2015/09/08 のログ
ご案内：「常世公園」に霜月 零さんが現れました。
■霜月 零 > 「…………はぁ」
ぼーっとした様子でベンチに座る。誰もいないのが逆に好都合だ、こんな気の抜けた姿を晒していても見とがめられることもないだろう。
いつも通り、腰には3本……太刀1本、小太刀2本を帯刀してはいる。
が、それ自体はほぼ無意味。と言うのも……内2本、太刀と小太刀のそれぞれ1本ずつは、既に刀として『終わって』いるからだ。
「流石に、これはな……」
太刀の方を抜いてみる……抜くのすら一苦労。刀身が歪んでおり、鞘と綺麗に噛み合わなくなってしまっているからだ。
何とか抜き放ったその刀身は、かつての怜悧な美しさは鳴りを潜め、刃は欠け、刀身は歪み、とても刀剣として運用するのは不可能な状態になってしまっている。
■霜月 零 > よく頑張ってくれた、と思う。
そもそも、既にこの太刀は一度死んでいる。三千歳泪によって修復されたためそのまま使っていたものの、あの炎の巨人事件のおり、炎の巨人の腕を断ち切った際に致命的なダメージを負ってしまったのだ。
修復を受け、その後普通に使っていたが……このたびの虞淵との死合。
それにより、またしてもこんなことになってしまった。
小太刀の方も似たようなもの……生き残った小太刀は、ただたまたまその時使わなかっただけのことだ。
「未熟、だよなぁ……」
一説には、剣士は武器に負荷をかけずに戦えるようになってこそ一人前、と言われている。
それを思えば、武器をボロボロにされてしまっている現状は、半人前もいい所だろう。
■霜月 零 > 勿論流派やその個人の思想によって異なる場合もあるが、おおよそ剣士にとって、愛刀とはそうそう簡単に代えのきくものではない。
剣士は己の体格、筋力、技量に合わせた刀を選び、それに合わせてまた体を再調整する。
この太刀も、零の体格などに合わせて選りすぐったものだ。
剣士に限らず武器遣いにとって、武器は己の手足も同然。特に一つの武器を拘って使うタイプの者の場合、同形でも別の武器にしただけで、そのわずかな違いに違和感を抱いてしまうものだ。
だが……
「買い替え、かな」
そんなことを口にする。
刀剣の買い替えは単純なものではない。
もう一度、自分の手になじむ刀を選りすぐり、それを手にしてから、またその刀に体をなじませる。
値段もそれなりにかかるが、それ以上に質と相性がものをいう世界。
同じものを使い続けられるならばそれが一番。それこそ、三千歳泪にでも頼めば、この太刀は二回目の死を乗り越え、零と共に駆けるだろう。
だが……彼女を含む修理屋の稼業にケチをつける気はないが、一剣士として、それは少し違うのかもな、とも思うのだ。
「こいつは、よくやってくれたしなぁ……」
二度目の死。刀剣としての度重なってしまった終わり。
本当に、無銘ながら、霜月零の未熟な剣術に良く付き合ってくれた。
そしてその果てに、未熟故に死んでしまった。
そんな刀を、また引っ張り出すのはこう……死者の墓を暴くような、そんな行為にも思えてしまうのだ。
■霜月 零 > 零は、別に道具と感応する能力があるわけでもない。所詮はこれも、単なる独り善がりの感傷に過ぎないのだろう。
だが……もう、休ませてやってもいいんじゃないか、とも思うのだ。
今よりもっと未熟な時から共に駆け、戦ってきた相棒。
散々酷使してきた。散々使い倒してきた。
だから……こいつはもう、休んでいいんじゃないか。
死者は墓へ。それが道理なのではないか。
そんな風に、しみじみと感じてしまうのだ。
「しっかしなぁ……都合だけで言えば、直してもらう方がいいんだけどなあ」
例えボロボロになってしまっても、長く使い続けてきた武器は手になじむ。
ひゅ、と一振りすれば、多少の違和感はあれど、やはりなじんだ感覚が返ってくる。
この銘もない愛刀を喪うのが、惜しい。
そんな気持ちもまた、残っているのだった。
