2015/07/08 のログ
■ヨキ > (燃費の悪い身体に間食を取り入れてのち、紅茶で一息ついていた。
少女から手近なカウンタ席に座っているところで、何気なくその風貌を目に留めた。
ぱちぱちと二三、瞬く)
「…………」
(賑やかな店内をぐるりと見渡す。人の多い店は無論のこと回転率が悪い。
奥まった四人掛けのテーブル席で立ち上がるグループを見つけるや、止まり木から立ち上がり、さも今しがた席を探していたかのように声を掛ける)
「――君。そこの席、空いたぞ」
(顎で空席を示す。黒髪の下で垂れ下がった耳――人間の肌、犬の形――が揺れる)
■イヴェット > (声を掛けられれば、ピンクゴールドのしなやかな髪をふわりと揺らし、振り返る)
(暫しの逡巡のあとおずおずと返答をひとつ)
「あの──イヴに教えてくれてますか?」
(ゆらりと揺れる垂れた耳)
(彼女にとって人間より幾らか近いと云えるであろう風貌に幾許かの安堵感を覚えた)
(ヘリオトロープの双眸が、じいと彼を捉える)
■ヨキ > (金色の眼差しが、少女の紫とかち合う。
か弱げな返答に、無神経なほど不思議そうな顔で返す)
「……? そうだ。君以外に誰が居る?
独りで立ち飲みは居辛かろう」
(来たまえ、と改めて促し、席を移動する。
二人用のテーブルを繋いだ四人席のひとつに腰掛け、相手を見やって小さく笑う。
残るは男の正面か、隣の二人席だ)
「君の気さえ向くならば、ひとときの相席は如何かね?」
ご案内:「カフェテラス「橘」」にエリナさんが現れました。
■イヴェット > 「あ、ええと────」
(誘われたと云う事実に言葉を詰まらせる)
(不躾な視線に晒されていた現状を救いあげて貰えるとは思わなかった)
(きょとん、と驚いたような表情を浮かべながら後を追う)
「ありがとうございます。
イヴはそんなに面白いお話を出来る自信はないですが、是非に」
(小さく笑う彼を視界に入れれば、対面の席にちょこんと座る)
(気恥ずかしそうに笑いながら、深々と被ったキャスケット帽の鍔をちょんと持ち上げた)
■エリナ > 「あら、私もご一緒してよろしいですか?」
イヴェットとヨキの間にひょこっと顔を出す乱入者。
紅茶のポットが載ったお盆を手にしている。
柔らかな笑顔で話しかけ優雅にお辞儀、その仕草は堂に入ったものであった。
■ヨキ > 「自信などなくとも構わん。
ヨキに応えてくれるだけで満足だ」
(向かい合ったイヴェットの、キャスケットの下の顔を見る)
「そう、名をヨキという。
イヴ――というのが、君の名かね」
(そこで掛けられた声に顔を上げる。
エリナの姿を認めると、勿論だ、と両手を広げる。
人間よりも些かいびつな形の手)
「ほれ、席が塞がらぬうちに。
断るものか、ヨキは娘を退屈させるのが嫌いでな」
■イヴェット > 「ええと──ありがとうございます」
(幾らか安心した様子で、小さく笑みを浮かべる)
「イヴは──イヴェット・ダリア・メレディス。
長いので国ではイヴ、と呼ばれていました」
(お好きに呼んでください、と小声で付け足す)
(ヨキが両手を広げるのを見遣れば、ちらりと自分も視線を上げる)
(人見知りなりに、出来る限りふんわりとした笑顔をひとつ)
「イヴも大丈夫です、よかったら一緒にお話しましょう?」
(からん、とアイスティーの氷が小気味よく鳴いた)
■エリナ > 「まあ、お上手ですね。」
くすくすと笑ってヨキの隣に座った。そしてイヴには小さくウインクをするのだ。
「私はエリナ・ハークライトと申します。以後お見知りおきを。」
とりあえず自己紹介をするエリナ。
丁度その時に紅茶の蒸らし時間を表す砂時計の砂は落ちきった。
紅茶の香り漂うポットからティーカップへ自分で淹れる様ですら映えるであろう。
■ヨキ > (イヴェットの名を復唱して、イヴ、と呼び直す)
「ならばイヴェット君、と。
先ほどは突然声を掛けて失敬であったな、放っておけなんだ。
特に――学園の生徒と見える娘とあっては」
(隣のエリナへ視線を移し、)
「で……君はエリナ君、と。
