自分の思いを口にする
それはおそらく、彼女も「サヤ」を思いやっていると感じたからだろう)
……古くの神……常世の島…その名付けが古くからあるのならば…スクナビコナ?
同一視された神農という存在…サヤ殿が主人に変えられたという真人という発言…
…しかし悪い神となればその名に反する…が、無視するには情報が整っている
となれば…同一視出来る程度に近く、根本が違う同じ属性を持つ物…
神仙…いや仙道の類でござるか?
(口に出して断片的な情報から一つの仮定を導き出す
それはあくまで推測、その仮定と結論をあえて言葉にするのは目の前の少女にそれを伝えるため
答えを答えとせず、その仮定から彼女なりの答えを導く欠片になればと考えて)
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 「スクナビコナ……?」
知らない名だ。畝傍は改めて説明を続ける。
「ちがうよ。ボクがいってるのは、鳴羅門火手怖<なるらとほてふ>っていう神さま。まっくろで、すがたがいっぱいあって、ヒトのすがたにもなれて……」
鳴羅門火手怖神。千の貌を持つもの。すべてを冷笑する存在。
かつてはこの常世島のみならず、世界中に類似の信仰を広げていた悪神。
その特徴を、畝傍は自身の語彙の範疇でなんとか説明せんとする。
「まえにシーシュアンといっしょに祠をみつけて、ボクもしらべてみたんだ。異邦人街のほうに祠があって、神さまの像もあるんだよ」
身振りを加えつつ、恐らく現在は畝傍と石蒜のみが知っているであろう、祠と神像の存在についても説明した後、
風間の言葉を受け、畝傍は考える。
「神仙……仙道……仙人さま、ってこと?仙人さまも、術をつかえるんだよね」
鳴羅門火手怖神はさまざまな化身をとり、それにはヒトに近い姿も含まれるという。
「……もしかして」
――その仙人が、鳴羅門火手怖神の化身のひとつであるとしたら?畝傍は考えていた。
■風間蒼介 > うむ、まあ端的に言うと外から来た神でござるな
悪童的な性格とも医術やまじないの祖とも言われ大陸の神との同一視を…
(解説しようとした言葉は違うの一言で切り捨てられる。がそこに続く名は特級の厄ネタ…)
…燃える三眼?
(失われかけた遠い伝承に断片としてだけ聞き覚えのある名を口にする
その神性は名状しがたく、ただ悪意と享楽に満ちた…)
いや、あくまで推測でござる。混じる言葉や要素がそれに近いだけ
予断は許さぬでござるが……この世界に伝わる魔術体系の中ではこと人の体を弄る事に関しては頭一つ抜き出た系統でござるし…
拙者もそこに連なる…
(危うく、戦力に関する事にまで口にしそうになり、そこは流石に踏みとどまる)
なんにせよ、良くない流れなのは確かでござるな…
畝傍殿、お主はサヤ殿…そちらの流儀に則るならば石蒜殿の味方…なのでござるね?
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 「燃える三眼……」
風間の言葉を復唱する。
畝傍の記憶にある、祠に納められていた鳴羅門火手怖神像は、
黒い翼と燃え上がるような三つの目、三本の脚を持つものであった。
続けて、やや顔を下げつつ、畝傍は自身に向けられた風間の問いに応える。
「……そうだよ。シーシュアンはボクのトモダチ。ボクのいちばんは、シーシュアン……そう、やくそくしたの。だから」
再び顔を上げ、眼前の少年に自身の決意を伝える。
「ボクは、シーシュアンをたすけたいんだ」
■風間蒼介 > なるほど……拙者に情報を伝えるなど不可解な…と思ってござったが
そういう理由でござったが…
お主は彼女の友になれたのでござるなぁ…
(この時ばかりは感情の緩みを見せ、隙を晒す事になったとしても、堪える事は出来ない
ああ、良かった…と、心根からの笑顔を見せ)
拙者は…彼女に挑まれれば戦うつもりでござるよ
彼女の衝動の根の深さは判らぬでござるが…行き場を求めているのならばぶつかり合うつもりでござる
無論、お主のいう悪神を探し根を絶つ事が最優先でござるが…
あの様子ならばぶつからずすり抜け本陣だけを狙う事はかなわんでござろうしな
(伝えれば彼女はその時は敵になるのだろうか?
