2016/07/09 のログ
ご案内:「常世公園」に雪城 括流さんが現れました。
雪城氷架 > 恥ずかしい、色んな意味で
慌てるものだから結ぶのにも手間取ってしまった

「も、もうオッケーだぞ…零…」

羞恥心!
声がふるふる

雪城 括流 > 浴衣で肩車ってそれかなりはだけてませんか。
ふとももまで下手したら見えるとこですよね。

ひょこ、とピンク色の小さな蛇が氷架の懐から顔を覗かせる。
きょろきょろと上下左右を見回して、少し半眼…。

「…ナニやってるの、二人とも。」

羞恥プレイ?

霜月零 > 「あ、ああ……!」

細心の注意を払ってゆっくりを腰を下ろす。
ここで事故ると本当にマズい、本当に!
羞恥心と緊張で震えるから体を抑え込みながら必死に……って!?

「く、括流先生!?」

びっくん。
流石に体が崩れるのは防いだが、驚きで少し震えてしまう。

雪城氷架 > 「うわわ!揺らすな落ちるぅ!」

焦ったけれど、特に危なげもなく立つ

「え、えっと……かたぐるま」

ぼそっとそう言う
短冊結ぶのに届かなかったなんてことは言わなくてもわかりそうだし

顔が赤いのは文字通り、色んな意味でであるが

雪城 括流 > 「お互い普段とは違う衣装に若さもあるから、そういう欲求に流れるのは仕方ないのかもしれないけど。
でも節度と場所と言うものはよく考えたほうがいいんじゃないかな。」

しゃー

「…まあ、冗談だよ。」

懐からするすると蛇の胴体が帯の上に這うようにでてくる。
まずはかるく説教を、そして反応をたっぷり確かめてから…冗談だと。

釘さしもかねている、のかもしれない。

霜月零 > 「いや、その、これは、その……!」

その場の勢い、と言う所は十分にある。
欲求が先だったわけではないが、実際過ぎたる役得はあったわけで。

「……すみませんでした」

いたたまれなくなり、頭を下げるのであった。
……やっぱり、頭は上がらないしちょっと苦手なのは、もう仕方ないのではなかろうか。

雪城氷架 > 「(うっ……)」

内心、いい雰囲気になったらキスくらいは…なんて思っていただけに見透かされていたような感じが

「私達は不純なつきあい方はしてないってば…、多分」

節度は守っている、きっと、多分

「別に謝ることじゃないって、零」

律儀だなぁ、と苦笑して……

上がった体温が微妙に下がらないのに気づいてはいなかった

雪城 括流 > 「…まさか。……そう?
初めての経験ってその後の性癖に大きく影響するしね…。あまりこうマニアックなことは控えたほうがいいと思うよ。」

ぽろりと地面に飛び降りざま複合魔法陣を展開して括流は人型に変化する。

「ほら、帯も襟もはだけて皺になってる。」

浴衣姿の括流がちょいちょい、と氷架の浴衣を調える。
途中一度、不自然に手が止まったりもしたけど…わずかなので気づかれはしなかったかもしれない。

霜月零 > 「そ、そんな意識でやったんじゃ……」

後で思いっきり意識してしまったけれど、ついつい言い訳してしまう。

「いや、なんかな……恥ずかしい事しちまったのは、事実だし」

顔を赤くしつつ、氷架にも別方向の言い訳。
どうにもしどろもどろになりがちである。
……その動揺が、良くなかった。
霜月零は剣士であり、本来は些細微細な動作の違和感も見逃さない癖がついている。
が、今は動揺し切りで括流の所作にもあまり目が行っていなかった。
なので、不自然な手の停止には、気付かなかったのである。

雪城氷架 > 「いいよ、実際短冊結の届かなかったし…」

ふぅ、と小さくため息

「括流も変なこと言わずに…っと」

大人しく帯や襟を直されて

「……零もしどろもどろになると逆になんか怪しい感じだぞ…」

雪城 括流 > ぺち。とひんやり冷たい手のひらを氷架の額に。

「信用できるかいかんに関わらず、ひょーかは普段から脇が甘すぎるよ。
零くんだけの責任じゃないからね。」

じとー、と睨むような目つきで顔をものすごく近づけながら、氷架の首に手を回すようにする。
抱きしめる、ような形になったかと思うと人型からすぐに首に巻きつく蛇姿となって。