君らにとってはひとりのヨキだが、ヨキにとっては大勢だ。
だが一度聞いた名、覚えておくぞ」
(エリナの手が紅茶を注ぎ終えるのを待って、飲みさしのカップを手に取る。
イヴェットとエリナ、二人へ向けて)
「……特に隠し立てすることでもない。ヨキは教師で、異邦人だ。
だからと言って、避けられるも好かん。
素行だの、単位だのと、君らに後ろめたいことがなくばヨキに付き合うがよい」
(乾杯はカップを軽く掲げるに留め、紅茶を一口)
■イヴェット > 「いえ、イヴも此処には来たばかりなので助かりました」
(異邦人、と聞けば矢張りと安心したように笑う)
(朱色のキャスケットをおもむろに外して、空席の自分の横に置く)
(つんと張った耳が露わになる)
「エリナさん、はい。たぶん覚えられたと思います」
(斜め前のエリナに小さく会釈を)
「ヨキさんは先生だったのですね。其れじゃあヨキ先生、と。
イヴも先生と同じで異邦人です。遠い、遠いところに住んでいました。
後ろめたいことはないので喜んで、です」
(軽くグラスを持ち上げて、乾杯をひとつ)
■エリナ > 「ヨキ先生に、イヴさんですね。」
イヴの耳には全く動じる事は無くただにっこりと優しく微笑んでいる。
「ではこの席は全員が別世界からやってきた旅人ですね。」
自分も異世界人であると言っていた。
別段隠すような事ではないがあえて言いまわる事でもない為、あまり口にすることは無い。
そして、ティーカップを少し持ち上げ乾杯のモーションをとるのだ。
■ヨキ > (イヴェットの尖った耳を、他愛のない寝癖や、ささやかな髪飾りと同じほどに一瞥する。
自らの垂れた耳を摘んでみせると、犬の耳に似た平べったい耳介が覗いた)
「よほど気が弱いか、耳が良いかのどちらかと思っていた。
……人間の中に飛び込むとなれば、否応なしに案じてしまうものだ」
(エリナもまた異邦人であることに、ふっと笑む)
「エリナ君の方は、心がしかと根付いているようではないか。
『十年一昔』だ。今や異邦人とて、れっきとした常世島の住人よ」
(少女たちの顔を見比べる。その面立ちを覚え込むように。
そうして冗談めかし、)
「二人とも、学校の暮らしは楽しんでいるかね?
試験期間中に、教師が尋ねることではないだろうが」
■イヴェット > 「人とは少し違ってますから、イヴの。
あぁ、でも───耳がいいのも気が弱いのも当たりです」
(自信なさげに耳を覆って、困ったように笑う)
(彼の人とは違った両の手をじいと見つめれば、何処か嬉しそうに微笑んだ)
「はい、編入したばかりで右も左もわかりませんが親切にしてくださって。
サムライさんも云ってたけれど"学友"って素敵だなあ、って思いました」
(昼間に異邦人街で道案内をしてくれた親切な和服の男子生徒を思い浮かべる)
(学友として素敵な出会いを、と云ってくれた)
(彼の言葉通り自分が素敵な出会いをしていることに気づけば、不意に頬を緩ませた)
■エリナ > 「ふふ、大丈夫ですよ。お母様の友人にもイヴさんの様に可愛らしい方がいらっしゃいました。」
にこやかな笑顔で言うエリナ。そして紅茶を一口飲んで、語る。
「私はどうでしょうね、見た目はヒトと変わりませんが。
あ、でも学校生活は充実していますね、魔術を学び、理を学び更なる高みへと向かって行くのを実感していますし。」
今でこそ常世島の住人だが、ここにやってきた当初の自分と目の前のイヴェットを重ねて見ているのかもしれない。
■ヨキ > (カップを持つヨキの手は、人と明らかに形を異にしている。
手袋にこそ覆われているが、ほかの人間と同じように平然とテーブルの上に置かれている)
「ほう、ここへは来て間もなかったか。
気が弱いとか、臆病などというのは――考えようだ。
なにも悪く作用するばかりでないと、そいつを見つけてやるのがヨキのような教師や、君の友人たちの務めだからな」
(『サムライさん』と聞いて、また豪儀な友人を作ったものだ、と笑って)
「ヨキに魔術は向いていなくてな、エリナ君のようにはなかなか行かん。
エリナ君は……魔術に向いた人種、といった具合かね?