だとしても、伏せ札にするつもりは無く、手札を晒す)
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 「うん。シーシュアンはボクのトモダチで……ボクも、シーシュアンのトモダチ」
畝傍は微笑みながら風間に告げる。
その直後、再び真剣な表情へと戻り。
「……だから。ボクはシーシュアンをとめない。でも、ソースケのことも、ボクはとめないよ。ソースケは『サヤ』をしってるから」
詳細な意図までは告げず、続ける。
「ボクは『生きている炎』をよぶ呪文をしってる。『生きている炎』は鳴羅門火手怖がたったひとつ、こわがるものなんだ」
『生きている炎』。あらゆるものを無差別に焼き払い、
それは召喚者さえも例外でないといわれる炎の神性にして、鳴羅門火手怖神の唯一恐れるモノ。
「だから、もしシーシュアンの『ご主人さま』がほんとうに鳴羅門火手怖だったら……そのときは、ボクがなんとかする」
いざという時は、自らの身を焼いてでも石蒜を救いだす。その悲壮な決意の表明。
――彼女は狂っていた。
■風間蒼介 > ……良きヒトにござるな、畝傍殿は
拙者も…お主の行動に口を挟む気はござらぬ
拙者の知らぬ「石蒜」殿を知っているのだから
思いは同じでも、見えている物は別…しかしだからこそ、互いに見えぬところが見えると信じているでござるから
(笑みを交わし、真剣な表情になれば同じく気を引き締め、頷きを一つ)
それは……拙者そちらの伝承には詳しくござらぬが…
その炎は…
(その神性に手を出した者はことごとく破滅する、そういった類の代物だったはず
しかし、自分にはそれを止める手が無い、その打ち筋を排除して迫れる手を持っていない)
畝傍殿…お主が彼女を大事に思うのなら、その重み、彼女も持っていると…そう肝に銘じておいて欲しいでござる
そして拙者、畝傍殿を信じるとしても…任せ切りにするつもりはござらん
拙者達はおそらく、仲間同士にはなれぬでござろうな
だが、志を同じくする事は出来ると信じたい
一つケリが付けば…うむ、友と呼べれば幸いでござるよ
(だから、切れる札はこの身一つ
彼女が自身を使うつもりならば、自分もまたそこに投じようと)
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 「…………うん」
頷いたのち、俯く。畝傍の決意は固かった、つもりだった。
石蒜を救うためなら、例え『生きている炎』にその身を焼かれようと構わないつもりでいた。
だが。風間の言葉で、その決意は揺らぎだす。
もし畝傍が鳴羅門火手怖もろとも『生きている炎』に焼かれ、後には石蒜だけが残されたとしたら。きっと石蒜は悲しむに違いない。
畝傍は狂ってこそいたが、正常な判断力を失ったわけではない。それ故、その考えに至るのも容易だった。
ならば、どうすべきだろうか?畝傍は思い悩む。だが。
「……そうだね。ボクも、できることをするから。ソースケは、ソースケにできることをすればいいとおもう。……ぜんぶおわったら、トモダチ……なれると、いいね」
一つケリが付けば――風間のその言葉に、畝傍は顔を上げまた微笑む。
■風間蒼介 > うむ、とはいえ拙者不器用でござるからなあ…
全力の説得も通じんかったでござるし
と、なればまあ、腹割って刃を交わすしかござらぬな
(策と言える策はない
彼女の認識が刀と入り混じっている以上、あれを破壊するのは良くないだろうという最悪を避ける最低限の事しか思い浮かばない
ただ…彼女の心は未だに揺れ続けているのは感じた
なら、そこに自分の気持ちをぶつけるほど肉薄するしかない、それだけ)
拙者は拙者が出来る事をするだけ、でござるな
畝傍殿も健勝で…互いの道がいずれ交わらん事を
(頭を一つ下げれば公園の出口に向かう
口にするのは気恥ずかしく、押し付けがましいが
狙撃手に対し背を向けることを信頼の表明として)
■畝傍・クリスタ・ステンデル > 「うん。おはなし、きいてくれてありがと。バイバイ、ソースケ」