「どーすっかなぁ……」
優柔不断だな、と自分でも思いつつ、新しい一振りを注文する踏ん切りが付けられず、溜め息を漏らす。
当然よい事ではない。霜月零は、主に太刀一刀か小太刀二刀で戦う剣士。現状の小太刀一本しか使えない状況は、戦力ダウンも甚だしい。
が……それでも踏ん切りが付けられずにいるのだ。
■霜月 零 > 「あークソ……」
思った以上に、この刀への自分の愛着は強かったようだ。
刀など消耗品、類似の刀であれば何でも構わない……などと言う剣士もいる。
そもそもあらゆる武器をその場に応じて使い分けるだとか、それ以上に戦場で落ちている武器を拾って戦うだとか、そんな流派もあると聞く。
だが、どうにも霜月零は、一つの太刀に命を預ける方が、向いているようだった。
「……戻って休むか」
太刀を鞘に仕舞う。すっと納刀出来ない事に、また溜め息を吐く。
いつも以上に物憂げな表情で、自室へと歩き去って行った。
ご案内：「常世公園」から霜月 零さんが去りました。
ご案内：「常世公園」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > ――ベンチに座って、
ぼんやりと夜空を見上げる。
「日が沈むのも早くなってきた気がしますね……」
なんていいながら。
夏は過ぎ、秋がやってきた。
まだ実感がないけれど。
■四十万 静歌 > 「ふぁ……あ……」
思いっきり欠伸をする。
目をこすりながら、
別段寝不足ってわけでもないのに、
なんでこんなに眠いのかと、
思わず苦笑を浮かべる。
「はぁ――」
■四十万 静歌 > 「――」
眠気覚ましにと、
マントからコーヒー缶を取り出して、
ゆるりと飲む。
眠気の強い身体に染み渡るコーヒーが、
なんとも心地が良い。
それにしても――
「うーん……」
最近時間をもてあましている気がする
ご案内：「常世公園」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > 夜中にこんなところで女一人で何をしている。
（足音も立てずゆっくり近づき、厳しい口調で声をかける）
■四十万 静歌 > 「ひゃいっ！？」
思わずびくーんっとなって身体がはねるけど、
あれ、何か聞いた事ある声だなと思って。
「――誰かと思えば貴子さんでしたか。
何をしてるかといわれると、
コーヒー飲んでますね？」
なんて、答えるだろう。
■佐伯貴子 > （かわいいなこいつ！）
（という感情を押し殺しながら）
夜中にコーヒーを飲むと眠れなくなるぞ。
…と言うのは俗説らしいけどな。
（言いながら自分もジュース「おしるこコーラ」を買い、ベンチに座る）
そろそろ冷たいジュースも恋しくなくなってきたな…
■四十万 静歌 > 「眠気覚ましだったので丁度いいんですよ。」
いや、別に寝不足じゃないですからね？
なんて笑って――
「冷たいジュースは飲まないのですか？
……それにしてもチャレンジャーですね？」
と首を傾げるだろう。
■佐伯貴子 > テスト前の勉強でもないのに夜更かしは関心しないな。
寝不足じゃなければ、こう、季節の移り変わりを感じるのも…
風情があるかもな。
（プルタブを開け、ジュースを一口）
飲まないわけじゃないが、あの暑い時期よりは恋しくないな。
（おしるこコーラは「つめた～い」である）
（そして、ハマる人はハマる味わいがある）
一口飲むか？
（などと尋ねて見るだろう）
ご案内：「常世公園」に嶋野陽子さんが現れました。
■四十万 静歌 > 「夜更かしって程ではありませんよ。」
と笑って。
「夜更かしっていうのはもっとこう深夜まで起きてることですから？
でも、寒くなればなるほど、
逆にほしくなるのも冷たいものですよ。」
なんて、笑いながら、じゃあ一口いただきます、
といいながら、こちらもコーヒーを差し出して一口どうですか？
と首を傾げるだろう。
なお、コーヒーにはこう書いてある。