学びは、過ぎて毒にならぬうちが華だ。楽しみを見い出せているのならば、何よりだ」
■イヴェット > (其の堂々とするヨキの立ち振る舞いと異邦人だと云うエリナを興味深そうに眺めたのち)
(気にしない、と云わんばかりにふわりと広がっていた髪を耳に掛けた)
「もっと自信を持てれば、いいんですけどね。
お父さんとお母さんの半分半分で純粋なメロウじゃないので如何せん自信がなくて」
(これから治していきます、とはにかんだ)
(魔術、と聞けば興味深そうにその大きな耳を傾ける)
「エリナさんは魔女さんなんですか?」
(きょとん、としてひとつ問うた)
■エリナ > 「そうですね、魔術に向いているのでしょう。お父様は魔導師でしたし、お母様も魔術は得意としていたので。
学びに過ぎる事はありません、毒があるのだとすればそれは道を踏み外すからではありませんか?」
遠い故郷を懐かしんでいるのか、少し嬉しそうな表情で語ったエリナ。
そして、イヴェットの問いに優しく答えるのだ。
「魔女ではありません、私の母はサキュバスなのですよ?」
■ヨキ > 「メロウ?たしか、人魚の呼び名だったか。
……ならばこれは、君を知らぬヨキの戯言だが。君の父と母は、種の垣根をも乗り越えたのだろ?
そうしてイヴェット Yvette の名を君に与えた――恐らくは、さまざまの願いを込めて。
自信なくば、なくともよい。
『サムライさん』やエリナ君や……このヨキのような者が、同じ学園に在ることだけを忘れなければ」
(目を伏せて紅茶を飲む。
エリナの問いに、穏やかに首を振って)
「正道とて毒は、ある。
それが外から呑まされるものか、自らのうちに知らず芽生えるものかは、染みゆくまで判りはせんが。
その晴れやかな面構え、くれぐれも失わずに居ることだ」
(エリナがサキュバスの娘と聞いて、イヴェットの反応を見遣る)
■イヴェット > 「ええ、人魚と人間の血を半分ずつ。
この髪はお父さんと、この眼はお母さんと同じなんです」
(彼女にしては自慢げに、何処か得意げに)
(髪を一房だけ前に持ってくれば、嬉しそうにひと撫でした)
「はい、屹度大丈夫だと思います。
だってこんなに素敵な先生とお友達がいるのですもの、ゆっくりゆっくり頑張ります」
(ふわり、落ち着いた笑みを浮かべる)
(エリナの言葉を聞けば、じいとエリナを見つめた)
(外見は普通の人間と変わりはない)
「サキュバスさん、でしたか。
イヴの故郷にもいらっしゃいましたから、なんだか懐かしいです」
(にぱっと悪戯気に微笑む。小さな八重歯がこっそりと覗いた)
■エリナ > 「ええ、初心を忘れる事無かれとお父様にも言われておりますので。」
再び紅茶を一口飲みヨキへ微笑んで見せるのだ。
そしてイヴェットの視線に気付き、にこやかに自分の事を話すエリナ。
「まあ、そうでしたか。お母様の種族はサキュバスの中で力のある一族だったそうですよ。
お父様曰く、心配だから力を封じたと言っていましたが。」
その表情に負い目は見られず自信に満ち溢れていた。
■ヨキ > 「良い色を受け継いだな。宝物という訳だ」
(イヴェットの明るい表情に、わずかばかり遠いものを見るような眼差しが過る。
すぐにどこかへ紛れて、元通りの顔に戻るのだったが)
「メロウに、サキュバスか。多くの種が暮らす世界だったのだな。
常世も長い過渡期を終えれば、誰にも暮らしやすくなろうよ」
(そのような安寧の来ないであろうことを知って、構わず口にする。
エリナの揺るぎない笑みに頷いて)