畝傍は左腕で狙撃銃を抱えたまま右手を振り、風間に別れを告げる。
その後再び両腕で狙撃銃を抱え直し、橙色の少女は駆け足で公園を後にした――
ご案内:「常世公園」から畝傍・クリスタ・ステンデルさんが去りました。
ご案内:「常世公園」から風間蒼介さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に黒谷 知来さんが現れました。
■黒谷 知来 > 「…………はふぅ。」
公園のベンチに座る少女がひとり。
その目の下には濃いクマが浮かび、
お世辞にも元気な状態には見えない。
しかし、その表情は充実していた。
その手には、数日前に無くしたと思っていた財布が握られている。
■黒谷 知来 > 「……慌ててたからなぁ……。」
初めて立ち寄ったカフェ。
よりによってその時に時計が止まっており、
授業開始時間ぎりぎりに駆け出した。
どうやら、その時に財布を置き去りにしていたようだ。
あの日は奇跡的に授業には間に合ったものの、
全力疾走した疲労からまったく内容が頭に入ってこなかった。
カフェで出会った知り合いに感謝する。
彼女が財布を店員さんに預けていなければ、
それこそ本当に戻ってこなかったかもしれない。
■黒谷 知来 > 財布の中身を確認する。
お札が数枚に小銭がたくさん。
小銭はお札より気軽に使ってしまうため、
普段はあまり手元にはないのだが
お札を使った直後はいつもこんな感じだ。
それから、ポーチの中に封筒に入れたお金がいくらか。
親切な人に貸してもらった分だ。
財布が戻ってきた今ならちゃんと返せる。
■黒谷 知来 > ぐーっと伸びをする。
思えばこの数日は、普段通りの授業やらバイトやらをこなしつつ、
更に空き時間で財布を探していたのだから忙しかった。
その上、お金は借りた分しかなかったから、
慣れない自炊に手を出してみたりと
お金の使い道にも気をつかった。
もっとも、水道水を飲むのはもう懲り懲りだった。
塩素アレルギーは、きつい。
■黒谷 知来 > 小銭を幾つか手に取り、自販機に入れてボタンを押す。
今日はちゃんと押した通りにお茶が出てきた。
蓋を開けて一気に喉に流し込む。
渇いた喉に冷たいお茶が染み渡った。
「……ぁー……生き返る……。」
お金がないと精神的な余裕もなくなるものだと
今回の件で痛感した。
休みの時間も落ち着かないし、夜も眠りが浅い。
今日からはきっとぐっすり眠れるだろう。
月末になればバイト代も出る。
流石に今は贅沢をする気持ちになどならないが、
今度財布を預けてくれた人や、お金を貸してくれた人へのお礼も兼ねて
ぱーっと使ってみるのも一興かもしれない。
■黒谷 知来 > 上を見上げれば曇り空。
だが、雨が降りそうなほどでもない。
日差しが遮られて普段よりほんの少し涼しいし、
風も少しだけ吹いている。
初夏には珍しい、過ごしやすい日和。
「………ふぁ……。」
ちらりと自分の時計を見ればまだ10時。
今日の授業は13時から。
少しくらいお昼寝してもバチは当たらないだろう。
そう考えて、知来は目を閉じた。
彼女はまだ気づかない。
公園の時計が12時を指していることに。
ご案内:「常世公園」から黒谷 知来さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にアルフェッカさんが現れました。
■アルフェッカ > パーカーにワンピース、ジャージ、ハンチング帽を被った少女が、遠目から公園を覗き込む。
「…全然、大丈夫みたいだね。」
ほんの数日前、あそこで命がけの戦いがあった事が嘘のように、公園は穏やかな雰囲気だった。
■アルフェッカ > 程よい雲に遮られ、かえって気持ちのいい天気。
風が、気持ちいい。
見ると、公園のベンチに腰掛けて眠っている女の子がいる。
平穏な、光景。
「ホントに、あの時が嘘みたい――――ん?」
ベンチに腰掛けて眠ってる女の子……?