“激甘”
■嶋野陽子 > 夕食の自家製カレーを少し食べ過ぎた
陽子は、余分なカロリーを消費する為に、女子寮から
常世公園までの往復ハーフマラソンで、食べ過ぎた分
を消費しようとしていた。改造前と違い、もはや医薬
合成ではカロリーを消費しないのだ。
常世公園に入ると、遅い時間にも関わらず、見知った
顔の二人が話し込んでいる。陽子も走るのを止めて、
二人の方に歩いて行く。近付く巨体に二人は気付くだ
ろうか？
■佐伯貴子 > しかし、この後風呂に入ったりすれば自然と遅くなるだろう。
（夕食がまだだったりしたら尚更である）
夏の頃には冷たいものがオアシスに感じたが…
冬はなんだろうな、暖房がないと飲む気にならないな。
（飲み物の缶を交換して、一口飲む）
甘っ！？
（眉をしかめる）
（と、見覚えのある巨体が目に入った）
嶋野も夜歩きか。
■四十万 静歌 > 一口のんで――
「独特ですけど、
これはこれでやはり悪くはないですね。
甘くて美味しいでしょう？」
なんていってクスリと笑って返すだろう。
甘ければいいといわれそうな感じだ。
「まぁ、それはそうですけど、
それでも、さほど遅い時間にはなりませんよ。」
と首をかしげ、
巨体が目に入ったので、
「こんばんは、陽子さん」
とゆっくりとした調子で挨拶するだろう
■嶋野陽子 > 佐伯先輩に夜歩きかと尋ねられると
｢夕食を少し食べ過ぎてしまいましたので、食後の運動
に、女子寮からはしって走って来ました｣と答える陽
子。そして報告事項を思い出し、
｢あ、ワンピースの代金、無事頂けました。アドバイス
ありがとうございます｣と頭を下げる。
四十万先輩が挨拶すると、
｢四十万先輩は、佐伯先輩ともお友達でしたか｣と感心
すると、
｢丁度良い機会ですから、占い師の開業について、必
要な手続きとか申請とか聞かれてはどうですか？｣と
四十万先輩に助言する陽子。
■佐伯貴子 > 私はもうこれ無しじゃ外を歩けないぞ。
（大げさなことを言う）
コーヒーはそれなりに苦くないと…
コーヒーって感じがしないな。
まあ、遅くならなければ大丈夫だ。
ここらへんはまだ治安がいいからな。
（缶を交換する）
（スイーツ好きとはいえこれは甘すぎた）
ふむ、カロリー消費というわけか。
なかなか女子力が高いな。
私もカロリー計算しようかな…
（いうものの、日頃トレーニングで十分カロリーは消費しているのだ）
それはよかった。
…風紀委員会も案外太っ腹なんだな。
（他人事のように言う）
（しかし、自分が払わなくてよかったのは助かった）
■四十万 静歌 > 「よっぽど気に入ったんですね。
まぁ、確かに味がある味ですから、
気に入ったならどこまでもみたいな感じはありますね。」
と大げさな様子にクスリと笑い、
「まぁ、私は甘いのが好きですから、
これくらい甘いのがやっぱり一番ですかね。
のんびり夜風にあたって帰りますよ。」
そして、うん、と一つ頷いて――
「占い師というか路上パフォーマンスって……
やっぱり手続きとか申請いるんですかね？」
と首を傾げるだろう。
「いや、その、いつも勢いとノリだけでやってるもので。」
■嶋野陽子 > 実は相当女子力が高い陽子だが、
それも現状では圧倒的な筋肉に押し潰されているのが
現実だ。
｢まあ、風紀委員会には貸しがありますし｣
と、謎めいた回答をする陽子。事実、陽子の特別合成
の大半は風紀委員の治療に使われたはずだ。
｢昨日、四十万先輩に、学生街で占い師を開業されて
はどうかとお薦めしたのですよ｣と、佐伯先輩に事情
を説明する陽子。
陽子はカロリーオフのスポーツドリンクを自販機で
購入する。
■佐伯貴子 > 私は好き嫌いがないが偏食傾向はあるからな。
最近は治そうと思っているが。
（美味しそうにコーラを飲む）
甘党すぎるだろ…
（苦笑した）
路上か…
厳密には手続きが必要だ。
公道を占拠して行うわけだからな。