「エリナ君のように明るい者ならば、彼女の良い友人になれそうではないか。
ヨキは男で、教師だからな。真には判ってやれぬこともある」
(そこまで言って時刻を確かめ、最後の紅茶を飲み干す)
「ああ、楽しい時間ほど早く過ぎるものだ。
あとは……そうだな、エリナ君のポットが空になるまで、しばらくこうしていようではないか」
(談笑の時間は朗らかに流れ、やがて『遅くならぬうちに』と二人の少女を帰すことになるだろう。
別れ際には、その時間ではじめての柔らかさで笑んでみせる)
「ヨキはあの学園が住処だ。いつでも尋ねてくるがよい」
ご案内:「カフェテラス「橘」」からヨキさんが去りました。
■イヴェット > 「はい、それじゃあ学校で、です」
(交互に二人を見遣りながら、また深くキャスケット帽を被る)
(目元は隠れるものの、見える口元は楽しげに緩んでいた)
ご案内:「カフェテラス「橘」」からイヴェットさんが去りました。
■エリナ > 「ごきげんよう。」
優雅に挨拶をして帰路につくエリナ。
心なしか嬉しそうに、鼻歌交じりで去っていくのだった。
ご案内:「カフェテラス「橘」」からエリナさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に綾瀬音音さんが現れました。
■綾瀬音音 > (テストの全日程が終了しだらだらと呑気に遊んだ後、いつものように訪れたカフェテラス。
家に帰る前に一休みしようとミルクティを頼む。
食事は隠れ家に帰ってから取るつもりなので、食べ物は避けた)
はー……つっかれたー!
(約一週間のテスト期間の終了。
やはり開放感があるわけで、大きく伸びをしながら店内を見渡した。
やはり同じように開放感に浸っている人も多い)
■綾瀬音音 > (一個再試もあったが、それは後から問題なく単位を取得することが出来た。
結果が帰ってきている教科は単位を取得できたし、これから帰ってくる教科も自己採点では特に問題ない。
――と、なれば本格的な夏はすぐそこだ。
遊ぶぞ!
と気合も入るものである)
明日海開きだっけ……。
どうしようっかなー……
(水着はまだ買っていない。
と言うか、見にも行っていない。
浴衣で海を歩くのも風情があっていいと思うけれど。
うーん、と悩みながらお冷を飲んでいれば、ミルクティが運ばれてくる。
ミルクティは甘めが好きなので、砂糖を多めに入れてから一口のんだ)
ご案内:「カフェテラス「橘」」にアリストロメリアさんが現れました。
■アリストロメリア > 全てのテストが終了し、解放されれば
(疲れましたけど、アルスマグナ先生の考古学のテストは楽しかったですわね……)
等と思いながら、息抜きにカフェへと足を運ぶ
これから、浴衣や水着を調達しなくては……等と思いながら今後の予定を考えれば――……
「あら、音音嬢 御機嫌よう」
見知った女生徒の顔を見れば、微笑んで
「もし、宜しければお席をご一緒してもよろしいでしょうか?」
と、ミルクティを口に運ぶ彼女に尋ねた
■綾瀬音音 > まあ、水着無いと海楽しめない訳でもないし……
(夏の海には人が結構いるだろうし、誰も気にしていないだろうけれど人に肌を晒すわけで。
――何となくお腹を抑えて溜息を吐き出した。
まあ、水着は取り敢えずお誘いでもあればそれでいいかなって気もする。
恥ずかしいし。
去年授業で使った競泳水着ってわけには行かないのだから。
ウンウン唸っている所で、声を掛けられ顔を上げた)
ああ、アリストロメリアさん。こんばんは。
どうぞどうぞ、適当にお茶しよう?