今日は、平日ではなかっただろうか。
「……いいのかな?」
公園の時計は12時を指している。
此処が日本であると規定して、アジャストした自身の内蔵クロックも、12時を示していた。
■アルフェッカ > 「――ま、いいか。もしかしたら、今日は休みの所に通ってるのかも知れないし。」
常世学園は大きい。そして、自分はまだ此処の事を殆ど知る事が出来ていない。
色々な学部があって、学部次第では休日や休講があってもおかしくはないだろう。
折角の休みの日に要らぬ声を掛けて、気分を害する事はない。
そう結論づけると、アルフェッカは公園に背を向けて歩き出す。
■アルフェッカ > とりあえずは、市民権を得るにあたってどのような審査を受ける事になるのか、知る事の出来る場所か、知っている人を探す事にする。
審査の内容次第ではあるが、市民権が得られれば人目を気にしてこそこそ動く事も必要ないし、何よりこの世界の貨幣を稼ぐ手立てが見つかりやすくなるだろう。
「役所…が何処か分からないし、とりあえず学園の方にいって、誰かに聞いてみた方がいいのかな。」
そう呟きながらハンチング帽を直し、学園へと通じる道に向かって歩き出した。
ご案内:「常世公園」からアルフェッカさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > 「今日も暑いですね。
もう日が沈んでるのに……
夏、だなぁ……」
まぁ、昼間と違って照りつける太陽がないからいいんですが、
と一息つきながら、
ぽんぽんとボールを一つお手玉している
ご案内:「常世公園」にウィリーさんが現れました。
■ウィリー > 「よう、誰か人待ちかい」
まるでナンパのように、気軽に声をかける男が一人。
暇つぶしにふらふらしているうちに、たまたま通りがかったというていだ。
■四十万 静歌 > 一つ、二つ三つ――
次々にボールを増やしていく――
「あ、いえ、別に人待ちって訳じゃないですよ。
ちょっとジャグリングの練習をしようかと。
女子寮でやることも多いんですけど、
こういう広い場所でもやらないと勘が中々つかめませんから。
ウィリーさんの方は今日も見回りですか?」
なんて、ジャグリングをやめずに微笑んで首をかしげた
■ウィリー > 「へえ、そうか。それにしても器用だな……」
幼い頃に、街なかで大道芸人がこうしたものを見せていた覚えがある。
自分も真似てみたが、今に至るまでほとんどできた試しがない。
「色んなとこで練習して、慣れてかないとダメってことか。偉いな、その熱心さを見習いたいよ。
俺はちょっと休暇を言い渡されて専業学生モード。んで、今は散歩中」
適当なところに腰掛けて、静歌のジャグリングの楽しげに眺めている。
■四十万 静歌 > 「休暇ですか、
熱心に働いていたからその後褒美でしょうか。
――ゆっくりと骨休めて下さいね。
そういえば、仕事で忙しい中、勉強は大丈夫なんですか?」
ひょいひょいと増やし、最終的には七つまで増えた。
「ちなみに私は熱心とか器用なのではなく――
なんでしょうね。
あ、あれです、唯一の特技です!
手品にかかわる事なら一通りできる……はず?
ですよ?」
唯一の特技なのに、疑問系が挟まるのは、
自信のなさゆえ、か。
少し照れたように顔を赤らめた
■ウィリー > 「いやあ……まあそんなとこかな」言葉を濁す。正直謹慎に近い、とは言いづらかった。
「ありがとう、せいぜい羽根を伸ばしてみるとするよ。
勉強もさ、嫌いじゃないからこの機会にもう少し色々授業を
受けてみようと思ってる。今までは単位だけなんとか確保してたくらいだから」
おお、と感嘆の声が漏れた。次から次に増えていくボールをどういうふうに扱えばこうなるのかという疑問。
うごきがわからないといった風だ。
「……ちょっと不安が残る語尾だけど、実際こうしてできてるんだもんな。
実はディアボロとかシガーボックスとか、人体切断マジックとかもできちゃうんだろ?」
しれっとハードルを上げている。
■四十万 静歌 > 「色々授業をですか、
ウィリーさんがどんな授業を新しく受講するのかは興味ありますね。
ちなみに私は一般教養のみです。
というか受けれるのがそれしかありません。」
ひゅんひゅんとボールがこんどは減っていく。
最後の一つになった所で、
極細の糸の上にボールを乗せて、
ボールを浮かせたようにみせて――
「ディアボロとシガーボックスは出来ますよ。
人体切断マジックだって……
いやいやいやいや、
流石に出来ませんよ。
あんな大掛かりな仕掛けは用意するお金もスペースもありませんから。」
糸の上のボールを糸で弾いて空へと飛ばしたボールを
ひゅっと取り出したハンカチを振って、
包み込むようにボールをハンカチで隠し、
ハンカチもろともマントへとよどみなくしまう。
「シガーボックスっていうと、
これですよね。」
もそもそとマントから箱を三つ取り出した
■ウィリー > 「自然魔術基礎とか、後はルーン学とか……知らない土地の言語っていうのも
なかなか面白そうだよな。外国文化に触れるチャンスだし」
「それしかない、とはいっても一般教養だって案外奥深い。
少なくともこの都市での一般教養っていうものは種族や世界の
垣根を超えることもあったはずだしなあ……」
つまり、学んでも学んでもキリがない。わかりやすくまとめられた読本を
ゆっくり読み解く生徒がゴマンといるという。
「う、浮いた!? ……よく見たら、糸の上に乗ってるだけだけど
乗せるのも難しいだろうそれ……」
流れるような動き、澱みなくジャグリングを済ませて違和感なく片付けまで持っていくさま。
素直に感心していた。不自然さを挟まずに見ているものを楽しませるなんて。
「……お金とスペースがあればできるってことか……」
いつの間にかシガーボックスを取り出している静歌を見て、
驚かされることばかりだと小さくつぶやいた。
■四十万 静歌 > 「魔術系はやっぱり人気ですね。
ウィリーさんは魔術得意ですか?