道路交通法に引っかかったはずだ。
だが、たまにならいいんじゃないかな？
…代金を取るなら、絶対に許可申請を出すべきだとは言っておくが。
（記憶の中からそれ関係の規定を思い出しながら言う）
■四十万 静歌 > 「まぁ、私の場合は甘さに対する偏食ですね。」
お互い偏食で大変ですね？
なんて笑って、
「となると、やっぱり申請書を出すべきですね。
辻マジックとかならおひねりでいいですけど、
占いは多少とはいえ、必要ですし。
あ、用紙とかは風紀で大丈夫なんでしょうか？」
なんて首をかしげ――
「陽子さんも一口飲んでみます？」
とコーヒーを陽子さんにも差し出してみる。
“激甘”
■嶋野陽子 > 激辛食家の陽子だが、激甘が苦手という
訳ではない。コーヒー一口なら激甘と言えどもカロリー
は高が知れている。
｢では、頂きます｣と一口飲んでみる陽子。
｢……甘っ！！｣まるで砂糖の飽和水溶液を飲んでいる
ようだ。いや、過飽和かも知れない。
成る程、四十万先輩は、こういう味が好きなのか、と
先輩の好みを覚えた陽子。
佐伯先輩が、お汁粉コーラというこれまた甘口の飲料
を持っているのを見て、甘党二人と脳内にメモする
陽子だった。
■佐伯貴子 > 偏食すぎるだろ…
虫歯になるなよ。
（なんて笑って）
風紀委員会に行けば交通課で手続きができると思うよ。
学生街なら問題ないんじゃないか。
あそこクレープの移動販売とかもしてるしな。
（管轄外だが、違法だったら取り締まられているはずである）
ははっ、そういえば嶋野は特製グリーンカレーを作るんだったな。
辛党にはきつい甘さだな。
（面白がる）
（一方で、風紀委員への貸しとは何なのだろうと考えたりもする）
■四十万 静歌 > 「ちゃんと毎日磨いてますよ。」
ほら、と、あーんすると、
綺麗な歯が虫歯にならず並んでいるのがみえるだろう。
「スタイルと歯については特に気を配ってますからね。
少しでも崩れると大惨事ですし？」
とクスリと笑い、
「なるほど、それならちゃんと後日申請しておきますね。」
と申請については分かりましたとぐっと握りこぶしを作って答え、
返されたコーヒーを受け取り、
「甘くて美味しいんですよね。これ。
確かに辛党には厳しい味かもしれませんね。」
なんてクスリと笑い――
「やっぱり陽子さんはコーヒーはブラック派ですか？」
■嶋野陽子 > 佐伯先輩が特製グリーンカレーに
言及すると、
｢激辛以外もちゃんと作れますよ。お菓子だって作りま
すし｣と、少し口を尖らせる陽子。
コーヒーはブラックかという四十万先輩の問いには、
｢たんぱく質は補充したいので、いつも牛乳多目で砂
糖無しにしてます｣と答える。
そして思い出したように
｢今日はスーパーで木苺が売ってましたよ。早速買っ
てジャムを作ってます｣と報告する。
■佐伯貴子 > 毎日磨くのは普通だろう、少なくとも女子として…
（歯並びを眺める）
（どこまで綺麗なんだろうこの娘は）
そうじゃ、それが正しい女子学生じゃ。
（変な言葉遣いになったりもする）
ああ、不安だったら私も付き合うが…
マントを取りに行ったんだったな、心配ないだろう。
（同じような要領で許可は出るはずだ）
そうか、我々偏食家は珍しいようだ。
とはいえ、私だって自炊するのだがな。
（まだ笑いが収まらず笑顔である）
別に変な目で見ているわけではないよ。
グリーンカレーが作れてお菓子が作れないわけがない。
基本、お菓子は分量と手順を間違えなければできるからな…
■四十万 静歌 > 「ええ。まぁ、心配なのでたまに歯医者にいって、
しっかり掃除してもらうんですけどね。」
と笑い、
「私の場合、特にくっきりそういうの出るんですよ、
貴子さんや。」
あはは、と変な口調の貴子さんにあわせるように、
変な言葉使いで返した。
「まぁ、当たって砕けてきますよ。」
なんて、ウィンクして返しつつ、
「なんていうか陽子さんの場合は、
味も大切でしょうけど、
