2015/07/03 のログ
ご案内:「常世公園」にシィレさんが現れました。
■シィレ > 「…………。」
少女が去って少しして、池から顔を出したのは。
涙目で頭をさすり、小脇に石を持った小さな人魚。
「……うぅ……」
恨めしそうに池から周囲を見渡す。しかし、石を投げ込んだ本人は既に去ってしまった後だった……。
■シィレ > 「っ!」
ぺいっ、と、向けようのない怒りを込め石を放る。
「……ぐす……」
胸に残るのは何とも言えない敗北感……。
そしてまた、池に戻っていくのだった……。
ご案内:「常世公園」からシィレさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > 「夜の方が映えるんですよねぇ……」
ふらりと公園に現れて、適当なベンチに座って指を鳴らす。
鳴らした指に光が現れ、
逆の手で指を鳴らすともう片方の手にも。
単純な手品道具による光ではあるが、
暗くて見えにくい場所でやると種がばれにくいのである。
■四十万 静歌 > 「道具に頼った手品なので、
簡単ではあるんですけどね。」
なんて呟いて、片手の光を消してみたり、
両手の光を消しては、
片手だけつけたり、
両手につけてみたり。
揺れ動く光は、
暗闇を照らして綺麗な軌跡を描き続ける
ご案内:「常世公園」にクラスカさんが現れました。
■クラスカ > ふぁーあ……。
(大きな口を開き、気の抜けた欠伸)
(唇を閉じてもごもごやると、眠そうに前髪に隠れた瞼を擦る)
(目の下には黒いクマ)
(試験期間中にも関わらず委員会の業務に追われ、大して休養を取れていないためだ)
(そして今日の仕事は夜間の巡回)
(流石に外出している生徒はそういないだろう、とたかを括ることも束の間)
(奇妙に点滅を繰り返す、光の塊を発見する)
……人?何やってるんだろ。
(正体を確かめるために、ベンチの側へ近寄った)
■四十万 静歌 > 「それで、こうやって、こう?
かな?」
女が指先に光をともし光を移動させながらつけたり
消したりをしている。
やがて、呟きと共に両指の光を消して、
「はいっ!」
っという声と共に指を鳴らすと、
小さな発光した造花の花束が現れる。
まぁ、気をそらしている隙に
マントから気づかれないように取り出しただけなのだが。
■クラスカ > (点いたり消えたり、点滅を繰り返すのは魔術とは異なる人工的な光)
(高度に発達した技術は魔術と区別されないとは聞くが、成程と理解できる)
(しかしこんな夜の公園、しかも試験期間中に一人で手品の練習をしているとは、随分―)
(努力家な子だな、と感じた)
(気がつけば、指の動きを目を凝らして観察していた)
(見入ってしまい、勢いのついた発声にも引っ張られて、花束の出先も見落としてしまう)
(演目が終わると、パチパチパチ、手を重ねて拍手を送った)
お上手ですね。手品の練習ですか?
■四十万 静歌 > 「はわっ!?」
拍手をすると、今気づいたのか、
思わず驚いた声をあげて、
そちらをみて、
「あ、は、はい。
夜の暗い場所だとこの手品は映えるので……!
本当は部屋暗くしてやろうかなとか思ったんですけど、
その、なんていうか、
外のほうがいいんじゃないかと思って思わずッ……!
あ、えっと、その、
なんていうか、
つたなくてすみませんが、
拍手していただきありがとうございます。」
物凄く動揺して、あわてふためきつつ、
頭を下げる。
不意打ちに非常に弱いというか、
真っ赤になって動揺している