「短冊なら言ってくれればよかったのに。
乱れた浴衣姿は直したから、しばらくは大人しくしておくね。」

ちょっぴり頬をぷくっとさせ、そう言って再び懐の中へ。ピンクの尻尾がしゅるんと覗く。
本当はそのために出てきた、のだろうか。乱れた浴衣姿のカップルってあれだしね。

霜月零 > 「あ、ああ、すまん、なんかこう……ああクソ、ダメだな」

はぁ、と溜息。本当に無念無想は程遠い。生きている内に達成出来る気がしなくなってきた。
ぶんぶん、と顔を振って頭の中のもやもやを飛ばす。よし、少し落ち着いた。
……ところで、もう一つの事実に行き当たる。

「……って事はアレか、俺らのデート、ずっと見られてた……?」

しかも、至近距離で。

雪城氷架 > ひんやりとした手が当てられれば、そのほっぺはちょっと熱いくらいで

「そ、そんなことないと思うけど…」

そんなに隙だらけだろうか、うーんと頭を悩ませる
しゅるりと戻る括流
括流はそういえば短冊書かないのかな、なんて思って

「……というか括流は大体いつも私の服の中にいるぞ。」

でかけた時はいなくてもこっそりポケットの中に転移してきたりもする
ずっと見られてた、なんてことを言う零にはそう返しておく

「…ところでなんて書いたんだ?」

霜月零 > 「……たまには、二人がいいけどな」

やっぱり、こう、雰囲気と言うか、何と言うか。
デートと言うのは二人きりで楽しみたいものであり、誰かがじーっと見ていると思うとあまり乗り切れないものでもある。
いつもそうして欲しいというのは我儘なのかもしれないが、やはり零としては二人きりでのデートが望ましかった。
そして、短冊に何を書いたかと言われれば、そう言えばまだ吊るしていなかった短冊を見せる。真っ赤な顔で。

『氷架とずっと一緒にいられますように』

そう書かれていた。

雪城氷架 > 「だってさー、聞いてるか?括流」

くすっと笑って、胸元を撫でて
当然デートはふたりきりが良いという気持ちは氷架も、きっと括流もわかってる

「でも括流はまだまだ私の事が心配なんだよ。
 だから、いつまでも心配させる子供な私が悪い、ごめんな零」

くすくす笑いを苦笑に変えつつ零の書いた短冊を背伸びして見れば…

「……うお」

予想してなかったわけじゃないけど、こうやって直面すると
ますます顔が赤くなってしまうやつで

霜月零 > 「気持ちは分かるけど、過保護じゃねーか……?」

心配ではあろうが、流石に子供のデートにくっついてくる保護者と言うのは中々に過保護に思える。
蛇モードで隠れられるとは言え、やり過ぎな気もしなくない。
過去の事情を鑑みるに、仕方ないところはあるのだろうが。

「……そう言う氷架は何て書いたんだよ」

顔を赤くしつつ、つい、と視線を先程氷架が吊るした短冊に向ける。

雪城 括流 > 覗いたままのピンクの尻尾がぴぴぴぴ、と左右に振られる。
そして何か言いたげな様子を見せたものの、しゅるんと尻尾も引っ込んだ。

心配、だけではないのだろう。過保護はそのとおりだ。
でもやっぱり、ペットが仲間はずれは寂しいと思っている。括流自身はそう納得している。己を納得させている。
失踪した騒動のときの嫉妬心が、どこからきたのかをごまかしながら。

そして以前の仲直りの割りにこんな扱いなことにすねーくはちょっとすねーた。そんなしょっちゅうはいないっ。

ご案内:「常世公園」から雪城 括流さんが去りました。
雪城氷架 > 「さっきも言ったじゃん。今までは私って毎年家族と過ごしてたんだ。七夕。
 私が子供っていうのもあるし、括流もこうなってくると寂しいんだよ」

胸元を優しく撫でつつ

「私は、ほら」

背伸びして自分の短冊を指差す

"みんながずっと一緒にいれますように"