(と挨拶を返し、此方も笑みを浮かべると向かいの席を勧めよう)
テストお疲れ様。
あ、そうだ、西洋占星術の項目、自己採点では満点だったんだ。
お陰で助かったよーありがとう。
(と、あの図書館でのノートのお礼も告げつつ)
■アリストロメリア > 彼女の言葉に
「あら、音音嬢もこれから水着をお探しになりまして?」
と尋ねつつ
うんうん唸り悩む表情が、豊かで可愛らしい
快い返事と、彼女の清楚さの感じる可憐な笑みを向けられれば喜んで
「ありがとうございますわ」
と、勧められた向かい合いの席へと腰をかける
簡単にメニューを眺めて、夏らしいダージリンの水出しアイスティーを決めれば
通りすがった店員に頼んで
お疲れ様ですわ、お互いここ1週間程は大変でしたわね……
本当ですの?音音嬢も満点おめでとうございますわ
恐れ入りますわ……お役に立てて光栄ですわね
と、柔らかい笑みから嬉しさが滲む
好き、とはいえ魔術の話になると若干暴走しがちの面があるので
若干色々と話し過ぎ、まくしたててしまった申し訳なさがあったようだった
■綾瀬音音 > んー……どうしようかなって。
こうね、人前でお腹晒すのはかなり恥ずかしいから、水着無しでもいいかなーとか、
やっぱり夏は水着かなーって言う間で悩み中だよー。
ワンピースは子供っぽいしね
(と唸ってた悩みを告げつつ。
小さな悩みだが、これはこれで本当に悩みどころだと、難しそうに告げた。
向かいに座った彼女にそっちも? と質問を返し)
もー、本当に一週間の間辛かったよー。
適当に息抜きもしてたけどね、それでもね。
うん、ありがとう。
結構配点多かったから、本当に助かったもん。
(光栄、だなんて言葉は帰ってくるとは思わずに照れてしまう。
ミルクティを一口飲んだ。
此方とはして興味深い話が聞けたので、勉学の時間だったとはいえあの時間は楽しい時間だったようだ。
テストの結果にも繋がったことでもあるし)
■アリストロメリア > 「そうでしたの(――……と、頷く彼女であったが、彼女の話を聞いて暫くして――……)
…………えっ!?お腹を……!?」
と、目を丸くすれば
少し顔を近づけて内緒話をするように、ひそひそと
「恐れ入りますが、こちらの水着って……ど、どういうものですの?」
動揺を隠せない表情だった
彼女の居た地方の水着というのは、所謂此方で言う所のヴィクトリア時代のものに近く
水着と言っても洋服の方のワンピースに加え、タイツなどで肌を覆っていたのだった
故に、まさか此方にあるほぼ下着的なあれとは露知らず
自分の地方の水着の紹介話をしつつ
「……人前でお腹を晒すとなると、スタイルが気になりますわねぇ」
彼女の悩む気持ちが、非常~~~~に良くわかった
「……恥ずかしいながら、私も太ももや足が太いので……」
と、溜息交じりに語る
ダイエットしておけばよかった等と思いながら
「本当ですわ、テストで成績も決まりますし……発表されるまでが嫌ですわよねぇ
適当に息抜きしても、息抜きって気分あんまりないですわよね。テスト前ですし
どう致しまして
結構、占星術って覚える事多くて大変ですものね
特に始めのうちは分かり辛くて大変だと思いますが、お互い頑張りましょう」
と、微笑んだ。お礼等がしっかりと出来ていて良い子だなと思いながら
運ばれてきたダージリンのセカンドフラッシュの、水出しティーを口に運ぶ
この特徴あるマスカテル・フレーバーはジュンパナ茶園のものだろうか
水出しながら香りを感じつつ、良い茶葉を使用している
興味深かった様で、ホッと一安心したようだ
彼女のテストの助けにもなった事に嬉しさも感じつつ
「音音嬢はどんな教科が得意だったり苦手だったり致しますの?」
と、尋ねる
■綾瀬音音 > …………え?