それ以上に栄養に関して気を使ってますよね。
凄いです。」
とキラキラと陽子さんをみながら、
さらに木苺ジャムの話を聞いて、
「もし、できたら少しわけてくださいね」
お願いしますと祈るように頼み込む。
■嶋野陽子 > 佐伯先輩には、
｢グリーンカレーと言えば、委員会ラウンジのグリーン
カレー、もう少しで解析完了なんですけどね｣と言う
陽子。
四十万先輩が陽子の栄養管理を誉めると、
｢この身体の半分は自炊で出来てますからね｣と答える
陽子。
予想通り先輩が木苺ジャムに食らい付くと、
｢もちろん、先輩の分も一瓶作りますよ｣と答える。
■佐伯貴子 > 歯医者に通う習慣はなかったな。
今度行ってみよう。
（そこまでケアを怠らないとは）
（この女…できる）
自己管理がしっかりしているのだな。
（笑ってもらってよかった）
（スルーされても良かったのだが）
砕けるなよ…
悪い事するわけじゃないんだから…
（苦笑する）
委員会ラウンジのカレーに何かあるのか…？
（そんな話は初耳だ）
ふぅん、木苺のジャムね…
私は米だし日本茶だから、自室では必要ないかな…
（これはどちらに言うでもなく）
（ただ、店で出てきたら喜ぶだろう）
■四十万 静歌 > 「割と歯石とってもらったりもしてくれますからね。」
良かったら紹介しましょうか？
なんてにっこり笑っていって、
「まぁ、なんていうかですね。」
みて貰ったほうが早いかな。と
つけぼくろを頬につけると、
顔がくっきりしてみえるような気がする。
特にほくろが印象的だ。
「こんな具合に？
まぁ、なんていうか砕けるってのは意気込みですよ。」
大丈夫だ、問題ないといわんばかりに、
笑う。
「もう半分は優しさですか？」
なんて、陽子に向かって微笑みながら首をかしげ、
「ありがとうございます！」
一瓶といわれるとやったーと両手をあげて喜ぶだろう
■嶋野陽子 > 佐伯先輩に、委員会ラウンジのカレーに
何かあるのかと聞かれると
｢そうではなくて、もう少しであの味を再現出来る所
なんです｣と、解析の意味を説明する陽子。
四十万先輩に、もう半分は優しさですかと聞かれると
｢それじゃあバファ●ンですよ。私の場合は残りの半分
はトレーニングです｣と答える陽子。
先輩の一瓶も含めて、木苺のジャムはとろ火で煮詰め
ている途中で、寮に戻ったらば仕上げる予定だ。
｢何だか、お二人とも凄く仲が良さそうですね｣と印象
を口にする陽子。
■佐伯貴子 > 毎日磨いてても歯石は溜まるからな…
（とはいえ、この年齢で歯石をとってもらうのは少し恥ずかしい気もした）
（紹介は断る）
（警邏の合間に行くだろうから特定の場所にはなかなか通えなさそうだ）
ふむ…
君の顔立ちなど、いろいろな要素に必要なのだな。
（そして、彼女の異能は見た目に関するものだと半ば確信するのであった）
頑張ってくれ、応援してるぞ。
（必要ないと思うが、当人の気持ちの問題である）
なるほど、飲食店の味を再現するとは思いつかなかったな…
自炊で再現すると材料費と作る量が問題だから、食べに行ったほうが早い。
（とはいえ、料理の道は奥が深い）
（再現し、あるいは超えたいと思う気持ちもわかるのであった）
ああ、四十万は男にも女にも大人気だし…
私は女にモテるようだから…
当然かな…
（なんだか後半になって声が小さくなる）
（四十万が人気なのは谷蜂檻葉の怒りを例に出すまでもなくわかるだろう）
■四十万 静歌 > 「割と年上の人とかも良く来てますね」
なんていいつつ、そうですか？
と首をかしげ――
「あー、顔立ちが色々な要素に必要なのではなく……」
つけぼくろを外して――
「この容姿だから生かしやすい、のでしょうか。」
異能をとは言わないが、暗ににおわすような発言をしつつ、
「がんばりますよ。」
と、両手でグーを作って意気込む。
「でも、それくらい陽子さん優しいですし？」
なんて笑って、