それにグローバルな考え方ですよね。
なんというか、将来大物になりそうです。」
中々外国語って必要と思っても覚えれる気がしないんですよね。
などとぼやきながら――
「まぁ、基礎学程度ですから、
そうたいした量じゃないっていうか、
魔術とか習ってる人よりかはそれでも少ないですよ。」
等と笑って――
取り出したシガーボックスでまずは基本動作。真ん中にあるシガーボックスを右へ左へ流すようにジャグリング。
「まぁ、本来なら糸も見えないように工夫するのですが、
特別サービスって奴ですよ。
人体切断のトリックに関して言えば、
というか大掛かりなマジックになればなるほど、
下準備と道具が大切ですからね。
難易度よりもそっちをどうにかするほうが難しいですッ。
と。」
ぽんぽんとジャグリングしながら、
縦に三つ重ねてみたり。
■ウィリー > 「大物にはならないさ、個人的にはに引退して悠々自適が希望だね。
……俺、実は異能を使えるようになる前は、ずっと魔術の研究をしてたんだ」
昔のことを思い出す。
「研究が上手くいって、腕試しに歓楽街に繰り出したはいいけどまあボコボコにされちまった
ひ弱すぎて、魔法云々の前にもうボロボロ。死にかけた」
「団長に拾ってもらって、静歌ちゃんのいう基礎学やその他の一般教養を身につけて
身体を鍛えなおして、今に至る。そんな感じ」
昔語りがすぎた、と頭を掻いてシガーボックスの動作を眺める。
これも以前に見たことがある。力加減によっては真ん中の箱が弾き飛ばされたり
するので、コツを掴むまで大変だと話に聞いた。
「人体切断とかは手品っていうよりこう…舞台演出的ありきって感じだしな
いわゆるイリュージョンってやつか」
会話しながら事もなげにやってみせる静歌に、思わず拍手を送った。
■四十万 静歌 > 「引退して悠々自適ですか、
となると手に職つけないと、ですね。
まぁ、いくら魔術が使えても荒事は荒事ですから、
仕方ないですよ。
ほら、喧嘩強い人ならナイフもった喧嘩弱い人を
叩き伏せれるっていうじゃないですか。
今ならきっとその時の相手には勝てそうですよね。
――敗北から立ち上がれるのは、
本当に強い人だ、とか聞きましたよ。」
私なら敗北してしまえばきっと、
立ち上がるどころかつぶれてしまいます、
なんて微笑んで、
「そうですね。逆にシンプルなものほど、
色々応用力とか手先の器用さもとめられて難しいですね。」
よっと空中に放り投げた三つの箱を綺麗に回収、
しようとした所で調子に乗ってバランスをくずし、
一つ地面に落としてしまう。
「うう、しまらなかった……
まぁ、なんというか調子に乗るとダメですね。」
照れた様子で頬をかく
ご案内:「常世公園」にウィリーさんが現れました。
■ウィリー > 「痛いところを突いてくるな……それも将来の夢ってことになるんだろうか」特段思いつくところもない。
なにせ、流れ着いて今に至るというだけ。また魔術研究に戻るというのも何となくしっくりこないだろう。
「敗北から立ち上がれるのは、本当に強い人……か。
どこの誰の言葉か知らないけど含蓄のある言葉だ。
……今ならもう何度だって立ち上がれる気がするよ」
左腕が奇妙に軋む音。それは失った代わりに得た、新たな道標であることに誰が気づこうか。
「おっと、ドンマイ静歌ちゃん。……っとほら」しゃがんでシガーボックスを拾うと、そのまま見上げるようにそれを差し出した。
■四十万 静歌 > 「お金がなくては生きていけないのです……