(確かに古風な彼女であったが、まさか異邦人だったとは思いもよらず、此方の水着、と言われると首を傾げる。
どういうものかと訊かれれば、いつだったか入れっぱなしにしていたファッション雑誌をスクールバッグから取り出すと、水着の特集ページを開く。
説明するよりも、見たほうが早いと思ったのだ。
色とりどり、色々な種類の水着の写真が載っているそこを示しつつ)
……うーん、それそれで溺れそうな水着だね……動きにくそう。
こっちのはこんな感じ、ソッチのとは正反対で、下着に近い感じだね、それこそブラとショーツ……
(彼女の話に自分の普段着の様な服で泳ぐようなイメージを浮かべつつ、此方の水着の話をしつつ、考えたら下着姿で出歩くのか、と思うとちょっとがっくりしつつ)
そうなんだよ!! そんなにセクシーなお腹じゃないからね! 悩むんだよ!!
……そんな感じはしないけどなぁ……でもそれならパレオとかで隠すって手もあるけど
(コンプレックスというものは他人が言っても仕方がないものだろう。
ただ、太ももについてはそんな事を言いつつ。パレオ付き水着をゆびさしながら)
理解度を知るって意味でも必要なのは解るんだけどね、やっぱり苦手意識のほうが大きいよね、テスト。
んー……まあそこら辺はメリハリ付けて、かなぁ。
今は思いっきり遊ぶんだ! って決めたら遊んで、今は一生懸命勉強する! って決めたら勉強して。
まあ、初めてやる学問だからね。でも楽しかったかなぁ。
基礎学だから広く浅くだけどね、私が取ってる講義だと。
……うん、そうだね。またなんかあったら聞いちゃうかもだけど。
(彼女の紅茶を飲む様子に、ここの紅茶おいしいよねーと笑いながら。
本当にここは何を頼んでも外れたことはない)
得意科目は暗記系かなぁ、逆に計算とかが必要なのは苦手傾向かも。
一番得意なのは日本国語かなぁ、あれは本当に感覚で何とかなるから、ラクなんだよね。漢字は暗記でいけるし
(日本で言うところの高校二年生程度の講義を中心に選択していることも付け加えつつ)
アリストロメリアさんは、魔術系なのかな、やっぱり得意なの
(と質問を返した)
■アリストロメリア > 驚く彼女に、簡単に「実は、ここでは無くて他の場所から参りましたの……」等と言いつつ
彼女が取り出してくれたファッション誌の水着特集を見せて貰えば
一瞬、驚きを隠せない表情をする
「……これは――……いえ、音音嬢、ありがとうございますわ
教えて頂かなかったら私、今頃海で場違いな格好をして恥をかいていた所ですもの」
と、お礼を言い
雑誌は手元にないので、簡単にノートに、セーラータイプのワンピースの様な水着を
「此方はこんな感じで……」等と言いながら見せた
「本当、全く違いますわね……驚きましたわ。此方の方から見たら、普段着のまま海に入る様な感じになりますわよね……」
等と言いつつも
とても、泳ぎやすそうなのと涼しそうなのはいいな、と密かに羨ましく思っていた
ただ、あの格好はとても勇気がいるなと同時に思いながら
「……わかりますわっ……私も油断すればお肉が付きやすい方なので
お腹周りは本当にすぐ贅肉が付いて困りものですわよね……(溜息)
……そうでしょうか?あまり太く見えなければいいのですが……パレオ?