「トレーニングと栄養、まさに両方ばっちりで、
凄いですね。」
さすがは陽子さんですと頷き、
ジャム楽しみだなーなんて、指を少しくわえつつ――
「貴子さんには色々お世話になってますし、
甘党仲間ですし、それに――」
何故か赤くなって目を逸らすだろう
■嶋野陽子 > 四十万先輩は男にも女にも大人気
という佐伯先輩の言葉に、
｢本当ですよ。病院でも見舞い客の数が…｣
と言いかけて口をつぐむ陽子。
やっちゃった！！
真っ青になって、四十万先輩の方を見る陽子。
■佐伯貴子 > だから恥ずかしいのだが…
（できればだれも知らないところで歯石は取ってもらいたい）
（そんな感じがした）
ふむ…
（細かいところまではよくわからないが）
（とにかく、容姿と異能は関連性があるようだ）
ははは、その必要はない。
見舞客の中には私も含まれている。
（ジュースを飲み干すと立ち上がり、ゴミ箱にシュート）
（綺麗な弧を描いてタッチダウン）
私はそろそろ戻るぞ。
ではまたな、二人とも。
おやすみ。
（手をひらひらさせる）
（しかし、四十万の顔が赤くなるということはあの夜は夢ではなかったらしい）
（謎は少しだが解決に向かうのであった）
ご案内：「常世公園」から佐伯貴子さんが去りました。
■四十万 静歌 > 「まぁ、慣れだと思いますよ？」
なんて笑って、
「あ、はい、おやすみなさい。
またいずれ。
そのときにでもゆっくりはなしましょうね。」
なんていって笑って手をひらりと振って見送り――
「大丈夫ですよ」
と陽子さんへとウィンクするだろう。
■嶋野陽子 > ｢お休みなさいませ｣
と佐伯先輩を見送る陽子。
佐伯先輩も見舞いに来ていたと聞いて、九死に一生を
得た。患者情報の漏洩は御法度なのだ。
｢不注意な発言、申し訳ありませんでした｣と頭を下げ
る陽子。
■四十万 静歌 > 「気にしないで大丈夫ですよ。」
と首をかしげて。
「見舞いにいろんな人が来たこない程度なんて、
よくある話ですし、
患者である前に友人だと思ってますし、ね？」
なんて、ウィンクしながら人さし指を口元にあてて微笑むだろう
■嶋野陽子 > 四十万先輩に友人だと思っていると
言われると、顔を赤らめ、
｢そんなこと言っても、ジャムは一瓶しかありませんよ｣
と照れ隠しする陽子。
■四十万 静歌 > 「残念ですけど、
まぁ、それはそれ、これはこれですしね。」
ムムムといった顔になった後に、
「陽子さんの手作りのジャムは大切に使わないと駄目ですね。
大切につかって、大切に味わって食べますよ。」
と、目を閉じてふんわり微笑むだろう。
■嶋野陽子 > 陽子もそろそろ寮に向けて走り始めない
と、門限が厳しくなる。
｢四十万先輩。そろそろ戻らないと寮の門限が危なく
なりませんか？｣と確認する陽子。
■四十万 静歌 > 「そうですね。」
もうそんな時間かと確認して。
「それじゃ、一緒に帰りましょうか？」
と微笑みながらコーヒーを飲み干し、
立ち上がってゴミ箱へと投棄して、
にっこり微笑んでそういうだろう。
ご案内：「常世公園」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内：「常世公園」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > 帰りも走ろうかと思っていた
陽子だが、先輩に一緒に帰ろうと誘われると、
｢本当ですか！？人気者の四十万先輩を独占しちゃって
いいんですか？｣と、大袈裟に喜んで見せる。
飲みかけのスポーツドリンクをポケットに入れると、
四十万先輩の斜め後ろに付いていく陽子。
ご案内：「常世公園」から嶋野陽子さんが去りました。
■四十万 静歌 > 「――いいんですよって、
なんでそんなに喜ぶって、
そんなにニンキモノジャナイデスヨー!」
なんていいつつかえるのである
ご案内：「常世公園」から四十万 静歌さんが去りました。