まぁ、私は夢がないので、
将来はどうしましょうか……
普通にOLになるかお嫁さんでしょうかね。」
なんとなく、
諦めが混じる。
それも、まるでそんな普通が訪れないのではないかといいたげな諦めが。
「ふふ、まぁ、私も誰の言葉かまでは覚えてませんけど、
ウィリーさんの心に染みたなら何よりでしたね。
――そして、アリガトウゴザイマス。」
ううー、と恥ずかしそうにシガーボックスを受け取りしまう。
見えない、見えないよ、多分見えないからね。
だって片手でスカート抑えてるもの
■ウィリー > 「世知辛いが、それもまた人生だなあ……夢の一つや二つ、
子供時分にはあったはずなんだが思い出せない」頭を振った。
恐らくはしょうもない――スポーツ選手になるだとかその手の――ものだろうと。
「俺に言えたことじゃないけど、自信持ちなよ。
何かになれる可能性があって、その中からOLかお嫁さんっていうのが
選び取れてるなら……きっとうまくいくさ」
それは静歌を励ますと同時に、自分を勇気づける言葉。
こんな自分が何になれるのか?ではなく、何者でもない自分が何かになるために、何ができるか。
大事なのはそこなのだ。
「え? あー……うんこの姿勢は悪かった。そういうつもりじゃなかったし見てない」
きちんと目を合わせて答える当たり、妙に真面目だった。
■四十万 静歌 > 「夢はないんですよね。
いえ、別にOLかお嫁さんになりたい訳でもないんですよ。
ただ、このままいくとそうなるだろうなぁ。
と漠然と。
でも、そう都合よくいかないから人生なんですけどね。
私に自信は……もてるんでしょうか。
今の所は、難しいです。」
自信は……もてない。
臆病だから。
自分に向き合ってすらいないから――もてない。
寂しい事ではあるけれど。
少し表情にでてたかもしれない。
「あ、いえ、その、そうじゃなくてっ……
最後の肝心な所で失敗したのが恥ずかしくて」
うう。と赤くなった。
■ウィリー > 「都合よくいかなかった先にも、また別の選択肢があるんだよ
それが生きるか死ぬか程度のざっくりとしたもんでも。
もしも惰性に――流されるままに進んでしまいそうなら、
そうならないために、色んな知識や意見を聞けばいい」
今だってそうだろ? と茶目っ気たっぷりに笑う。
「だから、大丈夫だ。俺のつまらない話を聞いて、少しでも悩んでくれたなら
それはきっと自分の内面と向き合うためのきっかけになる」
「なんてな。……それにしても、ちょっと抜けてるところが静歌ちゃんのチャームポイントなのかね? ムッフフ」
■四十万 静歌 > 「それも、そうですね。
まだ時間があるんですし……」
ぎゅっと強くマントを握り――
「内面と向きあう、か――
出来るのかな……」
ううん、と悩むその顔が特徴がないものから、
整った顔立ちへと変化するよう感じられるだろう。
うーんと悩んでいたが、
ムッフフとの笑いとその言葉に、
「そ、そんなチャームポイントはいらないです!」
ぶんぶんとあわてたように真っ赤になって首を振る。
やっぱり、こうかっこいい女性に憧れるのだ。
■四十万 静歌 > クスリ、と笑って。
「それじゃ、私はこれで帰ります。
おやすみなさい、ウィリーさん。
これ以上遅くなったら流石に危険ですし、
女子寮まで送ってもらったら、
いろんな意味で大変ですから。」
ぺこり、と一礼して、
すべるように自然な足取りで去っていく――
ご案内:「常世公園」から四十万 静歌さんが去りました。