成程、これはいいですわね」
等と、音音嬢の指先のパレオ付き水着を見て
(これなら、他のよりも着やすいですわね)
と、内心安心感した
「同意ですわ。何か試されている感じが……こう、嫌ですわよね
そうですわよね、とりあえずテストで勉強詰めは終わりましたし、夏休みを満喫したいですわよね
(楽しみですわね、等とにっこりしつつ)
知らない事を学ぶのは楽しいですわよね、私もアルスマグナ先生の考古学が面白くて……
成程、音音嬢は基礎学を学んでおりますのね
ええ、私で教えられる事でしたら……私も、音音嬢に何か教わる時は宜しくお願い致しますね」
彼女の言葉に頷いて
「……本当に。此方は以前1度足を運んだ事がありますけれど
その時頂いたアフタヌーンティーセットと、抹茶オレが美味しかったですわ」
等と言いつつ
こんなに美味しいと、全メニュー制覇したくなってしまう
「成程、暗記が得意で計算が苦手ですの
日本語……凄いですわね。あれとっても難しくて混乱しそうですわ」
驚きを隠せない様子と、尊敬のまなざしで
何が面倒って、日本語というのはひらがなカタカナから始まって、漢字は中国漢字とはまた違う等
面倒くさい上に非常に暗記箇所多すぎて、非常に苦しいのだ
彼女の習っている講義を頷きながら聞いて、自身も尋ねられれば……
「そうですわね、魔術を専行しておりますしお家も魔術師の家系でしたので
西洋系の魔術や神話等は得意ですわね」
等と言いつつ。西洋魔術専行の為、神話や聖書、西洋占星術、ヘブライ語、錬金術、卜術のタロット等が加わりつつ
数学や物理や科学、生物等は高校1年レベルで、1年生の新入生相当であるが
彼女の居た場所よりも、学問が発達していて驚いたらしい事を明かす
■綾瀬音音 > (簡単な説明にはそうなんだ、とあっさりとしたもの。
ここでは何も珍しいものではないし、自分が勝手に思い込んでいただけなのだから。
驚く彼女に話を聞けば、確かに文化からして違ったのだろうと理解も出来る。
どちらかと言うと、肌を見せることを良しとしない文化なのだろうかと思いながら、彼女の書いてくれた水着と雑誌を見比べて)
確かにそんな感じの水着だったら、普段着で泳いでるーって思われちゃうかもね。
でもお腹が隠れるのはちょっと羨ましいかも……。
(そこが重要らしい。自分の身体で何が一番コンプレックスかといえばお腹なのだ)
何かこう、ぷにって! ぷにって!!(お腹の肉が)
異能使い続けてれば痩せはするんだけど……結局食べちゃうから関係ないんだよね……。
私は気にならないけどなぁ、でも、そういうものじゃないんだよね……。
そうそう、これなら隠れるし、かわいい感じになるからいいよね
(うんうん、と頷きながら。
隠したいところは隠してしまうに限る)
そうなんだよ! ちゃんと勉強してるよ! って思うんだけどね。そうじゃない人もいるけど。
やっぱり明確な数字になるのが辛いんだよね。
そうそう、夏を楽しまないと!!
アリストロメリアさんは夏休み予定とか入ってるの?
(楽しみ、と言う言葉には頷いて。予定などを訊ねつつ)
こう、時々全然別の教科なのに繋がったりとかすると、本当に楽しいなって思うよ。
ああ、あの先生の講義楽しいらしいね、私取ってないんだよね……。
だから、基本的に広く浅く、って感じ、やっぱり覚える量は多いかなぁ。
うん、勿論だよ。教えられることなら教えるよ。
(そして、ここの話になれば)
私はもうしょっちゅう。常連かも。
ああ、ティーセット系は外れないよね、抹茶オレかぁ、今度頼んでみようっと。
(制覇と聞けば頷くだろう)
私の場合は日本語は母国語だからね、そこまで難しいって感じたことはないなぁ。ただ、跳ねと払いが厳しい先生だと辛いけどね。結構漢字だけでも配点高いこと多いし
(尊敬の眼差しで見ら得てしまうと、照れてまたミルクティを一口。
自分からすれば慣れ親しんだ自国の文化なのだ、読み書きに関しては殆ど不自由はない。
そして、彼女の専攻を聞けば、今度はこっちが尊敬の眼差しを向ける番)
わ、この前チラッと聞いたけど、西洋魔術って結構広い学問だもんね。
ヘブライ語とかちんぷんかんぷんだよ。
でも、神話とかは楽しそうだなぁ、神々と英雄の物語って印象だし。タロットとかも覚えたら楽しそうだけど……あれも確か星占術と関係あったよね
(と、自分の知ってることなんて現代の一般女子と殆ど変わらないものではあるけれど。
話を聞けば面白そうだとやっぱり思うのだ。知らないことを、知るのは楽しい。
学問の発達については、此方の世界でも地域差もあるからねー、と気楽な調子)