「…誰が一番とかなくってさ、
 でも零が特別じゃない、ってわけじゃないよ」

やりきれなさそうな表情の零に少し近づいて

「証拠、要る?」

霜月零 > 「親離れ子離れは、今後の課題だな?」

ちょっと悪戯に笑ってそう言ってやる。
いつまでもくっついたまま、と言うわけにもいくまい。
零の願望も含むが、将来的な展望としても『括流が必要ならそばにいる前提』が癖になってしまうのはよくない事のはずだ。
段階的に、お互い離れる事を覚えていくべきだろう。
そして短冊を見たら、成程らしい、と頷く。
誰もが大事で、それぞれ特別。その気持ちに偽りはないのだろうと言う確信があった。
が。

「……じゃあ、貰おうか」

それはそれとして。
やっぱり特別の証拠と言うのは欲しいものである。

雪城氷架 > 「零だって芙蓉のこと考えたら気持ちはわかんじゃないか?」

くすくす
まぁ、無論自分と照らし合わせたりして、妹を信用するのだろうけれど
ちゃんと、括流を信用させられるようにならないとなと自分への戒めも含めて

「ま、これくらいならいいだろ」

ちょうど人目も少ない、胸元に手を当てながら背伸びして、
高い位置にいる零の唇へと、自分の唇をそっと重ねる

今回はほんの僅かな時間
それでもなんだかほてったような熱気が伝わって、
口を離したあとはやっぱりその顔は真っ赤だった

霜月零 > 「まあ、な。気持ちは分かる」

かといって、流石にデートについていこうとは思わないが。と言うか、いくらブラコンの芙蓉と言えどそれは拒否するだろう。

「……間違いなし、だな」

かぁ、と赤くなりつつ、確かな証拠をその身で受け取る。
一瞬ではあったが、十分に特別を証明してくれるものだった。

雪城氷架 > 「ふぅ、なんか暑いな。ちょっと我ながら顔真っ赤なのがわかるぞ…」

なんだかほてった顔に両手をあてて、
時期が時期なのもあってじっとりと汗ばんでいる

「と、忘れてた…冷めちゃったかな」

ベンチにおいてあった袋から焼きとうもろこしを出して、少ししょげる

「えーと…うわっ!?」

いつもどおり異能で温めようとしたら……燃えた

霜月零 > 「はは、たまにはそう言うのもいいんじゃねーか?」

苦笑。普段常に最適温度を保っている氷架には、ちょっと貴重な体験なのかもな、と思い。
だが、その直後その顔は驚愕に見開かれる。
いきなり焼きとうもろこしが燃え上がったのだ。

「氷架ッ!」

慌てて燃えている焼きとうもろこしを叩き落とし、そのまま水行の魔術で消化する。
そして、氷架の手を心配そうにチェック。

「大丈夫か、火傷してないか……!?」

その目は真剣そのもので、そして強い動揺を示すものでもあった。
ここ最近、異能の制御は完璧だったはずなのに。いくら舞い上がっていたにしても、ここまで制御を失うか……?
そんな疑問が脳内を渦巻いているのである。

雪城氷架 > 「あ、あぁ…大丈夫……」

と、言ってはいるものの、力が抜けたようにへたりこんでしまった
少しだけ呆然としている

その体からはさっきまで高ぶっていたような熱気はすっかりと消え失せていた

霜月零 > 「……今日はもう帰ろう。なんなら、一旦保険課で見て貰った方がいい。何か調子が悪いのかもしれねぇ」

助け起こしながら、真面目な顔で口にする。
本当はもっともっと一緒にいたいが、そんな事を言っている場合ではない。
何より、直感が『これを黙殺してはならない』と叫んでいるのだ。
こういう時の零の直感はよく当たる。とても、よく当たる。
なので、その直感に従うことにした。

「保険課行くにしても女子寮に帰るにしても、送ってくからさ。今日は無理しない方がいい」

そして。
その直感の叫びが強いが故に、言い知れぬ不安が零の中を渦巻いていた。
だが、努めてそれを表に出さず。精一杯氷架を気遣う。
この恐れを整理するのは今すべきことじゃない。今は氷架のケアが最重要だろうから。

雪城氷架 > 「う、うん……」

今までこんなに不安定になったこともない
呆然としつつ起こされて

「ごめん、頼む……」

落ち着いてはいつものの、どこか不安そうな表情で

「(なんだっていうんだよ……こんなのはじめてだ…)」

明日、保険課に行ってみよう

少しだけ不安が大きくなりつつ、その日は女子寮まで零に送ってもらったのだった───

ご案内:「常世公園」から雪城氷架さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から霜月零さんが去りました。